するりと伸びた、骨ばった手。
僕なんか必要ないって執拗に説く、薄い唇。
意思の強い、鋭い双眸。
真っ黒だけど陽に当たると少し茶に透る髪。
大好きな怒鳴り声。
余りにも好きすぎて、
好きすぎて、好きすぎて、好きすぎて、
いっそ目の前から僕が消えてしまえばいいという考えすら滅するほどに。
誰より至近に努めてる。
煙たがるけど、そんな関係が本当に好きで。
「気持ち悪い」って言われても、
僕は笑える。
そのくらい、そのくらい。