土方さんが僕に笑い掛ける。
屈託のない顔を僕に向けてくれる。

それが何を意味しているか、
分からない僕じゃないから、

僕は表情を制すことを強いられる。

その顔は、僕だけに向ける顔。
その声は、僕だけに掛ける声。
その手は、僕だけを撫でる手。
その布は、僕だけにかける布。

優しい優しい土方さん、
あと、どれだけあなたを好きになればいいんだろう。


2005.9.14