夢を見る。

総司がじべたに伏している。
何もない場所で、総司が伏している。
俺は怖くて何もできない。

そこで目が覚める。

生きている、生きている。
総司が生きている。

その不規則な寝息を聞いて、漸く取り戻す現実。

総司が生きている。

本当に、それだけで。