「ほんとに好き」
ああ無茶苦茶。
でも気持ちいい。
緩んでる、分かってる、だけど止まんない。
「好き好き好き」
ああ、抱きしめると、ほんと気持ちいいのね。
嬉しいな、嬉しいな、嬉しいな、嬉しいな。
腕の中に今、いるんでしょ?
夢みたい、あったかい、いい匂い。
「なんの、冗談?」
正気に戻る俺をよそに、険しい音源。
覚める夢、冷める酔い、ああ思い出す、俺の現状。
ああ、明日からどうしてくれよう?
耐えてきた日々を無効にした自分に直面した。
謝れば、許されるかな?
ありえないと分かっていても、甘いことをそれでも思う。
04.10.21