NoctVision
通称NoctVision(暗視鏡)と呼ばれる夜間用の光増幅器。可視光線または赤外線の入力で受光面に発生した電子を加速して蛍光面を発光させる装置である。これを最初に商業的に成功させたのが1P25であり、各電極に規定の電圧を印加するだけで他に特別な回路を必要としない。第二次大戦中に米国海軍の委託を受けて開発が行われ、当時欧米人は夜間の視力が劣ると言われていたのを挽回する製品となった。
写真の管の中央部に円周に沿って配置されているのが加速と収束のための各電極である。これによって結像される像は管の端にある接眼部から見ることができる。
次の写真はこの電極の一部と接眼部を拡大したものである。
実際の電極の内部の配置を下図に示す。
暗視管は1P25は1944年に開発されて実用化された。レーダーと暗視管は日本海軍の得意としていた夜戦における優位性を覆す主要な要因となり、また南方戦線における陸軍の夜襲攻撃の多くを敗北に導く要因ともなった。
現在では、この種の装置を用いた製品は軍用だけでなく広く民需用として船舶用、アウトドアスポーツ用に販売されており、米国では$200-300の普及品もある。しかし日本ではこの種製品がその特質から怪しげな商品として見られている面もある。