ミニアチュア管


6AK6(7pinMT)
ヒーター消費電力の小さな(6.3V 0.15A 5極出力管。
小型通信機の音声出力用に使用された。

6AN4(7pinMT)
相互コンダクタンスの高い高周波3極管。
グリッドとプレートの引き出し線はインダクタンス軽減と放熱のために2本づつ出ている。

6AQ5(7pinMT)
6V6とほぼ同規格のビーム出力管。
米国では家庭用ラジオ受信機の標準的な出力管であったが、日本では1ランク下の6AR5が普及した。

テレビの音声信号検波用の特殊管 6AR8
音声検波には当初は双2極管、後にはゲーテッドビーム管6BN6が使用されたが、回路の簡易化と性能向上を両立させるために開発された真空管

5極管 6BA6W
6BA6はセミリモートカットオフで主として短波帯の高周波増幅に使用された。
このWのサフィックスは耐震タイプである。

6BN6(7pinMT)
テレビ受信機のFM検波器に使用されたゲーテッドビーム管。
少ない部品数で大きな利得が得られるが高音質を要求されるFM受信機には使用されない。

6CL6(9pinMT)
テレビの映像出力用に設計された高相互コンダクタンスの出力管。
金属管/GT管の6AG7の後継に相当する。

5極管 12AU6

シャープカットオフの汎用5極管でアンプの初段などに使用された。
この品種はトランスレス用のもの。

12AU7(9pinMT)

中増幅率の双3極管
汎用の双3極管として種々の用途に使用された。

12AX7(9pinMT)
高増幅率の双3極管。
主として音声増幅用に用いられるが、B級出力管として使用することもできる。

12BA6(9pinMT)
セミリモートカットオフ5極管6BA6のトランスレス用タイプ

1X2A(9pinMT)
白黒テレビ時代の高圧整流管。
頂上はプレート。後に出力電流値を下げて耐電圧を向上させた1X2Bに代わられる。
カラーテレビ時代になると、この大きさの管では対応できなくなった。


極めて相互コンダクタンスの高い3極管
通常グリッド接地回路で超短波帯の増幅に用いる。ヒータとグリッドの引き出しピンがプレートとカソードを完全に分離しているピン配置に注意。

5845(7pinMT)
双2極管
この管の目的は雑音基準管として広い帯域の雑音を発生させるためのものである。
Sylvania社製品。

E88CC
Cascode RF-amp用双3極管6922
gm=11500mho

ECC188
Cascode RF-amp用双3極管7308
E88CC/6922の高信頼型

E180F
6688
gm=16500mhoの高周波5極管

E188CC
7308

5656(9pinMT)
高周波双4極管。
6AK5相当の4極管。
Heater : indirect; Uf = 6.3V; If = 0.4A Maximum Ratings : Ua = 200V;Pa = 3.5W;Ug2 150V Pg2 = 0.8W;Ik = 30mA Measured Data: Ua = 200V;Ug2 = 150V;Ug1 =-3.5V Ia = 15mA;Ig2 = 2.3mA;S = 6.2mA_V typical Characteristics : Pushpull C Amplifier f = 300MHz Ua = 200V;Ug2 = 150V;Ug1 =-13.5V;Ia = 45mA;Ig2 = 9mA Ig1 = 3mA;Pa = 2.5W

5725A
高周波5極管6AS6の特殊用途タイプ
6AK5と非常に形が似ているが第3グリッドがカソードと分離しており、このグリッドでの制御を考慮した設計になっている。