戻。
世界を眺めていた、ずっと。
あたしはたぶん夢を見て、
まだ逢ってもいない貴方を夢見て、
それを追い掛けていた、少し。

手を伸ばしても貴方は透けて
想像力の乏しいあたしは、
また一筋の涙を流すんだ。

どうか忘れさせてくれるのなら。
見えない掴めない貴方を想って、
もどかしい思いに駆られずに済むでしょう。
もう枕を濡らさずに夜を過ごせるでしょう。

独り生きる、
あたしはティアーズ・ドゥター。