「どうして枯れた花なんか飾ってるの?」
君が凄く不思議そうに、水だけが日の光に輝いた花瓶に指を向けた。
つい数日前までは、花まで輝いていたのにね?
私はそっと目を閉じた。
「だってさぁ、」
そして、二人ともその花を見つめながら。
「人間と同じでさ。そのときを過ぎたらキレイじゃなくなるの。
でもさ。人間はどんなに歳をとっても存在が大事にされるのに、
どうして花は枯れたら捨てちゃうの?」
「……仕方ないんだよ。きっと」
君も私も盛んに“存在”を模索してるから。
そこにある花の存在は私が覚えておくんだ。
私ガ、腐ルマデ。