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テキスト ボックス: ふたすぢの水に逢ひたる蘆の角
             鈴木久子

独活きざむ二本の指に渋の色
             清 和江

千枚田黒土光る穀雨かな
             関和しづ 

余寒なほ法要つづく正座かな
             野孝子

裏の山より走り出す春の雷
             山ミチ
萌草集 7月号