5月24日、横浜市青葉区内に古代縦穴住居跡が発掘されたとの情報を得ましたので、雨の中、訪問しました。

場所は東急田園都市線、あざみ野駅と江田駅の中間地点(新石川一丁目)で、旧道、横浜生田線の東側高台です。
東急建設が請け負ったマンション「ベルビーあざみ野ヒルズスクエア」の建設現場で発見されたもので、数ヶ所の古代縦穴住居跡が発掘されていました。調査終了次第、マンションの建設が始まります。

この付近は「釈迦堂遺跡」として昭和58年に横浜市教育委員会による発掘調査が行われ、その後「日本窯業史研究所」によって本格的に調べられました。
付近には「観福寺裏遺跡」や「虚空蔵山(こくぞうやま)遺跡」などが確認されており、いずれも弥生時代から古墳時代のものと確認されています。
古代の人々はこの高台でどのような生活を営んでいたのでしょうか。


正面のマンション(ダイアパレスあざみ野)の後ろ側高台で見つかる。


マンションの直ぐ後ろ側の縦穴住居跡、4本の柱跡がはっきりと。
右手前方に東名高速道路が。(南方向)


高台からの北方面の眺めは素晴らしい。ここから下の道路まで
マンションが建てられる。
右手奥に東名高速道路が。


隣り合った縦穴住居跡。家の大小は家族の権威順か。
高さが同じレベルなので同時代の住居跡か。


一番大きくて深い穴は梯子を掛けた入り口か、或いは竈跡か?
4〜5畳ほどの広さ。

    
やがて北斜面にこんなマンションが。