2004年3月23日(火)に、横浜みなとみらいホールにて押川康子さん(元D組)と押川涼子さん(押川さんの妹さん)のピアノジョイントリサイタルが開催されました。素晴らしいリサイタルの後、押川さんの話を伺いました。リサイタルには黒田先生もお見えになり、久しぶりの再会に喜んでいらっしゃいました。
場所は、横浜みなとみらい小ホールで、440名ほど入る会場に多数の観客がいらしていました。最初は、妹さんの涼子さんがピンクのドレスで登場し、ショパンの即興曲第2番と同じくショパンの華麗なるワルツを演奏しました。
・リサイタルの案内(小:60KB)
・リサイタルの案内(大:480KB)
・リサイタルプログラムの表紙(サイン入り)
リサイタル直後の押川さん姉妹。左が妹さんの押川涼子さん、右が押川康子さん→
慰労会にてインタビューを行いました。
○ドイツにお住まいになられ、久々に日本に帰られたと伺いました。
◎はい、前回帰国したのは1987年で17年振りに帰国しまして、日本の変化、特にここ横浜の町が大きく変貌したことに驚きました。
○17年振りではさぞ驚かれたことでしょうね。押川さんは当時横浜在住で、目黒十一中に入られたきっかけは。
◎ピアノは四歳から始めまして、小さい頃からずっとピアノを練習していました。都立芸術高校を目指すため、越境して十一中に入学しました。十一中はとても楽しかったです。
○十一中卒業後はどのような進路を?
◎都立芸術高校から東京芸術大学のピアノ科に進み、さらに東京芸術大学の大学院を卒業しました。
○その後、ドイツへ?
◎はい、大学院の後、さらに新しい可能性に挑戦したくて、ドイツへ留学し、そのままドイツで暮らしています。
←慰労会会場での押川康子さん
○ドイツ・ハンブルグでの暮らしはいかがですか。
◎主人とはドイツの語学学校で知り合いました。レバノン出身です。子供は13歳と14歳の男の子と女の子です。
○家では何語で話をされていますか。
◎ドイツ語と日本語、アラビア語です。子供は日本人学校にいまして、日本語も話せます。
○ピアノの先生をなさっているとのことで。
◎ハンブルグの音楽学校でピアノの講師をしています。今は午前中に自分の練習を行い、午後は学校で教えています。
○今回は慌ただしい帰国ですね。
◎ハンブルグの学校が3月から始まっていまして、なかなか休みにできず、今回は3月20日に帰国し、31日にはもうドイツに戻ります。
慰労会後の記念写真。前列中央から押川涼子さん、押川康子さん、山口明子さん。後列左から広瀬君、右から御厨君、五十嵐宰君、栗山。その他は、涼子さんが講師をされている洗足学園音楽大学の関係者の方々。→
○お二人が日本とドイツで離れていまして、リサイタルの準備はどのようにされましたか。
◎今回の企画は、1年ほど前から始めまして、妹の涼子が中心となって進めてくれました。二人でのリサイタルは初めてです。
○練習はいつ頃から始められましたか。
◎忙しくて、結局きちんと始めたのは3月に入ってからで、プレッシャーもあり、とても大変でした。
○涼子さんとの連弾、楽譜を見つめての緊張感が漂っていましたが・・
◎ソロの練習に手一杯で、妹と一緒に連弾を練習したのは30分ほどしか時間が取れず、ほとんどぶっつけ本番でした。今は無事終わってほっとしています。
○今後、帰国される予定は。
◎子供が大きくなりましたら、一度帰国しようと考えていますが、今のところは予定がありません。次に帰国しましたら、皆さんとぜひお会いしたいです。
最後に、再会を約束しまして、解散となりました。
ショパン | 即興曲第2番 | 嬰ヘ長調作品36 | 押川涼子 |
ショパン | 華麗なるワルツ | 変イ長調作品42 | 押川涼子 |
シューマン | 子供の情景 | 作品15 | 押川康子 |
リスト | ハンガリー狂詩曲第12番 | 嬰ハ短調 | 押川涼子 |
アルベニス | 組曲「イベリア」第1集 | 押川涼子 | |
ドビュッシー | 「映像」第2集 | 押川康子 | |
ドビュッシー | 小組曲(4手のための)より | 押川康子&涼子 | |
(アンコール曲) | 押川康子&涼子 |
ムービー(画面が暗いのはご容赦ください)
・リサイタル直後1(209KB)
・リサイタル直後2(黒田先生と)(533KB)
・押川康子さんインタビュー(462KB)
・押川涼子さんインタビュー(579KB)
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おまけ写真
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リサイタル直後の押川康子さん
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黒田先生と押川康子さん・涼子さん・・黒田先生は涼子さんの十一中時代のクラブの顧問をされていました
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黒田先生を囲んで・・前列左から山口明子さん、黒田先生、後列左から栗山、御厨君