2004年1月25日(日)に、八雲住区センターにて、初釜(風)としまして、同窓生の茶会(その2)を開催しました。今回も、皆様のご協力によりまして、無事終了致しました。深く感謝致します。
場所は、前回のお茶会と同様に、八雲住区センターの和室です。亭主は私(栗山)、半東と水屋は、室賀さん(全般に渡って大活躍、お疲れさま)と室賀さんの次女の紅緒さん(今回は怪我のため着物はパス・・今は完治して元気いっぱい)にお願いしました。
お客様は、正客に田熊久実さん(紫尽くしでした・・八掛も)、連客に芹沢さん(着物は二回目、似合っています)、竹内君(ドライバ役ありがとう)、広瀬君(新品のスーツで参加)でした。
お茶会のテーマは、「初釜 今年も良い年に」としました。
掛軸は、茶杓「宝珠」を作られた西山松之助氏の茶杓記にしまして、西山氏の卒寿記念というご長寿と「宝珠」という銘で二重のめでたさを表現しました。花入は曾呂利で、花は蝋梅(ろうばい)と朴伴椿(ぼくはんつばき)を入れました。香合は、申歳に合わせて「見ざる言わざる聞かざる」の三猿です。
水指は厳粛さを考え、真塗の手桶にしました。濃茶は備前焼の肩衝と、水指の黒と赤の対比を狙って主茶碗は赤楽という取り合わせです。茶杓は、西山氏の「宝珠」で、とても堂々としたものです。
薄茶は、亀甲模様の棗と赤志野のお茶碗で、点てました。亀甲模様は、おめでたさと六角形から六代目を表していると川端氏が話していました。表面は石地(いじ)塗といって、ざらざらしています。
主茶碗を作られたのは、利茶土氏というアメリカ出身の方で、陶芸に魅せられて、京都とアメリカに窯を持ち、両方を往復して、作陶活動をしています。
干菓子器は、正月にお願いして、お茶会の前日に届きました、できたての岩淵氏の四方盆です。きれいな干菓子を引き立たせています。茶杓は長谷川和尚の「吉祥」にしました。
多々反省しつつ、第三回目のお茶会の開催を期して、散会しました。
掛物 | 「宝珠」茶杓記 | |
(内容) | 長州山陽の園村元昭氏から到来の実竹 | |
中節上の大穴より強烈なオーラを噴出しあり、依て宝珠と銘したり | ||
花入 | 唐銅・曾呂利 | 大西清右衛門 |
花 | 蝋梅、朴伴椿 | |
香合 | 三猿 | 亀井樂山 |
釜 | 筒釜 | 常什 |
炉縁 | 真塗 | 常什 |
水指 | 真塗・手桶 | 山中塗 |
茶入 | 備前焼・肩衝 | 伊勢崎競 |
仕覆 | オランダイチゴ | |
薄器 | 亀甲絵朱石地塗大棗 | 川端近左 |
茶碗 | (濃茶)赤楽 | 吉向十三軒窯・吉向翔平 |
(替え)絵唐津 | 不東庵・細川護煕 | |
(薄茶)赤志野 | 利茶土ミルグリム | |
(替え)仁清写金砂子色紙草花絵 | 中村秋峰 | |
(替え)萩焼・井戸 | 指月窯・波多野善蔵 | |
茶杓 | (濃茶)卒寿祝「宝珠」 | 西山松之助書付 |
(薄茶)「吉祥」 | 長谷川寛州書付 | |
建水 | 木地曲 | 高木又三 |
蓋置 | 緑釉蓋置 | 樂吉左衞門 |
菓子器 | 松竹梅花鳥菊柴垣文様 | 時代 |
染付菊唐草文様 | 時代 | |
菓子 | やぶこうじ・侘びすけ | ちもと |
干菓子器 | 一閑溜塗四方盆 | 岩渕祐二 |
吹上盆 | 象彦 | |
干菓子 | 迎春縁起物尽 | 駿河屋 |
有平結び・琥珀水仙 | 鶴屋吉信 | |
茶 | (濃茶)長松の昔 | 柳桜園 |
(薄茶)青雲(新春用特別抹茶) | 一保堂 |
おまけ写真:
参加者一同(左から広瀬、室賀、栗山、田熊、紅緒、竹内)
女性陣と栗山
男性陣