アルゼンチン駐在報告(第1便)

ブエノスアイレスでの生活

ベランダからの景色  11中48年度卒の同窓生の皆様、お元気ですか?
元3-A野口(現・高柳)みや子です。
私は今、主人の転勤に伴い、南米アルゼンチンに住んでいます。アルゼンチンは日本のちょうど裏側に位置する国、飛行機でロスアンジェルス経由、サンパウロ行き、その後乗り換えでブエノスアイレスへ・・・と、飛行時間だけでも24時間を越す遙か遠い国です。
 こんな遠い国からでも、このホームページのおかげで同窓生の人たちや、先生方のお便りや写真を見ることが出来てとても感激しています。

<家のベランダからの景色:古い高層マンションがいっぱい。マックもあるよ!!ちなみに家は13階です>

 さて、私が今住んでいるアルゼンチン。どんな国か想像できない人も多いと思うのですが南半球なので日本とは季節が反対で今は秋。日に日に寒くなってきました。時差もちょうど12時間です。
人種はスペイン、イタリアからの移住者がほとんどなので白人が大部分を占めています。
首都ブエノスアイレスの中心地は、高層ビルが建ち並び、世界一幅の広い大通り(7月9日通り)が走る大都会です。

ショッピングセンター  私の住んでいる地区は、ブエノスアイレス市内の住宅地で、10〜30階建てのデパルタ(マンション)がびっしり建ち並んでいます。 日本人駐在員のほとんどがこの地区に住んでいて、比較的治安もいいのです。 しかし建物は古い物が多く、私の住んでいるデパルタも築20年以上で、エレベーターは自分で扉を開け閉めするという旧式の物です。

 車やバス、特にバスは私たちが子供のころ、田舎の方で走っていたようなものが今でもたくさん走っています。排気ガスがひどいので、こんなバスの後ろは走りたくないのです。
また、何本かある地下鉄の1線は、日本のあの丸ノ内線の古くなった物を使っているのですよ!
ブエノスアイレスから車で1時間も走ると、パンパという大草原がどこまでも、どこまでも、どこまでも広がります。広大な大地と広い空を実感できます。

<去年のクリスマスにショッピングセンターで撮った写真です。真夏なので皆半袖です。エスカレータの中央にいるのが私の子供達です>

 貧富の差はとても激しく、高級マンションに住み、金銀のアクセサリーや毛皮を身につけている人もいれば、道端で物乞いをしている人もいます。車が赤信号で止まっている時に「モネダ」(お金ちょうだい)と言って寄って来る子供もいます。閉店間際のスーパーで、売れ残った野菜や果物をもらって帰る人もいます。
食べ物は牛肉がとても安く、おいしいです。何しろ牛が人口より多いそうですから!それを炭火で豪快に焼いて食べるのが「アサード」というアルゼンチンの代表的な料理です。

イグアスの滝  ところで、私の毎日の生活ですが・・・
日本にいた時同様、家事・雑務に追われる毎日ですが、テニスをしたり習い事をしたりもしています。
その中で、特にスペイン語は生活する上でどうしても必要なので、一生懸命やらなくてはいけないのですが・・・。なかなか頭に入っていかないのが現状です。

<私の両親が遊びに来たとき一緒に行った、ブラジルとの国境にある「イグアスの滝」です。雄大な自然を前にして、すごい・・の言葉しかありませんでした>
これもイグアスの滝

 私の駐在生活も後3〜4年は続くと思いますが、次の同窓会にはぜひ参加したいな!
そして皆と一緒に写真に収まりたいです。
それでは地球の裏側、アルゼンチンより48年度卒11中同窓生の皆様へ。
また駐在報告します。

  1999年5月    野口みや子


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