アメリカからのレポート(第1回)

ウェストポートの紹介

我が家の前庭  日本の皆さん、お元気ですか。丸田ゆかりです。
 これからアメリカの生活、習慣、教育などなどさまざまな話題を、少しづつお届けしていきたいと思います。
 もしご質問などございましたら、いつでもご連絡ください。

 今回は初めてですので、私共がどんなところに住んでいるかをご紹介いたします。

 このウエストポートの町はアメリカ東部のコネチカット州にあります。一柳君がニュージャージー州に住んでいらっしゃるということですが、ちょうどニューヨーク州をはさんで反対側にあたります。マンハッタンへは電車でちょうど1時間で行くことができます(私はまだ1度も行ったことがありません)。ですから仕事場がニューヨークで、住まいがウエストポートという人がたくさんいます。
 海に面しており,海岸もとてもきれいですので、天気のよい日には多くの人が(といっても私たちから見ればがらがらなのですが)泳いだり、日向ぼっこをしたりしてすごします。私もこの夏、年齢を気にせず真っ黒になりました。風が涼しくても日がとても強く、晴れると肌が痛いようです。 <我が家の前庭→>

我が家の裏庭  ニューヨークとウエストポートの間にグリニッジという超高級住宅地がありますが(日本人がたくさん住んでいて、日本人の学校もあり、英語を話さなくても生活できるくらい)、このウエストポートも比較的裕福な人が多いので、のんびりした感じがします。
 私はお会いしたことはありませんが,ポールニューマンも住んでいるそうで、大きな家を見ると「これが彼の家かしら」などどかってに想像し、思わず車のスピードをおとしてしまいます。何を隠そう、小さいころから彼のファアンでした。

 ウエストポートの町全体が高原の別荘地にあるような感じで、森の間に点々と大きな家が建っています。ダウンタウンにはGAPやエディバウアー、タルボットなどもあり、人々も洗練された感じです。
 私共は歩いて20分ぐらいのところに古ーーーい家(なんと1958年に建てられたそうです。他にも物件があったのですが、同年齢ということに愛着を感じ決めてしまいました)を借りています。
 アメリカというと治安の問題が心配でしたが,窓は開けっ放し、かぎもかけずに出かけてしまうこともあります。それでも少し離れた商業地に行く時には用心に越したことはありません。 <←我が家の裏庭>

アスレチック  よく、リスやウサギ、鹿、狸が出てきます。朝には道路にいろいろな動物がぺしゃんこに轢かれて死んでいる姿をよく見ます。たまに鹿までも車にぶつかったのでしょうか、道路わきに横たわっています。
 先日も木漏れ日の中、気持ちよく愛車(これも古ーーーいカローラ)を運転していましたら、突如目の前に鹿が飛び出してきたのでビックリしてしまいました。これまで優良ドライバーでとおってきた私が、鹿をひき殺して減点になったら大変と思わず冷や汗が出ました。とにかく,道路のあちこちに「鹿に注意」の標識が立っています。
 こちらではごみ箱をあさるのはカラスでなく(カラスは動物の死骸を食べています)、鹿やリスです。鹿は日本のどら焼きが好きだということも知りました。賞味期限が切れてしまったどら焼きを、ごみバケツに捨てて(ふたつき)あったのですが,きれいにラップをはがしてなくなっていました。 <WestPortの町のCompo Beachにあるアスレチック→>

 日本人の家族はあまり住んでいないようです。そのせいか日本人の方から励ましの電話を頂いたり、いろいろな情報を教えてくれたりしています。皆さん何年もアメリカに住んでいらっしゃる方たちで、私たちが最初からこの町に住んだことに驚いています。それだけ、慣れるまでには大変ということでしょう。又、近所の方たちがとても親切にしてくださるので、家は古いもののここを選んだことはラッキーだったかもしれません。

 これから、毎日、はらはらどきどき(白髪が又増えたようです)の生活を皆さんにお伝えしていきます。
 お楽しみに・・・

  2000年9月    丸田ゆかり


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