登場人物(注意:さくらと一郎は実在の人物ではありません)
さくら----目黒区緑が丘出身。11中を卒業後、何をしていたかはよく判らないが、
ステキなだんな様と巡り合い、カワイイ二人の子供達に囲まれて幸せな日々をおくる。
一郎----目黒区自由が丘出身。11中を卒業後、自分を磨くため職を転々とし、22歳からは遠洋マグロ漁船の乗組員として世界の海でマグロを追う。生活のほとんどを船の上で過ごすこと15年。その後、手にした資金を元手に事業を起こし、今は目黒に住む。
物語(注意:さくらと一郎はフィクションですが、同窓生との話はノンフィクションです)
2月の日曜日、一郎は自宅の書斎で今年の年賀状を熱心に見直していた。お年玉付きの当選番号を調べていたのである。意外に几帳面な一郎である。
「おっと、当たってるじゃないのこれ。切手シートだよ。やったね〜」
その差し出し人は太田晴也であった。
賀状には「一郎君、ご無沙汰してます。マグロ船を下りたと風の噂で聞きました。中学時代を懐かしく思い出しています。いつか昔話でもしましょう」とあった
律義な一郎は太田君にお礼の電話をかける。
一郎「もしもし」
「ハイ、太田です」電話口からは元気な男の子の声。
一郎「一郎と申します。太田晴也さんをお願いします」
男の子「お父さ〜ん。一郎って人からだよ〜」
突然の電話に少し驚きながら太田君は受話器を受取った。
一郎は切手シートが当たったお礼だと話す。
太田「そうか、それはおめでとう。どう元気にしてる?」
一郎「まあ、そこそこ元気だよ。ところで今電話に出てくれたのは息子さんかい?」
太田「ああ、小学校4年生でね、サッカーをやってるんだ。俺、休日には息子も入っている少年サッカーチームのコーチをしてて、今日は試合だったんだ」
一郎「それはいいね、親子のふれあいは大切だ。晴也は中学時代サッカー部だったよな」
太田「そうだ一郎、今度の土曜日に遊びに来ないかい?春日部は少し遠いけど、ちょうど息子の誕生日だし」
一郎「え、いいのかい?誕生日の日にお邪魔したりして?」
太田「いいさ、お客さんがいた方が楽しいよ。さくらさんも誘ってよ」
一郎「あれ?最近さくらさんとは良く会ってけど、何で知ってるの?」
太田「さくらと一郎が同窓生を訪ね歩いてるって、結構有名じゃない」
一郎「そ、そうなの、ハハハ」
そんな訳で、3月の土曜日、一郎は春日部の駅に降り立った。もちろんさくらも一緒である。
グラウンドに着くと太田君は早速ミニゴールを組立ては始める 今にも雨が落ちてきそうな空模様 太田君は4年生の担当だ |
太田コーチ「ヨーシ!! じゃ、こっちに並んで・・・そう、じゃ、よく見てろよ」 |
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太田コーチ「ちがうったら・・・そうじゃないだろー太田・・」 (グランドでは、親子ではない太田親子) |
まるで、トルシエのような太田君?岡田前日本代表監督に似ている? | やっぱり親子 Vサインする一輝君と 練習が終わる頃、あたりは暗くなっていた |
豊春サッカークラブの皆さん |
くつろぐ太田君。
奥様「家ではいつもジャージなんですよ」
テーブルにはご馳走が並んでいる。
奥様の手料理に感激するさくらと一郎。
おりしも一輝君の誕生日。
さくらと一郎も「ハッピーバースデイ」を歌ってお祝いに参加。
アルバムを見る太田君とさくら。
快く取材に応じてくれた太田君。美味しい手料理をご馳走してくれた京子さん。変なおじさんとおばさんを歓迎してくれた一輝君、菜津子ちゃん、ありがとうございました。
太田君がコーチをしている『豊春サッカークラブ』では練習試合の相手チームを募集中です。お心当たりのある方は太田君にメールしてください。
さて、お待ちかね、太田君から読者の皆さんにプレゼントです。
プレゼントのお知らせはこちら
第十一話に続く・・(はず)
シリーズ<さくらと一郎の「遊びに行こう!」>では、
さくらさんと一郎さんが皆様をお訪ねします。どうぞよろしく。
さくら役は芹沢啓子(A組)・一郎役は梶誠一郎(A組)でした
企画・取材・出演・撮影・執筆のスタッフ一同(グラウンドにて)でした