sakura & ichiro

同窓生のお宅、お店、縁の地、お勧めのスポットetc
どこかで見たような「さくら」と「一郎」が皆さんをご案内します

サンライト  ヴィレッジの看板 第四話
=サンライト ヴィレッジに行こう!=
今回もプレゼントクイズ付き

登場人物(注意:さくらと一郎は実在の人物ではありません)
さくら----目黒区緑が丘出身。11中を卒業後、何をしていたかはよく判らないが、 ステキなだんな様と巡り合い、カワイイ二人の子供達に囲まれて幸せな日々をおくる。
一郎----目黒区自由が丘出身。11中を卒業後、自分を磨くため職を転々とし、22歳からは遠洋マグロ漁船の乗組員として世界の海でマグロを追う。生活のほとんどを船の上で過ごすこと15年。その後、手にした資金を元手に事業を起こし、今は目黒に住む。


物語(注意:さくらと一郎はフィクションですが、同窓生との話はノンフィクションです)
3月になった。
一郎は仕事の帰り、ふと自由が丘に足を向けた。一郎が生まれ、少年時代を過ごした町。想い出が詰まった町。
週末の夜、駅前は若者で溢れている。駅周辺の町並みもすっかり変わった。なにも無かったはずの裏道にまでお洒落な店が並んでいる。
「あの頃の友達は今なにをしているのだろう」心に淋しさが顔を出す。そんな一郎の目にとまった一枚の看板。
[SunlightVillage/Jiyugaoka/MARUTA.Co.]とある。
「マルタ?」ここは確か丸田さんの家があった場所。となりの建物の表札を見れば「丸田」とある。
翌日、さくらに電話をする一郎
「もしもし」元気なさくらの声
一郎「あ、さくらさんですか?一郎です」いつもの渋い声
さくら「どうも一郎さん。このあいだは楽しかったね。あれから竹内君のお店に行って奥様のプレゼントを買いました?」
一郎「いや、それはまだ。プレゼントクイズもはずれちゃったし」情けない
「実は昨日、自由が丘で丸田さんのお店を見つけたんだよ。夜だったからもう閉まっていたけど、行けば丸田さんに会えるんじゃないかと思うんだ」
さくら「A組の丸田さんね。どんなお店なの?」
一郎「それがどうもマグロ漁船の男としては一人では入りにくい店なんだよ。さくらさん、一緒に行ってみないかい?」写真
さくら「いいわよ。丸田さんに会えるのね。楽しみ。自由が丘に1時で大丈夫?」
一郎「そうしましょう。ではのちほど」
自由が丘駅前で待ち合せた二人は、一郎の案内でさっそく<サンライト ヴィレッジ>に向かった。
一郎「来てくれてありがとう」
さくら「どういたしまして。同窓生に会えるならいつでも飛んでくるよ。お店は何屋さんなの?下着屋さん?」
一郎「いや、下着屋じゃないよ。[草木染め教室]なんて案内も出ていたし。とにかく行ってみればわかるさ」
<サンライト ヴィレッジ>は駅からはピーコックストアの裏手にある。地図

すぐに二人はお店に着いた。中に入ると
お店の前で三人 丸田さん「アーレー、一郎さん。それからさくらさんまで。どうしたのいったい?」
一郎「どうしたのって、この看板が気になったから来てみたんだよ」
さくら「丸田さん、おひさしぶり〜。お店をのぞかせてもらおうと思って」
丸田さん「あら、そうなの〜。狭い店だけど、どーぞー」
さくら「うほほーい。カワイイのがいっぱいいる!」今回も興奮気味のさくら
一郎「へー、ちょっとしたプレゼントに良さそうな物がいろいろあるんだね」
丸田さん「そうなのよ、高い物は置いていないの。値段は子どものお小遣いで買えそうな物ばかり」
さくら「このウサギさんカワユイ!」
丸田さん「そこの物はみんな手作りなの。このお店に来たお客様が今度は自分が作った物を持って来て、自分で値段をつけて置いていくこともあるのよ」
一郎「丸田さんはいつもこの店にいるのかい?」
丸田さん「今は大宮に住んでいるの。だからあまりこのお店にはこられなくて、お店は母と妹にお願いしてしまっているの。今日は私、偶然、実家に来ていたのね」
(本当は偶然ではなく、48netがお願いしてお店に来ていただきました)


お店の中の様子をご覧ください。
(小さな写真をクリックすると大きくなります)

佐良志奈焼土の表面にりんごとあんずの木灰をかけて焼いた[佐良志奈焼]
信州に住む陶芸作家の手による素朴な日用生活雑器

草木染めニット草木染めのニット上下
こちらは丸田さんの作品

草木染め毛糸草木染めの毛糸コーナー
色が最高にきれい

手作りテディ手作りのテディーベア&ラビット
とても可愛い

輸入雑貨輸入雑貨コーナー

小物たち店内はとにかくかわいい小物でいっぱい
見ていて飽きない

アメリカンドールカントリードール
素朴な人形です。こちらも全部手作り

鉋屑人形鉋屑(かんなくず)で造った人形
丸田さんの作品。レジの前に飾ってある。これは売り物ではないのかも

ペットボトルBOXペットボトルをリサイクルした箱。一個250円
お母様の作品。ペーパーナプキンで覆ってある。すぐ品切れに

さくらと一郎
商品のわらじを手にするさくらと一郎

一郎「丸田さんは昔から絵を描くのとかが上手だったね」
さくら「そう、なんかすごいな〜って思ってた」
丸田さん「そうねー、私は創ることが大好きだから。結婚して外資系の会社を辞めてから、建築模型の仕事をしていたの。ところで一郎さん、小学校のころから誰もいないプールで一人で泳いでいたわよね。かっこよかったわ〜。とっても良くおぼえている」
一郎「いやぁー、そうかなぁー」照れる一郎
さくら「建築模型って作るのが大変でしょ?」
丸田さん「大変だけど、模型を作るのは家庭の中でできる仕事だったから、すごく良かったのよね。私は体力が無いから今ではちょっと無理だけど」
一郎「体力が無い?見かけによらないなぁ」失礼な一郎
丸田さん「もともと体力が無い方なのに私ってトントントンってとんでもない方に行っちゃうから、こういうの(お店のこと)があって歯止めになって丁度いいと思っているのね」
さくら「大宮からここまではどのくらいかかるの?」
丸田さん「1時間半くらい。40歳からは体力よねぇ」
さくら「そうよねぇ」
一同しみじみ
丸田さん「男の人は今年は厄年でしょう。うちの主人も厄年のときは・・・・」
まだまだお話は尽きませんがこのへんで。

同窓生の皆さん、是非<サンライト ヴィレッジ>においでください。明るいお母様と声が(も)かわいい妹さんがお店にいらっしゃいます。
お母様、妹さん、そして大宮から駆けつけてくれた丸田さん、どうもありがとうございました。

さて、お待ちかね、丸田さんから読者の皆さんにプレゼントです。
プレゼントのお知らせはこちら




サンライト ヴィレッジ
地図

第五話に続く(と思う)


シリーズ<さくらと一郎の「遊びに行こう!」>では、 さくらさんと一郎さんが皆様をお訪ねします。どうぞよろしく。

さくら役は芹沢啓子(A組)・一郎役は梶誠一郎(A組)でした(なんだよ今回はみんなA組じゃん)

丸田さんとスタッフ
丸田さんとお店の前で


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