痴呆犬か老犬か見極めるチェック
1.食欲、下痢
      (1)正常。 1
      (2)異常に食べるが、下痢もする。
      (3)異常に食べて、下痢をしたり、しなかったり
      (4)異常に食べるが、ほとんど下痢をしない。
   (5)異常に何を食べても、下痢をしない。
2.生活リズム
      (1)正常(昼はおきていて、夜眠る)
      (2)昼の動きが少なくなり、夜も昼も眠る。   2  
      (3)夜も昼も眠っていることが多くなった。
      (4)食事時間以外は眠り、夜中から明け方に動きまわるが制止がある程度可能
      (5)上記の状態を制止することが不可能
3.後退行動
      (1)正常   1
      (2)狭いところに入りたがったり、進めなくなると後退する。   3
      (3)狭いところに入ると、まったく後退できない。   6
      (4)(3)の状態で、部屋の直角コーナーでの転換は可能。   10
      (5)(4)の状態で部屋の直角コーナーでも転換できない。   15
4.歩行状態
       (1)正常   1
       (2)一定方向にフラフラ歩き、不正運動になる。   3
       (3)一定方向のみ、フラフラ(大円運動)歩きになる。   5
       (4)旋回運動(小円運動)をする。   7
       (5)自分中心の旋回運動になる。   9
5.排泄状態
       (1)正常   1
       (2)排泄場所を時々間違える。   2
       (3)ところかまわず排泄する。   3
       (4)失禁する。   4
       (5)寝ていても排泄してしまう(垂れ流し状態)   5
6.感覚器異常
        (1)正常   1
        (2)視力が低下し、耳も遠くなっている。   2
        (3)視力、聴力が明らかに低下し、何にでも鼻をつける。   3
        (4)聴力がほとんど消失し、臭いを異常にかつ頻繁に嗅ぐ。   4
     (5)臭覚のみが異常に過敏になっている。   6
7.姿勢
       (1)正常   1
       (2)尾と頭部がさがっているが、ほぼ正常な起立姿勢をとれる。   2
       (3)尾と頭部が下がり、起立姿勢をとれるが、アンバランスでフラフラする。   3
       (4)持続的にボーッと起立していることがある。   5
       (5)異常な姿勢で寝ていることがある。   7
8.泣き声
      (1)正常   1
      (2)泣き声が単調になる。   3
      (3)泣き声が単調で大きな声をだす。   7
      (4)真夜中から明け方の定まった時間に突然鳴きだすが、制止が可能。   8
       (5)(4)と同様で、何か」がいるように鳴き、まったく制止できない。   17
9.感動表出
      (1)正常   1
      (2)他人及び動物の対して、なんとなく反応が鈍い。   3
      (3)他人及び動物に対して、反応しない。   5
      (4)(3)の状態で飼い主のみにかろうじて反応する。   10
       (5)(3)の状態で飼い主にもまったく反応しない。   15
10.習慣行動
       (1)正常   1
       (2)学習した行動や習慣行動が一過性に消失する。   3
       (3)学習した行動、習慣行動が部分的に持続、消失している。   6
       (4)学習した行動、習慣行動がほとんど消失している。   10
        (5)学習した行動、習慣行動がすべて消失している。   12
  症状判定基準(あなたの犬の採点結果を、下記の点数基準と比較してみましょう)
  基準          老犬           痴呆予備犬                  痴呆犬
判定スコア(100点法)         30点以下         31〜49点               50点以上
ペットのための介護ガイドより