プールサイド
誰もいない
午後のプールサイド
少し疲れたように
水面が光に揺れていた
さっきまで聞こえていた
少女たちのおしゃべりも
風に乗って
水面を渡っていく
四角いプールは
大きな鏡で
私に向けて光を反射させる
瞳が揺れているのは
光が私を呼んでいるから