点訳を始めるには


点燈虫のホームページに「点訳をしたいのだが、どうしたらいいか」というメールをよくいただきます。そこで、点訳を始めたいという方のために、点字・点訳について簡単にご紹介します。

【点訳のルールを覚える】

・点字には漢字がありません。したがって、すべてひらがなで入力することになります。すると、「かねおくれたのむ」のように非常に読みにくく、また意味もわかりづらくなってしまいます。そこで「わかち書き」といって、文節ごとに切って入力することになっています。たとえば、「かね□おくれ□たのむ」のようにするわけです。このわかち書きにはさまざまルールがあります。

・わかち書き以外にも、点字にはいくつものルールがあります。点訳をはじめるには、まずこうしたルールを覚えなくてはなりません

・現在点訳をされている方たちの多くは、市町村などが開催している点訳講習会を受講して点訳の勉強をされています。点訳を学ぶには、広報などでこうした講習会を探して受講されるのが一番よいかと思います。

・インターネット上には点訳を学べるホームページがあります。身近に講習会がない場合にご利用なさってはいかがでしょうか。

【実際の作業】

・実際に点字のデータを作成するには2つの方法があります。

【点訳のためのツール】

  「点訳のしおり」日本点字図書館発行(TEL:03-3209-0241)
  「点訳のてびき」全国点字図書館協議会(取扱いは名古屋ライトハウス TEL:052-654-4521)
  「最新点字表記辞典」博文館新社(TEL:03-3811-4721)


【もう1つ重要なこと】

・点字はすべてひらがななので、点訳していて読めない漢字があったら、自分で調べなくてはなりません。特に、人名、動植物名、地名などには苦労します。実際に点訳をはじめると、こうした調べ物がとても重要になってきます。

以上、ご参考にされて、あなたも点訳者の仲間入りをしてください。



TOPへ戻る