7月1日 (水曜日) 「YTG:大倉尾根、雨山行」

最近の山行は、雨天だと中止にしているのだけれど・・・。
今月末には宿泊山行も控えているし、雨山行の練習もした方が良いという話が纏まり、
丹沢へ、雨を覚悟でかけた。

最初の計画は、「ヤビツ峠から表尾根を塔の岳まで歩き、大倉尾根を下る」だった。
雨が酷いと、表尾根縦走はエスケープが難しいので止めにし、大倉尾根をピストンすることになった。
これならば、歩きながら判断し、引き返すことができる。

昨夜来、天気予報は終始、風雨が酷くなることを告げていたので、気持ちはだんだんと、
「途中で引き返す」が強くなっていた。 それに、大倉尾根なら傘をさしても大丈夫かも・・・と、ビニール傘持参。
前が見えるし、雨が止んだり、風が強くて無理な時は、杖替わりになるかもと。 

これが意外に便利だった。 雨の中、レインウエアだけで歩くとやはり暑くて不快。
傘がさせない様な風は吹かなかった(というか、そこまで高くまで登らなかった)ので、
レインウエアの上着をザックにつっこみ、傘をさすと、とても快適だった。
・・・・でも、これって、雨山行の練習には逸脱しているかも・・・(^_^;)

600m地点「雑事場の平」あたりで、雨が強くなってきたので、大観峰を回って下山した。

雨ににじんだ緑が目に染みて、汗だくの体を癒してくれた。
展望は殆んどなかったけれど、一瞬こんな景色を見ることができた。


大倉バス停に戻ってきて身支度を解いていると、仲間の悲鳴。 「ヒルがいた!」
そして、あちらでも、こちらでも。 「ヒル発見!」
雨の中、ヒル避け薬を持っていたくせに、「直ぐ戻る」という気持ちも有り、使っていなかった。

見つけた全てのヒルを退治し、靴の泥を落とし、バス停前の三角屋根のお蕎麦屋「さかま」へ入った。
ここの、「鰊蕎麦」が絶品。 
コシの有る手打ちそばの上に、1週間かけて下ごしらえしたという大振り肉厚の鰊が載っている。
前回大倉に来たときに感動し、また注文した。 期待通り!

お蕎麦屋でタクシーを呼んでもらい、立ち寄り温泉 湯花楽(ゆからく)へ。
衣服も着替えてすっかり気持ちよくなった。

湯花楽の前からバスで渋沢駅へ。 小田急線に乗り込んだのは3時半ころだった。
登戸まで、おしゃべりしながらのんびり座って帰る予定が・・・
愛甲石田で人身事故、 登戸で接触事故。 相模大野でストップしてしまった。
何時まで経っても停まっているので諦め、仲間のアドバイスもあり、
片瀬江ノ島行に乗って藤沢へ。 そこから東海道で横浜へ。 そこから東横線で武蔵小杉。
やっとの思いでたどり着いた。

実は山行途中、ズボンのポケットに入れていたスマホが誤作動。
しまいには、まったくネットが不通になってしまった。
ドコモショップに寄った方が早いと思い、見て貰って、治ったのは良かったけれど・・・
帰り途中に、そのショップにお財布を忘れたことに気づき、大慌て!
小走りで戻り、中身の無事を確認して一安心。 やっとの思いで家にたどり着いた。

YTGメンバー、6人の山行。 今日も盛りだくさんで楽しい道中だった。 山歩きは短かったけれど、疲れた~。