7月15、16日 「南八ヶ岳縦走 (横岳~硫黄岳)」
山旅スクール 中級コース 「南八ヶ岳縦走 (横岳~硫黄岳)」 テーマは岩稜歩行。
横岳から硫黄岳に連なる岩稜を歩いた。 初めてのヘルメット着用、スリング&カラビナ使用。
今回のTDは久々の亀ちゃん。 参加者26人に大してガイドは4人(白田G、小川G、西方G、原G)
稜線に出ると風速10~15mの強風。 その中の岩稜歩行だった。
でも、あたりは生憎霧に覆われていて、絶壁の稜線を歩いているという実感が感じられなかった。
その為か恐怖感は全く無く、岩稜歩きに対する苦手感はあまり感じなかった。
標高2500mの森林限界を超える高所。
私にとっての課題は、やはり登り坂での呼吸法だった。
深い息継ぎをしているつもりでも苦しさが募ってしまう。
後は歩き込みで体力をつける事と、体を慣れさせる事なのかなと思う。
15日(火)
茅野駅で集合。 タクシーに分乗して美濃戸口へ。
美濃戸口から赤岳山荘までは、アブがまとわりついて大変だった。
虫除けをスプレーしたり、手ぬぐいを振り回して歩いたり。
赤岳山荘の先で、北沢と南沢の分岐で南沢のルートをたどり行者小屋へ向かった。
南沢は程よい山道で歩きやすかった。
行者小屋の少し手前で青空の下に、明日登る予定の横岳が姿を見せてくれた。
とんがっているのは大同心。
行者小屋に到着後、 記念撮影。
チェストハーネスに ラビットノットを付けて ヘルメットを被って、明日の予習
行者小屋から横岳に連なる山並みがきれいに見えていた。
16日(水)
4時起床。 昨夜配られた朝食を食べ、残ったお赤飯をラップで包んでおにぎりにし、ザックに詰め込んだ。
昨日はばっちり青空だったから、星が見えるかと期待したけれど、残念ながら夜空は雲に覆われていた。
今朝も曇り。 昨日美しかった行者小屋からの見晴は無かった。
予定通り、行者小屋を5時に出発。 地蔵尾根を上って6時40分、地蔵の頭に立った。
初めてのヘルメット着用、チェストハーネスにラビットノットを装着スタイル。
生憎雲に覆われていて眺望無し。 風が強いので防風、防寒の為に雨具の上着を着用した。
三叉峰の手前、2800地点のコルので、一休憩。
一瞬雲が切れて、東側の山並みが現れた。
足元で見つけたコマクサ(駒草)。馬(駒)の鼻のような形の花だからコマクサというのだそう。
キバナシャクナゲ
この辺りにはこれ以外にも高山植物がたくさん咲いていた。
チョウノスケソウ(辺り一面このくさに覆われているところが沢山あった)、タカネツメクサ、ツガサクラ、
イワカガミ、コケモモ、ゴゼンタチバナ、ハクサンチドリ、ハクサンイチゲ、キバナコマノツメ、イワベンケイ、
ミヤマシオガマ、ウルップソウ・・・
眺望が無かった分、足元の花達に惹きつけられた。
横岳山頂
硫黄岳山頂
赤岩の頭で。雲が切れて、赤岳とそれに連なる横岳。
赤岩の頭から少し下った地点で横岳を望む。 この稜線をずっと歩いた。
15日(火)の歩行ルート 16日(水)の歩行ルート 11:00 美濃戸口 05:00 行者小屋 出発 12:00 赤岳山荘 (20分休憩) 05:30 地蔵尾根 2500m地点 ヘルメット、スリング&カラビナ装着 15:15 南沢経由 行者小屋 06:40 地蔵の頭 強風の為、雨具着用 08:00 横岳 三叉峰 09:00 硫黄岳山荘 (30分休憩) 10:00 硫黄岳 10:20 赤岩の頭 10:35 赤岩の頭から少し下った地点 (30分 停滞) 12:00 赤岳鉱泉 (30分 休憩) 14:00 北沢経由 赤岳山荘 (20分 休憩) 15:00 美濃戸口