6月24、25、26日 「山旅スクール:鳳凰三山」

山旅スクール 中級コース 「鳳凰三山」 テーマは高所縦走。

森林限界を超える高所登山は、去年の8月以来。
体が順応できていないのか、登りになると息が切れてしまい呼吸が思うようにならず、そ
れに伴って足が重くなり、一歩を進めるのに辛い思いをした。 

24日
夜叉神峠登山口から歩き始めて一時間。 休憩した夜叉神峠で。 
白峰三山の眺めが良いというのだけれど、雲で真っ白。


杖立峠直前で雷鳴が聞こえだし雨脚が強くなり、急遽雨具を装着。
雷に遭遇する前に南御室小屋に到着しようと先を急ぎ、
標準コースタイム5時間半の行程を、休憩を含めて4時間半で歩いた。

25日
鳳凰三山縦走の本番日。

昼前から雷が鳴り出すという予報。 それに遭遇するのを避けるため、3時半起床、4時半出発となった。
昨夜は激しい雷雨、でも朝になったらすっかり上がっていた。
朝食のおにぎり弁当をお腹に詰め込んで、4時20分、予定より少し早めに出発した。
歩き始めて40分、シラビソ林の木立の間から真っ赤な太陽が昇ってきた。 スマホのカメラでは写せなかったけれど。
空気が清々しい! 気分上々。


それから10分、ガマの形をしたガマ岩。 
そこから、雪を抱いた間ノ岳が垣間見えた。 その右となり、木に隠れて見えないのが去年登った北岳。


さらに歩いて10分。薬師ヶ岳から白峰三山(右から北岳、間ノ岳、農鳥岳)を全て眺めることができた !
そして反対側に目を移すと、雲海の向こうに富士山! 


薬師ヶ岳で


薬師ヶ岳から観音ヶ岳へ向かう。 北岳の足元に小さな積雲の影。 この後、この積雲がみるみる大きくなった。


観音ヶ岳

これから向かう地蔵ヶ岳への道程と地蔵ヶ岳のとんがったオベリスクが見晴らせた。
積乱雲が急激に発達し、空を覆ってきた。


地蔵ヶ岳に到着。 オベリスクが間近に見えた。




この後は、雷雲がみるみる発達し、雷が鳴り出す前に小屋に戻ろうと、いちもくさんの早歩き。
行き道に眺望を楽しめたから本当に良かった!
観音ヶ岳かた地蔵ヶ岳へ向かう砂地の登り坂がとてもきつかった。

南御室小屋に雨が降り出す前に到着。 小屋で一段落した後ロープワーク講習。
その後は、お菓子と飲み物(缶ビール、ワイン、焼酎等)を持ち寄ってお楽しみ会。
セツG、テラダG、イデG、ヒワタシTCの絶妙トークと全員の他己紹介で大いに盛り上がった。

26日

5時半、小屋の朝食。 6時半、出発。余裕の下山。 
昨夜は満天の星を仰ぐことができたらしい。 眠りこけて見逃したのが悔やまれる。
南御室小屋の前で。 出発前のひと時。


昨日、一昨日と、急ピッチで歩く癖がついたのか、今日はそんなに急がなくてもいいのに、
標準コースタイム(3時間40分)よりも速い休憩を含めて3時間で下山した。 
24日に楽しめなかった眺望も、帰りの道で楽しむことができた。

歩き始めてすぐ、雲海が広がっていた。


杖立峠で。 山の空気の吸い納め。 


夜叉神峠。 

白峰三山の見納め。 稜線には雲がかかっていた。



優しい緑の林。 道程が終わってしまうのを惜しむようにゆっくり歩いた。

25日の歩行ルート


標高 時刻
2400 04:20 南御室小屋
2720 05:30 薬師ヶ岳小屋
2780 06:05 薬師ヶ岳
2840 06:30 観音ヶ岳
2750 07:30 赤抜沢ノ頭
2700 07:40
07::50
地蔵ヶ岳
2750 07:55 赤抜沢ノ頭
2840 09:00 観音ヶ岳
2780 09:30 薬師ヶ岳
2720 09:35 薬師ヶ岳小屋
2400 10:25 南御室小屋

24日と26日の歩行ルート
24日は 夜叉神峠登山口→南御室小屋、  26日は 南御室小屋→夜叉神峠

標高 時刻
1380 24日10:00 夜叉神峠登山口
1772 24日11:00 夜叉神峠
2176 24日12:25 杖立峠
2514 24日14:00 苺平
2400 24日14:30 南御室小屋
2400 26日06:20 南御室小屋
2514 26日07:00 苺平
2210 26日08:00 杖立峠
1772 26日09:00 夜叉神峠
1380 26日09:30 夜叉神峠登山口