3月19日



糖尿病治療、はじめました




「まぁ、夏になったら冷やし中華が始まるぐらい自然だな。逆にまだ始まってなかったのかって感じだ」


「いやむしろ今のはリリカルなのはを意識してみたんだが……

しかし心が少女なら永遠に魔法少女ってのは夢が膨らむいい理論だね

だからつまり、心が健康ならもしかしたら糖尿だってのもひょっとして何かの間違いだったのでは?


戦わなきゃ現実とッッッッ!!


……まぁ、こうなってしまったら小言は意味がありません。お医者さんの言う事聞いて治療に専念して下さい」


「分かってるよ。医者から散々、もうお菓子は喰うなとかジュース飲むなとか言われたよ……これってあれだろ?


ダチョウ倶楽部的に考えてオイシイ振りってやつだろ?


「まぁ、そういう軽口で自分をごまかすのは追いつめられた人間の知恵だと思うがな。時と場所を選べよ?


桜邪がお前に現実を思い知らせるべく、爪を剥がす準備をしている。この世界に、痛みに勝るリアリズムは無いからな……


あっ、ちなみに俺は樫の木おじさんと呼ばれているスーパースターだ。こっちの淫乱ピンクは桜邪っていうキ○ガイ。こっちの尿の甘い男の説明は要らんな」


「ん? なんで今私達さらっとディスられたんですか? 爪剥いで欲しいんですか? 爪どこか分からないから、とりあえず神経が詰まってる末端」


「いや、久しぶりの出番だしバキ感想の再開で新規読者が見込めるからな。ちょっと今日は顔と名前を憶えて帰ってもらおうと思って」


「え、なんで再開するって決めつけてんの? 範馬刃牙の連載が終わってから……俺のサボり癖にはますます磨きがかかってるんだぜ?


「ん〜、私、立場的に考えると貴方がこれ以上更新サボるならその指が要らないものだと判断するしかないんですけど」


さぁ! 新連載刃牙道の感想は、3月21日の午前11時59分までには更新されるんで是非読んでいってね!!


「それでも翌日の午前中いっぱいまで逃げ道を確保するあたり、お前のクソなとこだよな」


「できれば日付変わるまでにはアップするよ。なんせ糖尿病治療の方で、時間がやたらできたからね……」


「(今年で31になるいい大人が、病気の治療で会社休んで漫画の感想を書くってのもどうなんでしょうか……)


でも、治療って言ってもまだ初期でしょ? そんないきなり休んでいいんですか? まぁ、休めるならそれに越した事はないとは思いますが」


「まぁ、色々あるんだよ。つーか、私さ。2年ぐらい前から一応はジム通いしてダイエットしようとしてたでしょ?」


「あぁ、ヒザが限界だから陸上での運動ができなくなって。プールに通う事にしたんだったな。その割には痩せなかったみたいだが」


「それでまぁ、やってたんだけどね。色々調子悪かったからいい医者にかかってみてさ


どうも、睡眠時無呼吸症候群を併発してたらしくて。ホルモンのバランスが狂ってて、痩せられなかったんだって」


「あぁ、手遅れだったわけですね。睡眠時無呼吸は重度になると睡眠中に空気送り込まないといけませんけど、


その上で体重を減らさないと治りませんからね。じゃあ、無呼吸の治療しながら痩せるって方向になったわけですか」


「そうそう。で、それでやってたんだけど。風邪で寝込む事が多くてね。今年に入ってからなんか、正月から1か月以上寝込んでて


頭痛が止まらんけど、風邪でひと月も頭痛が続くなんておかしいと思って病院で検査してもらったらさ

血液検査の数値的に糖尿で、糖尿だと風邪が治りにくくなったりするわけね。で、検査を重ねて、薬出してもらって今服用中なんだけど」


「飲み薬で済むうちにやっといた方がいいぞ。インシュリン注射とかになると、一生付き合う事になるから」


「うん、だから糖尿を治したいなら痩せろって分かり易い話なんだけど。糖尿治すためには、痩せないとならないでしょ?


で、痩せるためには睡眠時無呼吸のC−PAPってマスクつけて寝ないといけないんだけど……

風邪ひいてるって言ったじゃない。それで風邪がまだ治らなくて、喉が痛くてマスクつけて寝られないのよね

まず風邪を治さないと。痩せるためにホルモンバランスを正すための治療をするために風邪を治さないといけないのよね


で、風邪を治したいんですぅ〜って医者に言ったら、糖尿病で免疫弱ってるから糖尿治さんと風邪も治りにくいよって話で

じゃあ風邪を治すために糖尿を治すために痩せるために睡眠時無呼吸の治療をするために風邪を治さないといけないわけでしてね!!」


「は、八方ふさがりになってるじゃないですか……なんですかそのネズミの嫁入りみたいな負の連鎖」


「この体を蝕む病の連鎖……俺はこれを『我喰らう神蛇(ウロボロス)』と名付ける事にした


無限に己を喰らい続ける蛇のように俺の体を縛り続ける――神の呪いだ」


糖尿病の現実から逃げるために中二病になっても虚しいだけだと思うぞ?


「じゃあ死ぬしかないじゃない!!」(マスケット銃を突きつけながら)


「自殺するなら、ちゃんと咥えないとダメですよ。自殺用じゃないなら、そんな低火力で殺せる生き物はこの場にいませんよ?」


「(なんでただ会話するだけが意義の相方が、そんな大型肉食獣並の戦闘力持ってんだよ)


とりあえずまぁ、そういうわけでね。風邪で寝込んでたから、まぁ、もうちょっと前から休職扱いで休んでてね。有給使い切ったから

それでこのまま入院に繋げて短期集中で体調整えてからまた職場に復帰しようって感じなので。がんばるぞー、えいえいおー」


「まぁ、単純にダイエットとは言えないような難儀な事になってるようだが。適当に頑張れ。なんだかんだで自分でまいた種だ」


「くっ、油断した・・・! 20代の間はいくら食べても病気にならずに体重が増えるだけだったから・・・!」


「そりゃいい年してそんな「私いくら食べても太らないの〜」とか言うOLみたいな認識だったら当然の帰結ですよ」


「と言うわけで、糖尿治療を始めつつ新しく感想も書いてくんでこれからもよろしくお願いしま〜す☆」


「ここまでフレッシュ感のしない心機一転更新再開発言もそうはねぇな」





4月1日


「エイプリルフールだというのにあえて嘘をつかない・・・

不器用だと思われても、僕は正直に生きたいんだ!!



「なら、エイプリルフールにネタをやるって発想をそもそも忘れてて、


前日は前日で入院して時間はあったけど面倒だったから準備もせずに

当日になったら日がな一日、よそ様のネタを享受することで満足してて、

それでまぁ、なんもしないのもすわりが悪くなって、今適当におためごかししてるわけではないんですね?

あ〜、私って嘘をつかれるとつい癖で相手の生爪を剥ぎたくなっちゃう系女子なんですよね〜」



人間のクズだと思われても、俺は自分に正直に生きたいんだ!!



これはこれで爪剥いじゃっても文句の出ない類の発言だと思うが


と言うかほんと、入院して時間あるんだから更新しろよ

最近、どうもお前を心配するコメントが多くて勘違いしてるかもしれんが

基本的にこのサイトに来る人間は、お前が無様を晒す姿を楽しみにしているという事を忘れるな」



何その『むこうぶち』に出てきそうなタイプの人間のクズ


いやだって! こっちも入院して色々とあるんだよ?

朝飯食べて、検査して(30分)、栄養指導受けて(20分)、

昼飯食べて、あとは昼寝したりニコニコでゆっくり実況動画見たり、

最近溜めちゃってたやる夫系の一気読みしつつ夕飯食って消灯時間になって・・・

初日は流石に早寝しようかなと思ってたらうっかりニコ生を極低音量で25時まで視聴しちゃって

正直今も、消灯時間過ぎてるけど昼寝のし過ぎでいまいち眠くないからちょっと暇潰しに更新しようかと・・・・・・」



「すいません、その病院って、バカにつける薬は置いてないんですか?


「どうせだったら、一生懸命なロリっ子ナースが欲しい!

それで、なんか突発的に盲腸になって剃毛とかお願いしたい!!」



「そういう事書くから、WEB拍手で


『相当イっちゃってる文章』とか言われるんだぞ?

お前にとって、それは社交辞令みたいなものだと思ってるだろうが、

それは確実に裁判で不利になる証言だという事を肝に銘じておけよ?」



「むぅ、『つるつる同士おそろいだね』は少女マンガのように爽やかだと思うんだが・・・・・・

ともかくまぁね。バキ感想は頑張るし、それ以外だと結構自堕落にできるから更新は増えないけど

せっかくだから、なんかツイッターで呟くみたいに軽く更新できそうならするかもしれないので頑張るよ」



「まぁ、更新が無いよりはあった方がいいと思うんですけど・・・・・・


正直、その「頑張る」って今日聞いたどのエイプリルフールネタよりもあぁ嘘なんだなって感じるんですが」



「あと、なんか昨日の夜とか今朝とか、血糖値が100ちょいぐらいでほくそ笑んでたんだけど

今日、昼寝した後にはかったら140超えちゃってて

あれ、実は看護婦さんが仕掛けたエイプリルフールのネタだったんじゃないかな?」



だからお前は現実を見据えろ


つーか糖尿だと喰った後にめっさ眠くなるけど

寝たら血糖値が爆上がりするから我慢しろっつったろうがよ・・・」



「とりあえずまぁ、次はバキ感想をなるべく早く書かないとね!

今んとこ、医者からの信用がまだ得られてないので、

チャンピオンを入手するには差し入れしてもらうしかないんだけど」



「むしろ心配なのは、木曜日に入手できたとしても


感想が週末にずれこむかもしれないという過去に学ぶ信用の無さですね」




4月16日



>それと…小保方氏(以下オボちゃん)についてですが…
あの会見で泣いてしまったのは失態でしたが…
まあ、一般人同然の30歳の女性が、急にマスコミにチヤホヤされたと思いきや
熱い手の平返しで、常に大勢のマスコミに張り付かれ
火消しの為の記者会見でも、あちこちのTVに中継される大勢の前で花道オンステージ!
って、私ならビビって挨拶さえ出来ない、もこっち並のコミュ障になりそうですし…

STAP細胞があるかどうか分からない私ですが
そして16日午後の笹井氏の会見次第では、私のカキコが赤っ恥になるかも知れませんが…
説明がマジなら、めちゃくちゃ凄い医療技術になるって事くらいは分かります。
なら、特許だの利権だのを取ったら、使われる度に、特許料とか入ってガッポリ…

そりゃ、理研もどっかの国の連中も、STAP細胞の特許を欲しがりますよね。
酷い連中になると、オボちゃんがキレて記者会見で半沢直樹ばりに全てのノウハウ・実験結果を公表しようものなら
「日本のマスコミが君を煽ってくれて良かったよ。お陰でSTAP細胞の作り方は分かった。もう休みたまえ」
とオボちゃんを始末する事もマジでありそうな…

まあ、最初に公表した時点で、特許とか完了してたら良かったんでしょうけど…

私が範馬勇次郎並に強ければ…
オボちゃんをさらって、下○博文文部科学相あたりを脅し
「オボちゃんが研究出来る環境を作れッッ!今すぐにだッッ!!
ボディガードは俺がやってやる。但し、入ってくる特許料の一部は貰う」
と、完成させ、特許だの手続きが完了した後、公表させて

オボちゃんは世間や理研への100倍返し成功。
難病でSTAP細胞を待ち望む人は希望が出来
私は夢の「働かないで、漫画・アニメ・特撮を楽しめる生活」が実現…と皆ウッハウハ…
(こんな小物な妄想してる奴は、漫画など二次元じゃすぐ消されますね)
 




「と、言うわけで。こういうWEB拍手のコメントがきたので





今季のアニメで一番エロいのはどれかって話しようぜ! 



この場合、直接的なエロさと妄想の材料となるオカズ的な意味での2部門での判断が大事でな……

前者の部門に関してはダイミダラーとダイショーグンが先行逃げ切りを狙っているな」



「俺も俺自身が万能細胞だからど〜〜〜でもいいんだけどな。この件でキレてて物申したいって奴がいるんだわ」



「まぁ、あんたは喋る樫の木って時点でどの口で科学を語るんだって話だからなぁ

で、物申したいってのは誰? 芸能界のご意見番さん?」



「この前振りで真面目な話を聞く気があった人が戻るボタンを押しそうな事にまた腹が立つんですが


それはともかくですね、私が腹を立ててるのはまずそういうテレビやネットでのこの件に対する意見でして」



「知ってる! こういう意見とかネットで見かけた!


僕知ってるよ、こういうの、テレビで報道されないネットの真実って言うんだよね!

大人は汚いからすぐに善良な一般人を騙して搾取しようとするから、

腐った大人の嘘に騙されず、自分で答えを見つけないといけないんだよね!」



去年で30になった人間の口から紡がれた言葉がそれだと思うとある種の感動すら覚えるな



「……そうですね。大人は汚いですもんね。8年前も大吉さん、そう言ってましたね






安倍内閣が作ろうとしている国家秘密法は表現の自由を奪うものだって


児ポ法を聞こえのいい言葉に言い換えて、国民を騙そうとしているんだって

当時はこのサイトでそう呼びかけて、安倍総理をパッシングしてましたもんね

マンガ・アニメの自由な表現を守るために国家と戦おうとしてましたもんね


で、そういえば特定秘密保護法の時は特に貴方からそういう意見を聞きませんでしたが、

8年前に出された素案と骨子は変わらない法案が提出されたのに騒がなかったんですか?

たしか8年前は、警察組織の権力を強めて言論を弾圧し表現の自由を奪うのが目的だとか

特定秘密保護法反対論者とまったく同じ発言をしてたわけですが、今回は何してたんですか?」



ネットで反対論者を見下しつつ、えっちなCGを見ながらアニメ見て笑っていましたが、それが何か?



「お前なぁ。そんなイヤミが大吉に通じるわけねぇだろ?


こいつのクズさ駄目さは、8年前とは比べ物にならないほど成長しているんだぜ?

自分の言動に責任など持たぬ! 己が正しいと決めつけ、他人を否定する!

否定意見を他人に押し付けて意識改革を促す事が社会貢献と考え、自分では何も行動は起こさない!

だから俺はこいつみたいなクズが隣にいると安心するんだ……俺はこいつよりはまともだからな……



「よせよ樫の木おじさん……その言葉そっくりそのままあんたに返すぜ……

私もちょっと怠惰かなと厳しい自己評価してるけど、あんたのクソっぷりは神の領域だ」



「謙遜するなよ、本当のクズはお前さ。俺はそんな自慢の生徒を導いてやりたいんだぜ?」



「(暴力系ツッコミヒロインは嫌われますが、みんなに嫌われてもいいから私はこの人達を暴力で躾けたいんですよね)


はいはい、届きもしない皮肉で話を脱線させた私が悪かったので、蹴りが飛ぶ前に黙りなさい

とりあえず、モニターの前の皆さんには『こうはなるまい』と思っていただけたと思うんで」



蹴ってから言うなよ(頸椎損傷。上顎骨頬骨粉砕骨折。大臼歯欠損)


んで、お前そういうネットの叩き方とかそういうのが気に入らんの?

そう言えばお前もよく薬草とか調合するリケジョってやつだし」



「そうですね。結論から言うと、過剰に叩く方はどうなんだって意見なんですが、





同時に擁護する意見も非常に気に食わなくてですね 



ちょっと、研究成果の是非はさておいてそれへの接し方について今日は話したいなと

研究者への不当な扱いについては非常に憤るものがあるのですが、

それは語るとまたとっても長くなるので、今日は擁護派への意見がメインです

弾圧については、私自身の研究の正当性を訴えるとかになると私情も入っちゃいますからね」



「え、お前に正当性なんかあったっけ? お前の花壇に、国内に存在してはいけない種がどんだけあると思ってんの?」



「えぇ、ですから正当に判断すれば私が不始末をすれば後始末に百年単位でかかるものなので


現行法で裁けない部分を越えて私の罪科を問う仕組みを早急に確立する必要があるのですが

たとえば中世程度の価値観なら露見しても私を火炙りにして見世物にして終わりですからね

弾圧するにしても正しい知識が無いと民衆の義憤から来る満足感を煽って終わりになるんですよ

何故叩かねばならないのか、逆に何故擁護しなければならないのか。その意味を考えないと

感情論に任せてどうこうなるなら大和魂を持った軍人は米軍の物量なんかに負けなかったはずです」



「そうだった。こいつリケジョじゃなくてガチの魔女だった……まぁ、そっちは聞くのが怖いからもういいや

要するに、正しい科学的知識もなしにどうこう言うのが筋違いだって事? それってなんだかなー

別に私は科学者じゃないし、知識が無ければ批判もできないって生きるのに窮屈じゃない?」



「そうじゃありません。評者には知識の有無が問題ではなく、資質が問題なのです


科学的な考えができること、正しい資質を持つことが何よりも大事で

知識量は後からそれについてくるのです。知恵と知識の違いと言えば分かりますか?」



「まぁ、このバカ女は言い回しがくどいからもっと分かり易く言ってやるよ



あるある大事典とか鵜呑みにすんなって話だよ 


お前さ、医者に行って診断してもらって説明受けて治療中の生活でやっちゃいけない事とか聞いて

『でもテレビではやった方がいいって言ってました』とか言い出す奴ってどう思う?

中高年だと結構いるぞ。医者の言葉よりもみのもんたが紹介した健康法を信用してたって奴

あとはマイナスイオンがどうこうっていういわゆる疑似科学とか?

そういう耳触りのいいものって信じる方は気分がいいだろうし、不勉強な医者だっているだろうが

片方から与えられる知識ばかり盲信するのってのはどうなんだろうなって話だよ

それが本当に正しいのかどうか……最善なのかどうかを疑うってのが科学的思考だ

良いものをより良くしようという思考の努力は、あらゆる分野に限らず

全ての知的生命体が持つべき資質だ。信じるって事は信じつづけようとする事だ

それは決して思考停止であってはならないってのがまぁ、要点だわな」



「で、それを踏まえた上で……科学者にとって正しい真実ってのがどれだけ尊いかって言うとですね


大吉さんは、お医者さんが「多分これが効くんじゃないかな? でも悪化したらごめんw」って言って出した薬は飲みますか?


物事をより良くするための疑いは常に持つべきですが、疑いによって抱かれる不安は別物です

正しさの追求ってのはどれだけ不安を与える要素を取り除けるかって話なんで

完璧なんてこの世にありえなくても不安を取り除くためには完璧であろうとするしかないんです

そうやって科学者は完璧に近づくために、正しさの純度を突き詰めていくわけで……



ねつ造だのミスだのはその対極に位置するんです 


どんなに理想に燃えようが、感情として正しかろうが

科学者にとって完璧を目指さない事は全て正しくない事なんです」



「具体例としてはだな……お前、森鴎外を知ってるか? 小説家で医者の」



「知ってる。軍医なのに脚気で間違った対策して何万人も死なせちゃった人



「……それに関してもまた、諸説あるんですけどね?


結果だけ見れば確かに、森先生が軍医総監だった時代は

ビタミンというものの存在が知られていなかったために

ビタミン不足により軍部の脚気患者がそれこそ何十万と増えました

兵食を麦飯ではなく白米中心にしていた事が、ビタミン不足を招いたのです」



「それは派閥とか利権とかの問題だよね! なんせ日本軍は上層部がバカばっかだったから!



「じゃあお前、臨時脚気病調査会って知ってるか?」



「知らない」



「日露戦争以降に創設された脚気治療のための組織です。森先生はこれの創設のために尽力されました


少なくとも森先生は、脚気から軍人の皆さんを救うための努力を怠ってはいませんでした

脚気の原因となった兵食に関しても、当時の研究で最先端の栄養学にもとづいて認定されていました

個人の人格や当時の心情などについては、想像するだけでしか知る事ができません

しかし、その行動を見るに森先生は医者として人を救うために最善を尽くそうとしていたと私は考えます

結果、その最善は最悪の結果となり、今なおその行為は医療ミスの代名詞のように伝えられています


人はみな間違いを犯します。やり直す事だってできます。失敗なんて言葉はこの世にありません



それでもなお、科学者は正しくなければ悪だと扱われるのです



「あの頃はなぁ、やっぱり白米っつーか銀シャリは日本人にとってのステータスでなぁ


そりゃお国のために命をかけるんだから兵士には麦飯よりも銀シャリ食わせてやりたかったわけよ

ただ研究が進んでなかったってだけで、その思いやりが全部裏目に出ちまったわけよ」



「正しい知識、正しさを求める事。それが無ければ、悲劇はいくらでも起きるんですよ


マンガ好きな大吉さんのために、もうちょっと分かり易く言いましょうか?

ワンピースの空島編の過去話で、部族の生贄儀式に対してノーランドさんはこう言いました



『この儀式は我々に対する侮辱だ!!!

過去の偉人達の功績を無下にする様なこの儀式を私は許さん

人々の幸せを望み・・・海へ乗り出した探検家や研究者達への これは侮辱だ!!!』
 



人を救う方法を探るために、それが過ちを生むものでないと証明するために、

科学者は貪欲に知識を貪り、光も差さぬ未知の分野を手探りで進んでいくのです


ならば鬼の首を取ったかのように過ちを糾弾する事は正しいのでしょうか?

個人の人格を攻撃し、苦情の電話をかけ、正義感を満たす事は正しいのでしょうか?

また、安易に同情し責任を持たずに擁護を続ける事は本当に正しいのでしょうか?

常に妥協という誘惑をはねのけて完璧を求めようとする科学者達の克己をないがしろにし、

優れた研究だから些細な間違いは見過ごすべきと訴える事は、科学者への侮辱ではないのでしょうか?


特別な力を持つ人間にはそれゆえに責任がありますが、大衆には彼らを自らの社会へ受け入れた責任もまたあります

そういう意味では、一般大衆は自らが社会の構成員であるという自覚と誇りに欠けているように思えますね」



「なんつーか『悪人ではない。しかし善人でもない。そして正しくもない』と評される桜邪(おまえ)が言うとなんかアレだな


それはともかく、そもそも科学分野ってのは肉眼で見えにくいもんを扱う分野だからな

その環境で正しさを追及するってのは難しいんだよ

この数値が0.1違えば理論が完璧になるのに

この1回だけ追試が通れば理論は実証されるのに

「何かの間違い」程度の操作ができれば、全ては丸く収まる

自分の一生が徒労に終わるか、成功者として本懐を遂げるのか

そんなギリギリの状況でなお正しく科学者としているためには

その科学者を取り巻く社会が規律と恩恵を与えなければならない」



「優れた英雄がいなければ世界ってのは回らないようにできてますが、


英雄を支える名も無き人々がいなければすぐに消えるのが常なんですよねぇ


で、次にそうやって科学者の皆さんに支援したりしていくわけですが

じゃあ、とある科学者がいきなり貴方の家を訪ねてきて、

『貴方が年収の2/3を分けてくれたら難病治療の薬が研究できます!』って言って、

それで「よし、通帳と印鑑と我が家の権利書を持っていけ!」って言えますか?

いや、似たような事やった聖人君子は歴史上それなりにいるんですが」






「私は1銭も払わないけど、私がなんか聞こえのいい立派な事を言って、

それで感化された善良な市民の皆さんが金を出し合えばいいと思う」
 



「金を出さず口を出してそれが正義だと考える……満点だぜ大吉。お前はクソ虫の底辺に君臨できる男だ……!」



「(恥ってものを知ってればせめてもう少し慎ましやかに生きるものだと思うんですが)


まぁ、さておきそんな感じで。人は自分の人生を生きる以上、そんな無尽蔵にお金を使えないんですよ

それでも、自分に得があると思うから買い物とか投資とかそういうのでお金を使えるわけで

で、最先端の科学技術の研究ってのは「すぐに利益が現れない」けど「無尽蔵にお金がかかる」わけですよ」



「ふ〜ん、じゃあすぐに利益が現れるような結果を先に出して、出資者募ればいいんじゃない?



「いやそれがな。結構難しいんだよ。俺、何百年か前にヨーロッパで錬金術師の真似事してたんだけど


黄鉄鉱に薬品塗って「楽に金ができるんだぜ〜」ってやって、貴族にパトロンやらせてたんだけど

もう少しで完成するよ〜っつって金箔渡しながら研究費とかせびってると段々扱いが悪くなってくるんだよな

研究が完成すれば国が買えるぐらいの利益が出るぜ〜って言って宥めるんだけどそのうち相手も夢から覚めちゃってな

で、完全にキレられる前にどうにかこうにか抜け出してな。また別の貴族んとこにもぐりこんでな

「前の後援者はケチで狭量だったから完成が遅れた。ちゃんと投資してくれれば今度こそ完成だ」っつって、

それをまぁ何回か繰り返してたら……なんか、軍とマフィアと教会から狙われるようになったんだよなぁ」



「やっぱり樫の木おじさんは凄いや……ゴミ虫としての歴史の長さが違うぜ……!」



目くそと鼻くそがお互いをたたえ合っても気持ち悪いんですが、ともかく


お金を出すって事が人の欲望の具現である通貨を介在するという事は

お金を得るために、相手の欲望をいかに煽るかに行きついちゃうわけで

そうなると、研究って目的が欲望を煽るための手段にすり替わるんですね

だから何が有益なのか、それもまた正しく見極める資質が出資者に求められるのですが

ここで、大吉さんもある意味大好きな民主党政権での話をしますか。そう、事業仕分けです



「きゃー! 事業仕分け!! (侮蔑表現)が(差別発言)で(NGワード)だね!!



「……さっきの今の流れで、そうやって自分が気持ちよくなるためだけの批判ができるのはある意味凄いんですが


まぁ、成果はともかくあれも「最大効率を出すための予算の振り分け」という意味では

その行い自体は常に行われなければいけないもののわけですよ。やり方はともかくとして


で、その事業仕分けですが……結果、IPS細胞の研究予算が100億ほど削られました



「ノーベル賞とる前の話だけどな。少なくとも当時は、


IPS細胞の研究に金を出すのはムダ金だと考えられ国民も同調し、

民主党に懐疑的で反対した人間はいても、その優位性を知る者は多くなかった




「山中教授は、研究予算を確保するために様々な方法で寄付を呼びかけました


科学者である山中教授がマラソン大会に出場して名前を売って1000万

ノーベル賞を受賞してさらにインターネットで広く寄付を募って、最大で1日300万円

改めて言いましょう。削られた研究予算は100億円です」



「言っとくけど、これ聞いてまたお前は得意げに民主党批判するだろうけどさ


STAP事件以降のIPS細胞の研究についてなんか知ってるか?

臓器作って移植するための臨床実験とかがあちこちで着々と進んでる事とか知ってるか?



知った上で、STAP細胞は数百兆の利権だから真偽を問わず優先的に研究すべきって言ってんのか? 



研究者なんて、自分の研究が世界を変えるって信じてる人間ばっかなんだよ

金を出す方に選ぶ権利があるとはいえ、みんな自分が選ばれるに足ると確信するだけの努力をしてんだよ

優れたもんを作る研究に金出すのが一番だってーんなら、ドラえもんの秘密道具作ろうとする研究者が一番金貰うはずだろ」



「そして、出資者も金額の大小はあれど血を売るような思いでお金を出すわけです


個人が寄付するなけなしの稼ぎでも、会社役員が書類上でしか決算していない大金でも、思いは同じです

彼らが専門外の分野にお金を出すために、別分野を審査する専門の人達だっているんです

それを判断するのは実績、さらにその事実を記した報告書です。誰の目に見える形です

それを軽んじていいはずがありません。人が人に「自分を信じてくれ」と訴えるものなのですから

科学者は成果を重要視するのでそこらへんを軽視する人は多いみたいなんですけど

言葉にしないと伝わるものは伝わらないってのが、まぁ基本的な文系の考え方ですからね」



「まぁ、上手く金を引き出すために装飾するのもテクニックだがね


ハッタリで金を引き出す事が研究者の本道かどうかは置いといて

まったく飾らないのも色気がなくてつまらんが、やり過ぎは逆効果だ」



「実際、ありますけどねー。利権を得るために特許をだまし取るとか


代理手続きや審査するとか言って発明を公募して盗む系の事例も無くなりませんし

研究一本やりでやってる人達が、金稼ぎを人生にしてる人に食い物にされたりとか

もしSTAP細胞が人類史を変えるほどの発明なら、人類史に前例がないレベルで

研究の横取りが行われる事だって、ありえないと断言するのは科学的思考ではありません」



「中世とかだと、科学者や技術者は監禁してなんぼだったな〜


技術の流出を防ぐには囲い込んで知識を搾り取って、

用が済んだらよそに渡さないように殺すのが一番だったから

さっきからこのバカ女は理性的で人道的なきれい事言ってるけど

利益に特化すんなら理性とか人道とかなくした方が早いからな

もう科学者なんてばーっと囲い込んで、科学者牧場とか作ってもいいぐらいだ

どんな恵まれない環境でも、まれに現れる天才が技術革新をするのは歴史が証明してるし」



「ただ、凡人が人道的な環境で研鑽して成果を出すのが、全体的に見ると最大効率なんですよ


で、利権がどうこう特許がどうこうってのに関しては、その特許法の第一条にはこう記されています





『この法律は、発明の保護及び利用を図ることにより、
発明を奨励し、もつて産業の発達に寄与することを目的とする。』
 
 


法律と言うものの形態はいまだ未熟で、実社会にそぐわない部分も多々あります

今現在でも理不尽な法律に苦しめられて不満を持つ人が大勢いる事でしょう

しかし、多くの法律がそうであるように、特許法でも最初にその願いを記しています

発明を保護する事で奨励し、産業を発達させよう。優れた発明にはちゃんと報いるから、研究をしよう、と


その願いを知った上で、特許が保護されない可能性がある、利権が奪われる可能性があると言っていますか?

特許法が優秀な発明者を保護しない法律で小保方さんは不当に特許を認められないと思っていますか?

法律を破る人間はいます。不当な判断を下す人間もいます。正しさを鼻で笑うような人間だって当然います


しかし。安易に陰謀だの社会の闇だのと言って自分以外の悪を糾弾しようとする

誠実に生きようとする少なくない人達への、これは侮辱です



「つーか、陰謀があると思うなら暴けばいいんじゃね?


上手く暴けば、他人の秘密ってのはそれこそ砂金の山みたいなもんだし。隠してよし知らしめてよし

他人が理由つけてやらない事だからあえてやるってのは、ビジネスチャンスの基本理念だぜ?」



「そして陰謀を暴いて、梶ちゃんと矛盾遊戯をして胸をはだけて「撃ちなよ」って言うわけだな!



「外した銃弾が盾を損壊するって展開はあると思ってましたが、やっぱり見せ方が上手いですよね〜


長くなりそうなんですけど、個別のエピソードが熱くてあと何年も楽しめそうで嬉しいですよ♪」



「今季のアニメだとノーゲーム・ノーライフ見て真っ先に嘘喰い思い出すんだけど。あの作品今後どうなるのかね?」



「やっぱり暴ですよ暴。異世界なんですから、剣と魔法で屍血山河を作らないと」



話戻していいか? つーかお前も大概、目的を見失って脱線するよな」



「……すいません。悪癖だと分かってるんですが、どうも熱中するほどに意識の方向性がすぐズレていきまして……


で、ですね。そうやって科学者を評価するってのは非常に難しいってのが今までの話なわけですが

理想論は共産主義のように美しく理論だけは存在しますが、中々人間社会での実現は難しいものです

それを意識しつつも理想を追いかける上で、ここ最近のマスコミやネットの意見について……

人格関連はまず論外ですね。叩くのもお門違いですし、プライベートを追いかけるのもどうでもいいですね

「本当に真面目な人なんだと思う」とか国語の試験の回答書いてるみたいな意見もどうかと思います

どっちも他人を見世物や物語の登場人物みたいに扱うのは楽しいでしょうがブラックユーモアな娯楽です

大吉さんの漫画感想と同じで、一過性の楽しさを追うだけの行為です。それは娯楽としてある種の正解ではありますが


今回の件が、芸能人のゴシップではなく技術や研究の問題だと思うのならば

問題があれば再発防止、重要な研究の正当性とそれにどう向き合うかの意識改革、

この件を参考に、より良い社会を築くために何をどうすべきかを考えるのが本道だと思います


と言うか。それをしないんなら別にニュースなんか見なくていいんじゃないですか?

アニメ見ながら日々の仕事を給料分だけして適当に生きてても誰も文句言いませんし

不満があるなら変えればいいし、変えたくないなら不満なんて忘れた方がいいんですよ

皮肉とかじゃなくて、イライラするだけなら真実なんて知る必要が無いってのが私の持論です」



「そういう意味では、マスコミとかは己が何を求められてるかを知るべきだな


大衆にゴシップを提供して自己満足させるならドラマ流してる方がいいんだよ

朝日とかにしても、自分が信じるべき思いがあるからこそ社説とか加えてんだろ?

偏向報道とかはまた別の問題だが、報道番組とバラエティ番組の区別はつけるべきだ」



「それに関しては、『相棒』の正月スペシャルでこんなやり取りがあったのでまた引用させていただきます

まぁ、噛み砕いて言うとお偉いさんが天下りとかの利権のために弱者救済の政策に必要な予算を削りまして



『弱者など保護したところで国は繁栄しない
国の舵取りを担う優秀な人材を確保するには彼らに相応な見返りを与える必要があるんだ
それを一々暴き立てることのほうが、悪質な犯罪ではないのか
知る権利を振りかざすジャーナリスト達は皆、大衆を煽り、国益を損なうという犯罪を犯しているんだ』
 



己の必要悪を暴こうとしたジャーナリストを殺そうとして捕まって、こういう発言をしたわけですが

それに対し、主人公の右京さんはこう返します



『貴方の言う国益とは一体誰のための益でしょう?
一部の官僚や為政者がこのような親子から奪い取った利益を国益とは言えませんよ正木さん

ジャーナリストの核にあるのは普通の人々に対する信頼です
この苦しみを知れば放っておけないはず この理不尽を知れば怒りを感じるはず

その思いが世の中を変えていく
そう信じるからこそ彼らは銃弾の飛び交う戦地にも立って報道を続けているんです
いいですか。そして桂木涼さんもまたこの国の前線に立っていました
普通に生きている人のために、この国の巨大な権力を敵に回して立っていました』
 



私はマスメディアとは、こうあるべきだと思います

真実を報道するのは、それを知った人が行動してくれると信じているから

貧しい人が苦しんでいるというニュースを流せば優しさから寄付をし、

政治家が不正をしているというニュースを流せば義憤からそれを阻止しようとする

一人一人の力は弱くても、真実を知れば人は力を合わせて行動してくれるはず

そう思えばこそ、人は拙くても自分の思いを誰かに伝えようとするのです

もし本当に小保方さんの利権を狙う黒い動きがあるのならマスコミはそれを察知し

正義を信じる人々は国家に働きかけ、あるいは自分で動いてその動きを止めるのが筋です


はい、それをふまえた上で大吉さんこの件について一言!









「私は指一本行動しないけど、私がなんか聞こえのいい立派な事を言って、

それで感化された善良な市民の皆さんが行動していい社会にしてくれればいいと思う」
 




「……おお、桜邪が膝から崩れた。他人の善性を信じて思いを伝えて、


それが何一つ伝わらなかったら人間はこんな風に力が抜けるのか。興味深いな」



「ふ、ふふ・・・まだです。まだ750ccバイクをブチかまされたときと同じですだったらイケます!!



「あと、実際にSTAP細胞の研究が成ったら手のひら返すけど、

それはそれとして面白いからネタとしては佐村河内と同列で扱うよ!

毒を吐くつもりはないけど、下らないジョークはある程度不謹慎な方が笑えるしね!」



「お前を見てると道徳の教科書のあれを思い出すな、『ぶどう酒が水になった話』ってやつ」



「あぁ、みんなでワインをコップ1杯ずつ出し合って樽をワインでいっぱいにするってやつだろ

それでなんか樽がいっぱいになってみんなで飲んだらただの水で、

『自分だけワインの代わりに水を入れれば得ができる』って考えてた全員が

お互いにばつの悪い思いをして終わったとか言う話。普通に樽に入れる前に飲めばいいじゃんって思った



「まぁ、そこはパーティーで飲む用とか贈り物用とかで話がいろいろあるからな


だが大吉・・・理想だと思わないか?

みんなでそうやってワインを持ち寄って、本当に樽の中にワインしかない

それが当たり前だって思えるような世の中は・・・」



「ああ・・・理想だね。私も樫の木おじさんと同じ事を思ったよ・・・」







大吉&
みんながワインを入れる世の中になっても、

それでも俺だけはワインの代わりに水をブチ込むから

そんな世の中で生きられたら丸儲けができるなって・・・




「なんとか綺麗事で大衆を洗脳して社会を良くすれば、

その恩恵を十分に満喫する事ができると思うんだけど、難しいね

やっぱり、人間って自分に甘く他人に厳しいから中々社会って変えられないのかな

あ〜、さっさとみんな自分に厳しい立派な人格に成長してくれればいいのに!」(とても純粋な瞳で)



「おっと、このままいくと俺も大吉と同じようにクズ扱いされるから最後にいい感じにまとめておいて好感度稼がねばな


まぁ、かなり長々と話したが要するにだな

この件で正しい評価をするって事がどういう事なのか

それを熟考して、その正しい評価を行って自分が正しいと信じる行動に繋げていく

それを怠って安易に批判や擁護をするのは報道バラエティに踊らされるのとどう違う?
 

って言うのが趣旨だ。いつもはこういう発言はチャットとかでさらっと流すんだが、

WEB拍手でコメント送られたから、答えようとしたわけだな

ならWEB拍手のレスもさっさと全部返せやって話なんだが


で、なんか針と糸と金属製の棒を用意してどうすんのお前?



「日本語が通じなかったみたいなんで、言語の種類を変えようと思いまして


別に、常に正しくあれとか行動を起こし続けないとダメだとか、

そういう他人に努力を強制するようなマネはするつもりはありませんけど、

ここまで眼に余るクズっぷりだと流石に社会に出すのが憚られるので

目の前に巨悪がいる者の責任として、肉体的欠損と引き換えに義を教えようかと」



「よし、頑張れ! 俺もそれを酒の肴にしながら応援してるぞ!」



「何言ってるんですか。ついでに貴方にも教育するんですよ


では、私はこれからケダモノ以下な人達の調教作業に入るので

閲覧者様の皆様、本日は長々と駄文・妄言失礼いたしました〜」



5月1日



「え〜、本日は……と言うか、前回更新から次の更新は、


大吉さんのダイエットに関するネタを語っていく予定だったんですが……」



「ん? そういや大吉の姿がねぇな。どうした、ついに死んだか?」



「えぇ、まぁ・・・なんというか・・・ほら、5月2日から肉フェスじゃないですか」



「あぁ、ダイエット中なのにそれに行くってのをネタにしようとしてたな」



「それで小ネタを出しつつ、ジムのプールで運動してまして


ネタはあらかたできたんで後は書くだけって状態でかれこれ1週間……」



「んだよ、またサボってんのかよあいつ」



「と言うよりですね。毎晩チャットとかはしてたんですけど、


基本的にここ最近はずっと肉フェスでお肉を食べるために、


「フェス中に1日1万キロカロリーを摂取、消費できるようにプロレスラーになる」


と言うわけのわからない目標を立てて、そのハードトレーニングに耐えられる体を作るためのプチハードトレーニングをここ最近してまして

それでまぁ、ちょっと疲れが溜まってて中々更新作業ができなかったとか言い訳してました」



「相変わらず手段と目的を全力で逆転させてやがんな・・・」



「そこは若干親近感が湧くところなんですが、まぁそんな感じで


フェスの間に、短時間で大量のカロリーを消費するために、

それだけの運動ができるような持久力を鍛えようとしつつ、

フェスの間に食べまくるから普段のカロリーをさらに控えめにしようとし、

前日にそれをピークにして、それはそれとして急いで更新もしようとしたらしいのですが……







マックシングを起こしまして





「……閲覧者がバキ読者を兼ねている事を前提にせず、もうちょっと分かり易く言ってくれ」



「……よ〜〜するにオーバーワークなんですよね



トレーニングに耐えられるボディを作るべく、

毎日最低500gの野菜でビタミンやミネラル、植物性タンパク質を、

魚や貝も最低で300g以上摂取し、動物性タンパク質も十分にとった上で

マシントレーニングなどの負荷で筋力をアップするのではなく、

プールでの水中ウォーキングの濃度を煮詰める事で体幹を鍛え続けました

合計で毎日2kg以上の食事、3リットル以上の水分摂取、そして2時間以上の水中ウォーキング

それを2200未満のカロリーで達成するべく、毎日寝る前にアニメ見ながら電卓叩いて計算をしていました……」



「医者は糖尿病予防のための体質改善をしろと言ったのであって、



選手を目指すための肉体改造をしろとは一言も言ってないんだぞ?



「まぁ、この時点でちょっとやり過ぎと言うか。退院してからはずっと全身筋肉痛に苦しんでいたのですが、


明日が本番と言う事でもうやる気が空中でカレイドスターかって勢いで回転しまして

悪魔から死神への挑戦状を叩きつける勢いでグルングルン回転した挙句、まず本日の摂取カロリーが1900ちょい」



「それはまぁ、普通だな。病院食なら1日で1600ぐらいなんだし、ちょっと多いと言えなくもない」




「そして本日1日分の消費カロリーが・・・え〜、ちょっと計算が面倒なので運動量だけ。身長175cm体重120kgの大吉さん(30)が、





サウナ浴30分、半身浴60分、柔軟体操50分、階段昇降20分、四股踏み10分


そして水中ウォーキング8kmを4時間弱のペースで行いました 」




すぐ病院行ってバカにつける薬もらってこい



なんで毎日カロリー表と栄養成分表見て計算する気配りができて、基礎代謝抜きの運動だけで1日の摂取カロリー超えるんだよ!!」



「肉フェスを前に、テンションが上がり過ぎたんでしょうねぇ・・・


そうやって一通りやって、寝る前になんかベランダに出て家の外壁を押しながら、

『ハラショーセルゲイ! ハラショーサンボ! ウラーロシア共和国!』って小声で叫んでましたし」



「……ちょっと待て。1週間前から更新しようとしてて結局書く時間が無くて、


それで寝ようとして……で、こんな時間に更新してるって事は……」



「ええ……全身が燃えるように熱くて眠れないそうです


で、更新しようとしてたんですけど、予定してた文章書こうとしても、

なんか頭がぼ〜っとしていつものように文章が書けないとかで

いつもはアニメ見ながらガーッと、バキ感想1話を1時間ちょいで書くんですが、

今日はこれだけの文章を打つのに4時間ぐらいかけてて、アニメを横目で見る気力もないそうで」



「そらそうだ。今、食事のメニューも見たけど、雑穀混ぜた米以外で糖分に変わるもの食ってねぇもんこいつ


ダイレクトな糖分だと、朝にリンゴ半分食ったぐらいで料理の味付けにも砂糖使ってねぇし

晩飯食ってから水しか口にしてないなら、完全に脳がガス欠になってんじゃねぇか」



「だからまぁ、ある意味ちょっとした低血糖みたいなものだから


病院でもらったブドウ糖を飲めって言ったんですけど、歯を食いしばって飲もうとしないんです」



「意地の張りどころ間違え過ぎだろ・・・もう無理やり口を開かせて、口移しとかで飲ませたらどうだ?」



「いや、私なら口移しするよりも静脈に栄養剤注射する方が早いですし。そこまでする気もないですし」



「(キスよりスムーズな動きで注射できるってどんだけ手馴れてんだこいつ……)


で、んな事になったんならもう今日になった肉フェスはどうすんの? 寝てないし全身痛いしでコンディション最悪なんだろ?」



「……本人は這ってでも行くとか言ってますけど、どうなんでしょうねぇ?


この状態で予定してた通りに万単位のカロリー摂取しようとしたら、

そのまま出崎演出の吐しゃ物をまき散らして帰らぬ人になるんじゃと思うんですが」



「……まぁ、それも含めて奴の人生だ。好きにさせよう


俺らとしては、次の更新を滞らせないようにするだけだし」



「しかし私らの発言だけで構成すればある程度スムーズに更新できるってのもどうなんでしょうねー」




5月15日



「月光条例の最終回がさぁ、面白かったのよね」



「そうですねぇ。私は特に……」



「あ、前振り長くなっちゃうからお前の意見とか勝手にいれないでね

今までさぁ、月光条例の事ってぶっちゃけそこまで好きってわけじゃなかったのよね

なんか、燃え所のポイントがズレてるって言うか。ピントが合わない感じで今までノリきれなかったのよ

ここが気に入らないとか、ここが感情移入できないとか、そういう理屈部分ではいくらでも否定してきたんだけど、

最終回だけは理屈じゃなくて感情部分でグッときたのよ。あぁ、このエンディング以外にはないなって伝わってきたのよ」



「え、俺は30過ぎた駄目人間の子供向け娯楽語りに付き合わないといけないの?」



お前はもうちょっと私と私の好きなものに興味を持て



「私が言うのもなんですけど、自分勝手な人間しかいないんですかここは・・・



「で、月光条例最終回は最高だぜ!って思ってたら、

下の妹は「月光条例は好きだったけど最終回だけはちょっと」とか言ってて

あらやっぱり、意見の違いから戦争は避けられないのねと思いつつ30分ぐらい最終回の魅力語ってたんだけど」



「お前の下の妹は毎日朝6時前に家を出て夜8時過ぎるまで帰ってこないんだから、余計な時間使わせんなよ」



「というわけで、しばらくテンションが月光条例づいててさ

それにくわえて最近はよく姪っ子にねだられて絵本読んであげてるんだけど、

なんか私の知ってるおとぎ話と違うんだよね。具体的に言うと、さるかに合戦で猿もカニも死なないし



「最近は色々と幼児向けの配慮がされて色々とマイルドになってるみたいですね


その割には『赤い靴』で普通にカーレンさんが足ごと靴を斬られててビックリしましたが」



「流石にアレはCERO−Bと判断して母親と妹に言って封印させた

だから私がせっかく必殺さるかに合戦2014〜いのちを売って晒し首〜を読んでたのに、

なんかさっき殺したはずのカニが最終的に猿と和解しようとしてて、最後のページ音読する前に思わず「えっ?」って声出ちゃったよ」



ちょっと待ってみようか



お前、3歳児の姪っ子に読み聞かせするのに何余計なアレンジやらかしちゃってんの?」



「だってあのガキ。同じ本を何度も読ませようとするからつまんないんだもん

普通に読み聞かせするのはまぁ、祖母であるうちの母親か、母親である妹がやるだろうから

私はちょっと、姪っ子をそこそこ満足させつつ、自分も最大限に満足できる方法を模索しようかと思って」



「・・・なるほど。アドリブで謎アレンジしながら絵本を読み聞かせしてる理由は分かりましたが、もう1つの謎としては




貴方、それ原作レイプするアニメ監督と発想が同じなんですけど



いつも原作原理主義者としてキレてんのは同族嫌悪か何かなんですか?」



「か、金貰ってやってるわけじゃないし・・・二次創作みたいなものだから・・・(震え声)

ともかく、そうやって退屈な子守にスパイスを加えて生活に潤いを持たせようとしてるわけですよ」



「ふむ……お前、ちょっと試しにいつもどういう内容読み聞かせてんのか言ってみ?


ちょっと、元教育番組のマスコットとして許容範囲かどうかを判定してやるから」



「え? その判定でダメって言われたらどうなるの?」



グリム童話の原作とか、本当は凄く怖いんですよねっ♪



「(NGだったら焼けた鉄板の上で死ぬまで躍らせられる!!?


え、え〜・・・では、わりと中々会心の出来栄えだと思ったオズの魔法使いを読んだ時の内容そのままで。大体こんな感じに読みました」





『オズの魔法使い』





ハリケ〜〜〜〜ンボンビ〜〜〜〜!


ドロシー社長の物件が吹っ飛びました。


え〜と・・・家飛んだ。なんか潰した。銀の靴転がった。変な婆さん言った。東の魔女潰れた。


エメラルドの都にいる拳法使いの牙大王ならなんとかしてくれるってさ。あ、この婆さん北の魔女だって。


ドロシーが歩いてるとはたけにかかしが立てられています。カカシはおろしてくれと言っています。


ドロシーはカカシをおろしてあげながら言いました。



「忍者の世界でルールや掟を破る奴はクズ呼ばわりされる。だが、仲間を大切にしない奴はそれ以上のクズだ」



オズ大王の事を聞いたカカシは喜びました。


「ぼくも行きます。オズ大王に脳みそをもらうんだ! 僕に何かあったら・・・ドロシーさん。獏さんの事をお願いします


カカシちゃんは賢くなって獏さんに並びたかったのです。


「じゃあ 一緒にいきましょう」


森に入ると、ブリキの木こりが錆びて動けなくなっています。


ドロシーが油をさしてあげるとよろこんで一緒にいくことになりました。


「僕も人にやさしくしたいから、オズ大王に心臓をもらおう」


ドロシーは言いました。




「ざけんなよ! そんな心臓にならなくてもな・・・優しくはなれんだよ! なぁ・・・そうだろ、松ッ!」 


ブリキとオズ大王が混ざってブリキ大王になりました。


そこへライオンが飛び出してきました。


トトが怯えたのでドロシーはマジギレしました。


「こらっ! よわいものをおどかすなんていけないのよ!」


すると ライオンは泣き出しました。ウェ〜ン。


ドロシーは言いました。


待っていた・・・オマエみたいな変態を・・・


勇気が無いゆえに美しい。美しさがないゆえに勇気がある。聖人だけが持てる矛盾でした。


「ぼく 弱虫だからオズ大王に勇気をもらいたいんだ。オズ! 勇気が、今、足りな〜い〜。オズ! 勇気を、授け〜て〜くれ〜




たとえ力が強くても〜一人きりじゃ闘えない〜



強く未来を求めても〜一人きりじゃとどかない〜



悲しみにおおわれてる〜この空を壊すよ〜



SOS受けて〜君の待つあ姪「早く続き読んで」



あ、うん。ごめんね。続きね。



しばらくいくとドロシーたちは大きな川に出ました。


「はしがないし、わたれないわ・・・」


カカシちゃんがカリカリ梅をかじります。


「あんたさぁ・・・嘘つき。だねっ!」


木を切って丸太で向こう岸までぶっとばすという悪魔的発想でした。


「それなら ぼくにまかせてよ。




桃ちゃん〜〜〜〜〜〜〜〜!!



ブリキのアーチストが愛のホームランを打ち、みんなを向こう岸まで渡す事ができました。


やがてドロシーたちは、赤い花がさく野原に迷い込んでしまいました。その花は旅人を眠らせる花でした。


「へんね、なんだかねむいわ・・・」


ねむりこんだドロシーを、ヤマネコ先輩が狙っています。


ドロシーの飲んだアイスティーにはヤマネコ先輩が睡眠薬をいれていたのです。


昏睡レイ……え〜……(流石にレイプはまずいという良識回路による判断)……とにかくまぁ、ヤマネコ先輩が襲ってきました。


ライオンはこわいのをがまんして、ロデムも自分の人格であると認めて戦いを挑みました。


するとヤマネコは気絶して……え〜……(ヤマネコだからカラカルがどうのこうのってネタにしようかと思ったけど、めんどくさくなった)


なんやかんやでみんなで力をあわせて旅を続けてたらオズ大王がいるエメラルドの都につきました。


オズ大王に会いにいくと大きな火の玉がとびだしてきました。


ドロシーはみんなの願いをナメック語で頼みます。


火の玉はこたえました。


もっと熱くなれよ! 願いを叶えたかったら西の魔女を退治して来いよ! 頑張れ頑張れできるできる絶対やれるって!!」


ドロシー達がやってくるのを見つけた西の魔女は、銀の靴が欲しかったので魔法の帽子を振って空飛ぶ猿をサモンしました。


「娘とライオンを連れてこい!」


え? なんで俺まで!!?


ライオンはとんだとばっちりです。


そして猿達はカカシと木こりを壊し、ライオンとドロシーを拉致りました。西の魔女の手下と言うか、北の工作員です。


魔女はドロシーに家の掃除を言いつけると、ライオンを檻に閉じ込めてしまいました。


「子分になれば、出してやるぞ。世界の半分は欲しくないのか?」


お前を倒して、この地上もいただく・・・!


ライオンのライの大冒険もクライマックスです。


「それなら、魔法の靴を先にいただこう」


魔女が魔法の杖をふると、ドロシーはすってんころり。TOLOVEるが発生し、銀の靴とコスチュームが脱げてしまいました。


「まあ! いじわるのおかえしよ!」


怒ったドロシーは、バケツの水を魔女にぶっかけます。白く濁った水が魔女をドロドロに汚します。


すると、魔女は水に溶けて消えてしまいました。魔女は水をかぶると空気になってしまうふざけた体質だったのです。


檻も消えてライオンが飛び出してきます。カカシと木こりも元通りになりました。


お、お前たちー!


4人はまた生きて男塾の校門をくぐります。


すぐにみんなはオズ大王にあいにいきました。


こんどはカーテンのおくで、トントン音がしています。


「え、えへん。みんなの願いを叶えてやるぞ」


トトがカーテンを引っ張ると、なんと中に人間のおじさんがいたのです。


「わしはサーカスの手品師なんだ。人は私をヘルズマジシャンと呼びます。気球が故障して運ばれてきたんだよ」


そしてオズは、カカシにもみがらののうみそと賭郎会員権、木こりには布の心臓と桃ちゃんの愛、ライオンには勇気が出る飲み物をくれました。



姪「ライオンさんは何を飲んでるの〜? お水〜?」



え〜・・・いや、勇気が出るとか言うから、覚せい剤かなんかじゃない?



姪「え〜、おちゃちゃ(お茶の事)だよ〜」



いや、どっちかって言えばコーク(コカコーラやコカインの共通の別称)だよ。


とにかくまぁ、ドロシー達は気球で帰ろうとしますが、オズが乗ったら一人で飛んでいきました。


これからオズは気球と生物の中間の生命になって永遠に大空をさまようのです。


そして死にたくても死ねないので、やがてオズは考えるのをやめた。 


「ああ・・・おばさんたちはどんなにしんぱいしているかしら」


みんなはかなしくなってなきだします。すると、美しいミナミの魔女が現れました。


「靴の踵をトントントンと3回鳴らせば帰れますよ」


そしてみんなに言いました。


「いつまでも優しさを忘れないで、困っている人を助けるんですよ。ただし、利息はトイチでっせ!!


ドロシーはカカシと木こりとライオンにお別れを言います。


踵を打つと、ドロシーは懐かしい草原にいました。


アブドゥル・・・花京院・・・イギー・・・終わったよ・・・


ドロシーは元気よく、エムおばさんとヘンリーおじさんのところにかけていきました。


しかし、後の歴史書に「魔女狩りの魔女」と記されるドロシーの戦いは、まだ始まったばかりなのです。


だけどそれはまた別のお話。めでたしめでたし。






姪「もう1回読んで〜」





お前もうちょっと内容に興味持てよ!!(怒) 




〜めでたしめでたし〜



「だからあいつは内容とか気にしてないんだよ!

とりあえず読んでもらえればなんか喜ぶから!

勝手にアドリブくわえようが普通に読もうが、何回も読めば満足するんだよ!

だから俺は悪くねぇ! 俺は悪くねぇ! 悪いのは多分、森のオオカミさんとかそんな奴だ!」



あまりにもバカバカし過ぎてもうかける言葉もないんだが・・・毎回やってんのかその茶番」



「いや、流石にフルアドリブは疲れるので1日に1冊が限度

他は大体、「家飛んだ。カカシ会った。ブリキ会った。ライオン会った。エメラルドの都ついた。」と、

事実のみを簡潔に伝える事で手間を簡略化するようにしてる。それでも同じ本を3回ぐらい読めばあのガキは満足するからな」



「むしろ問題はそんな20代でも下の方は分からないパロディに偏ってる事だと思うんですが」



「ちゃんとメジャーなネタもやってるよ! ピーターパン読んだ時は・・・え〜と、前半はほとんど普通に読んで。フック船長との戦いのあたりで」




フック船長は、かつてピーターパンとの戦いで片腕を失ったのです。

フック船長はピーターパンに向かって叫びました。



「残った右がやけに熱いぜ!」 



やっぱり30代にしか分からないネタじゃねぇか



「いやごめん。その後その後。そこまではそこ以外は普通に読んでて・・・

って言うか。ピーターパンがはっきり言って人間のクズにしか思えないのでフック船長に感情移入して

ピーターパンとフック船長のラストバトルはこんな感じになった



ピーターパンは言いました。


「テメェ・・・俺はネバーランドの支配者、ピーターパンだぞ!

この島の支配者は俺だ! それを海賊風情が楯突きやがって!

テメェ、いったい自分が何様のつもりだ!!?」
 



フックは言いました。








「俺は 海賊王になる男だ」 





「その流れでフック船長負けちゃったらできの悪いバッドエンドじゃないですか」



「だから悩んだけどまぁ、さらっとフック船長は負けて。その後に読みながら考えたんだよ」



子供達を載せた海賊船はウェンディの家を〜〜〜〜〜目〜〜指〜〜し〜〜ま〜〜す〜〜〜〜・・・え〜と・・・

(なんかこのままめでたしめでたしとか言うのやだな。どうしようか・・・あ、そうだ)


海賊船からウェンディは叫びます。



「いつかまた会えたら!!! もう一度、仲間と呼んでくれますか!!!?」 



フック船長は何も答えません。

ピーターパン軍に自分達とウェンディの関係を知られるわけにはいかなかったからです。

フック船長は黙ってウェンディ達に背を向けたまま、印のついた左腕を高く突き上げました。 




『これから何が起こっても左腕のこれが 仲間の印だ』 



そんな感じでなんやかんやでウェンディ達はおうちに帰りました。めでたしめでたし。







姪「もう1回読んで〜」





お前もうちょっと名作に興味持てよ!!(激怒) 






「「無茶言うな」」




なんでや! アラバスタ編のラストシーンはガチやないか!



「30過ぎたおっさんが姪と遊んでやる振りして絵本のパロディごっこしてるとか。断章のグリムもビックリの悪夢だな



「いっそもう勧進帳でも読んでみたらどうですかね? トチったら死ぬとかそんな条件下で


ところで、このとりとめのない駄文ってどうやって収拾つけるつもりなんです?」



「え? いや、私はなんか月光条例で感動したし、姪っ子にも絵本読んでやってるしだから

なんか「おとぎ話っていいもんだね」ってのをどうにか伝えたかったんだけど・・・ここからどうすればそうなると思う?」



「そうだな。お前が関わらなければおとぎ話の世界は平和なんじゃないか?



「子供達に夢と希望を伝えるのって難しいものだね」



私もどうにか貴方達に社会性と常識を伝えたいんですけどねぇ・・・



『今週のトッキュウジャー』

第25駅「おとぎ話が飛び出して」



その怪人を私めに貸してくだされ陛下



私が立派に役立ててみせます! そいつでキラキラを生み出してみせますから!!



「お前が考えてるみたいな、都合のいい二次元美少女なんて出てこないと思うが、それでもいいのか?」



はっ。あんなもん、ミスチョイスだからだよ。桃太郎がやる気のない状態で出てくればそりゃキラキラもせんが……




出てきたのがキョン子だったとしたらどうかな? 



やる気がなかったり適当だったりしても、ダルデレとしてはむしろメリットでしかない!

ヒーローに欠点があったら魅力を損なうが、ヒロインにとってデメリットはむしろ萌え要素!

ドジっ子だって暴力ヒロインだってめくら・癲癇・欠損だって萌える人は萌えてくれるんだ!!



「〜♪」(和やかに手を振っている)





お前は死ね



とにかく、ただでさえダルデレなキョン子がますますダルダルしていたら、

あまりのキラキラに宇宙から闇が消滅してしまうかもしれん……どうですか皇帝陛下!



「でもなぁ……ネットの画像とかをモデルにするにしても、お前もあの光浴びそうだし


そしたら出てきてお前の手を引っ張っていくのは、あの女だと思うぞ



「〜♪」(和やかに釘バットを素振っている)



私を殺さないで



なんで二次元萌えっ子が実体化、的なほんわかトークをしようとしてたのに

そんな目が覚めたらフレディが現実世界に飛び出してきたみたいな話にならにゃあかんのじゃ


くっ、こうなったら『愚将ではあるが忠義は本物』ネロ男爵ちゃんの萌えポイントでも語るか……

ザラムさんを筆頭に裏切り者を蛇蝎の如く嫌い、プライドを最優先に考えるような貴族主義でありながら

皇帝が罰しようとしないなら裏切り者のノア夫人を自分の判断で制裁しようとしない、耐え忍べるイエスマンのネロ男爵ちゃん


おばかさんだから、キラキラを皇帝が吸収できる仕組みとか一切理解できないけど、

皇帝がそれで結果出してるから手のひら返して盲信する事にした愛すべき無能な忠臣男爵ちゃん

(一応、グリッタ吸収までは反対しまくってたのでノーと言わなくちゃと思った事にはちゃんとノーと言える人です)


思わず「俺、10発はヤっちゃうよ」と猛りそうになってますが(その男爵ちゃんは違う男爵ちゃんだ)

ネロ男爵ちゃんはほんと理想的な三下無能部下なので、これからも私を萌え狂わせて欲しいものですね


あと、シュバルツさんが復活してましたけど。グリッタ嬢が鏡に映ってましたけど

つまり、鏡の前で皇帝がシュバルツさんにたくましいシャドウライナーを後ろから連結させてやれば


鏡の中でグリッタ嬢は自分のボディが愛する人をアヒンアヒンさせる様子から目をそらす事ができず

シュバルツさんもその姿と自分の痴態を鏡を通して見続けなければいけないプレイができちゃうという事ですね

くっ、もう少しこの展開が早ければ、夏コミで「がんばれ、がんばれ」以上のメインプレイスタイルになったはずなのに……!



「(1年ぶり以上の日曜感想なのにのっけからフルスロットルだなこいつ)」



『今週の仮面ライダー鎧武』

第42話「光実! 最後の変身!」



気付いたらもうストーリーが終りかけて申した


そんなわけで、物語も終盤となり、黄金の果実とはじまりの女をめぐる戦いになりましたね

それについてセンゴク博士にそそのかされたミッチーがヨモツヘグリシードを使って変身する事になりました

なんだかんだで兄弟そろってセンゴクさんに利用されてて微笑ましいですが、それはそれとして禍々しい形ですねヨモツヘグリシード



その形状は、この世のものとは思えない赤い鈴生りになった果実で……わかったぞ、これは桑の実だ!(違います)



ふっふっふ、この妖怪馬鹿の味覚と嗅覚を試そうと言うのか(雄山モード開始)

そもそも果実とは神話に欠かせぬ小道具で、『恵み』の象徴となる。黄金の果実はそこからきているな

だが、もう1つ果実が大きな役割を持つ神話がある。それが『ヨモツヘグイ』。死の国で食事をする事でその国の住人なる儀式だ

(炎属性なのは、日本の神話では黄泉の国の食べ物を黄泉の国の火で煮炊きした食物がヨモツヘグイと呼ばれるからそれ絡みかなと思いました)

ギリシャ神話のハデスとペルセポネの神話が有名だが、

これはヘルヘイムの果実がザクロに似ている事からも表されているな

そしてそれを象徴するように作られたヨモツヘグリシードのモデルがブドウとは……なんとも小憎らしい!

どちらの設定が先に決まっていたのかは分からぬが、ブドウのライダーがヨモツヘグイのモデルになるのは見事な伏線昇華だ

ブドウの実はイザナギがヨモツシコメから逃げる時に投げ捨てた髪飾りから生まれた果実。まさに人造のヨモツヘグリシードと呼ぶに相応しい

ヨモツヘグイの名を冠するにこれ以上相応しい果実はあるまい。桃は黄泉平坂に普通に生えてたし。タケノコは果実じゃないし(最後の方で雄山モードに飽きた様子)


少々のこじつけなら「どうせ偶然だよ偶然」と感じる妖怪馬鹿モードも、

ここまで色々と神話に通じるネタをやって偶然という事もあるまいと大満足ですよ


まぁ、「桑の実だ!」ネタは鎧武感想でいつかやりたいと思ってたので、ようやくやり遂げられた気分です



「ブドウは分かったけど、頭の部分がどう見てもキウイなのはどう説明つけるんだ?」



予算の都合じゃない?


そんな、番組終盤で0から新しいスーツとか作れないだろうし

いいんだよ、そういう細かいところを気にする私みたいな視聴者には

こうやって深読みできそうな要素をにおわせてやればそっちに食いついてくれるんだから



「自分の考察を正しいとも思わずに適当な事ばかり並べ立てるのがお前のクソな点だよ」



真面目な考察を期待する人間がこのサイト見るもんか

あとは、センゴク博士がなんかラスボス化してそれでクライマックスかな?

サガラさんは、QBっぽいポジションだから酷い目には合うかもしれないけど死にはしなさそうだし

しかし、ただ進化を促すだけの舞台装置的な知的生命とか、ほんとそういうの好きだねウロブチさん

人類と同じかそれ以上に高い知性を持ちながら、衝動を優先するような『人類には心境が理解しがたい』キャラとか……





超分かるんですけど



「まぁ、お前もある種の『意味ある生存』を蔓延させるためだけのシステムと言うか『地上最餌』と言う名の装置みたいなもんだからな……」



えぇい、相変わらずテキストサイトの相方としては不必要な重厚すぎる設定ばかり溜めこみおってこのクソ女が……!



『今週のハピネスチャージプリキュア』

第29話「アクシアの真の姿! シャイニングメイクドレッサー!!」



偉い人が現地妻をヤリ捨てて「俺には仕事があるから」って逃げたお話



舞姫みてぇ(率直な感想)


と言うか……あらやだ想像以上にフォローの余地がないですわこの神様!

でも「正妻をないがしろにして他の女に手を出しまくったから正妻の嫉妬の心がバーニング」って言うと、

世界一有名な神話の神様としてはある意味相応しいのかもしれませんね。あの兄弟、実はハデスさんが一番常識人なんだよね……


ちなみにガイムの方の感想でもハデスとペルセポネがどうこう言ってましたが、あの神話もとある説が酷くてですね

ハデスが豊穣神デメテルの娘であるペルセポネを誘拐したからデメテルが悲しくて働かなくなって作物が実らない冬の季節が地上に訪れたって神話なんですけど



〜良い子のギリシャ神話劇場(脚色してるけど大筋はマジでこんな流れの説があるでござるの巻)〜




『美の女神』アフロディーテ「最近さー、ペルセポネの奴、後輩のくせに調子にこいてね?


アテナに可愛がられてるからって、私らんとこに挨拶にこねぇとかありえねーでしょ?

おい、エロース(日本ではキューピッドと呼ばれるアフロちゃんの息子)。ちょっとハデスを矢で射ってこい



『性愛の神』エロース「すいません意味わかんないですお母さん


ハデス様って、あのハデス様ですよね? ゼウス様のお兄さんで冥府の神の

『ゼウスやポセイドンに任せてたら死者の国がメチャクチャになるから』って自分から地底に引き籠もったワーカホリック管理職の」



アフロ「ハデスっつったらそのハデスに決まってんべ。だからよ。お前の矢でハデスをペルセポネに惚れさせんだよ

そうしたらペルセポネはハデスにさらわれんべ? 冥府に連れてかれてざまぁみろだべ? んな事もわかんねーのかよwww」



エロース「はぁ。ハデス様が一番の被害者になるって部分は分かりました。まぁ、やりますけどさ」



そしてエロースの矢で射られ、ペルセポネさんに一目惚れしちゃってもう辛抱たまらなくなったハデスさん

しかし、ペルセポネさんと言えば豊穣神デメテルの娘であると同時にゼウスさんの娘でもあります

言わば、ハデスさんにとっては姪っ子。姪っ子を嫁にもらうんだから筋を通すべきと、

エロースの矢でムラムラしてても理性を振り絞ってますゼウスさんに挨拶に行きます



『ギリシャ神話随一の良識派』ハデス「弟よ……いや、お父さん! 娘さんを僕に下さい!!」



『ギリシャ視点で一番偉い神様』ゼウス「…………いやいやいやいや。兄貴、何言っちゃってんの?












俺達ギリシャ神は『結婚して下さい』なんて言葉は使う必要がねーんだ

なぜならオレやオレの家族(ポセイドン)はその言葉を頭の中に思い浮かべた時には!

実際に相手をヤっちまってもう種付け完了してるからだッ!
 



だからまぁ、とっととさらっちゃえよ。女なんて男がちょっと強引にリードしてやらないと(笑)」



ハデス「そ、そういうものなのか……? まぁ、俺はこれが初恋だしな

経験豊富で嫁さん何人もこさえて、しかも俺の好きな人の父親であるお前の言葉に間違いはないんだろう」



ゼウス「兄ちゃんはほんとに細かい事を気にする純情BOYだなぁ(笑)


ポセイドン兄ちゃんなんて、もう孫娘までいるってのに……まぁ、その孫娘の一人のエウロパちゃんは俺が牛に化けて拉致監禁して種付けしちゃったけど(爆笑)


あと、なんか後世でヘラクレスとか呼ばれそうな凄い赤ん坊が生まれたからヘラの母乳を勝手にあげたらヘラたん怒っちゃったのよね

俺には可愛い息子なのに……どれぐらい可愛い子かというと、母親は俺がスライム姦して孕ませた王女の息子であるペルセウス君の孫娘で

そのひ孫王女がいい女に成長してたから口説いたら、「いけませんわ、私には愛する夫が……!」なんて言うから、その愛する夫に化けてヤっちゃって

それでできた子供はそのラブリーダーリン君に育てて貰おうと思ってたんだけど、よくよく考えたら結構俺の血が濃く混じったベイビーじゃん?

だからまぁ、父親として当然の愛情を注いでやりたいわけよ。なのにヘラたんったら……そういうところが可愛いんだけど(笑)」



ハデス「(いまさら疑っちゃダメだぞ俺……! 目の前の相手は可愛い可愛い末っ子ブラザーで、一応はオリンポスの主神なんだぞ……!)」



そしてハデスさんは、ゼウスさんにそそのかされるままにペルセポネさんを拉致監禁

しかし、ゼウスの言うとおりにしたのに何故か泣き続けるペルセポネさん

ハデスさんはゼウスさんと違って合意が無ければセックさない主義なので困ってしまいます

もっと困ってしまったのは、いきなり娘が行方不明になったデメテルさん

地上の事をなんでも見てる太陽さんに聞き込みをして、ハデスさんの誘拐を知ります



デメテルさん「ハデスが娘を誘拐したですって!!? あんなに心優しい紳士が、なんでそんな事を……









って、100%うちの宿六がそそのかしたに決まっとるやんけ


おぅテメェろくでなしジュピター! 愛人増やすだけならまだしも、自分の娘を本人にも無断で嫁に出すとか何考えとんじゃボケェ!」



ゼウス「え〜、でも兄ちゃんはすっごい(俺にとって都合が)いい人だし。夫にするならお勧めだって絶対」



デメテルさん「まず当事者に説明しとけって話だよ。いいから娘返せ。話はそれからだ」



ゼウス「え〜、でももうあげるってハデス兄ちゃんに言っちゃったし〜」



デメテルさん「(ビキビキィ!)あっそ。じゃあ私、もう働かないから。地上には二度と作物は実らないね。残念だったね」



ゼウス「ただちに冥府に使者を送れ! 双方の合意が無い婚礼など無効である!!



まぁ、その頃にはペルセポネさんは『気配りの紳士』ハデスさんとちょっと打ち解けて、ザクロをもらったからそれ食べて

それが前述のヨモツヘグイとなり、食べたザクロの数だけ冥府に滞在する年間あたりの月数が決まってしまい、

娘が冥府に行ってる間はデメテルさんがストライキして地上には冬が来るようになりましたというお話なんですが……



ブルーさんは地球の神としてここまでの高みに上り詰めているんでしょうか?


(そんなもんを地球の神として認めるぐらいならみんな幻影帝国にチョイアークとして就職します)


でもあのブルーさん、僕は間違っていたみたいな事言って自分の反省体験から恋愛禁止令とか決めたみたいだけど、

結局はラブリーに無意識にコナかけて、せいじさんを嫉妬させちゃってるあたり何一つ成長してないっぽいんですよね……


あのファントムさんってのも多分、ミラージュさん側のせいじみたいな人なんでしょうし

そもそも自分は地球の神とか言いながら日本のプリキュアの合宿についていったりしてますし

(その頃にはもうハワイは氷漬けだったんだと思うと、ぐうの音も出ないほどの畜生に見える)


前述のエロースも、日本じゃ恋愛の天使みたいな扱いされてますけど、

実際は「性欲を伴う愛情」みたいな感じで、恋愛の神ではあるけどいい意味での恋愛じゃないんですよね


で、地球の神だって言うならアガペー(無償の愛情)を持って接しないといけないんですけど

ブルーさんの場合は愛情も理屈も押し付けるばかりで相手の事をな〜んも思いやってないと言うか

もうちょっと神様らしい優しさを見せてもらえないと、今のままだとこの人、権力持った伊藤誠ですよ

(よく人間のクズ扱いされますが、誠さんは受動的なクズであって能動的に他人を不幸にする気はありません)


まったく、今週はせっかく踊りとシャーマニズムの関係をプリキュアに見出してキュンキュンしようと思ってたのに

ブルーさんがあまりに『中途半端な優しさが他人を傷つける事を自覚しない困ったちゃん』だったためにえらく話が長くなってしまいましたよ!!



「まぁ、神ってのはシステムだしな。王みたく自由のある立場じゃない。やはりなるなら神よりも王だな」



「無自覚な悪意が一番の邪悪だから、昔っから口酸っぱくして学習しろって言われ続けてるんですよねぇ……


で、ここまで長々と語ったからにはこれからちゃんと感想を書き続けていくわけですよね?



あぁ、頑張るぜ・・・来週からな!!




新・日曜感想第一話『人間のクズやお払い』〜完〜