バキ外伝疵面
第35撃「逃がさねえぜッ」
花山薫という超ド級のタイフーンが去り、
G・Mサイドからの通信が無人の作戦本部にこだまします
・・・・・・アーサー中尉はどこに行っちゃったんでしょうか?
先週のラストではまだ無事だったと思いますけど。なんか聞くのが怖い質問です
なんか聞いたら笑顔で「転校・・・したよ」とか言われそうですね(くにまつが泣く頃に)
まぁ、あの花山さんを目の前にしてしまったんですから、
マスタージハドの空けた穴から「アイキャンフラーイ!」と叫んで飛び出したとしても責められません
そして地上では柴千春ら暴走族達に出迎えられる花山さん
・・・・・・木崎さん、今頃何やってんだろ?
まぁ、藤木組は現在花山さんを中心とした襲撃作戦の真っ最中ですし、
花山さんの無事を確信して自分たちはそっちの準備を進めているのだと思いましょう
ってーか、この特攻隊長もすっかり花山組の準構成員っぽくなってますよね
総長とかがいるはずなんですけど、いつの間にかこの人が中心になってヤクザ相手に兵隊回してますし
源王会戦が終わったら、厳駄無にも何かしらの抗争が発生しそうですね(オイ)
藤木組の襲撃は、ついにマスター国松の本部道場を襲撃するに至ります
近代兵器で武装した武闘派ヤクザ達の予期せぬ襲撃に合い、次々と蹴散らされる門下生達
やられ様があまりにもあっさり過ぎるので罠があるような気がしましたが、
「な・・・・・・なにィッ!?
ほ・・・・・・本部道場が・・・・・・」
報告を受けたマスター国松のヘタレフェイスを見るにそんなことはなかったぜ!
個人の戦闘でも、組織の戦闘でも藤木組が一手リードしています
流石は花山薫が慕う男。秋田太郎組長もまたなまなかなヤクザではありません
しかし、胴着着てマシンガン連射する門下生達も凄い絵ヅラですね
個々の技量では勝ってそうなのにあっさり負けてるあたり、
指揮官の能力って大事だなってしみじみ思わせて下さいます
前門のレックス、後門の藤木組
絶対的勝利を確信していたところから、一気に絶対絶命の大ピンチへ
窮地に陥ったマスター国松は、竜を噛む事ができるのか!?
そしてG・Mは、うろたえる部下に一つの命令を下します
「国松さん アナタ先に行ってなさい」
「い・・・・・・いや しかしそいつァ・・・」
「護衛達も引き揚げて」
「エ・・・ッ そりゃ・・・」
「じゃま」
はい、戦力外通告入りました
マスター国松の見せ場は、対レックス戦に集約される・・・・・・
そう思っていた頃が僕にもありました(やる気を失ったバキ君フェイスで)
「この子強いわ
巻き添え喰って死にたくなきゃ・・・・・・
急いでここを離れなさい・・・・・・」
「しゃあない撤退ッ
ほれ皆ァ いくでッ
(とてもそこまでたァ思えんが・・・)」
あっさり撤退しつつも、あくまで余計なひと言を残すマスター国松
あんたさっき相手を嘗めて本部道場に攻め込まれたばっかじゃないですか
どうしてそこまで念いりに負けフラグを立てたがるんですか
敗北を知りたがってた死刑囚の皆さんでも、そこまで負けるための準備をしてませんでしたよ!
ある意味大活躍のマスター国松が去ろうとすると、
レックスは足もとに手をおき、その超パワーでコンクリを千切りとってしまいました
そして肉食獣が獲物を威嚇するような、獰猛な笑みを浮かべます
「よお・・・いっとくけど・・・・・・」
「(坊や・・・・・・初めて笑ったわね・・・・・・)
・・・フフ・・・なにかしら」
「お前ら一匹も逃さねぇぜッ」
「あら・・・・・・そーゆうの大歓迎よ・・・」
花山薫の仇を討つため、恐竜が暗殺の王に挑む!
問題は、レックスは確かに鎬昂昇ぐらいには勝てそうなパワーの持ち主ですが、
催眠術やちょこまかとした素早さを駆使するG・M相手にはやや分が悪いかもしれません
いっそ、見せ場を作るためなら、
勇次郎細胞を埋め込んだ実験体クローンオーガとか、
強く握ったらビール瓶が縮むぐらいにはありえそうな存在と戦った方が良かったかもしれません
マスター国松を逃がしたのも、手下の温存と同時に勝つための布石のような気もしますしね
もしこのままマスター国松達を逃がさないようにとレックスが考えるなら、
コンクリート投擲で車を止めようとする隙をつけると考えているのかもしれません
どうなるかは分かりませんが、せめて花山さんが駆け付けるまで生存してもらいたいものです
来週は、レックスの最期の見せ場に期待しましょう
マスター国松には見せ場があるのか微妙になってきましたから
いっそ見せ場を作るためにもうちょっと少年漫画風にキャラチェンジしてみてはいかがでしょうか?
せっかく片腕なんだから、迫りくる花山さんに向かって
『残った右がやけに熱いぜ!!』と吠えてみるとか
ほら、ちょうど顔も目玉がぎょろぎょろしてて不退転戦鬼みたいなツラですし(オイ)