バキ外伝疵面
第32撃「G・Mサイドの核心」

今週もカラー袋とじつきで疵面復活&新連載の大攻勢です


烈先生と共に「疵面〜スカーフェイス〜復活ッッッッ」と叫びたくなるようなサービスですね


でも、カラー尽くしの花山さんの影で、

カラーどころか扉絵にすらおらず、一コマだけの寂しい出番しか無い主人公がいる事を忘れないであげて下さい・・・



本編は源王会会長であり、暗黒街の首領であるG・Mの登場から始まります

手下であるマスター国松を引き連れ、兵が警護する居城に帰還するG・M


なんでヤクザの組長が暗黒街の首領でお城に住んでるのかは、


別に分からなくても話が進むのでおいておきましょう(オイ)



まぁ、源王会の会長が海外で活躍して凱旋したのか程度に思ってたのですが、

今週の急展開を見るに物語がどんどん突き抜けそうなので考察は後回しにした方が良さそうです


何故か研究室に案内された国松さんが顕微鏡を覗くと、そこには妙な縮れ毛が一本

研究員曰く、それは神の体毛なのだそうです。その正体とは・・・・・・?



「曰く地上最強の生物・・・つまり・・・
範馬勇次郎のことでして・・・」
 


そして自室では巨大な勇次郎プロマイドに頭を垂れて帰還の報告をするG・M

どうやらG・Mはオーガを神として崇拝しているようです



「ただ複製の原料と致しましては
この体毛ではまだ不十分な点が・・・
成熟までに28年の時を要し・・・・・・生存率は15%以下と・・・・・・」

「ま・・・・・・ッまてまてッ
オ・・・鬼を造る気か・・・ッッ」
 



かつてジョン博士が薬学や生理学を中心に「地上最強の生物」を作ろうとしたのに対し、
彼らはクローン再生という手段を用いて範馬勇次郎そのものを複製しようとしているようです



いやぁ、キリスト教が偶像崇拝を禁止した理由が分かりますね

信仰は暴挙を産むものなので、それを律するためには約定が厳し過ぎるぐらいでちょうどいいのです 


でも、ロリコンへの規制は勘弁な!!(二次元崇拝者自重)



「あ・・・ご存じない・・・?」

「知らん・・・ッッ!!!
ちょ・・・・・・ちょいまて
こ・・・これ・・・鬼は知っとるのか・・・・・・?
や・・・中止じゃ中止・・・ッ
こ・・・こりゃあ時間と銭のムダ遣いじゃッ」
 


ただのヤクザ抗争がいきなり壮大な物語になりビビる国松お爺ちゃん


気持ちは分からないでもありませんが、うろたえすぎですマスター


マスター国松がすっかりヘタレなG・Mの腰ぎんちゃくになっています

疵面読んでない読者は、柳編の堂々とした態度からここまで落ちぶれられるものなのかと驚くことでしょう 


柳に腕をあっさり落とされた理由も分かろうというものですね 


芸事の世界に「ヘタクソに習うとヘタクソがうつる」ってことわざがありますが、柳のヘタレっぷりも師匠からの遺伝っぽいです(酷い言い草)



 しかも小物の常套句として、二言目には銭が銭がと喚いてますが、源王会の会計担当でもしているんでしょうか?


少なくとも、俗物根性だけはバキ世界でもナンバー1かもしれません


なんかもう柳や渋川先生どころか本部さん、いや花田でも勝てるんじゃないかと思ってしまう小者っぷりに落ち着きました


そんなヘタレ爺の前に、研究主任っぽい女性がやってきます



「マスター国松
これが”体毛”でなく”指”なら・・・・・・
時間も金も大幅に削減できるわ・・・
文句あるなら”指”を持って来なさいッッ」



中指を立てて男前に言い放つルシル女史

どうやらヘタレ化したマスター国松とは役者が違うようですね

もう国松爺さんは、この指を突っ込んで貰ってカツを入れられるべきですね(どこにだよ)



「オ・・・・・・ッ
鬼の指ィ・・・ッ!?
むちゃ言うな・・・・・・ッッ」

「こっちのセリフよ」
 



ヘタレを黙らせて去ろうとする男前なルシル女子

DNAなら、この人が勇次郎を口説けば駅弁スタイルで提供してくれそうです(オイ)


しかし勇次郎は案外、「やってみりゃあいい」とかゲラゲラ笑いながら馬鹿にしてくれそうですよね

まぁ、髪の毛一本にしても「欲しけりゃとってみな」と挑ませてからボコりそうですけど 



しかし国松お爺ちゃんはともかく、彼女達は本格的に範馬勇次郎(CV林原めぐみ)を目指してるようです


そうなったら、きっとバキ君が勇次郎を倒してもまた現れて「多分私は三人目だから」とか言ってくれるんでしょうか? 


まぁ、水槽の中に全裸の勇次郎が大量に浮かんでたら一瞬でSAN値ゼロになる自信がありますけど 



「あ・・・オイオイ お譲ちゃんっ」

「私 忙しいの 失礼するわ」

「そーもいかん・・・・・・・・・
G・Mが食事のお誘いや・・・・・・・・・」

「・・・・・・わかった 行くわ・・・・・・」
 



腰ぎんちゃくっぷりを存分に発揮したお爺ちゃん


ある意味、現時点までは一番活躍していますね


本編ならここで主人公の出番が無いまま話が進むところですが、

そこは我らが花山さん。あらすじ参照の理由から、半死半生で街を行く!!


殺したはずの男を見て、震える手で連絡をする連絡員のウルフさん



「は・・・花山が・・・歩いてる・・・」

「おおっとォ
なるほどそう来たか」

「ち・・・違う・・・ッ
こ・・・こいつはジョークじゃないッ」

「ハッハハ その手には乗らんよ・・・
いいかウルフ もうこれ以上緊急回線を使って遊ぶのはよせ」

「と・・・とにかくみてくれ 映像を送る・・・ッ」
 



ホラー映画の被害者みたいなやりとりをする二人がいます


なんかもうこの時点で「あ、ウルフさん死んだ」とか思える素敵なキャラですね



「またウルフです・・・・・・
現役のスワットで普段は優秀な男なんですがね・・・
困ったヤツですよ・・・」
 


信頼って大事ですね

すっかり駄目な子扱いされちゃってるウルフさん

普通はウルフとかカッコいい名前つけられたら
優秀なスナイパーなんじゃないかって思えたりしますけど(MGS厨自重)


なんだか狼少年みたいな扱いです。だからウルフなのかなぁ・・・(イジメみたい)


そして花山対策本部(?)に送られてくる写メ

それは、花山さんを真っ正面から撮った映像!


その写真が示す事は、花山さんの生存と、ウルフさんの死亡フラグ成就



最低限、本部に連絡をして素早く銃を抜くウルフさん

しかし、銃は構え、狙い、撃つ3アクションの動作です

1動作で「振り抜いて」来る花山さんの拳を前に、あまりに遅すぎる動き


哀れウルフさんは花山さんのパンチを顔面に受け、
見開きですっ飛ばされてしまいました


死の淵から蘇ったばかりでも、SWATをモノともしない

喧嘩師・花山薫の生命力は無尽蔵なのでしょうか?

それとも、その体を支えるものこそ義侠心なのでしょうか?


花山VSG・Mの再戦の日は近そうです



そして部隊は代わってG・Mのお食事会

ナポレオンハットをかぶったG・Mとルシル女史、そしてヘタレのパシリお爺ちゃんがお食事中です



「マスター国松
フランス国防長官から内線が入っております」

「あァ・・・待たせとけ」
 




何をいまさら大物ぶってんだジジイ



前半であそこまで醜態をさらしておきながら、

国防長官を袖にして大物感を醸し出している難儀なお爺ちゃんがいます


まぁ、もしかしたらマスター国松はG・Mのパシリですから、

G・Mへの電話をワンクッション置いて国松お爺ちゃんが取り次ぐかどうか確認しているのかも


(マスター国松のヘタレイメージを定着させようとするな)


ヘタレお爺ちゃんはともかく、ルシル女史にも何かお届け者があります

トランクケースに入れられ厳重に運ばれたアンプル、その中身は花山薫の血液!



「フフ・・・・・・
探すのよ 血の中から
不死身の因子をね・・・・・・」

「・・・そう だから敢えて花山薫なの・・・」



G・Mの目的は花山さんの不死身因子でした

なるほど、花山さんは、生まれついて特殊な細胞を持っているから強く不死身であるとG・Mは睨んだのでしょう 


そして、それを得るために源王会会長として花山を狙ったと

なんか、本編の主人公よりも壮大な話に巻き込まれてますね花山さん
本編の方は、主人公が壮大な話になんとかついて行こうと必死になってるのに


彼らも、せっかくなら勇次郎の遺伝子を受け継ぐバキ君とかを狙ってあげればいいのに


それともバキなんか所詮は勇次郎の劣化コピーだから要らんとでも言いたいのでしょうか?


な、なんて酷いやつらなんでしょうか!!(お前の方がよっぽど酷いよ)


まぁ、バキ君はどうでもいいとして、このままでは花山さんの不死性を受け継ぎ、


毛髪からでも再生可能な勇次郎クローン、略してユージローンが完成してしまいます


個人的には、花山さんは精神が花山薫だから強い、遺伝子関係ないってオチがつく気がするんですけど、



あんなハタ迷惑な存在を二つも作られたら地球が地球が大ピンチになります

いっそ潰し合ってくれればある意味世界平和のために重要な研究になる気もしますけど、流石に無理でしょう


しかしここまで勇次郎を神聖視するってことは、もしかしたらG・Mはかつて勇次郎に挑んで敗れているのかもしれませんね 



だからこそ、その強さに焦がれたとか 

そうだとすれば、これは奇しくも勇次郎に敗れた者同士の戦いになりそうです

勇次郎に敗れ、その強さを信奉した者と、
勇次郎に敗れ、それでも己のあるがままの強さを揺るがさなかった男

二人の在り方が、決着を分けるカギになる気がします


しかし外伝にすら影響を及ぼすとは、勇次郎も流石ラスボスだけはありますね 



影も形も見えない本編主人公とはえらい違いです


(なんで外伝でまで主人公をイジり倒してるんだお前は)