今週のピクル
第五話「憤怒り」



前回、ピクル感想を書いた後に、
TRPG関係で色々お世話になっているかもっちさんからこんなコメントをいただきました





>二週目で終わりだと思ったアレン君が4週たってもがんばってますね
>この調子で最後まで古代人(ピクル)対現代人(アレン)で戦い続けそうな気がしてます

>アレン君の行動を見てると、大吉さんのロールプレイを思い出しますので

>アレン(大吉)君が今後どんなロールプレイを見せるか、
>大吉さんには何かよめるんじゃないかと、感想期待しております



僕がアレンでアレンが僕で!!?



いやいや、ちょっと待ってくださいよかもっちさん
私は昔と比べれば最近は若干まともなロールプレイしてるじゃないですか
そんな、上司に不敬だわろくでなしだわ駄目人間だわなアレン君と一緒にされたくありませんよ!!

そりゃ、私はちょっと仲間に隠し事して自分だけ利益あげたり食事優先して犯人取り逃がしたり、

相手が強そうならペコペコ土下座して必要なら靴も舐めますし、
どんなキャラのロールプレイしても大抵仲間からウザがられますけれども・・・!



同じだ・・・・・・・・・
(アレン君の行動は)TRPGやったときの私と同じだ―――


だったらイケるぜ!!! 



いい感じに吹っ切れました

ちょうど、地下闘技場に引きずり出されたしこるスキーのように!!

(ありゃ吹っ切ったんじゃなくてヤケクソになって開き直っただけだよ


思考の双生児であるアレン君の行動・・・今なら全て分かる! 全て壊せる!!(壊すな)



「監禁・・・・・・・・・・・・って・・・・・・・・・・・・」


「驚かれるのも無理はありません
でも全ては現実です
ピクルくんが蘇生したことも
結果止むを得ず冷凍室に監禁したことも」
 



なんでちょっと誇らしげなんでしょうかこのアホ


まるで、いきなり覚醒して暴れたピクルに対し、
自分が適切な対処をしてことを丸く収めてやったと言わんばかりです


おい、誰か博士に先週までのチャンピオン読ませてやれ


アレン君は五台のパトカーを応援に呼びましたが、
彼らがVIP待遇で安全な場所まで連れて行ってくれるはずです

閉ざされていると思えば牢となり、出たくないと思えば城になるんですよ(どこの薬売りだお前は)


ともあれ、ピクル復活の窮地を脱し、
職務怠慢の窮地も梶原景時ばりの讒言で脱する

アレン君の悪運は相当強いようです


しかし、ちょっと自慢げなアレン君に対し、
パトカー五台の警官集団を見た博士は暗い面持ちで「愚かな・・・・・・」と言い放ちます

上司の無理解に、アレン君の顔から笑みが消えます



「お言葉ですがピクルについての
知識はなたより今はわたしが上だ」




なんでしょう。たった一度のピクルに対しての勝利(アレン君自己申告)が、

どうやらアレン君を蚊トンボから獅子へと変えてしまったようです


アレン君の撃った弾丸をはじき返し、
その弾丸を投げ返して自分の肩を貫いた事を必死にアピールします

まぁ、これだけの怪我でそれだけ訴えられれば大したものかもしれませんが、
いまいち知性の閃きを感じられないコメントですね

ここは一つ、「労災は降りるんでしょうね?」ぐらいすっとぼけたコメントが欲しいところです(すっとぼけてどうする)

あと、リアクションにも乏しいのがマイナス点です
まずはダチョウ倶楽部や出川哲郎に学ぶところからはじめましょう

空気を読まないなら、いっそこの前の24時間テレビの小島義男ぐらいはじけた方がいいです

・・・これでブレイクの芽が開くか、もうブラウン管ではお目にかかれないかのどっちかだろうな(なんの話だ)



「大リーグのピッチャーだってそんなことは不可能だ
パトカー5台だって十分かどうか・・・・・・」

「十分かどうかどころではない」
 


妙にみみっちい喩えで博士にピクル君の危険性を訴えるアレン君

投擲で致命傷を与えられる相手を大リーグのピッチャーより凄い扱いってのはなぁ・・・

そのベクトルでよければ、イチローあたりはバットで戦車の砲弾はじき返せそうで・・・・・・


いや、イチローならそれぐらいできるか(無茶言うな)


ともかく、アレン君は必死に博士にアピール
しかし、博士はアレン君の予測のさらに上をいっているようです



「ソーリー
建物の見取り図及び―――
冷凍室の位置は確認した
今から突入するが―――
ケースによっては生け捕りは断念させてもらいます」

「えッ イヤ・・・・・・・・・・・・
それはァ〜〜・・・・・・・・・・・・」


会話に横入りしてきた警察関係者の台詞に、
貴重なサンプルが死ぬのはまずいとばかりにアレン君が口ごもってしまいます

うん、いいですね。このイマイチ事態の重要性が理解できてない中途半端ぶり

隣で博士が「君らではムリだ・・・」「ただちに軍隊へ出動要請を出したまえ」と、
事態をしっかりと重く受け止め、的確な判断をしているだけにこの間抜けっぷりが引き立ちますね


流石はアレン君――最馬鹿の名に恥じぬ小物ッッ!! 


ちなみに博士はノーベル賞の受賞暦があるそうです
名誉の面からしても、アレン君の下っ端ぶりが強調されてますね
発育のいい女子に、去年のスクール水着を着せるような強調っぷりです


アレン君にはこのまま博士の下で働いて
是非最後には「なめてるやつで賞」を受賞してもらいたいですね

クロスカントリーでは、武器を持たずに下水道に入れば死亡率100%ですよアレン君(何の話だ)


そして警察の代表っぽい人も、
博士の発言にムッとしたようで言い返します


「ノーベル賞に盾つくつもりはないが―――
わたしが受けた報告では犯人は1人―――
ただし体力 性質ともに猛獣並み―――
以上のような内容だったハズだが
その犯人がいつからキングコングに・・・?」

「犯人像をどう伝えるか考えていたのだが・・・・・・・・・
キングコング 実に的確な比ゆをしていただけた」
 


博士の発言と同時に、研究所の壁が崩れます
現れたのは、顔を凍った涙で彩った全裸原人ピクル君

いきなり現れたジュラ紀ファイターに、警官隊の表情も凍りつき、
いきなり怒りの雄叫びと共にパトカーをひっくり返す様子を見て軍に出動を要請します



「(憤怒っている・・・・・・)
生き甲斐であり・・・食料であり・・・誇りでさえあった
親友を横取りされたことに憤怒っているのだ」
 


どうやら、冷凍されたティラノはピクルにとっての生きるヨスガだったようです

その食料兼親友を横取りされたために、今こうして暴走してしまっているのだと・・・



じゃあやっぱり悪いのはアレン君じゃん 


色んな意味でティラノ横取りした相手ですし
閉じ込めたつもりで冷凍庫に入れちゃったからこうして暴走してるみたいだし

日本だったらもうハラキリしか無いような状況ですね 


もしくは、責任を取ってアレン君がピクルの新しい親友になってみるとか

ほら、キングコングなら美女をさらってビルに登るものですし


美女はこの世界には存在しないので(妥協すればアニメ版梢江ちゃんで)

ピクルには一つ妥協してもらいましょう。もしくはアレン君に女装してもらうとか(させんな)


そういえばピクルがパトカーひっくり返した後、
アレン君の姿が見えませんが・・・・・・ひょっとして逃げた?


アレン君なら、平気で博士見捨てて逃げそうではありますけどね


そして真っ先に追いつかれます(王道展開)


ともかく暴走ピクルをほっとくわけには参りません
彼を止めるため、軍隊を呼ばれますがどうやら
軍にとってはこの出動は願ったり叶ったりのようです。何故なら―――



「実戦配備検討中だった
ある最新兵器の
またとない実験の機会だったからである」
 



ロボだこれ―――っ!!?(ガビーン)


いきなり予想外の展開です
軍は、人が搭乗するタイプの二足歩行戦闘兵器を開発していました

いや、搭乗ってのはちょっと違うかもしれませんね
どちらかというと、着ぐるみに近い感じです。搭乗者の頭部とかむき出しですしね



・・・・・・・・・ばっかじゃないの米軍? 


勇次郎にボコられすぎてちょっと可哀想になっちゃったんでしょうか?

きっと「この部品をつければこの兵器の性能は三倍に!」とか叫んでる
酸素が欠乏しちゃった感じのお父さんが製作にかかわっているんでしょう


何より、見た目がカニ型ってのがいけませんねこのロボ
なんせ、カニと言えばヘラクレスのヒュドラ退治以来の噛ませ犬として有名です


カニじゃ無理だ。勝てるワケが無い。発明BOYカニパンに作り直してもらえ


しかし、軍隊が上司に否と言う事もまた不可能

来週は誰がこの動く棺桶に乗り込む事になるんでしょうか・・・?


いっそのこと、アレン君が乗る事になったら面白いと思いますね


だってもう、SFホラーにおける死亡フラグは一通り立てちゃいましたし、

ここから先はただの一研究者に再び出番が回ってくるかどうか微妙ですから、

いっそアニメ第一話のお約束的に偶然パイロットに選ばれてみればいいと思います


そして博士相手に、


この戦いが終わったら―――故郷の婚約者と母親を安心させてやるって約束なんです


とでも言ってあげれば完璧です
あっ、もちろんロケットは開けてですよ


後はなんだ、もっと主人公っぽい熱血少年が出てきて、
彼を人間的に成長させるために大人キャラとして絡んでみるとか

「お前らが次の時代を作っていくんだよ」と立派な背中を見せていれば立派なフラグが立ちます


アレン君、次は戦場の死亡フラグに挑戦するのか!!?(どんな漫画だこれは)