不定期更新名台詞
過去ログ4



第三百一回

羨ましいことです
麻雀打ちが麻雀を打って生きてゆくのだから・・・
鎌田{根こそぎフランケン―番外編― 錆びた刀}

第三百二回

だが・・・勝負の世界に永遠の勝利などというものはない
勝負師の体力と反射神経はスポーツ選手のそれと同じだ
歳とともに衰える だから私は引退した
私は凡人だ だから雀荘のおやじもできる
しかし橿原さんにはそこ以外に生きる世界がない
鎌田{根こそぎフランケン―番外編― 錆びた刀}

第三百三回

「分け前だ
これで借金返せ」

「どう使おうがおれの勝手だろ」

「最後の半チャンのオーラス
昔ならペン7萬でツモアガッてた
あれで連勝は終わりだ
つぎの半チャンはもっと難しい手が来る
なぜか気持ちが切れた・・・・・・
麻雀は張りゴマに大小をつけられない
だから 良い状態をどれだけ続けられるかだけだ・・・・・・
「勝ったり負けたり」は「しのげない」と同じ意味だ
だが勝ち逃げはできる
これでやめとけば おまえは勝ちだ」
橿原&田村{根こそぎフランケン―番外編― 錆びた刀}

第三百四回

勝負の世界に永遠の勝利などない
もちろん彼はそれを知っている
しかし なおそこに居続ける
鎌田{根こそぎフランケン―番外編― 錆びた刀}

第三百五回

本当にまったくの偶然とはいえ
なんらかの形で多くの人に迷惑をかけたのは心から反省しています
中には僕が描いた軽はずみな一文で 泣いた人もいるかもしれない

だが

本当に泣きたいのは僕の方だ!!!
木多康昭{平成義民伝説代表人}

第三百六回

平和だなぁ・・・
平和ってステキだよホントに・・・!
オレ絶対守ってみせるよ! この平和!
だからもう・・・早く乱れろよ平和・・・!
武士沢光沢{武士沢レシーブ}

第三百七回

「監督・・・・あなたはなぜそこまでやるのですか?」

「巨■ファンてのはいいよなあ・・・・
つくづくうらやましいよ・・・・
あいつらは会社でいやなことがあっても
家に帰れば巨■が勝ってくれる
だから次の日からまた気持ちよく仕事ができる
だがタイガースは弱い
だからその怒りを仕事にぶつけるしかない・・・・
タイガースファンはみんなそうやってがんばって生きてるんだ・・・・
この気持ちは巨■ファンには絶対わからねえ・・
いや わかってほしくもないがな・・・・
俺はその怒りを仕事のパワーに変えて出世した・・・・
暗黒街のドンになり 念願だったカニパーティーも開いた・・・・
夢はすべて叶った・・たったひとつをのぞいてな・・・・
笑うだろ・・俺がこんなに努力しているのに・・・・
タイガースはいつも最下位だ
だから自分で優勝させることにしたんだ」

「監督・・・・・・今日こそ我々だけの手で勝ってみせますよ」

「そう願いたいな」
桧■&タイガー{実録タイガー物語}

第三百八回

忍者は名を捨て、過去を捨て
命令に従い生きてこそ忍者・・・
だが・・・花の名を忘れても
花の美しさを人は知っている
だから、戦える
命を、賭けられる
忍者を・・・全とうできる
シュリケンジャー{忍風戦隊ハリケンジャー}

第三百九回

コスモスを・・・ムサシを援護する!
ただしカオスヘッダーの 放つ光球だけを狙う
ムサシとコスモスを守る為に!そして・・・カオスヘッダーも守る為に!
皆行くぞ!全ての命を守る。これが俺達の究極の目的だったハズだ!
ヒビキ隊長{ウルトラマンコスモス}

第三百十回

さようなら鉄朗・・・
いつかお別れの時が来ると私にはわかっていました
私は青春の幻影。若者にしか見えない時の流れを旅する女
メーテルと言う名が鉄朗の思い出の中に残れば、それでいい。私はそれでいい
さようなら・・・鉄朗・・・
貴方の青春と一緒に旅をした事を、私は永久に忘れない。
さようなら・・・私の鉄朗。さようなら・・・
メーテル{銀河鉄道999}

第三百十一回

たとえ明日死ぬとしても
やり直しちゃいけないなんて誰が決めたんですか
古畑任三郎{古畑任三郎}

第三百十二回

「あんた・・・マジに最高の英雄{ヒーロー}だった・・・
使命感に燃える本物のポリスだった
親のいねえガキなんざあんたの背中見て育ったもんだ」

「知るかよ!!
当然の報酬だと思ってるぜ俺ァよ!
今の地位を手に入れるために必死こいて頑張ってきたンだからなァ・・・
ガキの夢など関係ねえ 自分中心に世界が動く
俺が嘘言やたちまち真実になる 人だって殺せる
出世なんてもんはなァバド・・・
しょせん甘い汁を吸うためのステップでしかねェンだよ・・・!
よく覚えとくンだな!!!」

「あんたの方こそ覚えときな・・・
いいか・・・ヒーローってのはな・・・
子供{ガキ}に正体バラしちゃあ終いなンだよ・・・」
バド・ワイザー&アーリー・アメリカン{COSMOS}

第三百十三回

なぜなんでしょうね・・・
人は笑顔に迎えられ泣きながら生まれてくる
そして泣き顔に送られ笑顔で逝く・・・・・・
そんな一生の間で・・・・・・
狂熱の青春時代
師との出会い
好敵手達との死闘――
しかし今そんな事すら陳腐に感じるのだ

旨{うまい}

この感情に俺は支配される
先生{ラーマゲドン 拉麺最終戦争}

第三百十四回

「ここでお別れださくら!
おまえにたどり着く場所があるように・・・
俺のたどり着くべき場所はここって訳だ」

「だッ・・・だったら私もここで・・・待っ・・・」

「行け!」
火引弾&春日野さくら{さくらがんばる!}

第三百十五回

「なぜこの様な仕打ちを私にオニイサマ?」

「はっはっは バカだナー
君が幸せだと俺が可哀想だ」

「地獄に堕ちろ」
シャーボ&レンジ{プロフェッサーシャーボ}

第三百十六回

あんたのやれることは目の前に転がってんだろ
だったら四の五の言わずにやれよ
結局俺達は自分の領分で今やれることやるしかねーんだよ
過去に囚われたり未来に縋ったりする暇はねー
んなことしてたら大事な今がまたこぼれ落ちるぞ
今しかやれないことがあるはずだ
最後の最後はとりこぼすなよ
丹波鉄男{だんでらいおん}

第三百十七回

「・・・相変わらずやかましい男だね
夢に出てきてまで喚き散らさんどくれ」

「ゆっ・・・夢じゃねーやい!
わしゃお前と仲直りするために自縛霊にっ・・・!!」

「自縛霊?
バカかい あんた」

「バカはねーだろ!
わしゃお前に一言詫びたくてっ」

「それがバカだって言ってんの 言っとくがねぇ
詫びの一つや二つで清算できる程 私の人生は安かないんだよ
例え最後がどんなんでも 私とあんたが生きた五十年は変わらんだろ
今さら安っぽい言葉で飾りたてなくたってさぁ
ほころびだらけだけど賑やかだった人生が私は気に入ってんだよ
人間 死に方は選べないが生き方は自由だろ 肝心なのはそれさ
笑って死ぬことはできなくても私ら散々笑って生きてきたじゃないのさ
それ以上何がいるってんだい 今さらゴチャゴチャ・・・・・・情けないよあんた・・・
見るにたえない・・・さっさと消えちまっとくれ」

「・・・最期まで憎たらしい奴よ・・・
・・・わーったわい!
言われんでも消えてやるわいチクショー!!
だけど最後になぁ
安くさかろーが何だろーが
これだきゃ言っとくぞババア!
お前といた五十年・・・色々あったけどなぁ
やっぱ楽しかったぞクソババア!!」

「そのまま返すよクソジジイ」
婆さん&中山春吉{だんでらいおん}

第三百十八回

「涙は女の最大の武器じゃと昔オカンに教わったけん
気持ちが落ち着くうえに男もおとせるちゅーて」

「どーゆー母ちゃんだよ
・・・んなもん武器にするくらいなら笑顔の一つでも覚えな
泣き顔と笑顔じゃ世界の見え方も変わってくるぜ
楽しい時は勿論 辛いことも笑い飛ばせる気概がありゃあよ
もう恐いものなんざねーよ 地獄も極楽に変わるってもんだ」
鉄美咲&丹波鉄男{だんでらいおん}

第三百十九回

跪け! 命乞いをしろ! 小僧から石を取り戻せ!!
ムスカ{天空の城ラピュタ}

第三百二十回

「よーしマグナム
では今度はお前に「覇王への道」を教えてやろう
一緒にさらなる高みを目指そうぞ〜〜っ」

「もうやめて これ以上私の圭司くんに手を出すのはやめて〜〜っ」
師匠&清水真琴{帝王への道}

第三百二十一回

この宇宙は常に力強く動いている!
俺もそんな風に生きよう・・・少しずつでいい
強い心で生きていけるように・・・!!
バラダット・ナイブス{惑星を継ぐ者}

第三百二十二回

ごめんなさいごめんなさい!
カナブンよりもごめんなさい!
鳥井あすみ{すべてに射矢ガール}

第三百二十三回

「まー俺にまかせろ
さっきコイツ斬ったら血が出たんだよ
名言あったよな「血ガデルナラ殺セル」
ジョンレノンの言葉だ」

「ジョンレノンじゃねえだろ!?
ウソ・・・ジョンが・・・!? ジョンよ!!?」

「でもレノンだよ」
辻斬り108号&蟹江リカ&アンデッタ{不死身探偵オルロック}

第三百二十四回

そうか・・・・
お前 もう 帰っちまうのか・・・・
さらば・・友よ・・・・だなぁ・・シロー・・・・
ビリー・ザ・キッド{ウルフガン}

第三百二十五回

勝負には負けたが・・・
わしはうれしいぞ!
ここにもわしらと同じ鬼がいた。
「ゲームの鬼」というすばらしい鬼がな・・・。
鬼{電脳ボーイ}

第三百二十六回

「そのために、今日、ここで私を待ち伏せしたのか!
私の妻の名を、自分の都合のいいように使うために!」

「そのために、私は今日のこの日とこの場所を選んだのです!
あなたと山岡さんの反目の原因となっている、あなたの奥様、山岡さんのお母様、
その方を、私の味方につけるために、この日とこの場所を選んだのです!」
海原雄山&栗田ゆう子{美味しんぼ}

第三百二十七回

俺がここにいることが不思議そうだな。
あの時の落盤は魔王山の仕掛けなどではない
俺はあの時魔王像の秘密に気づいた
その瞬間俺の今まで抑えていた気持ちが爆発した!
お前を出し抜いて 俺がアリシアを救おうと!
そしていかにもここに仕掛けられたワナのように俺は魔法を唱えた!
フフフ・・・ハハハハハ! ヒャーッヒャッヒャアア!! 
おもしれぇほど簡単ににひっかかったぜ。
ハッシュが無様にもおっちんだ後だっだしな!
後はてめえを絶望のどん底に突き落とすため王殺しの罪を負わせた!
だがてめえはここに来やがった!!
てめえは いつもそうやって!
俺のしてえ事をブチこわしやがるッ!!
むかしッからそうだ!
俺がどんなに努力しても!
てめえはいつもそのひとつ上を行っちまうッ!!
あの決勝大会のときもなあッ!
俺があの夜どんなに苦しんだかてめえにッ!
てめえなんかにッ!! わかられてたまるかよッ!!
だが俺は今迄の俺じゃねえ
今こそッ! てめえをブッたおしッ!!
てめえの引き立て役だった過去に決別してやるッ!!
あの世で俺にわび続けろオルステッド――――ッ!!!!

ストレイボウ{LIVE A LIVE}

第三百二十八回

来ないで!
・・・・オルステッド・・・・なぜ・・・・来てくれなかったの・・・・?
私は待っていたのに・・・・・・・・この人は・・・・ストレイボウは来てくれたわ!
・・・・この人は・・・・いつもあなたのかげで苦しんでいたのよ・・・・
あなたには・・・・この人の・・・・負ける者の悲しみなどわからないのよッ!!
ストレイボウ・・・・もう何も苦しむことはないわ・・・・私が・・・・ずっといっしょにいてあげる!

アリシア{LIVE A LIVE}

第三百二十九回

私には・・・・もう何も残されてはいない・・・・
帰る所も・・・・愛する人も・・・・信じるものさえも・・・・
魔王など・・・・どこにもいはしなかった・・・・ならば・・・・
この私が魔王となり・・・・自分勝手な人間達にその愚かさを教えてやる・・・・
私は今より・・・・オルステッドなどではない・・・・わが名は・・・・魔王・・・・オディオ・・・・!

オディオ{LIVE A LIVE}

第三百三十回

これやけん男ん子は好かん・・・・
いつか・・・・ウチの手を離れて一人で歩き出してしまう
鷹津サエ{チャンバラ}

第三百三十一回

・・・・本気で剣を交わした剣士たちは戦いの中
本物の言葉を交わす・・・・それが私たちの会話だ
だからこそ相手への感謝と尊敬を込めて礼をつくすのです・・・・
鵜飼源十郎{チャンバラ}

第三百三十二回

「もっと・・・・はしゃぐかと思ってた
一回戦みたく 勝って嬉しくないの・・・・?」

「・・・・そりゃ・・・・嬉しいばい
けど・・・・けどあの人たちが今までどれほど稽古をして来たのか・・・・
どれほど勝ちたかったのか・・・・それを考えたらとてもはしゃぐ気にはなれんばい・・・・」
鵜飼千鶴&鷹津隼十{チャンバラ}

第三百三十三回

色褪せたんだ・・・・
あの男の圧倒的な力に出会ってから・・・・
剣友や仲間・・・・自分のやってきた剣道・・・・
今までキラキラと輝いていたものが
まるでつまらないもののように色褪せて見えたんだ・・・・
オレはそれが悔しくて悔しくて・・・・だから・・・・
あの男の”強さ”に少しでも近づこうとあせっていたのかもしれんな・・・・
赤・・・・ああ・・・・色が戻ってきた・・・・
烏丸一平{チャンバラ}

第三百三十四回

「この赤尾!!
いつかこういう日が来ると!
いつか部長がこう言ってくださると・・・・・・・・
今まで憎まれ役を演じ続けた甲斐がありましたぞ!!
ごらんください!! 全ての退部届けこの赤尾の胸一ツにとどめ・・・・
顧問に提出してはおりません!! 部長さえその気になればいつでも・・・・」

「・・チッ・・赤尾・・・・このバカヤローが・・
{ホンットバカヤローだぜ・・・・} 稽古を・・・・始めようか・・・・」

「はいっ!!」
赤尾&烏丸一平{チャンバラ}

第三百三十五回

「{・・・・鷹津・・・・
石黒さんが「お前に賭ける」と言った時・・・・
「何でだ」って思った・・・・
剣道が好きで辛い時にも必死に耐えてきた
オレたちにできなかったことが「何でお前なんかに」って・・・・
だけどお前は烏丸部長に勝って・・・・また部は一つに戻った・・・・
そうして数か月お前とこうして稽古してきてわかったことがある・・・・
好きだから耐えるんじゃなく・・・・好きだから楽しむんだってなあっ}」

「{鷹津よォ・・・・
オレのシゴキはたいがい演技だったんだがなァ・・・・
お前のコトはちょっと本気でムカツイてたんだよなァ・・・・
なんでかってェと・・・・お前の目は真っ直ぐすぎる!!}
たまにゃあよっ・・・・こーゆー技もなァッ・・・・
{ああッ 負けだ負けェ! ウワッハハハ―――ッ!!}」

「{お前に賭けた
あの時の僕の判断は間違いじゃなかった・・・・
鷹津! 鷹津よ 心から感謝する!!}」

「{・・・・不思議なヤツだぜお前は・・・・
仲間でありながら敵でいたい・・・・
敵でいながら仲間でありたい!!
きっとよ・・・・こういうのを剣友と呼ぶんだろうな・・・・
だがオレは知ってるぜ・・・・}」

「{感じるんだ}」

「{わかるんだ}」

「{お前には・・・・}」

「「「「{お前には本気に戦いたい相手がいるなぁ!!
明日の大会・・・・そいつをブッ倒して来い!!}」」」」
和久井&赤尾&石黒&烏丸一平{チャンバラ}

第三百三十六回

「いい月が出とるの・・・・」

「・・・・ばあちゃん・・・・
オレ・・・・強くなれたやろうか・・・・?
親父が言うみたいに強く・・・・」

「さて・・隼十よ・・
お前の父親は確かに強かった・・・・
しかしただ一敗・・たった一つの敗けが
あの男をダメにしてしもうた・・そげな男の言うことなんち気にせんでも・・」

「・・ばあちゃん・・それは違う・・
オヤジはたぶん・・嬉しかったんよ
自分より強いヤツがまだおるっちいうことが・・・・
強いヤツと戦えるっちことが・・」

「・・・・やけん・・・・
いてもたっても居られん様になってしもたっちか・・・・」

「明日・・・・オレもそういう男と戦うけん・・
それが嬉しいでしょうがないとばい・・・・」

「・・・・・・・・
{大きゅうなった・・・・}
隼十・・・・お前は強うなった・・・・
明日は・・・・力いっぱい暴れて来い・・・・!」

「・・・・親父も・・・・
この月をどこかで眺めとるんやろか・・・・?」
鷹津サエ&鷹津隼十{チャンバラ}

第三百三十七回

鷹津派一刀流は
一太刀に己が全てを賭ける
一撃剣・・・・なれど隼十よ勘違いするな
それは命を捨ててかかる捨て身の一撃にあらず
”己が全て”とは命のことではない 信念よ
己が行く道を信じる心よ!
信念なくば命になど何の価値もなく
信念なくば剣などただの暴力にすぎん
一太刀に全てを賭けるには勇気が必要
なれど・・・・勇気に力を与えるは信念
ゆえに隼十・・・・大きくまっすぐに打て
誰にも恥じることなき一撃を打て
鷹津サエ{チャンバラ}

第三百三十八回

「あんた ど・ぎゃんぶらぁなんだろ!!
一発かけてこいよ!!
違う男と暮らしてるかもしれないけど
黄色い物が干してあったんだろ
会ってもいいって言う母さんのメッセージなんだろ
奪ってこいよ 男の人生賭けてこいよ」

「わ・・・わかった・・・
勝負してやろうじゃないかあ!!」
田原リカ&田原{ど・ぎゃんぶらぁ}

第三百三十九回

俺は常識を超越した!!
海馬瀬人{アニメ遊戯王}

第三百四十回

だめだっ
ゴキブリの速さに・・・・・・まるでついていけない!
なんて反応の速い生物だ!
こいつらを倒すためには・・・
こいつらと同じ能力を身につけなければ
ゴキブリの能力が欲しいっ
タケシバヒロシ{コックローチマン登場}

第三百四十一回

「い・・・いや自分でも
自分を見失っていることはわかってんだよ・・・正直に言うと・・・
でっでもどこをどう見失っているのかわからなくって・・・できればおっ おしえて・・・!!」

「いい?
百歩ゆずってたとえばその精子で
すばらしい要素を持ったスーパーベビーができたとして!
だれが結局その子を育てるの?」

「あ・・・」

「その子はあんたのその背中を見て育つのよっ
こんな・・・根性もないくせにやたら科学に頼る情けない男を見て育つのよ」

「お おおおおおおっ!!! なるほど」

「もうあんたみたいなバカとはつきあいきれないわ さようなら」

「・・・・・・
なるほどそうか
どんないい素質の子ができても―――
こんなおれが育てりゃもとのもくあみか
さすがはおれのホレた女だ! 筋が通ってやがる!!!」
首藤レイ{燃えるデオキシリボ核酸}

第三百四十二回

おれも若いころはくだらねえ本をたくさん読んだものよ・・・
ハッハッハッハ!! まったくくだらねえ本だったぜ!!
だがな・・・・・・・・・・・・
おれが生き方を学んだのはそんな本からじゃねえ!
くだらねえ本など足もとにも及ばねえ―――

おやじの強烈な生きざまと
何があってもおれを信じてくれた
おふくろのあったけえ愛だった・・・・・・

病気の子供の患部を
とりのぞくことばかりやっきになっても―――
かんじんの体が栄養のいきわたった健康体でなきゃあ水のアワだろうが!!
ようするにだ・・・おれたちが感動したマンガを買ってやりゃあいいのよ!! フッ!

子供の前におれたちが本を置く・・・・・・
おれたち親が感動しやめられなくなりやみつきになったものだ・・・・・・
○○○○だけが売り物のハンパなマンガとは感動の「格」が違うだろうおっ!!

それでもまだあんたたちの気にいらねえ
「悪書」といわれるマンガを選ぶようなら―――
そっからはそこまで育てた親の責任だ 違うのかい?
はたして子供が感動しやみつきになる本を選ぶことができるか―――

子供がなけなしのこづかいを
はたいて買うのはどっちの本か?
言ってみりゃあこいつあ親と子の感動バトルよ!!
いやな本をとりのぞくより―――
ケチケチしねえでおもしれえ本をバンバン買ってやるのよ!
これが人としての常識正道ってやつじゃねえのかい!?
謎の父兄A{さらばインサイダーケン}

第三百四十三回

「いえ もう戻る気はありません・・・・・・
私はずっとこのクローンの体で生きていきます!
私も十年前・・・その人と同じことを考えて―――
魂をクローンに移しかえてもらいました
そしてさまざまな挑戦をくり返し――
ときには人助けのため死ぬような目にあったことさえあります!
このキズのひとつひとつが
今ではもうかけがえのないこの私の生きた証!
勲章になっているのです!!
もったいなくってこの肉体をはなれることなどできません!!

「私の作ったクローンの体が
国際スターとして活躍し続けるなんて光栄ですな」

「しかし できるなら
このキズはクローンではなく
実際の私の体にきざみこみたかった・・・!!」
飛岡剛&首藤レイ{勲章}

第三百四十四回

「命ってなんだ・・・?」

「え・・・?」

「オレは今夜死ぬ・・・
その代わりあの竹田という男は生き延びる・・・・・・・・・」

「お前は・・・なぜ生きる・・・・・・?
金もない・・・才能もない・・・その上怠け者だ
お前の命は・・・・・・なんのために存在している・・・?」

「フザけんかァ!!
お前の命は今オレが握ってんだぞォ!!」

「・・・・・・・・・その通り・・・
オレは死ぬためにここに来た・・・」
真島&坂本次郎{示談交渉人M}

第三百四十五回

「オレと真島が出会ったのは10年前・・・
オレ達は調布刑務所に服役中だった・・・
刑務所ってのはアリの多い所でね・・・・・・・・・
だが真島は・・・どんな時でも絶対に・・・・・・アリを踏まなかった・・・
真島が示談屋を始めたのはそれから4年後・・・出所後間もなくだった・・・」

「服役してた理由は?」

「つまらん盗みを働いちまってな・・・出来心さ・・・」

「アンタじゃねーよ 真島さんだよ」

「殺人・・・」
竹田満&坂本次郎{示談交渉人M}

第三百四十六回

「なぜ春山組長を殺した・・・?」

「気に入らなかったからさ・・・
あの時・・・春山が春山組を上原組直参にして欲しいと言ってきた・・・
最近勢力を伸ばしてはいたが春山はオレの子分だ・・・
それがオレと同じ地位に上らせろと言ってきたワケだ・・・
子が親に並ぶなんて道理が通らない オレはその話を認めなかった
だが春山は諦めがつかなかったんだな・・・
オレに隠れてさらに上の若頭に直接昇格を働きかけた・・・
オレを無視し自分の力をおごった・・・オレのメンツを潰しやがった」

「だから殺したのか・・・・・・?」

「・・・・・・・・・それがヤクザだ」
坂本次郎&近藤政美{示談交渉人M}

第三百四十七回

「2千万ある
手紙を回収してオレの前から消えろ」

「信用できない・・・・・・・・・
手紙を回収すればアンタはまたオレ達を狙う・・・・・・・・・」

「ナメた口きくんじゃねェぞォォォ!!」

「信用できないならウチの組長に顔を通してやろう・・・
そうすればオレも手を出せない・・・」

「ヤクザなんだろ・・・?
オレを・・・オレを殺さなくて満足なのか・・・?
人間には・・・支配する者とされる者しかいないんだろ・・・?
たかが2千万でオレが手を引くと思うか・・・?
一生アンタをゆすり続けるかもしれないぜ・・・」

「ガキが虚勢を張るな・・・
適当な所で手を打たないと後悔するぞ・・・」

「アンタこそ・・・
今ここでオレを殺せなかったらヤクザじゃねえ・・・・・・」

「竹田がどうなっても構わないようだな・・・
一体いくら欲しいんだ・・・・・・?」

「金なんていらねえ・・・
オレの魂は売り物じゃねえ・・・!!
勝負だ オレが・・・お前をこの手で壊してやる・・・!」
近藤政美&ヤクザ&坂本次郎{示談交渉人M}

第三百四十八回

麻雀は・・・覚悟だ・・・!!
全てを失っても・・・構わないという覚悟だ・・・!!
真島さん・・・あの日アンタはなぜオレをパートナーに選んだ・・・?
なんのために・・・竹田さんの身代わりを買って出た・・・・・・?
真島さん・・・アンタの命はオレが引き継ぐ・・・!!
坂本次郎{示談交渉人M}

第三百四十九回

次郎・・・オレ達は正義じゃない・・・
真島を殺したのは・・・・・・オレ達だ・・・
だからこだわった・・・でも・・・罪を犯した者は・・・
生きていちゃいけないのか・・・?
だからこそオレ達は”罪”にこだわった――
生き抜くことでしか罪は償えない・・・!!
竹田満{示談交渉人M}

第三百五十回

どんな気持ちだ・・・? 
近藤さん・・・アンタは今 初めてオレと同じ土俵に立った・・・
負ければ全てを失う・・・そこから見える景色は・・・・・・・・・どんな色をしている・・・?
坂本次郎{示談交渉人M}

第三百五十一回

「近藤さん・・・・・
オレは別にアンタを憎んでいるワケじゃない・・・」

「ならばなぜ勝負にこだわる・・・・・・・・・?」

「見たいんだ・・・・・・・・・
あの日・・・真島さんが見ていた景色を・・・・・・・・・」
竹田満&近藤政美{示談交渉人M}

第三百五十二回

「森山組長・・・
もしも春山を殺したのがオレだとしたら・・・
オレは絶縁ですか・・・?」

「当然だ」

「じゃあオレが死んだとしたら・・・?」

「死人は絶縁できない・・・
近藤組の面倒はオレが見る・・・」
近藤政美&森山組長{示談交渉人M}

第三百五十三回

「なあ次郎・・・
これからどうするつもりだ・・・?」

「別に・・・」

「二人で手を組まねえか・・・?
真島の遺志を継いで示談屋を始めるんだ」

「いや・・・やめとくよ・・・・・・・・・
自首するつもりだ オレは法を犯したんだ・・・」
竹田満&坂本次郎{示談交渉人M}

第三百五十四回

「オレは自分の死が怖い・・・
だから他人の命を奪ってきた・・・
教えてくれないか・・・? 命って・・・なんだ・・・?」

「答えなんてどこにもないさ・・・
だけど思うんだ・・・死ぬことは命の消滅じゃない・・・
アンタの命は・・・オレが背負う・・・」
竹田満&近藤政美{示談交渉人M}

第三百五十五回

「ニトロ博士、これはどういうことか説明してもらおうか!!」

「いま少し時間と予算をいただければ・・・」

「弁解は罪悪と知りたまえ!!」
ゼロ卿&ニトロ博士{モンタナジョーンズ}

第三百五十六回

「君もすっかりなじんだもんだ」

「異人の俺を受け入れてくれるのだ・・・優しい人達だ」

「なあ馬眼 正式に女王陛下に仕える気はないのかい」

「侍は二君に仕えないんだ すまんな」

「{やはりいつものこの返事か・・・
自分の君主が既にこの世にいない事を知っていて・・・・・・}
わからんよ サムライって奴は・・・」
シェイクスピア&馬眼{グラン・バガン}

第三百五十七回

「・・・・・・虐殺を見すごせと言うのですか・・・」

「過ごした国に情が移るのはわかる
だがどの道 英国はスペインに勝てはせん・・・
今でも儂に対して忠義があるなら
もう一度力を貸してくれぬか
儂の天下人の夢――お前と共にに叶えたいのだ」

「み・・・光秀様・・・
も・・・もったいのう・・・」

「?
どうした馬眼
久しぶりに顔をよく見せてくれ」

「あなたに・・・」

「何?」

「あなたに拾ってもらう前の俺は人じゃなかった
戦災孤児だった俺は―――――まるで獣だった
飢えのためにネズミの死骸も死体にわく虫まで口にした
ひもじくてさみしくて・・・・・・光秀様 あなたに拾ってもらうまで

俺は・・・人のあたたかさを知らなかったんです

たとえ世界中の人があなたを笑っても・・・
俺だけは絶対にあなたを笑ったりしなかったのに・・・・・・!!

昔の俺みたいな子供を増やす行いには・・・手を貸せません
あなたに・・・人の道を歩かせてもらったから・・・もう その道は外せない!!」
馬眼&明智光秀{グラン・バガン}

第三百五十八回

おまえ・・・いつまで生きてるつもりなんだろねえ。
早く死んであげなきゃだめじゃないかね。
おまえ・・・・・・わかるだろ?
あたしもさ、早くいっちまいたいんだよね。
楽しいことなんかなんにもありゃしない。
あたしゃね、迷惑かけたくないんだよ・・・・・・。
このこだってそう思ってる。そう思ってるんだよ。
でもね、死ねないんだよ・・・・・・。なかなかね・・・・・・死ねないもんだよ。
思うようにはね・・・・・・なかなかいかないもんだね。
通りすがりのおばあさん{犬を飼う}
投稿者:クニヒコさん

第三百五十九回

なぜ、こんなになってまで生きようとするんだ?
なぜ、こんなにがんばるんだ、タム!?
夫{犬を飼う}
投稿者:クニヒコさん

第三百六十回

1990年11月3日午前1時40分、タムは死んだ。
14年と10か月の生涯だった。
動物の死は言葉を交えることができないだけに、切なさが胸をうつ。
生きるという事、死ぬという事、人の死も犬の死も同じだった。
夫{犬を飼う}
投稿者:クニヒコさん

第三百六十一回

たかが犬一匹・・・・・・・・・
しかし、なくしたものがこれほど大きなものだとは思わなかった。
そして、タムの死が私たちに残してくれたもの・・・・・・
それは、さらに大きく大切なものだった。
夫{犬を飼う}
投稿者:クニヒコさん

第三百六十二回

「あんたが来てくれて嬉しかったよ、ベイキ」

「今のあんたは前よりずっと魅力的だ。
俺が思ってた通りの女性だよ。
でも、初めて謁見したときから俺はあんたが好きだった。」

「それなら―――」

「スケイルを登ってきたんだろう?
あんたがどんな思いでこの山を登ったのか、
それを考えるだけで俺は天にも昇る気持ちになる。
でもね、ジヴも同じなのさ。俺と闘うために、あいつはここまで辿り着いたんだ

だから断れない」
ガッシュ&ベイキ{風よ。龍に届いているか}
投稿者:
XXさん

第三百六十三回

「やはり昔はよかったか?」

「どうかな・・・こんな世界になっちゃったのは最悪だけど・・・・・・
人間は昔も今も問題あるからな」

「そいつはみとめるが
あんたら魔物ほどじゃあるまい」

「よくいうぜ オレたち悪さはすけど殺しまではしないぞ 人間みたいにな」

「・・・ふふん じょうだんだろ?
いい伝えでは大昔から魔物はずいぶんひどいことを・・・」

「はん! 人間は大昔からずっと
都合のわるいことが起こると魔物のせいにしてきたんじゃよ
この川が枯れてしまったときも魔物のしわざだってうわさが流れたじゃろ?
そんなことはせんよ わしらだってこまっとる」

「・・・・・・・・・・・・・・・
・・・それがほんとならわれわれは
あんたたちを誤解していたのかもしれんが・・・」

「と いってかんちがいしてもらっちゃこまるぜ
ワルなのはたしかなんだからな!
たとえばきのうは夜ふかししたうえに
歯も磨かずに寝てやったぜ
そしてきょうだって朝寝坊して
また歯も磨かず水の運搬車を襲ってやった!
人間だって殺しゃしないが気にいらないヤツは
数えきれないほどぶっとばしてきてんだ
どうだワルだろ! なんつっても悪魔だからな!
おっさんだってほんの少しぐらい悪さしてんだろ? 発表しろよ」

「・・・・・・わたしは人間を・・・殺した・・・
なん人も・・・戦争でだが・・・殺したことにはちがいない・・・」
ラオ&ベルゼブブ&シーフ{SANDLAND}

第三百六十四回

「ま・・・まあそんなに気にするなよ・・・はは・・・
お おまえさんはしらなかったんだからさ!」

「そ そうだよ
世界を救ったつもりだったんだろ!?
さ さあ もう寝ようぜ」
シーフ&ベルゼブブ&{SANDLAND}

第三百六十五回

星の道はどこまでも続く
子供達がいる限り、どこまでも果てしなく
それこそが人類の希望
先人達のお陰で、今、我々はここにいる
今度は、我々が子供達を未来へと送り出す番だ
ターナー博士{宇宙のステルヴィア}

第三百六十六回

「ブラスターがもたないよ!」

「でも! 当てなきゃ死んじゃうよみんな!!」
音山光太&片瀬志摩{宇宙のステルヴィア}

第三百六十七回

「なんかもっとこうメジャーどころ呼びなさいよ――。」

「十分メジャーですよプシチョさんも!!」

「実は高校生のスゴ腕少年探偵とか――――――。」

「あいついま 調子こいてスゲェギャラ取りますよ。」

「スゲェ名探偵の孫探偵とか―――。」

「あいつもギャラハンパないです。」

「僕の知り合いでギャラ安いのいますけど・・・。」

「ふ―――ん言ってみ多重人格屋。」

「普段はテレっとしてるけどいざって時は大活躍するタレント少年探偵。」

「「そんなのいらね―――。」」
女刑事&警官&プシチョ{多重人格の探偵プシチョ}

第三百六十八回

「子供たちの笑顔がみたくないのか!」

「私は福沢諭吉の笑顔のが好きです」
大原大次郎&両津勘吉{こちら葛飾区亀有公園前派出所}

第三百六十九回

いいえ私は平和主義者じゃないんですよ
だって武器商人ですから
ロドリゲス藤波{不死身のフジナミ}

第三百七十回

「たしかに爪は失った・・・・
しかしそんなものはまた生えてくる
そのかわり俺はもっと大切なものを得た
それは本当に信頼のできる仲間だ! お〜い 兄弟!!
早く帰ってカジノ再建に向けて会議をするぞ〜〜」

「なにを勘ちがいしてんだ・・・・
放っておいたら俺の身まで危ないから助けたんだろうが・・
むしろあいつも殺したいぐらいだ」

「あれ〜〜田村さんって本当に冷たいですね〜〜」

「ほ〜〜じゃあお前はなんで山下を助けたんだよ?」

「そりゃ山下さんのような
おめでたい人が消されたら
またこの街が平和になっちゃうでしょ
山下さんにはもっともっともめごとを起こしてもらわないと」
山下&田村&ロドリゲス藤波{不死身のフジナミ}

第三百七十一回

「情報の取り引きをしようじゃないか藤波
山下の居場所を教えろ それなりに金は積むぜ」

「それはできませんね 山下さんも私のお客様です
お客様の不利になることをしたら我々の商売は成り立ちません」

「最初に見たときから気に入らない奴だよ・・・・・・藤波
俺と同じにおいがする 笑って人を殺せる人間だ」

「冗談はやめてくださいよタイガーさん
私はこれでも仕事熱心でまじめな人間なんですから」

「それも俺と同じだな」
タイガー&ロドリゲス藤波{不死身のフジナミ}

第三百七十二回

「藤波・・
ひとつ聞いていいか?」

「なんでしょう?」

「お前・・俺を殺そうと思ったことはないのか?」

「私は単純なんでね
人を2種類にしか分類しないのですよ
それは必要な人間と邪魔な人間です
必要な人間には生きてもらいます
邪魔な人間には消えてもらいます
たったそれだけですよ」
タイガー&ロドリゲス藤波{不死身のフジナミ}

第三百七十三回

「ご苦労さん・・分け前だ」

「ちょっと待ってくれよタイガー・・・・たったこれだけかよ?」

「不満なのか?」

「だって俺は・・・・
こいつらが集まる今日のこの場所を教えたんだぜ・・
こいつら全員を売ったんだぜ
それなりの評価ってもんが・・・・」

「正当な評価だ
そもそもこいつらは自分たちの分け前に不満で・・
俺の金まで持ち逃げしようとしやがった・・・・だから殺した・・
・・・で お前はどうするんだ田村?
その分け前で納得するのか?
その銃をとって俺とやり合うのか?
受け取れよ田村・・・・金のほうをな・・」

「そ・・そうだよな・・
こ・・これは正当な評価だ・・
いや・・ありがとうタイガー・・・・」
タイガー&田村{不死身のフジナミ}

第三百七十四回

「怖かったよ・・アンタがね・・
それに・・俺はあれでいいと思っていた・・
それが自分の行きかただと・・・・
だがそれは自分に言い聞かせているだけだと 最近気づいた
心境の変化に自分でも驚いているがね・・・・
この街じゃどううまく立ちまわっても戦わない奴はガミを引かされる
もう地べたに這いつくばるだけの生きかたはやめにしたんだ」

「ふっ・・藤波の影響かな・・
まったくあいつはろくなことをしないな・・」

「そうかもな・・・・」
田村&タイガー{不死身のフジナミ}

第三百七十五回

この世はしょせん
ひと皮むけば暴力によって支配されている
力の裏付けがなければどんな言葉も意味がない
牙を持たない者がなにを言っても
最後には力のある者に従わざるをえない
少なくとも俺の住んでいる場所はそういう世界だ
地ベタに這いつくばったまま長生きしたってなんの意味があるんだ・・・・
俺は今日・・本気でそう思った・・・・

{中略}

タイガーには貸しがある・・
だからトイチローンからそれを取り立てさせてもらう・・・・!!
田村{不死身のフジナミ}

第三百七十六回

「な・・なにを考えてんだ!!
そんなことしたって大倉を怒らせるだけだろ!!
もっとトイチローンを弱体化させる戦略を練ってだな・・」

「甘いですよ田村さん・・・・
そんなこと言ってるあいだに殺されちゃいますよ
戦争はもう始まっています
そんなことは開戦前にやることでしょ
ここからはもう相手が「まいった」と言うまで叩き合うだけですよ」

「くそっ・・いつもいつも勝手に騒ぎを大きくしやがって・・」

「勝手に宣戦布告したのはあなたでしょ 田村さん」
田村&ロドリゲス藤波{不死身のフジナミ}

第三百七十七回

会ったばかりで唐突ですが
私 人を殺すのに時間をかけない主義なんで・・
ロドリゲス藤波{不死身のフジナミ}

第三百七十八回

「いや〜〜〜
いい人でしたね小沢さん
私 ほめられるのとても好きなんですよ」

「本気で言ってんのかよ!?
あいつはカンちゃんのカタキだ!!
俺は必ずあいつを殺すぞ!!」

「殺しますよ
だってあの人は邪魔ですから
だけどそれとこれとは別です
ホントいい人だな〜〜小沢さんって{はぁと}」
ロドリゲス藤波&山下{不死身のフジナミ}

第三百七十九回

「いやおいしい
人の食べ物を横取りするのはまた格別な味ですね」

「またプンプンに怒るぞ」

「いいえあのかたはものわかりがいいですから
タイガーさんとは違ってね・・」

「あんまりタイガーを怒らすなよ・・あいつは本気だぞ」

「私がなにをしたっていうんです?
だいたい あの人は自分勝手でわがままなんですよ
ふたこと目には殺す! 殺す! でしょ
人としての修行がたりませんな〜〜
私なんか人間ができてるから
怒るってどういうことなのかまったくわかりませんよ」
ロドリゲス藤波&山下&田村{不死身のフジナミ}

第三百八十回

俺は藤波を殺そうとしたことがある
そのころの俺はケチな情報屋でよかったんだ・・
生きてるだけで充分だと思っていた・・
だから・・・・藤波のような過激な奴は邪魔だった・・
俺は藤波を狙ってる奴に安く情報を売るという
ケチな手段で―――こいつを潰そうとした・・
結局この俺も――――あのタイガーにケンカを売って
相当過激な生きかたになっちまったがな
しかし山下・・俺たちだけじゃ無理だ・・
俺たちに逆転の目があるとすれば
ここを逃げ切って藤波がもとに戻ることに賭けるしかないだろ・・
俺はな・・山下・・お前みたいなお人よしじゃないぜ・・
逃げるだけならとっくの昔にこんな奴捨てていただろうよ・・・・
だがな・・この世でタイガーに対抗できる人間がいるとしたら それは藤波だけだ
だから絶対に藤波は殺させない 俺自身の逃げる人生に終止符を打つために
田村{不死身のフジナミ}

第三百八十一回

「俺は一家を守るために
破世と戦う事を決意した ところがな・・
子分どもがついてこねえんだよ・・

『おやっさんやめましょう・・破世にはかないません』

『全員殺されますよ・・』

俺は絶望したね・・
こいつらは義理人情なんかかけらもねえ
自分の保身だけを考える腑抜け野郎だった
やめたよ・・・・俺は世を捨てて5年間ここにいる
だがな・・ここに住んでみて奴らの気持ちも少しはわかるようになったよ・・
ここは平和だ 平和は尊い
この街を出ろ山下
戦うだけが人生じゃない
それにな・・お前がいるとここの平和が壊れるんだ
正直言って出て行ってもらいたい・・」

「いやだ・・・・
俺がここにいなかったら
田村が来たときあいつに申しわけが立たねえ・・・・」
ご隠居&山下{不死身のフジナミ}

第三百八十二回

お前のせいだよ山下・・・・
お前のせいでここの平和は壊れた・・・・だが気に入った!
お前みたいに義理人情にあつい奴があのとき子分でいてほしかった
俺の息子になれ山下!!
そうすればお前と一緒に戦うことができる!!
今日からお前は梅昆布一家の五代目だ!!
いいな野郎ども!! こいつは俺たちが絶対に守る!!
ご隠居{不死身のフジナミ}

第三百八十三回

「生きている人はいますか〜〜?
少しでも息のある人は返事してくださ〜〜〜い」

{中略}

「だいたい片付いたようですね」

「猿・・いや藤波・・・・
どうやらお前を窮地に追いやったのは俺みたいだな・・・・
俺は殺さなくていいのか?」

「あなたお金持ってないでしょ
私は一銭にもならない殺しはしない主義です」
ロドリゲス藤波&ご隠居{不死身のフジナミ}

第三百八十四回

「今度こそ生きて帰れないかもな・・・・」

「いろんなことがあった・・・・
破世さんのカジノでディーラーをしていた俺が
今じゃ梅昆布一家の家長だ・・・・なんでこうなっちまったのか・・・・」

「どうせ死ぬんだ・・もう言ってもいいか・・・・
山下・・・・お前の尊敬する破世を殺したのは・・・・・・俺と藤波だ
お前がこんなことになっちまったのは俺のせいだ
あの日ベレッタを見てなにかが変わった・・
ケチな情報屋がイヤになった・・そして破世を殺し
タイガーにまで銃口を向けた・・・・
俺は後悔していない だがお前には謝らないとな」

「そうか・・
後悔してないならそれでいいじゃないか
俺もこれでよかった・・・・
破世さんが死ななければ俺は・・
なにもわかっていないカジノのディーラーで終わっていた・・・・
だが今の俺には目標がある・・・・
タイガースをぶっ潰して俺たちの手で街をつくり変えるという・・・・
なーに・・まだ死ぬと決まったわけじゃないさ」
田村&山下{不死身のフジナミ}

第三百八十五回

誰が逃げるなんて言いました?
言っときますけどこのロドリゲス藤波
武器を持つと急〜〜〜に強気になる性格の人でしてね
ロドリゲス藤波{不死身のフジナミ}

第三百八十六回

「だめだ・・・・
俺はバカだからいい作戦なんてなにも思い浮かばない・・・・
俺独りで突撃する 援護を頼む」

「それは俺の役だな
山下・・お前は大将なんだ・・
大将が死ねば・・戦争は負けだ・・俺が行く!」

「そうだ 俺が大将だ
だからこそ俺がやるんじゃないか
御隠居が俺の立場でも絶対そうしたよ 違うかい?」

「山下・・・・お前死ぬつもりなのか?
お前だけは死なすわけにいかんぞ!!
お前は俺がやっと見つけた希望なんだ!!
俺はな山下・・本当は5年前梅昆布一家が解散したとき・・
破世と刺しちがえて死ぬつもりだった・・・・
その俺がなぜドロロ公園で恥をしのんで生きのびていたか・・・・お前にわかるか・・?
それはな山下!! お前に会うためだ!!
お前のような義理人情のある若者を見つけるまではどうしても死ぬわけにはいかなかった!!
頼む 息子よ・・俺の5年を無駄にしないでくれ・・お前は生きてこの街を救うんだ・・・・
死ぬのはこの老いぼれで十分じゃねえか!!」

「ありがとう御隠居・・
だけど俺は死なない・・・・
御隠居も言ってたろ
特攻精神でのぞめば神風が吹くってよ」
山下&御隠居{不死身のフジナミ}

第三百八十七回

「御隠居!!
すまねえ御隠居!!
俺はバカだ!!
小沢なんかの言うことを信じて・・・・
俺が・・俺が甘いばっかりに・・・・
俺はなんて間抜けなんだ・・」

「・・・・・・・それで・・
いいんだよ・・・・山下・・・・
梅昆布一家の家長・・・・いや・・・・
この街の頂点に立つ・・人間は・・・・・・
お前のようにバカ正直で・・・・
人を信じられる人間でなくちゃ・・いけねえ・・・・・・」

「お・・俺なんか・・・・」

「泣くな・・・・山・・下・・
戦いは・・まだ・・終わっていない
お前は・・・・勝って生き残り・・
正直者が安心して・・・・暮らせる街をつくるんだ・・・・
人はいつか死ぬ・・・・俺は・・・・もう死んでもいい頃合いだ・・・・・・

お前がいてくれてよかった・・・・
フッ・・・・これで・・安心して死ねる・・・・・・
お前は前へ進むんだ・・・・・・息子よ

俺の肉体が滅んでも
お前が俺の意思を継いでくれるなら・・・・
俺の魂は死なない」

「親父・・・・」
山下&御隠居{不死身のフジナミ}

第三百八十九回

「タイガースの連中は
全員 このビルから逃げました」

「そうか・・・・
あとで迎えに来るからな・・・・親父
戦いはまだ終わっちゃいない 動ける者を全員集めろ!
タイガースの拠点をすべて潰す!!」

「は・・はい!!」

「ただし降伏した者は殺さない 仲間だと信じる
それが梅昆布一家のやりかただ」
若頭&山下{不死身のフジナミ}

第三百九十回

「許しませんよこのぐらいじゃ ケヒョヒョヒョヒョ」

「藤波・・お前って
本当に最低の人間だな・・・・
こんなにつき合ってても良さが見えてこないよ・・・・」

「だって楽しいんだもん空爆
自分は安全な場所で地ベタのアリどもを大量虐殺
やめられませんなあ」
ロドリゲス藤波&田村{不死身のフジナミ}

第三百九十一回

「俺は逃げない・・・・戦うんだ・・・・」

「この俺に素手で向かって来る奴がいるとはな・・・・
田村・・・・おまえはバカか
なぜそこまでおれに逆らう そんなに死にたいのか」

「ここで逃げたら一生逃げる人生になる
おれは勝った おれはタイガーという恐怖に勝ったんだ」

「ほ――そんなにおれが怖かったのか だが 死んだら終わりだな」

「おれはもう死んでる・・・・ずっと前からな
あの時安い金をつかんじまった時から・・・・

虫ケラのようにただ逃げ回って生きていただけだ!
男としてのおれはあの時 死んだ!

そして 今 やっとおれは生き返った
殺すなら殺せ・・・・男として死んでやる」
田村&タイガー{不死身のフジナミ}

第三百九十二回

あの野郎・・・・
おれまで殺す気だったな・・・・
だが それでいい・・・・
タイガーを消せるのは藤波しかいないんだ
生き延びてくれ藤波・・・・
おれのできる事はここまでだ
おまえがタイガーを倒すんだ
田村{不死身のフジナミ}

第三百九十三回

「ちっ・・藤波め・・
相変わらず逃げ足の速い奴だ」

「タイガーさんご無事でしたか!! 大変なんです!!
タイガース全店舗が梅昆布一家に襲撃されました!!
街は今や・・梅昆布一家に制圧されています!!
それに・・・・小沢さんとも連絡がとれません・・・・」

「死んだのか?」

「お・・そらく・・・・」

「そうか
白井・・武器と車はまだあるな?」

「え・・はい・・
あの・・タイガーさん・・
私はどうしたらいいんでしょうか?」

「好きにしろ
タイガースは解散だ」

「え・・・・」

「タイガースは小沢の作品だ
俺という看板を使って小沢が作り上げたものだ
だから小沢が死ねばタイガースは終わりだ
白井・・俺はもともと組織の力なんかに頼っていない
街の支配者が誰だろうと俺は俺のやりかたを通すだけだ」

「こ・・これから・・どうされるつもりですか?」

「街を出るさ
ただしその前に藤波だけは殺す」

「な・・なぜですか!?
タイガーさんが本気になれば梅昆布一家など・・・・
なぜそこまで藤波にこだわるのですか!?」

「邪魔なんだよ
奴も俺と同じ生きかたをしているからな
今まで邪魔な奴はひとり残らず消してきた
それが俺のやりかただ そして・・この血痕の先に奴がいる・・・・」
タイガー&白井{不死身のフジナミ}

第三百九十四回

「強盗ふたたびあらわる ケヒョ
ここの武器は古いからな〜〜〜」

「頼むよ ほどいてくれよ」

「ご主人 あれはなにが入ってるんですか?」

「それはいい! もらっていきますか」

「そんなにたくさんの武器をどうするつもりだよ?」

「タイガーさんって知ってます?
これを使って彼をぶっ殺すんです!」

「タイガー・・・・正気かよ・・!?」

「絶対に許せないんです
人の武器を使って勝手に使っている・・・・タイガーという男がね」

「それってあんたが今やっていることと同じだよね?」

「私はいいんです
しかし他人は許せません」
ロドリゲス藤波&武器屋の親父{不死身のフジナミ}

第三百九十五回

「それにしてもタフだな・・・・藤波
おれのパンチをくらってまだ生きているんだからな
立ち上がってかかって来いよ それとも丸腰では逆らえないか
どうやら脳震盪を起こして立てないようだな 命乞いでもするか」

「たすかるならいくらでもしますけどね」

「元気な奴だな」

「あなたはバカだ・・・・
あなたは私と仲良くすべきだった
私を殺そうとしてあなたはどれだけ損をしたのです?
タイガースは潰れ・・・・あなたはそんな面白い髪型になった」

「後悔するとしたら
おまえとトイチローン会長室で
初めて会った時に殴り殺さなかった事だ
おまえはおれに従わない おれの邪魔になる
その事は会った時にわかっていた」

「確かに・・・・私を従わすのは無理ですね」

「だから殺すしかないのさ」

「・・・・いいえ
あなたが私に従えば良かったのです
あなたのような筋肉バカは
私の言う事を素直に聞いていれば
幸せになれたのにと言っているのですよ」
タイガー&ロドリゲス藤波{不死身のフジナミ}

第三百九十六回

「まだわからないのか
そんなものはおれには通用しないと言っただろ
藤波・・・・・・おまえがそのやり方で生き残ってこれたのは
たまたまおれという人間に出会わなかったからだ おまえは今日死ぬ」

「私は不死身だ」
タイガー&ロドリゲス藤波{不死身のフジナミ}

第三百九十七回

「おれのこの数年間はな
タイガーから逃げる事だけが生きる目的だった・・・・
おれはカラッポだよ これから何を目的に生きればいいのか・・・・」

「ゆっくり考えろ
医者はまだ一週間は退院できないと言っていたぞ」
田村&山下{不死身のフジナミ}

第三百九十八回

「あいつムチャクチャな金を要求して来やがるんだぜ」

「だろうな」

「まぁ 銭の事は言いたくないが・・・・
あいつ街の復興にも何も手を貸さないし」

「山下・・・・
あいつへの支払いは
何十年ローンでもいいから払ってやれ
そしてもうあいつには関わるな」

「な・・・・何を言い出すんだよ田村・・・・」

「おまえ あいつと関わって何度死にかけた
藤波という男はな 自ら死地に赴き
常に死と隣り合わせで生きているんだ
そういう奴だからタイガーを倒せたのも事実だ
しかし藤波の生き方はこれからも変わらない
これ以上奴と関われば おまえもいつか死ぬぞ」

「そうかもしれない
田村・・・・おまえの言う事はいつも正しいよ
だが・・・・それでもおれは藤波とつき合って行くつもりだ
田村・・・・おまえとおれは そして藤波は・・・・
共に死地を乗り越えた仲間じゃないか
仲間を裏切るような生き方はおれにはできないよ」

「山下・・・・おまえは本当に学習しねえな」

「人はそんな簡単には変われない
おまえだってそうだよ
口ではそんな事を言っているが
いざとなればおれや藤波と共に戦う・・・・
おまえはそういう奴だ それじゃあな」

「仲間か・・・・」
山下&田村{不死身のフジナミ}

第三百九十九回

「おーい藤波! どこ行くんだよ」

「街まで・・・・ちょっと歯医者の予約がありましてね」

「トラックで送ってやるよ その体じゃ無理だろ」

「いえ 少し鍛えようと思いましてね
今度の事で私つくづく思ったんです
人が最後に頼れるものはおのれの体だけだ」

「・・・・・・・」

「私は常に学習し 進化し続ける人間ですから それでは」

「おまえは不死身だよ
タイガーになぐられてそれだけピンピンしているんだからな」

「{転倒して}いだだだ 死んじゃう死んじゃう」

「・・・・・・たのむから一回死んでくれ」
武器屋の親父&ロドリゲス藤波{不死身のフジナミ}

第四百回

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・おまえらにひとつだけはっきり言っておく!
いいか! おまえらとぼくは精神的に身分が違うのだ!
ぼくは精神的貴族に位置する!
したがってぼくへの命令はゆるさんッ!
おまえらのようなブタに命令はされないしかかわりも持たないッ!
ビーティー{魔少年ビーティー}



梁山泊へ還る