JGC2008レポ・イベント編



先日、JGC2008と言うイベントに参加してきました

ボードゲーム・カードゲーム、テーブルトークロールプレイングゲームなど、
俗に言うアナログゲーム(電源使わずにできるゲーム)をみんなで遊び倒そうというイベントで、

ホテルに2泊3日で泊り込み、人によってはほんとに48時間ぶっ通しで遊び続ける修羅の遊戯です


企業主催のイベントでTRPGを遊んだり、一般参加者の皆さんとTRPGやボード・カードゲームをしたり、

新作ゲームの発表会と言う名目のコントを見たり、新作ゲームの発表会と言う名目の夫婦漫才を見たり、

見てよし聞いてよし遊んでよしの、あと3日寝なくても遊び続けたかったなと思えるイベントでした


ゲームの方も、私はTRPGを中心に色々遊んできましたが、
今回はトークショー系のイベントを中心に、印象に残った出来事を書こうと思います


まぁ、そうは言ってもトークショーの内容については細かくは触れません

聞いた事をそのまま書いてしまうのはマナー違反ですし、
TRPGに明るくない方々にとっては若干退屈な話題になってしまいますし、


何より他言できるワケが無いような危険なトークが多すぎて


ゲーム作りってほんとに大変なんだなぁって心から思えました(劇場版ドラえもんのような暖かい目)


いやでも、あんなに面白い会話がスラスラ口から出るからこそ、
こんなに面白いゲームができるんだなとあ、別にこんなフォローは要りませんか?


とりあえず、TRPG関係にはほんと個性的な方しかいないと言うか、
トーク開始5分で一生忘れないと言うポルナレフ並にキャラの立った方ばかりなので、

一々どんな方がいるこんな方がいる、と言っても切りが無いので私が特に印象に残ってる方々の話題をいたします


どうでもいいですけど、私ですら一応建前として、
「TRPG知らない方に分からないネタは極力控えようね☆」とか言ってるのに、

トークショーでは、ジョジョネタ・バキネタ・キン肉マンネタが一般教養として扱われてたのはどうだったんでしょうか


まぁ、とあるトークショーに覆面した二人が現れて、

トリニダード・トバゴ出身のミステリアスパートナー1号です」とか名乗って、

それでみんな笑ってたのでコモンセンスは一応取れてたと思っていいんでしょうけど(学生で分かる人っている?)



え〜、バベルもビックリの統一言語で会話する人々は置いておきまして


鈴木銀一郎さんと言う方がおります

この方は、70を過ぎてなお現役のアナログゲーマーで、TRPG界の長老と呼ばれております

範馬刃牙で言えば郭海皇みたいな方ですね(このサイトを見てる方向けの『分かり易い』説明)


その功績はもちろん偉大なのですが、
私が最も尊敬しているのはこの方がゲームをなさる時、
周りで見てても本当に楽しそうに若手と遊ばれるというところにあります


私ですら、「最近の若いものにはついていけないねぇ」と思う事があると言うのに、

自分より下手したら50以上も年下の相手と楽しそうに話をし、嬉しそうに遊ぶ事ができる

年を取ってもあのように豊かに自分の年輪を重ねていければいいなと思いました


・・・・・いや最近、「自分、ひょっとして50年後もロリがどうの今週のジャンプがエロかったの言ってんじゃね?

とか、ドラえもんでも変えられないような未来が待ってるんじゃないかと予感するのですがそれは忘れて


今後も、鈴木銀一郎先生には末永くゲームを楽しみ続けていただきたいと思いました

あ、ちなみに「大吉がそんな尊敬してても、俺は聞いた事も無いしなぁ」と言う方は、





鈴銀(by雀鬼)と言えばお分かりになる人もおられると思います



こと「対人ゲーム」に関しては、まさに神様の域におられる方です



また、TRPG業界の古参には、三田誠さんと言う方もおります

この方はどちらかと言えば、ライトノベル作家としての顔が有名で、
『レンタルマギカ』はアニメ化もされた人気シリーズなのでご存知の方も多いのではないでしょうか?


いえね、私は『レンタルマギカ』が大好きなんですよ!


オカルトの考証がしっかりしてるのもいいですが、

主人公がいわゆる最強からスタートのマガジン型ではなく、

秘められた素質はあるけど、努力を重ねて回りに認められていくってジャンプ型のところとかが好感持てます


やっぱりね、「わー、俺最強ー」とかやってるのは駄目なんですよ!

主人公サイドが、強大な敵に対し絶望的な戦力差を愛と勇気と友情で埋めていくのがいいんですよ!!


まぁ、今は主人公論やレンタルマギカの話をしているのではないので程ほどにしましょう


特にレンタルマギカに関して語るとなるとここから先は、


「むぅ、二人のヒロインが二人共ツンデレ属性に特化しているダブルツンデレとは!
まるで牛丼の出汁に肉のブイヨンを使ったような濃厚な味の組み合わせ―――ふっ、士郎の奴め


とか


「ロリの巫女が巫女服にランドセルを背負って登校―――


つまり、水泳の授業がある日は巫女服の下にスク水を着ていくつもりか!!?
こんなクラスメイトがいれば、俺はもっと学校が好きになれていたはずなのに―――!!」


とか、いつもの大吉マスター21トークショウになるので、省略させていただきます


とにかく、三田誠先生と言えば、私の好きな作家さんの一人です

まぁ、その作家さんは今回のイベントには参加はされなかったわけですが、


何故かあちこちのトークショーでその名前が挙がりまして。こんな感じに





(共演者にゲームのプレイスタイルが酷いと言われて)

「俺は三田誠よりは酷くない」



「三田さんは、とにかく自分のキャラで
神演出をするために(ゲームを)やってるから」




「三田さんは自分のキャラが強くないと不貞腐れますからね」



(三田さんがいかに酷いかを表現するために)

「三田誠はね、相当品ルールを作った男なんですよ!」





・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・





愛されてんなぁ三田先生



本当に、のべ十人以上の方々が三田誠は酷い三田誠は酷いと、
最高にいい笑顔で語ってる様はいかに三田先生の人気が高いかを再確認しました


ちなみに、相当品ルールとは何ぞやと言いますと・・・え〜と、分かり易くドラクエを例に取りますと、


勇者サンダー君(仮名)は、最初の武器がひのきの棒でゲームを始めました

しかし、サンダー君には、サンダー君のプレイヤーが作ったオリジナル設定として、
自分はマスタードラゴンとか精霊ルビスとかのクローンである」とか言う設定があり、

そんなサンダー君が持っている武器がひのきの棒ではキャラのイメージに合わないと思いました


しかし、イメージはともかくデータを好き勝手に改竄してはデータになりません
サンダー君のレベルや所持金を考えれば、ひのきの棒以外の武器では始められません


そこで、サンダー君のプレイヤーはこう提案いたしました


「じゃあ、これはひのきの棒に相当するロトの剣のコピーって事でどうですか?」


そう、攻撃力や金額などのデータはあくまでひのきの棒ですが、

外見や設定としては、ロトの剣として扱ってはどうか


これがTRPGにおいて、今でもたまに大問題になる『相当品ルール』の概要です


まぁ、私もこの相当品ルールには恩恵を預かってるので何も言えないんですけど


この前もTRPGやって、「えー、私のキャラは狙撃用ライフル相当として竹刀を投げて戦います」とか、

「このキャラは、データ上では小学生のキャラクタなので、精神年齢が小学生の成年男子って事にします」とか、


データの数字部分と自分の欲望しか見えていない遊び方してましたしね♪


〜注意〜

「僕、TRPGやった事ないから何話してんのか分からないや」と言う貴方


とりあえず今後もしTRPGをやる機会があれば、

限りなくマナー違反のグレーゾーンなのでやらない方がいい

と言う行為とだけ受け取っていただければグッドプレイヤー育成委員会の私としても喜ばしい事です



え〜と、JGCのレポをしようとしてたはずなのに

なんで三田誠先生を語るレポになってるのかは分からないのですが、

まぁ、来てもいないのに私が参加した7割のトークショーでその名前が挙がっていたので、


大体的に取り上げるには充分なんじゃないかなと思います


他にも語りたい方としては、

この人の会話は書けない話題が多すぎる」友野詳や

TRPG界のツチノコ(そんな珍奇な生物が実在するわけが無いと言われる的な意味で)」田中天さんなど、


超・個性的な方々がおられるのですが、
それはまぁ、また別の機会にしたいと思います

トークショーを聞いてまわるだけで満足できるような、楽しいイベントばかりでした


次回は、JGCでどんなゲームをやって遊んだかに触れたいと思います

TRPGやってない人にも内容がなんとなく伝わって、「酷いロールプレイだ」と思われる書き方を目指しますよ!

(いいから周りに「酷いロールプレイだ」と思われないプレイスタイルを目指せお前は