範馬刃牙
第92話「成就」
「いいのかい、ピクルはシベリア虎だってかまわず食っちまう男なんだぜ」
まぁ、いいワケが無かったんですけどね。当たり前ですが
そんなピクルさんに対し、怒りを露にする人がいます
「なんと・・・・・・・・・保護動物ッッ
ええ〜〜〜〜・・・・・・?」
なんと・・・・・・・・みのもんたが、ピクル問題を朝からズバッと斬るッッ
ええ〜〜〜〜・・・・・・?
いきなり出てきて嫌な顔しながらピクル批判を展開するみのもんた
私、思わず表紙を確認しちゃいましたよ
間違えて『ゴーマニズム宣言』読んじゃったんじゃないかって
・・・・・・板垣先生、みのさん嫌いなのかなぁ?
ちなみにみのもんたさん、今回はペイン博士へのインタビューや
烈先生の見てるテレビ画面に映っている姿まで含めてカウントしてみると、
9ページまでずっと登場してる事になります。バキさん、あんた負けたぞい(出番の量で)
主人公が8ページしか載ってない号で9ページまで登場して熱弁奮ってます。ずっとみののターンですよ
これはせっかくの二話連続掲載なので、みのもんたを起用する事で読者率をアップさせようというもくろみでしょうか
まぁ、みのもんたでどうにかなるんなら「キャプテン☆どみの」は打ち切られなかったと思いますが
それともここから新しくグラップラーみのの伝説が始まったりするんでしょうか
きっと堺さんが「オレには『あるある』しか無かった・・・」と思いの丈を吐露したり、
「地上最恐の生物」和田アキ子と東京タワー地下電波塔で対決したりするのでしょう
それはそれで凄く見たい気もしますけど、そんなもん気にしてたら話が進みません
とりあえず怪我をしないうちにフェードアウトしてもらいましょう
下手に酷い目に合うと、板垣ジンクスが発動して現実のみのさんも酷い目に合ってしまいますからね
恐らく、最近みのさんの番組に関して視聴率が下がってるというのが伏線です(何のだよ)
「ダメなんですか?
ふつーに肉を与えるだけじゃ」
「ねェッ わたしもモチロンそう思うのですが・・・
ここにッッ 異論を唱える大物が一人ッ アルバートペイン博士ッッッ」
・・・まぁ、ここら辺の論議に関してはノーコメントで
やっぱり、人権とかって思想ネタは危険ですからね。リスク回避はサイト運営者として大事な行為ですよ♪
(その思想ネタの危険度とやらは、さっきのみのイジリネタよりも高いものなのか?)
しかしまぁ、ペイン博士の異論を唱えたくなる気持ちも分かりますね〜
ピクルがファイターだって理屈もこういう文化人の皆さんには理解してもらえないでしょうけど、
古代からの蘇生成功者なんてサンプルはまさに歴史上唯一なわけですし
科学的見地に基づけば、保護に力を入れようとするのは当然の義務とすら言えます
それを感情論だけで物事を推し進めようとするのは理性的な判断とは言えませんし。ねぇ博士?
「ピクルの存在は奇跡なのです
それをまず皆さんに強く認識していただきたい
そのピクルの食生活が脅かされている
いいですか? かけがえのないたった一名の食事がです
シベリアトラが絶滅の危機に瀕している 憂うべきことです
しかし 今現在ピクルの食料はこのシベリアトラのみ
シベリアトラの数500頭・・・・・・ありがたいッッ
500頭しかではないッッ 500頭もいるのですッッ
最後の一頭までも喰わせたらいいッ
たった一種の絶滅がなんだと言うのだッッ
ピクル一人の価値は―――他の動物の一種に勝るのですッッ」
お爺ちゃん落ち着いて
ちょっ! 博士! ただの感情論になってる!!
そこはせめてもっとオブラートに包むべきところなのに、
なんで薬が苦いと泣く子供の舌に粉薬塗りこむような真似してるのか
まぁ、ここら辺テレビですしね。スタッフによる意訳・誤訳があったかもしれません
博士が「仕方なかったので一頭喰わせた」と言ったのが、
「最後の一頭まで喰わせたらいいッ」と訳されていたりして
もしくは『空気読めない』アレン君へのインタビューを、博士の言葉として代弁しているとか
まぁ、問題になる事は間違いないので、
わざと大事になるような発言して世論を二分しようという作戦かもしれませんが、
それにしてもここまでメートル上げたシャウトせんでも・・・
普段大人しい人がキレるととんでもないこと言い出すという好例でした
しかし科学分野のみならず、
生物学、人類史学、ひいては神学にまで革命を与えるかもしれない存在なのですから、
こんな不二家の社長こき下ろすように文句言わないでもいいと思いますよみのさん
みのもんたの話ばかりだとなんなので、グラップラーの話もしましょう
テレビを見ながら何か思うところがあったようで、烈先生が徳川邸を訪れます
「警察の事情聴取というやつが―――
あれがなかなかしつこくての カッカッカッ」
笑ってる場合ちゃいますご老公
貴方はたしか、地下闘技場の件も公になって、
そろそろ拘置所へ移動するんじゃないかというタイミングのはず
バキ君のアメリカ大統領誘拐事件の有耶無耶具合といい、
この国はいつからこんなに社会復帰のし易い国になったんでしょうか
それとも徳川のじっちゃんに腕のいい法律家でもついてるんでしょうか。ムヒョとか
しかし、O・J・シンプソンもビックリの逆転劇で無罪になったじっちゃんも
ピクルの食糧問題に関しては烈先生に「お困りでしょう」問い質されるまでもなく困っているようです
「うむ・・・実際問題として
飯が保護動物というのもなァ・・・・・・」
地下闘技場バレに関しては問題じゃないようです
どうやらピクルのインパクトでそこら辺は流したようですね
そのうち開き直って、大晦日に地下闘技場のバトルが放映される日が来るかもしれません
ともかくピクルの食事に関しては早急にどうにかする必要があります
理解できない人達にとっては、先ほどのみのさんよろしく「ふつうに喰わせろよ」で済まされます
これでこの世界に山岡さんでもいればピクルでも食べられるメニューを作って解決してくれるのですが、
そうなると、今度はいかにピクルが野蛮か、日本が中国に酷い事をしてきたかを食事中に延々語られるので
それはそれでめんどくさそうです
あ、ちなみに同じチャンピオン掲載だからってジャン君を頼っちゃいけませんよ
彼だと、逆に嬉々としてシベリア虎料理しますから
むしろピクルが料理されます。そしてレイプされます。女装した小此木が(されねぇよ)
結論として、適当な料理人もいないので食材に拘る方向性で行った方が良さそうです
ただ、問題としてライオンですらピクルの前では尻尾を巻いて逃げてしまうのが現状です
「徳川さん お困りでしょう ピクルの食料ッ」
烈先生、その台詞二回言ったカナ? 二回言ったカナ?
烈先生の不自然な態度に、じっちゃんも思わず嘘だ!!居住まいを正して聞きなおします
「ああ 困っとる
烈 海王ならどうする」
「徳川さん
わたしが餌となっては如何かッ」
ここでまさかの「私を食べて」発言だァ――ッ!!
誰か矢吹健太郎呼んで来い!!(呼ばんでいい)
烈先生の大胆発言に、じっちゃんもタジタジです
「申し出てるのはわたしですッ
彼の標的になりたいと」
「いや〜〜〜・・・・・・
人間を食料にというのは・・・・・・・・・・・・ねェ」
「いいのですか彼が飢え死にしても
ピクルの存在は奇跡なのでは」
流石のご老公も烈先生のご奉仕には引いちゃってるようです
まぁ、確かにいくら存在が奇跡でも流石に世論は共食いを許さないでしょう
そんな、いくら存在が束の間の奇跡でも・・・一瞬の煌きでも・・・・・・・・・・・
『春が来て、ずっと春だったらいいのに・・・』
別に人ぐらい喰わせてもいいんじゃね?(オイ)
むしろ、ジュラ紀から蘇る人がいるよりも、
狐が女の子になって復讐しに来てくれる方が自然だよね(そうかなぁ?)
もし真琴がうちに来てくれるなら、
シベリア虎の肉まんを作っても構わないのに・・・!
(バ鍵っ子自重しろ)
・・・ここで狗法使いコピペとかぶちあげてもいいんですが、
少なくとももう「少年」には分からないネタの領域なのでちょっと自重します
うん、大吉ちん成長した。にはは(だから鍵っ子だけは敵に回しちゃならねぇって事を自覚しろ)
真琴の話は大切に思い出にしまっておくとして、ピクルの話です
死刑囚の公開リンチはできても人食いショーまではできぬと、
思ってたよりは良識派の反応を見せながらじっちゃんが烈を宥めようとします
意外ですね。もっとこう、「新しい死に方が見れそうだ・・・!」とか言い出すと思ったのに(どこの会長だ)
「ムリじゃよ烈ゥッ
いくらなんでも人間の生き餌はァ・・・・・・ッッ」
「御老公・・・・・・
この烈 海王が―――
おめおめ食べられてしまうとお思いか・・・?
たしかにわたしは餌として彼の前に立ちはしますが
食われる気などさらさらありませんッ」
あれ?
それだとピクルが餓死しませんか?
結局、なんだかんだ言ってピクルと戦う機会が欲しいだけの烈先生
勝てたら食っていいよとの覚悟の下、ピクルへの挑戦権を獲得しました
「バ・・・・・・・・・バカな・・・
人間が相手ですと・・・!? 気は確かか!?」
一応、外じゃすっかり犯罪者扱いだけど、
この面子の中じゃ一番の良識人であるペイン博士
文字通りのデスマッチに対し、真っ向から反対の意を示しますが・・・
気持ち悪いぐらいニタついてる二人組の耳には届いてません
恐らくこの連中に対しては世間の方が何言っても無駄だと悟ってくれたんじゃないでしょうか
中途半端に良識派なところがペイン博士の辛いところです
だからって朱に交わって赤くなられても困るので、このままの貴方でいて欲しいですが
そして書き文字が出てくるほどニコニコしてる二人
今にも「お前ら、ニッコニコにしてやんよ」と言わんばかりのニコニコ具合です
ニコニココンビは、必死に説得しようとするペイン博士をかなり軽いノリでいなそうとします
「ま――いーじゃないですかペインさん
本人がそーしたいって言ってんだからッッ」
それで済んだら過失致死は要らないと思います
やっぱり徳川のじっちゃん、流石はノーベルキ○ガイ賞受賞候補者です
昔、天内さんが徳川のじっちゃんに古代ローマを再現したいのかとキレてましたが、
どうやら再現したいようです。もうこうなったら、諦めて楽しむのが賢い選択だと思いますよ博士
伊賀甲賀の忍法合戦(バジリスク)や駿河城御前試合(シグルイ)など、
やはり大勢を巻き込んで人に迷惑をかける行為に関しては徳川はぬきんでているようですね
巨迷惑、徳川の血は伊達ではないようです
そのうち、自分の一族百人残して人類を滅亡させようとするかもしれません(シックスかよ)
その場合、人類は全て自分の餌だと考えている勇次郎と対立したりするんでしょうか
バキ君は・・・・・・もう脳に折れ目がついてるとかで始末されるのかな(酷すぎる扱い)
とにかく次回は烈先生VSピクルのデスマッチです
徳川がやるといえば、どちらかの死による決着は絶対です(そこまでは決まってないよ)
しかし、烈先生はそれでもピクルと戦う事を選びました
まさに、狂気に心身を浸して勝利を得んとする武士道の境地と言えましょう
そう、正気にて板垣展開は成らず
グラップラー道は、ピクルイなり・・・・・・