範馬刃牙
第91.5話「気付き」

今週は、まずオールカラー袋とじで、
刃牙君の一日を追いかける形で物語は始まります



リアルシャドー職人の朝は早い――


職人の朝はオールカラーで始まるのだ


肌の色は一コマごとに違う

「この色を出すのに5年かかりました

「範馬刃牙の肌の色を緑色にして思ったね。ついにやったんだって


稀代の色事師、斉藤直葵が満足気に語った

しかし、そんな職人にも悩みは尽きないという――


「いい仕事をしてさ、目次コメントで誉められるのは嬉しいんだよ

でもさァ、色事師ってあンた・・・ジゴロじゃないんだよこっちは」


板垣先生をセクハラで訴えようか、本気で頭を抱えた夜もあったという――


と、言うワケで今週はオールカラーですよオールカラー
刃牙君の一日をカラーのみでお送りする年内最後の特別企画


刃牙君の肌の色をペタペタペタペタ着色しながら、

斉藤直葵さんは何を思っていたのだろうと想像すると何やら感慨深いものがありますが、


スペシャルふろくとしてグラビアアイドルのカレンダーが載ってる横で、

鮫に齧られた鯖のような濁った目をした主人公をカラーでペタペタ・・・


袋とじはまだ開かれてないと言うのに、
目覚まし時計が5時を指して爽やかな朝を迎えたというのに、


主人公の目は阪神の最下位が決定した時期の道頓堀のように濁っています


これがバキ君がもし少女キャラだったら、
目に光の無いヒロイン萌えとかヤンデレ萌えとか言われるでしょうが、

格闘漫画の男主人公なのでマイナス要素でしか無くなっています


まぁ、もし女性キャラでも作者が板垣先生って時点で抗えぬ運命がそこにありますけど


ともかくバキ君の一日を追っていく事にしましょう

早起きをしたバキ君は、犬のムサシを連れてジョギングをします

愛犬の散歩は大事です。だって、もう最後に残された家族と言っても過言じゃない


父親はアレだし、友達は小学生だし、恋人にも逃げられたし
今のバキ君はムサシに去られたら無数の寂しい夜を一人で超える羽目になります

だからペットは大事にしなければなりません

とりあえずムサシは、バキ君がバターを担いだら用心せい


一人の夜は大変なのですよ?(何がだ)


それはさておき、ただジョギングするだけでは訓練になりません

ゆえに、道端でハイキック。早朝とはいえ、お巡りさんには気をつけましょうね


もう職務質問を「もうちょっとだけ・・・!」で切り抜けられる時代は過ぎたのです
日本の刑務所にはオリバさんはいないので、もう簡単には出してもらえない事を肝に銘じましょう


キックをする動きがちょっとビリーズブートキャンプっぽいですね
きっとビリーバンドの負荷をイメージして頑張ったりしてるんでしょう

ところで、バキ君が効果的に脂肪を燃焼させてる背後の電柱を見て、

・・・・・・私も今まで適当にバキ君のヤサをバキハウスバキハウスと呼んでましたが


どうやらそれが公称で良かったようです


いっそバキン肉ハウスぐらい捻っても良かったかなぁ?(言い難いよ)


さて、バキハウスで朝の身嗜みを整えたら、学生の本分を果たすため学校へ向かいます


濁った目のまま退屈そうに授業を受けるバキ君
トレーニングがあって勉強ができないのか、テストで怒られるバキ君

とにかくつまんないのか、濁った目のまま説教を聞き流している様子のバキ君


オイお前何しに学校行ってんだ?


鍛錬で忙しいなら行く必要ないのに
そもそも学校行くと元カノと顔合わせて気まずくなるのに
バキ君は一体なんのために貴重な訓練時間を裂いてまで学校に行くのでしょうか?

どうせ肉体労働しかできないんだから今更学なんて必要ない
勇次郎と戦おうというなら、無駄な時間は一秒だってないはずなのに・・・・・・



そして放課後、女子生徒からラブレターを貰って輝くバキ君の瞳



こ、このためなのかァ〜〜〜〜!!?


一日の中で、この瞬間だけバキ君は笑いました

あの、オリバに罵詈雑言浴びせる時ぐらいしか笑わなかったバキ君が・・・


でもなんでだろう。久しぶりに目が濁ってないバキ君が見れたのに、

なんだか今まで以上にバキ君が濁って見えるんだ・・・


その後、なんかバキ君はまた濁った目でジュース飲んでました

さっきまであんなに輝いてたのに、もうこんなに濁っているんだろう


女子生徒からラブレター貰って幸せなはずじゃ・・・・・・ああ、なるほど。ルミナ君的なアレか


まったく、女子って本当に残酷な罰ゲームを考え付くものですね

きっとバキ君も仕返しをするために、今夜は過酷なリアルシャドーに励むのでしょう

(どこのオナニーマスター黒沢だよ)


夕刻、バキ君は一人飯を食います
おやおや、バキ君は料理も得意だったようですね
料理のできる男はモテると評判ですし、バキ君は良いお婿になれるかも?

テーブルに所狭しと並べられている美味しそうな料理の数々が目を引きますね


スパゲッティでしょ〜、サラダでしょ〜、サンドイッチでしょ〜、そしてピザ・・・・・・






おいこれピザ屋のサイドメニュー皿に移し変えただけじゃね?



・・・おかしい。感想書きってのは基本いいとこ探しのはずなのに、

なんでさっきからこんなウソップもビックリのネガティブ思考になってるんでしょう?


恐らく、原因として考えられるのはバキ君の


クリスマスイブの私以上に輝いてない瞳のせいです


イブの予定は、アニメーション研究会の後輩と飲むだけだったけど、
社会人の参加者は私だけで、後の参加者は現役だけど大学三年以上の連中だったけど、
もちろん女っ気なんかあるはずもなく、ケーキも食わずに居酒屋でモツ鍋つついてるようなイブだったけど、

それでもバキ君の瞳よりは輝いていた・・・はず。きっと。多分


ともかくそんな感じのひたすら輝かない瞳で送る一日です


ある意味、「ラブやん」よりも辛い状況なんですけど


・・・・・・こらそこ、「どっちが?」って言うな。辛くなる

愛の天使なんてもう妄想にも出てこない閉塞的な状況
一日を終えたバキ君は、薄明かりの中一人思索に耽ります



「うん・・・わかったよ・・・・・・わかった・・・・・・
もう・・・・・・嘘はつけない・・・」



唐突に「気付いて」しまったバキ君
果たして、何に対して嘘がつけないといってるのか・・・?


ここで「一人は寂しいよぅ・・・謝るからやり直そうよ梢江ちゃん・・・

とか泣き出したら、ある意味「神」だったのですが、まだ精神の均衡は保たれているようです


だとすれば、バキ君は何を偽っているのか
バキ君は、ピクルの姿を思い浮かべながら、はっきり思います



「惚れているんだ・・・」


つまり、今まで散々興味ないだのなんだの言っておいて、

実は興味津々、心中デレデレだったというわけですかあっはっは





何だこのムカつくツンデレ



なんだろう。ツンデレヒロインがようやく自分の本当の気持ちを素直に認めた、というと

この世界から戦争が無くなればいいのにと本気で思えるぐらい心が穏やかになれるシチュのはずなのに、


どうも素直に祝福できないというか、納得いかないというか、


樹海少年ZOO1の「無かった事に」がフラッシュバックしたというか・・・


まぁ、野人戦争に参加してくれそうなんで釈然としない点には目を瞑る事にします

来年こそは、主人公らしく戦ってる姿が見れますように・・・せめて新入社員が入ってくる頃までには


三年目、か・・・(何がだ)