範馬刃牙
第9話『異“種”格闘技』

種族を超えたと言うか現実世界を超越しちゃったバキ君の妄想マッチ
もう、「戦いを通して得られる絆」とかはルミナ君で打ち止めなんでしょうか?


今週は、カマキリの凄さを伝えるために蟷螂拳の発祥に関する昔話からスタートです
ワンピースだったらこの過去編で10週間は使って、アニメに2週間で追いつかれるところです(黙れ)



「むかしむかし中国のお話
周 亜門と名乗る 修行僧がおったそうな
ある日の林のなか とんでもないものを見たそうな
雀VS蟷螂! 亜門の予想を裏切り 勝利したのは―――軽量の蟷螂
蟷螂の強さにいたく心を打たれた亜門は蟷螂の闘法を熱心に研究し
ついには―――拳法を創造ってしまったそうな その拳法の名は モチロン蟷螂拳!」



昔の人も新しく強い拳法の創造には熱心だったのですね
昆虫の動きを見て新しいオリジナルの拳法を作ってしまうだなんて

しかしそういった黄金の精神は時を越えても存在し続けるもので、
現代でも似たような逸話を私は聞いた事があります。ちなみに私が知ってるのはこんなお話です











「むかしむかし日本のお話
大 亜門と名乗る 漫画家がおったそうな
ある日のジャンプのなか とんでもないものを見たそうな
『ジョジョの奇妙な冒険』ッ! 亜門の予想を裏切り
(ジャンプ連載競争に)勝利したのは―――クドい絵柄の荒木
ジョジョの面白さにいたく心を打たれた亜門はジョジョの名台詞を熱心に研究し
ついには―――漫画を創造ってしまったそうな
その漫画の名は モチロン『モテ王 大蔵』!



・・・最近、連載順位的にピンチなんですけど大丈夫なんですかねアレ?(知るか)


あと他にも、ハードゲイの腰の動きに心打たれたレイザーラモンとか
たまごっちの大ヒットに心を打たれたデジモンとかあるんですが、クドいので省略


まぁ、とりあえずカマキリは凄いんだぜと言う事を教えながら始まった今回

私もモテ王大蔵は面白いんだぜと言う事を教えたかったのですが、
「でも銀魂の方が面白いよ?」と言われたら何も言えなくなるのでさくさく進みましょう


ルミナ君の前でいきなりハイキックをかますバキ君



「(アイアン・マイケルを倒したあのキックだッッ)」


名づけて「その間 実に二秒キック」です(名付けるな)
しかし、そんなマイケルを倒したハイキックもカマキリには通じなかった模様
多分、リアルシャドー同士でマッチメークさせたら10秒ぐらいでマイケルは捕食されます


「(バキさんが緊張してるッッ
見えない・・・・・・・・・・バキさんの脳が造り出した
想像上の蟷螂に緊張している
顔の角度が変化った・・・・・・見上げてる
いったいどんな怪物を見てるンだ!!)」



能面フェイスが無くなったと思ったら今度は一流のパントマイマー状態です
ルミナ君には巨大カマキリが見えないようですが、一緒になって驚いてあげてるのは小学生なりの優しさでしょうか

ここで「・・・何やってんだろ、この人」と思った瞬間全てが終わってしまうので大変ですね


しかし、次の瞬間ルミナ君でなくともビックリするとんでもない出来事が!



「〜〜〜〜〜〜〜〜ッッッ」


空中を回転して何かをかわすバキ君。かわりにヘコむコンクリートの壁

いやいやいやいや、それは無いでしょう
いくらイメージが強くても、壁はヘコまないでしょうよ

人体が思い込みでどうにかなるとしてもそれはあくまで反射の話で、
無生物であるコンクリートにその道理は通じません
まさか「ここのコンクリートは生きてるんだ!」なんて超範馬理論も通じないでしょうし

目の前で行われたこの超トンデモ破壊! これに対してルミナ君の反応は!!?



「(バキさんの言う通りだ・・・・・・・・・ッッ
体重100キロの蟷螂は 200キロ以上の虎やライオンより 遥かに強いッッ)」



破壊に関しては華麗にスルーしました


ルミナ君!? ちゃんと現実見ないと駄目だよぅ!!?
まぁ、直視しがたい存在だとは思いますが。つーか、スルーでいいんですかコレ

なんか、このままほっといたらかめはめ波とか平気で打ちそうです
それは無理でも、『無我の境地』とか『氷の世界』とかぐらいは使ってきそうです

もう、イメージするだけで末堂ぐらいは倒せそうですね
もしかしたら、バキ最終回で本部さんのヒゲが無くなっていたのも、
バキ君の「え? あの解説者ってヒゲなしだったでしょ?」と言う妄想の成果かも知れません

ある意味ドールガンもビックリです


しかし、そんなトンデモなバキ君もカマキリには苦戦してます
ルミナ君の目の前で、不自然な姿勢で空中に固定されたようになるバキ君
筋肉の負担とかどうなってるのか知りませんが、なんか空中でカマキリにつかまってる様子


イメージ的には、梢江ちゃんに捕まってた時を思い出してるのでしょうか

今頃、同じようにマホメドjrが捕食されちゃってるのでしょう
次会う時に、カラカラに干からびてて、別の意味で「スゴいね、人体」になってなきゃいいんですけど(何がだ)


カマキリのホールドから逃れようと膝蹴りを放つバキ君
しかしアゴにクリーンヒットしたものの、投げ捨てられて壁に激突します

・・・バキ君は昆虫の生態知ってても物理学は勉強してなさそうな勢いです

このままほっておけば空中浮遊ぐらいはできそうな感じです
そのままルミナ君や小学生達を取り込んで宗教団体とか作ったりして
・・・まぁ、そんな微妙に懐かしくもまだ大きな声で言えそうに無い団体の話は置いとくとして


バキ君、久しぶりの大苦戦は妄想のカマキリです
現実には強いけど妄想には弱いと言う妙な特徴を発揮しています



「(弱くって・・・・・・
カンタンに勝てるカマキリにしてしまえばいいのに・・・・・・・・・・・・・・・
踏みつぶしてしまえばいいのに・・・・・・なんて自分に厳しいんだ)」



まぁ、この展開はバキ君だけでなく読者にも厳しいですからね

自分にも読者にも限界を強いるバキ君のスパルタコミックです
この展開についてこれないような奴はバキ君に憧れる資格は無い! って事でしょうか

それだと、虫だけに主人公まで無視される事になりそうなんですが(寒いわ)


と言うか、ここでカンタンに勝てるカマキリ妄想されてもそれはそれで凄まじく厳しいんですが

そんな厳しい尽くしの戦闘がますますヒートアップします



「(ホンモノの蟷螂に――――――
フツウの格闘技は通用しない
バキさんの動きは徐々に
格闘技ですらなくなっていた・・・・・・・・・・)」



夜叉猿との試合を彷彿とさせる「格闘技ですらなくなる動き」
もしかしたら、同じく格闘技と言えない地上最強の生物を闘法とする勇次郎と対戦するにあたって、
こうやって異形の野生とのスパーリングを積む方が人間の達人を相手にするより良い経験値になるのかも知れません


だからってこれ延々と続けられるのほんと厳しいんですが


次回、「”新たなバキ”を心に刻む」とありますが、どうなるんですかね

心に刻むと言われても、トラウマが増えそうって予感しかないんですが