範馬刃牙
第88話「完全包囲」

範馬勇次郎を技術に追い込む野性の腕力!


・・・は、正直凄いと思うのですが
1P目から全裸で股おっぴろげてる姿見せられて

なんともやるせなくなってしまった私の気持ちはどこへ向ければいいのでしょうか?(知らんよ)


1ページ遡れば『ギャンブルフィッシュ』で、
乳のデカいパツキンねーちゃんのどアップが見られると言うのに・・・

まぁ、世の不条理を嘆いても仕方ないので話を進めましょう


技の使用に追い込まれた事に悔しげな表情を見せる勇次郎

お怒りはごもっともだと思いますが、
力比べしてたらいきなりぶん投げられて
その上投げた相手にムカつかれてるピクルさんの身にもなってください


ピクルも何が起きたのかよく分からない様子で、とりあえず立ち上がろうとします



「起きあがる―――
たった・・・・・・それだけの動作に――
戦士達は目を奪われていた
文明と呼ばれるものを甘受した―――
結果 人体から消え失せた多くの機能
本来の機能に満たされた人体とは
単純な動作ですらがかくも美しい」
 


そして3ページかけて見せられる全裸原人の立ち上がり


ネタを始める小島よしおだってもう少しスピーディーに立ち上がるでしょうに


と言うか、野生そのままの機能が残ってりゃ美しいというなら

ゴリラが立ち上がっても美しいんじゃないかと思わないでもないですが、


まぁ、この世界では梢江ちゃんが美人扱いな事を考えれば納得できそうな価値観です


あと、ピクルが人体本来の機能を持ち合わせてるって事は、


乳首は文明によって人類に与えられたシロモノなんでしょうか?

(クリリンの鼻みたいなもんなんだから一々ツッコむな)


イチモツはしっかり描くくせに乳首は頑なに拒否するのは板垣先生なりの美意識なんですかね


そして集まったグラップラーさんも、ピクルの美しさを見て
羨望が頂点に登りつめるというとても嫌な絵面が展開されていきます

なんかもう下手なホモ漫画よりも男臭いです


読んでるだけでホモになりそうな勢いすら感じますね

嘘ですなりません。引かないで。オフで会っても距離を置かないで



「STO〜〜Pッ」


ここでいきなり米軍からホモ禁止令が発令されます



「スグニ出テ来テクダサーイッッッ
ミスターユージローハンマソコマデデース
出テ来テクダサーイッッ 建物ハ完全ニ包囲サレテマース」
 


何故かカタコトな日本語で勇次郎に勧告するヘンリー中佐
オーガが出てくると即座に走りよって敬礼したり、ご機嫌取りに余念がありません

向き合った兵士達に、自分達で殴りあわないと許さない勇次郎があんなに素直に・・・

きっとヘンリー中佐の接待術はストライダム少佐仕込みなのでしょう
もしかしたら逆にストライダム少佐がヘンリー中佐の教えを受けている可能性もありますね
「開国シテクダサイヨー」で日本の鎖国を解いたペリー式接待術を受け継ぐものかもしれません(妙な歴史を捏造するな)

ピクルが大人しくしているのも、きっとヘンリー中佐が定期的に脱いでるからでしょう



「侵入者の正体が何故俺だと・・・?」


勇次郎がヘンリー中佐に問いかけます
どうやら、勇次郎がやけに素直に出てきたのは、
侵入者の正体が自分だと一発で看破した理由が知りたかったからのようです



「侵入デハナク正面カラ駆ケ引キナク突破スル行動様式
表門ノ衛兵達ニヨル証言
助ケヲ呼ブコトモデキズ倒サレタ警備兵ノ人数及ビダメージ
訪問者ガオーガコト―――
ユージローハンマデアルコトヲ確信シマシタ」
 


そりゃバレるわな


なんて堂々とした突入方法でしょうか

息子の部屋に侵入した時はあんなに忍んでいたというのに


まぁ、勇次郎的には息子の童貞っぷりを覗き見る事は、
ピクルと闘う以上に価値がある事だったのかもしれませんが(嫌過ぎる価値観)


ともかく今回は小細工なしの一直線にピクルを目指したようです

隠そうとする意識が微塵も見られません
むしろ己から見せ付けているような風格すらあります
自ら晒そうとする性癖は範馬固有の性癖と言っても過言ではなさそうです

下手をすれば、このまま無事にピクルと闘えていたら、、
現場にハンマカードを残して去っていた可能性すらあります(ねぇよ)



「このご機嫌取りが・・・・・・・・・」

「一兵士トシテアナタニオ会イデキタ光栄
噛ミシメテイマス」
 


なんだか自分の存在を見破られて勇次郎もまんざらではなさそうな感じです


解釈によれば、こんなバレバレな迷惑行為やらかすのはお前しかいねーよ


言っているようにも聞こえますが、勇次郎はとても素直に聞いてくれているようです



「―――で どうしろと・・・・・・・・・?」

「申シ上ゲマス
ピクルハ全世界全人類ニトッテ
掛ケ替エノナイ文化財―――生キタ世界遺産ナノデス
ドウカコノママオ引キ取リヲ」
 


まぁ、基地の外にはその生きた世界遺産をフルボッコにすべく集結した暴徒がいるわけですが

そこまで大事なものなら女子アナに突破されるような護衛に関して問題がありすぎです


ともかく、ヘンリー中佐の真摯なお願いに勇次郎の心も動きます

どうやら心からお頼み申し上げれば勇次郎も聞く耳を持ってくれるようです

他に手段が無くて自分達で殴りあった表門の衛兵達が少し可哀想に思えてきますね


そっか・・・あの時も丁寧な対応すれば許してくれたんだ・・・



「条件がある 他の8名も不問だ」

「カ・・・彼等モデスカ・・・」

「連中の目的が破壊や窃盗ではないことは
百も承知だろうよ 俺と同様ピクルへの挨拶だけだ
もっとも イヤならイヤで構わんが」
 


なんと、「烏合の衆」呼ばわりしてたわりには
他の侵入者達に関しても面倒を見てあげようとする勇次郎
息子の方はこういう発想が最近できてないから父親に負けてるんですよ

口では厳しい事を言いつつも、優しいところも見せる
消力をマスターしてるだけあって、ツンデレの呼吸も見事です

やはり、勇次郎は使う技術も超一流と言う事ですね
そういえば、のび太の祖父もこんな感じのツンデレだったなぁ(微妙に違うだろ)


勇次郎の提案を即座に受け入れ、7人の侵入者を放免する米軍



とりあえず克己は壁の修理代払ってから帰りましょう


多分、お父さんは払ってくれません

独歩は克己に対して、デレデレに見えて実は興味が無いという脅威の新ジャンルで対応しているようですから


そんな克己に対し、車の中で

「イイ眼をしてるなキミは・・・・・・」とランバ・ラルみたいな事を言い出す

転んでもただでは起きない勧誘の鬼・寂海王


「イイ眼」って、今の克己の目は負け犬の目以外の何者でもない気がしますけど

とりあえず煽てて弟子にして神心会をのっとる策略なのかもしれません


それにしても今このタイミングで勧誘とは
ひょっとして、現在父性愛に餓えている克己につけ込もうと言うつもりでしょうか?

そんな、烈が見てる前で大胆な事を。彼らの夜はまだまだ熱く長いものになりそうです(すんなよ)


そして戦士達が放免された頃、ピクルームでは一人の男が姿を現します



「8名・・・・・・って・・・・・・・・・
バ・・・・・・バレバレじゃん」
 


実は潜んでいたガイア!

どうやら最後まで隠れている事で上手く独歩達を出し抜く算段だったようです


姿を現す前に勇次郎に乱入されて出るに出られなくなっただけかもしれませんが


そしてそのまま「オジャマ」と捨て台詞を残して去っていきます

いや、せっかく二人きりになれたんだからちょっとヤっていきなさいよ


出オチにしてヘタレ。ある意味昂昇とキャラが被ってます


もういいよガイア。お前はよくやった
とりあえず、ピクルと闘うのが無理だと言うなら

やる気が無くて今頃ストライダムさんとのんびりダベっているはずの





バキ君に「もっと輝け」と囁いて来い元ネタ


バキ君もなんか勘違いしたカッコつけ系なので、ひょっとしたらセンスが合うかもしれません(何の話だ)


とりあえずピクルとのファーストコンタクトは終了

次回からは他のピクルと闘いたいグラップラーの皆さんや、
ピクルを闘わせたいプロモーターのじっちゃんも登場したりするんでしょうか?


まぁ、どちらにせよ、バキハウスに遊びに行っていて、

勇次郎を引き止められなかったストライダムさんには懲罰が待っている事でしょう