範馬刃牙
第85話「恋心」
荒ぶる野生、ピクルの元に続々と馳せ参じるグラップラー達
大盛り上がりの展開に、扉絵でも「戦士集結!」とデカデカとアオリ文が載せられてます
まぁ、ついでに「その時刃牙は・・・・・・!?」とか書かれてますが
そんな事はこっちが知りた・・・・・・くもないかもう別にどうだって(不貞寝しながら)
まぁ、バキ君の事ですから今頃またリアルシャドーに余念が無いのでしょう
まず妄想の中で入念にトレーニングを積んでから本番に当たるのがバキ君のやり方です
SAGAを経たというのにとんでもない童貞スピリットの持ち主ですね
バキ君のおちんちんは今でもつるつるのぴかぴかのままで、
イマジネーションの翼は空よりも広く羽撃き
時には英雄となり、時には暴君となり
三千世界を自由に飛び回ることが出来ているようです
まぁ、因果地平の彼方に飛んで行っちゃってそうな主人公はさておき、
――むしろ『ドスペラード』がいつ再開するかどうかの方がよっぽど気になります――
ピクルと戦うために国際関係に緊張を走らせた7人のサムライ達が和やかに話しているシーンから今週は始まります
「こうなると照れ臭ェ・・・
老いも若きも―――――
黒装束に身を包みニンジャごっこだ・・・」
「カッカッカッカッカッ
たしかに照れくさい」
まぁ、全身黒尽くめの集団っていうとオタクの集まりだとたまにある光景ですが
大っぴらに人前に出せない集団と言う意味では似ていますね(黒服を好むオタクはわりといるの法則)
年配の二人が言うと重みが違いますね
何かしら揉め事が起こるとほぼ毎回顔突っ込んでくる二人ですし
若手よりもよっぽど張り切ってるのはどうなんでしょうか
ここまでの境地に至るともう恥なんて一種のスパイスでしかないのでしょう
そして独歩は中年チーム最後の一人である寂にも話をフリます
「寂さん アンタまで」
「イジワルをおっしゃる「人喰いオロチ」さん
社会教育は武道の大切な側面
前途ある若者を正しく導くこと 大切な務めです」
どうやら寂さんはピクルを門弟に迎え入れるために来たようです
まぁ、ピクルに格闘から人道を教えるという目的とともに、
ピクルを矯正した格闘技として自流派の名を売る計画も立ててそうですけど
そんな寂さんの腹の底を見透かしたように、嘲りの言葉を放つ男がいます
「ゼントあるワカモノォ!?
それってピクルのことかよッッ」
「・・・・・・・・・・・・
そーだけど・・・・・・・・・」
いきなり食って掛かったのは克己です
まぁ、彼にはピクル争奪戦の他に烈争奪戦という闘いがあるので当然の攻撃です
烈SAGAだとここで烈の心理描写が描き下ろされます(ねぇよ)
しかし、流石は『攻め力』に定評のある克己です
中国では終始精神的に烈を攻め続けた寂を圧倒しています
まぁ、アレは烈の総受け属性が補正していたって話もありますが
ともかく男を巡る男と男の戦いはここでも激化しているようです
あと、人生の大先輩にいきなり暴言吐いてる克己の姿から見て
神心会空手には大切な側面が欠けてる感があります
まぁ、今更ですけどねあの数の暴力団体に関しては
もしあの組織に「気弱ないじめられっ子(努力は惜しまない)」が入会したら、
一ヶ月後には無表情でイジメっ子の両目を抉るような空手マシーンに変貌してそうですし
そして多数決のマジックにより寂先生の普通は正しい言葉もこの場ではマイノリティ意見
グラップラーの皆さんは口々に武道家としての本文を語ります
「同じ穴のむじなッッ
闘りてェ奴がいたから不法侵入ッッ」
「由緒正しい武道家の姿ですな」
「ぶっちゃけそれが武道家の本質だ・・・・・・」
「ならば・・・・・・誰がピクルと!!?」
そして全員の視線が交錯します
まぁ、中心にいる昂昇にみんなの視線が集中して見えるのは、多分
全員が「とりあえずこいつは違うな」と考えているからでしょう
むしろ「お前は隅っこで本部の解説に相槌入れてろ」ぐらい思ってそうです
とりあえず、ピクルと闘いたいから集まるのは武道家の本質らしいです
きっと郭のお爺ちゃんは「生きてれば勝ち」の武術家だからわざわざ来たりはしないのでしょう
他にも色々来てそうな連中は、ひょっとして侵入に失敗して捕まってたりして
シコルスキーや柳さんが今頃、二人揃って兵隊に撃たれてたりするのかもしれません
「・・・・・・と その前にあれだよ・・・
肝心のピクルは・・・・・・・・・」
なんかさっきから仕切りっぱなしのスーパー独歩ちゃん
このまま勢いで「じゃあ俺からだな」と一番手を奪うための布石でしょうか?
そして独歩と寂とジャックの三人がピクルの寝床である大木の洞を覗き込みます
そこには、まるで胎児のように丸まって眠る全裸原人ピクルの姿が
そしてその寝姿を見てごくりと生唾を飲むヒゲ面親父他2名
つくづくピクルが女性でなくて良かったと思う絵ヅラですね
やはりこの世界に美少女は出せません。性犯罪者予備軍の巣窟です
と言うか、今週の『涼風』でありそうな題名もそうですが、
性欲はあっても恋愛感情は欠落してるというか闘争と恋愛を混同してそうな奴が多すぎですこの世界
まぁ、人として不適でもグラップラーとして素敵ならそれでいいでしょう
人としてもグラップラーとしても不適な主人公がいるため、非常に心強いですね(それでいいのか)
「のんびりしてやがんなァ・・・
これだけ大騒ぎしてンのによ」
「のんびり・・・・・・
しているのですかな・・・
敵と見なしてくれてるのですかな・・・・・・」
渋川先生、何いきなり危険な全滅フラグ立ててるんですか
克己もそこですぐ負け犬フェイスにならない
ピクルの大物感は演出されましたが、代わりに克己が活躍できる姿が一切想像できなくなりました
なんでこう毎度毎度負けロールプレイがとても上手なんでしょうかこいつら
勝ち目のあるジャック、渋川、独歩、烈あたりはともかく、
克己や昂昇は驚きや噛ませのために集められたとしか思えません。特に昂昇
しかし、相手がいかに強大だとしても立ち向かうのがグラップラーのサダメ
躊躇している面々を尻目に、ジャックがいきなり木に向かって目覚めのキックを放ちます
ここで率先して動けるあたり、やはりジャックは気の効くいい兄貴ですね
次男坊はいつも他人任せだから駄目なんですよ(全国の次男に謝れ。刃牙以外の)
そしてジャックのキックにより目覚めると、
テレビから出てくる貞子のようにゆっくりと寝床から這い出るピクル
そのまま呆然と見つめているグラップラー達を尻目に、仁王立ちのまま目覚めの放尿を行います
なんか『範馬刃牙』始まってから液体出してばっかりですねこいつ
しかも尿の効果音が「ツンデレレレレレレレレレ」とドラムロールのような轟音です
いくらなんでもここまでデレレの勢いが激しいとちょっと引いちゃいますよね
むしろ私はデレが1に対してツンが3ぐらいの割合がちょうどいいと思います(何の話だ)
そして戦いの聖水を避ける事は許されないとばかりにまぶたも閉じずに顔面に尿を受ける独歩
どうせなら火炎放射でも受けられる得意の回し受けでもして防げばいいのに(高等技術の無駄遣い)
長い放尿を終えると、ピクルはおもむろに振り向きます
思わずその視線を追う背景グラップラーの皆さん。その視線の先には・・・
「ウェルカムピクル・・・・・・
ようこそ未来へ・・・・・・」
尿よりも静かに侵入してきた範馬勇次郎
こんなに静かに潜入できるのにわざわざ正面から入ってくるのだからとんでもないヒネクレ者ですね
しかもわざわざ英語を使っての挨拶です
別に何語でもいいと思いますが、一応相手がアメリカ国籍(?)だからの配慮でしょうか
とにかく勇次郎乱入でますます事態は混迷をきわめて参りました
下手するとまた勇次郎が暴れて終わりのデウス・エクス・マキナオチになってしまうため、
グラップラーの皆さんも注意が必要です。とりあえず昂昇を生贄にするのがベターと思われます
昂昇は今のうちに自分で自分の紐でも切っておいたらどうでしょうか