範馬刃牙
第84話「同窓」

ピクルとのメイクラブ達成のため、スニーキングミッション中の烈先生

今週はピクルハウスに侵入するため、鉄塔からロープを張って経路を確保するシーンから始まります


ロープを張るだけで3ページも使う贅沢な構成ですが、仕方ありません
これぐらいやらないと『リアルお化けコント』烈先生の出番があっという間に過ぎてしまいますからね

これが主人公のバキ君だったら、
とりあえずロープを張った後に見張りの米兵に向かって
変態秘奥義・地獄のタイトロープ』でも使って無駄に出番を増やしてそうです

むしろロープは垣原組長っぽく全身に巻きつけて行動しそうです(お前は主人公をなんだと思ってるんだ)


犯罪臭がプンプンするぐらい鮮やかな手並みでサーチライトを避けながら夜の空を渡る烈先生

いや、この場合は怪盗レッツアイとお呼びすべきでしょうか
ターゲットに対しては「貴様は中国拳法を嘗めたッッ」と大量のレッツカードを投げてきそうです
三姉妹ではありませんが、まぁ群れを作っちゃうと中国人窃盗団になっちゃって色んな意味で危険ですしね

果たしてレッツアイは人類のお宝、ジェラ紀原人ピクル君(の心)を盗む事ができるのか?


そして華麗に潜入成功を果たした烈先生は、
すでに開いている通気口を目にします

そう、なんと烈先生よりも前に侵入した男がいるのです。その男は・・・



「君は・・・・・・ッッ
鎬・・・・・・・昂昇・・・・・・ッッ」

「烈 海王・・・・・・ッッ」
 


DIOとジョナサンのファーストコンタクトのような出会い台詞を口にする二人

というか、なんでよりによってここで昂昇なんでしょうか


そりゃまぁ、噛ませ犬にするにはもっとも手ごろな男ですけれど

烈先生なら、この場所に侵入した方法が明かされなかったとしても、

「どうやってこの厳重な警備を潜り抜けたんだ!?」


「ああ、中国四千年だからな」

「中国四千年じゃあしょうがないな」
 


で済ませる事ができますが、昂昇って・・・・・・紐切る以外には何もできなさそうなイメージがありますし


そもそも、屋上には通気口があいた跡はあっても、
他に侵入するためのロープの類は無かったように見えますし、

侵入経路はともかくとして帰りはどうするつもりだったのか非常に気になりますね

もしかして、弟思いのお兄ちゃんがヘリで送り迎えしてくれてるんでしょうか?


思いがけない出会いに二人で驚いていると、いきなり昂昇が笑い出します。気でも触れたんでしょうか



「アンタもか」

「・・・・・・?」

「ピクルに会いに来たと・・・・・・・・・
一目で強さが伝わる外見
人目はばかることなく交尾に及ぶ底知れぬ野生
熱に当てられて思い焦がれ気付いたときには基地に・・・
逢いたい・・・・・・・・・姿を見たい
そしてできることなら戦ってみたい
どうやらお互いsんなところだろう
俺たちは同志だと 手に手を取り合って祝福したいところだが
そうもいかねェ・・・先客は俺だ 文句あるかい」
 


なんだか遺言のような長文台詞が出ました

この世界では闘いの前にペラペラしゃべるのは大変危険なので、これは酷いフラグです


そもそもなんで烈相手に対等ぶって話してるんでしょうか

まだこいつは『今の私なら烈海王にだって勝てるッッッッ』という美しい幻想を信じているんでしょうか?


ソビエト連邦が崩壊した時点で現実に気付いて欲しい気もしますが、

昂昇さんは烈を差し置いてピクルを先に倒しちゃう気満々のようです


サイバイマンと戦ったヤムチャでももうちょっと謙虚な態度でしたよ昂昇さん


つーかさっきからどんだけ負け・死亡フラグ立ててんだこいつ

最近出番が無かったと思ったら何故か『アレンを継ぐ者』として登場ですよ。死亡フラグの継承者ですよ


ここまでくると見てて可哀想になってきます
そしてピクルの前に烈に殺されるんじゃなかろうかと思った次の瞬間

いきなりピクル用のオモチャ人形がカタカタと震えだします
突然の異変に、次のページをめくる私の手にも緊張が走ります

ここでピクルが登場するのか?

そしてページめくったらいきなり昂昇がブッ殺されてるんじゃないか?


期待と不安に包まれながらページをめくると・・・



「おいおい鎬よ・・・・・・
先客はおめェじゃねェよ」
 


オモチャの置物を粉々にして一人の男が現れました
ひょっとして、この置物を身にまとってここまで来たんでしょうか?

多分、兵士も不審な物音がして振り向いたらこの置物があったりしたんだけど、

「な〜んだ、置物か」の一言でベタにスルーしたんでしょう


ともかく、ピクルとの闘いにまた一人の男が参戦しました

そう、彼こそは烈に続くコント風侵入者第二号!!



ボケ殺しは生きていた!!
更なる研鑽を積み芸人狂気が蘇った!!

笑いの神! 愚地独歩だァ―――!!!
 


というか登場のタイミング、ずっと待ってたんでしょうか?

いったいいつから居たのか・・・つーかどーやって入ったんだこのオヤジ


まぁ、「あなたの後ろに」神心会のボスですから、
また造形師の弟子とかが都合よくいて、人形の中に埋め込んで運んで貰ったのかもしれません

歩く置物よりは、不自然に重くてたまに呼吸音のする置物の方が自然でしょうし(目くそ鼻くそ)


神心会が持つ数の暴力に不可能はありませんからね
運び込む業者や、もしかしたら米兵の中にも協力者がいた可能性があります

流石は神心会。こと日本において、彼らのコネクションは絶大です。だからさ


もうちょっと楽な侵入方法もあったと思うよ絶対


置物の中で運ばれながらず〜っと機会を待ち続けてた独歩の姿を想像すると、弟子が減りそうですよね


当然、コントの香りに誘われていたのは独歩だけではありません

突然、ピクル用のプールから泡が吹き出し始めると、いきなり飛び出す巨大な影


今日の笑いのためなら明日などいらぬ!

ジャック・ハンマー電撃ネットワーク参戦だ!!
 


流石は良い子が真似できない危険なネタに定評のあるジャック

一歩間違えれば溺死の危険がある水路を通ってやってきたようです


まぁ、長時間の潜水といえば江頭2:50ですが、それは弟さんの芸風ですしね


そのうちトランクスの代わりに黒タイツ一丁で登場するバキ君の姿が見られるかもしれません(見たくない)


いや、私としてはバキ君より江頭の方がカッコいいと思うのですけれどね

バキ君の場合、「1クールの主人公よりも一発のSAGA」とか言いそうですし(酷すぎる偏見)


まぁ、当分出てこなさそうな人は置いておくとして、
グラップラーは一人見たら三十人。探せばまだまだ出てきます



「剛気さんッッ」


大御所は保護されているッッ!!

ベッドの下から変なおじいさん。達人・渋川先生の登場だ!
 



「タイミング計りかねてたんだが
そうも言ってられねェようだな」
 



勢いのある若手代表! 愚地克己!!



「なるほど そういうことですかみなさん」


出オチ担当! なんでお前がここにいる!!?

達人の前で護身完成とかやったら投げ殺されるぞ!!

寂海王、ここに参上!!
 



「とんだ・・・・・・・・・・・・・・・同窓会だぜ・・・」


どうやらピクルの野生が世界中のグラップラー達を刺激してしまったようです

まぁ、ほとんどが日本人なあたり今後の日米関係に緊張が走りますね


しかし同窓会という発言は言いえて妙ですね
確かに、この面子はどちらかとえいば神心会と関係の深い面子です


ほら、烈先生は克己が中国から呼んだ臨時コーチですし、
寂はその烈を引き抜こうとアプローチをかけていますし、
昂昇は烈がいぬ間にちゃっかり神心会のコーチに収まろうとしてますし・・・



なんか、どちらかといえば烈を中心とした人間関係ですね


よく考えればジャックも昔、烈先生に対して後ろから挿して足腰立たなくさせてましたし(麻酔注射な)


独歩と渋川先生は・・・・・・まぁ、この二人は最近プリキュア並に一緒に行動してますからセットでいいでしょう


これは、来週はちょっとした修羅場になりそうな予感がしますね

王道は克己と烈と寂の三角関係ですが、
ここは克己を狙う昂昇の存在に注目したいところです

この状況なら、昂昇がやたら烈に噛み付いていた理由も分かりますね
昂昇と烈先生は手に手を取り合って祝福できそうもできない同志だったようです
ならば今後は間男の寂と協力して互いのカップリングを成立させようとする展開も有り得そうですね


流石烈先生。瞬く間に世界観をコントから少女漫画にしてしまいました

伊達にヒロインを張っているわけではないようです


むしろバキ程度が主人公では力不足
どうせギャルゲーにするなら、ヒロインが男を落としまくる形式がいいという事でしょうか

コーエーあたりがゲーム化してくれそうですね

『疾風! アンジェリーグ』とかそんな感じで(混ぜすぎ)


そんなこんなで、もうピクルが出なくても十分話が進むような濃い面子が集まりました

来週はこの中からピクルへの最初の挑戦権を獲得する男が現れるのでしょうか?


まぁ、一番噛まされる可能性が高いのは昂昇だと思いますけど


居るべきはずの場所にピクルがいない状況というのも気になります

下手をすれば、勇次郎がピクルを誘い出してすでに食っちゃってる可能性があります

そうなると、集まった皆さんはする事がなくなっちゃいますね

精々、ピクル争奪戦の代わりに烈の争奪戦を始めるぐらいです(しつこい)


2億年の戦士と戦う代わりに1億と2000年前から愛してる恋愛劇が始まるのか!!?(ありえて欲しくない)


というか、やはりこれぐらいの猛者が揃うとヒロインは烈ぐらいじゃないと勤まりませんね

これほどの行動力に漲ったストーカーどもに狙われたら、並のヒロインでは体がもちません


護身術どころの話じゃありませんね
むしろその護身術の総元締めがベッドの下に潜んでます

タチの悪い都市伝説みたいな状況ですね


そう考えると、この世界に美女がいないのもある意味納得のいく話です


「彼女を守る50の方法」という作品で、
ブスメイクをする事で暴徒から貞操を守るという手段がとられていましたが、

梢江ちゃんはパーフェクトナチュラルメイクでそれを行っていたんですね


・・・・・・まぁ、私もスネ蹴りで殺されるのは嫌なので程ほどにしておきます


とりあえず、忘れられないためにピクルは早く来た方がいいと思います

ここで目立たないと、扉絵でしか頑張れない人と同じになっちゃうぞ