範馬刃牙
第82話「行動」
今週は我らが主人公、バキ君が扉絵です
うんうん、主人公らしく扉絵が似合いますね。定位置って感じです
まぁ、問題はその定位置から動かない事ですが
今週もものの見事に主人公は動きません。ピクルもビックリの塩漬け状態です
つーかそろそろ何回この「主人公不動説」をネタにしたのかわからなくなりましたが、
何度もネタにされる程動かない主人公にも責任感じてもらいたくもあります
とにかく今週の内容です。今週は、ピクルの仮説住居の様子から始まります
「一か月余りで
こんなもの造ったのはいいが・・・・・・
どうなんですかねェ タイヤ・・・雑誌・・・水そう・・・
これ・・・このいかにもって感じが・・・・・・・・・逆に安易っていうか・・・・・・
喜んでるんですかねェ・・・・・・」
動物園の檻のようなスペースで生活しているピクル君
微妙に喜んでいそうではありますが、その表情から真意は伺えません
ただ、木の陰に入って兵士達の視線から逃れるようにしているあたり、
住居への不満以前にプライバシーは欲しがっているのかもしれません
なんせピクル君は帰宅(?)するともう全裸になってますからね。最近流行の干物女みたいな生活です
もっと人目を気にせずのびのびしたいのかもしれません
まぁ、これで我らが主人公のバキ君でしたら、むしろ積極的に見られようとするかもしれません
兵士達の仕事が監視する事なのを逆手にとって、目をそらさない事を強要するぐらいはやりそうです
所変わって基地の外では、
烈先生がスニーキングミッションに挑んでいます
潜入する前にVIPにスレは立てたでしょうか?(立てるわけねー)
日本国に存在する米軍基地に単身潜入した中国の英雄は冷や汗を流しながら自問します
「(これではまるで夜這いではないか)」
烈先生、違いますよ。これは夜這いではありません
どう見ても立派な国際問題です。本当にありがとうございました
なんか微妙にズレたところを心配してますね烈先生
いや、私もね。人の事をどうこう言える立場じゃないんですよ
最近はゲキレンジャーの感想書いててもほとんどバキネタで埋め尽くされますし
展開をなんでもバキに喩えるのは悪い癖だと、自分でもわかっちゃいるんですけどねー
ただ、バキ世界の皆さんにも闘争をなんでも性関連に喩えるのは悪癖だと自覚していただきたく
そのうち勇次郎VS刃牙戦も近親相姦扱いされるかもしれません
「(どうかしている・・・
こんなところにまで忍び込んで・・・・・・
そう・・・・・・あの放送・・・
あの得体の知れぬ野生を目の当たりにしてからだ・・・)」
どうやら『ツンデレ王』烈先生はテレビで見たピクルの野生に一目惚れしてしまったようです
日本でのんびりテレビ見てる烈先生というのも中々想像の難しい様子ではありますが、
すぐさまやってきてるあたり、まだ日本に滞在していたようですね。そろそろ日本語ペラペラになってそうです
・・・ってか、ひょっとしてまだ神心会にパラサイトしてるのかなこの人
そうなると、寂海王と克己との間の三角関係は現在どうなってるんでしょうかね
片方と同棲してて、片方から求愛されてて、
そんな状態で一目惚れした男に会いに来ている・・・・・・
こう表現すると、なんだか駄目なレディコミみたいな展開ですね(黙れ)
ともかく恋する海王は思い込んだら一直線
ラブラブ烈先生は思い人目掛けて突っ走って行きます
しかし、恋には障害が立ちふさがるもの
スネーク中の烈先生の前に、警備兵が通りかかろうとします
どうする烈先生! ここには隠れられるようなダンボールもないんだぞ!!?
しかしそこは中国四千年
姿勢を低くして身を隠しながら、わざと音を立てて兵士の視線を誘導します
ここら辺の呼吸はかなり手馴れてるというか、どう見ても初めてではなさそうです
中国拳法では尾行術の訓練でもするんでしょうか。それとも烈先生が天性のストーカーなのか
ともかく警備兵の視線を誘導したところで、烈先生は動きます
ここで相手の死角に潜り込みながら移動するのがセオリーってものですね
烈先生もセオリーにしたがって兵士の死角に入ります
兵士の背後にぴったりと
BLコミックだったらもう穴に棒が入ってるぐらいの密着ぶりです
しかし兵士は気づきません。誰もいない事に対して安堵の溜息すらついています
とりあえずこの兵士はシムラと仮称します
シムラ〜! 後ろ、後ろ〜!!(お約束)
「(ひとまずこれで・・・・・・・・・移動は可能ッッ)」
シムラさんの後ろに立ったまま移動する烈先生
この人は本気で言ってるからタチが悪いです
えぇい、ツッコミたい! 後ろ後ろとツッコミたい!!
まぁ、先に後ろから突っ込んでるのは烈先生かもしれませんが(黙れ)
きっとシムラさんが振り向いても烈先生はサッと絶妙に姿を隠すのでしょう
そしてシムラさんは、足音が一つよけいに聞こえるという事実だけ認識するのでしょう(しねぇよ)
シムラさんも末堂君みたいに転校しちゃうのかな? しちゃうのかな?
え〜、なんか色々浮かんできたので、このまま『ピクルァシの哭く頃に』ネタを続けてもいいのですが、
なんか今、鉈を持ったヤンデレ女子高生が現れて
「鉈の重さに剃刀の切れ味――」とか言ってくる幻影が現れたので
青少年への影響を配慮して、妄想を自粛します。妄想打ち切りです
・・・しっかし本当にわかり辛いネタだなこれ(自覚してるならヤメロよ)
とにかく烈先生は潜入に成功しました
もう一人の侵入者である勇次郎も、基地内に押し入るべく兵士を圧倒しています
「離れてなデモの衆 人が飛ぶぜ」
珍しく一般人への配慮をみせる勇次郎
息子さんはそんなもの毛ほどもみせてくれませんでしたが
むしろ「離れるなデモの衆 尿が飛ぶぜ」ぐらいの勢いです(最低のネタ)
そしてデモ隊が見守る中、勇次郎が見開きで変なオーラを出し始めます
その後の様子を、デモ参加者の石塚保(34)が語ります
「イヤ・・・熱かったですよ
エンジンみたいに・・・・・・・・・・・・あの人の側」
「突然兵士同士が殴り合い始めたんです
彼――黒服の男の見てる前でッっ
残った一人も止めるどころか
殴りだしたんですよ・・・・・・・・・自分をッっ
男ですか・・・・・・・・・黙って見てました
やがて 門の前へと歩み寄ったのです
ええ 兵士を殴り合わせたまま」
・・・・・・え〜と、この漫画は『範馬刃牙』ですよね?
『Damons』じゃないですよね?
なんか急に『エレセロス』に目覚めた勇次郎
ついに指一本動かさず、オーラだけで敵を操って無力化してしまいました
バキ君、悪い事言わないからほんと早く勝負した方がいいですよ
ほっとくとこのパパさん、そのうちマダンテとかアルテマとか使えるようになりますよ
ピクルをあっさり倒しちゃったら、異次元の魔王とかと闘いに行きそうです
最終的には、素手で10次元と11次元の狭間にいるアンチスパイラルを殲滅しそうです
こうなってくると、烈先生のストーキング術が普通に見えるから困ります
ある意味人類の進化の最先端をひた走っている勇次郎
古代人類相手に、インフレの極地を見せ付けるような展開になるのでしょうか?
もうピクルが生き残るには、勇次郎が現れた瞬間仰向けになって腹を見せるぐらいしかなさそうな感じですし
どちらにせよ、こんな人外と今後絡まなきゃいけない烈先生が哀れに過ぎると思います