範馬刃牙
第80話「混沌の始まり」


『ピクル』連載終了を経て、いよいよ『範馬刃牙』の連載が再開です

再開第一弾のアオリは「生誕46億周年記念 地球史上最強を決定る!!!」


どうやら、今までのピクル展開は全てこの地球史上最強決定戦のためだったようです

そのためにピクルを7話も連載させる必要があったわけですね
最強の雄として、範馬一族の雄と戦わせるために!!



要するに、『ピクル』はゲバルがやってた過去エピソードみたいなもんだったようです

(不吉な事言うな)



とりあえずいきなり勇次郎はやめましょうね

下手すればアレン君がボロボロになった過程より短くフルボッコにされます

そしたらもう、「真の史上最強」を決めるために未来から朝比奈ピクルでも呼ぶしかなくなります(要らねぇよ)


まぁ、『全裸交渉人』キャプテン・ストライダムさんもそこは流石にわきまえているようで、

わざわざバキハウスまでやってきて息子のバキ君からコナをかけようとしています
連載再開第一回目から汗だくでトレーニング中――しかもストライダムさん待たせた上で――の、
とりあえず女の子からの好感度は高くないだろうと思われるタイプの主人公が、7週間ぶりに登場します


ところで、帰国してもまだバキハウス住まいですか

やはり、本格的に梢江ハウスを追い出されたんでしょうかね

今更ですが、そりゃこんな毎回毎回部屋を体液臭くしてるような店子は要りません
梢江ちゃんをJrに寝取られて居辛いってのもあるでしょうし、逃げるように出て行ったイメージもあります


恋人も無くし家(?)も無くし友人も無くし(??)
本格的に勇次郎との戦いが終わったら何も残らなそうです

まぁ、復讐者(一応)の末路というものは大概悲惨なものではありますが、


バキ君の場合、このまま孤独死で生涯を終えそうなので復讐者としてもなんか寂しいものがあります



「こうして・・・ 無意味な評価のない日を重ね・・・
やがてオレは・・・ 死んでいくんだろうな・・・!
結局・・・ 何も残さないで・・・!」
 



・・・・・・黒沢さんの台詞がこうまでしっくりくる生活してる主人公ってのも少年漫画じゃ珍しいなぁ



「会わせたい・・・・・・・・・って
どういう人・・・・・・・・・・・・ですか・・・? その人」

「オマエガ初メテ出会ウタイプダ」

「キャプテン・・・・・・・・・
今までそんなんばかりっスよ
初めてのタイプには慣れっこだ」
 


ストライダムさんは初めてのタイプとしてバキ君に超野生児・ピクル君を紹介しようとしているようです

・・・まぁ、バキ君はこの時知らなかったから別にいいんですけど、


とりあえず後でズールに謝っておこうか


ズールとピクルを比べるのは、鬼頭と本部を比較するようなもの(『グラップラー刃牙』2巻)かもしれませんが

一応、タイプ的にはえらく被ってるような気がします
ツンデレで言えば、三千院ナギ的ツンデレと沢近愛里的ツンデレぐらい近いです
まぁ、ここで「それは大違いだな!」と断言できる人はそれはそれで問題があると思いますけれど

そういえば、夜叉猿といいズールといい、バキ君は野生相手には少なくとも一度は負けてる経験があります


バキ君の弱点は野生児なのでしょうか?

シティボーイを気取ってそうなバキ君は野生が苦手なんでしょうか
ピクルはバキ君にとって、相性の悪い相手となるかもしれません


そしてストライダムさんはピクル紹介の前に、史上最強の動物は何かと質問します

ここから2ページぐらいかけて、連載再開早々男二人が向き合って動物の話するだけのコマが続きます


T・レックスという答えを引き出すのに時間がかかってます
しかも「答エテ」「イーカラ答エテクレッ」と駄々っ子のように答えさせています
範馬勇次郎のワガママ病が感染っているのか、ストライダムさんも中々のワガママぶりです

どうしても自分の思う通りに話を回したいストライダムさんは、
バキ君がレックスとか言い出してから、ようやくピクルの姿が載ってるニュースを渡します
さらに写真で初対面の次は、テレビのニュースで紹介というとても回りくどいやり方を繰り返します


とても前回、素っ裸になるだけで意思の疎通を図った男とは思えません

こんなめんどくさいやり方をしなくても、バキならきっと漢の言語を理解してくれるはずです


そう、そもそもトレーニング中のバキ君を待つ必要などありません

パンツ一丁で滝のような汗に塗れているバキ君の前で全裸になってみせれば、

「キャプテン・・・・・・・・・・・・強ぇよそいつ」と、いきなり全てを理解してくれそうな気がします


ともかくモモタロスだったら3P目ぐらいでキレて斬りかかってるような長々とした前フリを終え、

羽田空港に来日するピクルのニュースをテレビは映します


・・・テレビあったんだ、バキハウス


なんだか陸の孤島って感じがしてたんですけど、一応文明からは隔絶されていないようです

まぁ、手回しだけは無駄にいいストライダムさんの事ですから、
このテレビも彼がわざわざ担いで持ち込んできたって可能性も無くはありませんが


そしてキャスターも懐疑的なジュラ紀原人が登場します

コメンテイターの川本教授なんかまるで信じていない様子です
大人はそう簡単に信じたりしない・・・!」とでも言わんばかりの態度です


そういえば、昔『REX』という映画の宣伝で、
『角川新聞』という偽新聞っぽいポスターが貼られまして
そこに書いてある「REXが現代に蘇った」という内容を当時小学生の私は、

新聞に書いてあるなら本当なんだと鵜呑みにした覚えがあります


角川め、謀った喃謀ってくれた喃・・・(いつまで根に持ってんだ)



「キャプテン・・・・・・・・・・・・強ぇよこいつ」 


画面に映るピクルを見て、バキ君のセンサーが反応します
強い雄には同じように強い雄の存在が分かったりするのでしょうか

もしアレン君も一緒に来日していたら、シコルスキーや本部さんが反応していた事でしょう


そして当のピクル君は今日は全裸ではなくとてもオシャレな格好です
パッと見たら俳優っぽいです。とてもジュラ紀から蘇った原人とは思えません

これなら、まだ本多博太郎の方が原人に見えますね(「北京原人WhoAreYou?」なんて誰も覚えてねぇよ)


そしてそんなアイドル原人ピクル君に女性レポーターが突撃インタビューを試みます

「スミマセ〜〜〜〜ン」とハートマークつきで可愛らしく女性リポーターがピクルに迫ります


警備がザルなのか彼女にアイシールド21並みの突破力があるのかどちらなんでしょうか?


軍人すら出し抜くレポーターの戦闘力にピクルも反応します

なんだかそそられちゃったらしく、いきなり相沢レポーターを押し倒し、キスします


そしてそのまま公開レイプを敢行! 連載再開一発目からやらかしてくれました


軍人達からボコボコ殴られても、ピクルは意に介さず女性のパンツを引きちぎります

顔を殴ってる暇があったら、玉でも掴んで大人しくさせようとした方がいいと思います


まぁ、殴られても平然と立ち続けるピクル君ですから、
この程度のスパイスはむしろ興奮する材料なのかもしれませんが
バキ君ももしかしたら「こういうプレイもいいかも」と思っているかもしれません

範馬刃牙とピクル、二人のM性が刺激しあったりするんでしょうか?(されてたまるか)



「悲しいほどの・・・・・・野生・・・・・・・・・・・・
滑稽なほど・・・・・・・・・野生・・・・・・!!!」
 


とりあえず野生って言えばなんでも許されるってわけじゃないと思いますけど

とにかくピクル君・・・いえ、ピクルァウザーさんはテレビ中継の前で公開レイプを敢行してしまいました

アレン君の祈りが、数億年の時を超えて魔王を召還してしまったようですね
もしアレン君が女性職員だったら、7週間分はヤングチャンピオンで載るような展開だったでしょう

いきなり行われた公開レイプの野生度の高さに、露出狂の血が騒いだのかバキ君も動揺しているようです


スタジオでも「大変なことが起きてしまいましたッッ 信じ難いことが起きてしまいましたッッッ」とパニック中


というか、ピクル君の天を突くドリルは中々巨大ですね。つーか、よくこれが入ったな

一発出した後だと思われるのに、まだ天を突いています。天元突破です。漢のドリルです

バキ君の貧相なモノでは太刀打ちできそうもありません
まさに大変なモノが起きてしまっています。信じ難いモノが起きてしまっています


もしかしたら、この巨大さといい、ピクル君のコレは対レックス戦用だったのかもしれません

ジュラ紀に女性・・・というか他の人類がいたかどうかまだちょっと分かってませんからね

ピクル君は滾る情欲を竜相手にぶつけていたのかもしれません
REXとSEXという字はよく似ていますからね(だからどうした)


そう言われてみれば、この女性リポーターも板垣先生が描くだけあって、

どことなく爬虫類っぽい雰囲気が無くも無いですからね。そりゃピクルも興奮したでしょう


とにかく野生の高さをアピールしたピクル
来週はバキ君とご対面になるんでしょうか?

こうなったら、バキ君もピクル君にインパクトを与えるため、

駅弁したままピクル君に挨拶をしてみたらどうでしょうか?


問題は、もうバキ君には相手がいない事ですけど


・・・・・・ストライダムさんに一肌脱いでもらうか?(決して見たくないタイプの絵面)