範馬刃牙
第73話「恐怖」
オリバ脅威の必殺技が発動し、
そのあまりの異形ぶりに読者もただ驚愕するしかありません
あれは技と言えるのか、破壊力はどれほどなのか
想像することも難しいですが、ただ一つだけたしかなことは
もう、誰も剛体術とか思い出そうとはしないだろうなぁって事でしょうか
ドラゴンボールで言えば残像拳ぐらいの、あったけど使いようが無い技になりそうです
オリバさんにも効かなかったなら勇次郎にも当然効かないでしょうし
ここは主人公らしく、諦めて何か新技を考えてもらいましょう。たまにはパクリ抜きで
そしてボブさんはバキ君の様子を見て子供の頃を思い出します
また実体験に基づく解説です
なんだか、オリバさんとバキ君の戦いを見てるうち、
段々とボブさんの過去に詳しくなってしまいました
そのうち一巻丸々使ってボブさんの過去話とか出てくるかもしれません(ねぇよ)
子供のボブさんがトンボを捕まえて、
虫カゴがないので手に閉じ込めて持ち帰ったら
トンボは今のバキ君みたくグッタリ衰弱してしまいました
「わたしは貴重な宝物と引き換えに思い知った
閉じ込めるという行為のもたらす 生体へのストレス 生命への影響力」
なるほど、ボブさんは幼少時の経験で、
生物は閉じ込められると重度のダメージを受ける事を知っていたようです
その上で、ボブさんは現在のバキ君が受けた深刻なダメージについて考えているようですが・・・
むしろ私としては、そんな幼少時のトラウマのように体験を語ったボブさんが、
「人を閉じ込めておく」仕事である看守を選んだ理由が気になります
ひょっとしたら、貴重な宝物を閉じ込める事で興奮を得る性癖とかに目覚めたのかもしれません
とりあえず所長、スキャンダルを恐れるなら、
まずボブさんの自宅に隠し部屋とかがないかを捜索する事をお勧めします(すんなよ)
まぁ、ボブさんの性癖はともかく、
ぐったりしたバキ君に対し、オリバさんが講釈をたれます
「煮ようが焼こうが踏みつけようが
やりたい放題・・・・・・・・・・・・・・・といった風情だな
仮にこの闘いが ルールのあるリング上の試合なら
わたしの”一本勝ち”といったところだろう」
ルールのあるリング上でパックマンはアリなのかは分かりませんが、
まぁバキ君がこんなグッタリした顔をしてればどんなレフェリーだって試合を止めるでしょう
バキ君がピンチになると大体こんな感じで死んだ魚のような目になるんですが、普通の人にはわかりません
地下闘技場だったら、いきなり「期せずして三本勝負だ!」とかって展開になりかねませんけど
そしてバキ君にギブアップを薦めるオリバさん。これはいけません
バキ世界では、古くは天内が後ろから勇次郎にボコられた危険なフラグです
むしろ説得などずに、シコルスキーを倒したガイアさんみたく
バキ君が負けを認めるまで締め付けてれば良かったのに(主人公を応援しろ)
案の定、バキ君も腐った魚の顔からしたり顔に戻ってオリバさんに口プロレスを仕掛けます
「これほど憎悪んだ相手との決着
ルールやレフェリーが決められるハズがない
どちらかが死ぬか どちらかが敗けを認めるか 他に方法はない
だとするとオリバよ アンタは今ハッキリと弱みを見せた
さきほどのアンタの言葉―――――俺の口から敗北を認めてほしいと願う心・・・・・・・・・・・・
今こうして動けぬ俺より―――――確実に敗北に近い」
相変わらず口プロレスなら絶好調のバキ君
ぐったりしているというのに、悪口を言うと途端に元気になりますね
死刑囚編でも散々使われた言い負かしパターンを踏襲してオリバさんを挑発します
・・・そこまではいいんですけどバキ君
バキ君とオリバさんが深く関わったのはまぁ分かるんですが、何時の間にそんな憎みあってたんですか?
いや、バキ君がオリバさんに憎まれる理由ならそりゃ考えるまでもなく分かる事ですよ
地獄通信にアクセスされても文句は言えないだろうなと思えます
ただ、オリバさんがバキ君に憎まれる理由なんて無かったと思うんですが
まさか、「俺は梢江ちゃんに捨てられたのに、オリバは彼女とラブラブだ」と言う理由で
『白面の者』を生み出せるだけの憎しみを抱いてしまったのでしょうか?
オリバさんの愛の抱擁ではバキ君の憎しみを溶かせなかったようです
まぁ、オリバさんにGYU!とされても、背骨とか心とかが折れるだけですしね
これでもしふしぎ星のふたご姫相手にGYU!と捕食されてしまったら
どんなにぐったりと倒れていても0.1秒で勃ち上がってしまうと思いますが(最低)
しかしバキ君の台詞が、「愛で戦う」オリバさんへの一流の皮肉なのか
それとも素で憎しみの力のみで戦うという主人公としてどうかと思う方向に目覚めたのかはわかりませんが
オリバさんももう問答をする気は無くなったようで、
倒れているバキ君に対して何度も何度も踏みつけ攻撃を敢行します
一撃でも食らえば顔面が踏み砕かれそうな一撃をバキ君も必死にかわします
踏みつけの衝撃で身体が浮きかけるも、ヤンマーニヤンマーニと音楽が聞こえそうなぐらい軽やかな動きで蹴りを回避
そして空中で蹴りをかわしたバキ君を、オリバさんが再び捕食ッ!
「(パックマンッッッ)」
ボブさん、すっかり名づけ親気取りです
著作権的にその技名はどうなんですかボブさん
ボブさんが解説をやっていたら、ちょっとテレビ放送での試合中継は危険だったかもしれません
そして、バキ君を捕食したまま縮もうとするオリバさんでしたが、
なんとバキ君は鼻の穴に指を突っ込む事でオリバさんの攻撃を引き剥がします
流石年頃の男子。穴に突っ込むことに関してはものすごく貪欲です
きっと、梢江ちゃんとも鼻フックプレイとか色々試してたんでしょうね
「なめたらイカンぜよ
一流に二度も同じ手を使うなんてよォ」
性闘士バキ君には一度見た技は通用しないようです
それにしてもなんてサディスティックな物言いでしょうかバキ君
こう言う酷い事言って、オリバさんからハッピーを奪うつもりなんでしょうか?(ふたご姫はもういい)
きっとそのうち、オリバさんに突っ込んだまま
「歯を立てるな」とか「俺の目を見ながらやれ」とか命令する気でしょう
「(永き決闘の終焉・・・・・・刻来る)」
そしていよいよVSオリバ戦もクライマックスのようです
ただ、精神的に優位に立ったり鼻の穴に指を突っ込んだり、
色々とバキ君が押しているような感覚はありますが、
まだオリバさんを倒すには決定力というものが欠けている気がします
ここはやはり、対勇次郎戦まで見据えた新必殺技を出すしかないでしょう
オリバさんの絶対防御を打ち破るほどの攻撃力を取得することで、勇次郎へ挑む説得力を得るのです
となると、来週はバキ君が刑務所生活か、この戦闘の中で編み出した必殺技が発動する展開でしょう
そして必殺技が炸裂する瞬間で再来週に続き、
再来週はアライJrが土下座して勇次郎がバキ君を地上最強の生物だと認める展開で始まります
・・・・・・あれ?
おかしいなぁ。バキ君の勝つ姿をシミュレートしてたのに、なんで夢オチになってるんだろう?