範馬刃牙
第50話『自由の国』

勇次郎がボッシュ大統領の運転する車に乗って移動しています


しかし主人公の出番がどんどん減っているってのに、


なんで準レギュラー化してるんですかこの大統領は



なんでグラップラーでもないおっさんにやたら出番があるんですか
ほっといたら、ホワイトハウスの地下に闘技場でも作りかねない勢いで紙面に出てます


これが開拓精神ってやつなのでしょうか?
ちょっと主人公に爪の垢煎じて飲ませてあげたいぐらいです


そんな出番過多大統領の運転する車に乗り、不満顔の勇次郎



「フン 息が詰まるぜ
前後を固めた警護車両
100m毎に私服の警備員
そこらの路地にさえ勝手に曲がることを許されねェ
バカバカしい これが自由の国大統領
G・ボッシュのドライブかい」



大統領相手にも自由に暴言を吐く勇次郎
相変わらず誰憚る事無く我が道を突き進んでいるようです

自由度で言うなら、今川監督クラスの自由人ですね
ほっとくと大塚署長ですら超人にされてしまう程の自由っぷりです


そんな勇次郎の皮肉を聞きながら、ボッシュ大統領は目的地に到着します
と言うか、これだけ警備されてるんなら運転ぐらい他の人に任せておけばいいのに

ちょっとでも自由を味わうためにドライブがしたかったんでしょうか?

自由の国のトップも色々と大変なようです


そして勇次郎を伴い、それなりに大きな屋敷に到着すると殺風景な部屋でとある人物と対峙します


SPのいない大統領と向かい合うこの男は・・・・・・?



ゲバルの部下にして大統領のSP、カモミール・レッセンこと通称かもっちさんです


なお、このボッシュ大統領とカモミールさんは、

芸能通クイズ期間限定クイズ参加者であるボッシュさんとかもっちさんとは一切関係が無いのでヨロシク


と言うか、回は関係あるように書いたら、ボッシュさんに名誉毀損で訴えられかねませんからね


それどころか板垣先生んとこに黒服の外人達が特攻かけないかと心配なぐらいです


さて、そんなどこからツッコんでいいかよく分からないボッシュ大統領の奇行が始まります



「レッセンくん 困ったことになってね」

「それはあなたにとってですか わたしにとってですか」

「どちらだと思うかね」



有事の際には自分を狙うテロリストになりかねない男を前に、
イタズラを思いついた子供のように意地の悪い笑みを浮かべて言うボッシュ


まぁ、どっちが困ったことになるのかは(ある意味分かりきってるけど)分かりませんが、


とりあえず、このおっさんが困ったおっさんだと言う事はよく分かるやり取りです


なんだか、ろくでもない事思いついて、失敗して壮絶に墓穴掘る小悪党のツラしてるヨこの大統領



「以前わたしが言った言葉
「あなたを警護る」・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
それを今テストしようと・・・・・・・・・」



はぁ、大統領がボディガードをテストするんですか
それはまぁ、危機管理の観点から非常によろしいと思いますが・・・

それが、なんで隣に勇次郎が控えてる事になるんですかね大統領?


「レッセンくん 実は今から
ここにいるMr.ハンマが私を襲うというのだ
助けてくれんか(はぁと)」




うん、馬鹿じゃなかろかこのおっさん


要するに、このおっさん。レッセンに対する嫌がらせで勇次郎連れてきたらしいです



多分このおっさん、以前に花火がしたくなったとか言って、


核ミサイルのスイッチ押しかけた過去とかありますよ。そんで国防長官にめさめさ怒られたと思う


相手への嫌がらせのためだけに地上最強の生物を呼びつける

すいません大統領。私は貴方の事を少々見くびっていたようです。貴方はとても自由です


漫画版のスクライドぐらい自由です。そいつはちょっと自由すぎやしませんかァ〜〜〜?


いきなり凄まじい自由っぷりを発揮するボッシュ大統領
流石はアメリカ大統領。スケールがハリウッド並ですね。ゴジラをただの巨大トカゲにした感じで


さて、ここで黙ってられないのはただの嫌がらせの道具にされそうになってる勇次郎その人です

いきなり鬼瓦みたいな表情になりながらボッシュ大統領を睨みつけて言います



「ボッシュッッ
キサマ・・・俺に対する大統領任期最後の願いとは――――――
よもやこの事ではあるまいな」



どうやら勇次郎、ここに来る目的を知らされていなかったようです
「聞いてないよ!」と。ダチョウの上島並の怒りで沸騰しかかっている状態ですね

まぁ、オリバとゲバルがよろしく戦っている時に自分がこんな道化扱いされりゃお怒りもごもっとも


まさか大統領任期最後の願いで、部下に嫌がらせしてくれと言われるとは思わないでしょうからね


と言うか安いな最後の願い
きっとボッシュさん、今までもこんな感じでお願いしてたんでしょうね



ボッシュ「ねぇお願い〜大統領任期最後のお願いだから〜〜」

ライス「あんたこの前もそんな事言って!
いったい何回最後のお願い言えば気が済むのよ! もう知りません!!」



うん、なんかここまで突き抜けてるといっそ萌えすら感じますね(病気)


そんな萌え大統領に、ブチギレ勇次郎はきっぱり言い放ちます



「ならばこれはもうゲームじゃねェぜ」

「エ―――ッ」




「エーッ」じゃないですよこのスカタン


ようやく事態が飲み込めたようですよ、
このムツゴロウさんの真似して猛獣の口の中に顔突っ込んだおっさん


オリバさんが何時以来かぶりに人を全力でぶっ叩いている頃、

ここにも全力で人間をぶっ叩こうと決意した人間が現れちゃいました


と言うか、勇次郎も勇次郎で大概大人げないんですがまぁある意味大統領の自業自得です


みどろさんがいたら、きっと「厄いわね・・・」と指さしてくれてた事でしょう

いえ、もしかしたらこのあまりにも酷すぎる厄さに対し、



「厄ぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅいッ! 説明不要!!」と熱いコメントをいただけたかも知れません(ありえない)


まぁ、馬鹿は死ななきゃ治らないので、
いっそここでイッペン死ンデミルのもいい機会かも知れませんが、

そうも言ってられないのがボディガード契約をしてしまった者の悲しさです


「ボッシュさんッ
あなたのやろうとしていることは自殺です
自殺を実行する者を護ること これはもうわたしの任務の枠外です
そして・・・彼の攻撃から貴方を警護ることは 不可能です
わたしがどんな手段を使おうが 彼はそれを叩き潰すでしょう
この人には・・・・・・・・・それができる 許して下さい」



まぁ、こんな弁解しなくても、勇次郎と向き合った瞬間

「言われなくてもスタコラサッサだぜ〜!」と遁走しても誰も責めなかったと思いますが


ダイナマイト腹に巻いて自殺しようとしてる人間相手に関わる必要はありません
馬鹿なおっさんはようやく現実が理解できたらしくあわあわ言って震えてますが、そんなものほっとけばいいのです


しかし、レッセンさんは誇り高き海賊ゲバル軍団の一員であります
大統領に頭を下げたと思った次の瞬間! 大統領をドロップキックで吹き飛ばす!



「(これしか・・・・・・・・・・・・・・・・・・
これしか手段はなかった・・・・・・)」



他のSP達がいる庭に大統領を蹴り飛ばし、自分を勇次郎に対して構えを取る!

契約の枠外であっても、馬鹿の愚行の尻拭いであっても、
一度任務を受けた以上は身命を賭してやり遂げる。サムライの魂が受け継がれています


そんなサムライ、レッセンさんが構えを取った先には・・・
なんと、先ほどまでそこにいたはずの勇次郎の姿が掻き消えています

そして、慌ててレッセンさんが壊れた窓から下の様子を見てみると



「見事だったぜボウヤ」


なんか、大統領が落下する前に空中で襟をキャッチしたっぽい勇次郎がいました

え? どこから出たのこの人? テレポーテーション?


そう言えば、SAGAの直前にもなんかテレポートしてましたけど、
なんか当たり前のようにテレポートができるようになっている感じです

まぁ、バキもリアルシャドーなんていう超能力まがいの技持ってますし、
範馬一族はみんなこの手の変態超能力が使えても今更不思議ではありません。多少理不尽なだけで



「オメェの予言通りボッシュは俺から護れなかったが
取った行動にミスはねェ 良き教育を受けた証だ
おめェには興味ねェが おめェの師匠を食ってみてェ」



レッセンさんを認めた勇次郎
わりとご機嫌になったらしく、ボッシュ大統領に対しては、
耳の穴に指突っ込んでグリグリするぐらいで許してあげてます


まぁ、ヘタすれば反対側の耳から脳漿をブチ撒ける羽目になってたので、これぐらいで済んだのが奇跡でしょう


そして魔王は新たな生贄としてゲバルを選んだ!

ここで勇次郎のお墨付きを貰い、ゲバルはどう出るのでしょうか?



そして、次の挑戦者として名乗りをあげている主人公の立場は?


また父親に出番もライバルも食われちゃう撃沈パターンが続くんでしょうか?

こうなったらいっそもう、ボッシュ大統領と空気の読めない男対決でもするしかないのでしょうか


当のゲバルさん。オリバの全力攻撃を食らい、目もも虚ろに何事か呟いてますが、


「・・・・・・ヤイ・・・・・・・・・・・・サ・・・・・・ホ・・・
出航の刻・・・」



と、なにやら復活を予感させる台詞を言っているのでまだ何かやってくれそうです


まぁ、単にお別れの時が来たのを皆に教えたのかも知れませんが

(三途の川(グランドライン)を超えていくゲバルさん)


とにかく来週は何か動きがありそうです

ヘタすれば、勇次郎がいきなりブラックペンタゴンの現れるとか


なんせ相手はテレポーテーションの使い手ですからね

ゲバルが立ち上がると、何故か後ろに勇次郎が立っていたりするかも知れません


合言葉は、『君の後ろに勇次郎』で(何がだ)


とりあえず三強揃い踏みになりそうなので、楽しみですね
主人公はまぁ・・・頑張って、解説とかちゃんとできるといいね(哀れむような目つきで)