範馬刃牙
第43話『小さな動作と大きな意思』

いよいよアンチェイン同士の激突が始まりました

きっとカーナビも今頃100メートルか200メートルぐらいズレてる事でしょう


オリバさんなんか、ただ服を脱いでるだけでしたけど、カーナビズレたんだろうな

ヘタすると、マリアさんとベッドの上でギシギシやってただけでもカーナビがズレてたかも知れません


・・・・・・ある意味一番迷惑してるのは、そんなもの監視してなきゃならない人なのかもしれません


ともかく、アンチェインファイトの始まりです
先週はパフォーマンスの地味さで遅れを取り気味だったゲバルさん

今週は先手を打って、自らのバンダナを外すとオリバさんに向けてかざします



「「ルーザールーズ」か・・・・・・・・・
なつかしいな 餓鬼の時分よくやったよ」



周りに4000人もいるのに、解説も一人でこなしちゃうオリバさん


解説ぐらい周りの誰かに譲ってあげましょうよ
主人公なんて、驚き役どころか、終始無言で驚いた表情してるんですよ

徹底的に自由を奪われて、ある意味正しい囚人みたくなってるんですよ


せめて、「アレはまさか・・・」ぐらいは言わせてやってもバチは当たらんと思うのですが


しかし、主人公への配慮なんてクソ食らえとばかりにオリバさんのセルフ解説は続きます


なんでも、単純にハンカチを指でつまんだまま殴り合い、
ハンカチから手を離してしまった方が負けだと言うルールだそうです


えぇ、とっても単純なルールですね



説明に3ページかかってますが、ルールは単純です


そしてルールを把握した上で、オリバさんはゲバルさんに問いかけます



「さて J・ゲバルよ
君の祖父は無隠流忍術のマスターで
君はその祖父に鍛えられた」



ここでようやくゲバルさんのバトルスタイルが明かされました


どうやら、ゲバルさんは本当に風車の弥七だったようです


オリバさんはさらっと流してますが、忍術と言うバトルスタイルはこの漫画初なので、

ゲバルさんがどのような戦闘を行うのか、俄然興味が湧いてまいりました


まぁ、これで「忍法水遁の術!」とか叫んで、尿を振り撒くだけだったら


ある意味『キャラメルリンゴ』を超えられると思いますが


(※キャラメルリンゴを知らないと言う幸運な読者様へ

まぁ、要するに昔チャンピオンで連載していた忍者漫画の事で、


NARUTOとハンターとワンピース足して10倍に薄めたものと理解していただければ、


後はもう知る気も程よく失せると思います。正直、私もうあの漫画がどんな内容だったか思い出せません



とにかくゲバルさんは忍術の修行で、
親指一本で逆立ちできるほどに指の力が強いのだとか

きっと昔からよほどの修行をしてたんでしょうね



「俺は大統領になる男だってばよ!」とか言いながら(絶対言ってねぇ)


・・・しかし海賊で忍者か・・・次は死神にでもなるんでしょうかね?(黙れ)


そして今度はゲバルさんの口からオリバさんのエピソードが語られます



「エピソードは俺の島にも届いていた
コインの四つ折り・・・缶ビールの搾り出し
切り株に打ち込まれた斧をそのままリフティング そして保持・・・・・・・・・
線路用の大釘をへし曲げる・・・・・・」



お互いに相手の設定を取り上げあう。ある意味フェアプレーな行動ですね

まぁ、周囲の人達に解説させてあげればいいのに二人だけで話をすすめるのはどうかと思いますが


もう、「この漫画は『範馬刃牙』じゃない。『オリバ&ゲバル』だ!」とでも言わんばかりの二人の世界ぶりです

ところで、二人ともお互いの情報知ってたぐらいでストーカー扱いしてますが、

それだったら、わざわざ自分に会うために刑務所に入ったり
夜中に自分が帰ってくるまでずっとパンツ一丁で座りっぱなしだったり、

ある意味天然のストーカーがこの刑務所にいると思うのですが


あえて触れないようにしてるんでしょうか。それとも、どうでもいいと思われてるんでしょうか


バキ君も、もっと座敷女ばりにアグレッシブに行かないと存在を認めてもらえないのかも知れません


(傘でマリアさんを攻撃しようとするバキ君。直後、ブチギレたオリバさんにボコボコにされるバキ君)


まぁ、ストーカーはともかくオリバさんはルーザールーズでの勝負を受けます

パフォーマンスではオリバさん優位でしたが、今度はゲバルさんが先手を取ってオリバさんの自由を奪った感じです


アンチェイン同士の対決ですし、この勝負はいかに自分のペースで話を進め、相手の自由を奪うかと言った戦いです

最終的に、相手を荒縄で縛り上げてロウソクのロウを垂らすぐらいの状態にすれば完全決着って具合です


ここはゲバルさんが仕掛けて正解と言えるでしょう

もしオリバさんからこの戦いを言い出されてれば、バンダナの代わりにパンツを握らせられてたかも知れませんし


そしてオリバさんとゲバルさんが二人でバンダナをつまみます



「始まっているのかな坊や・・・・・・・・・?」

「ああ・・・始まってますとも・・・・・・」



ゴングも審判もなく、二人が始まったと思った瞬間が勝負の始まり

二人のアンチェインが自由に戦うだけと言う、実に二人の対決に相応しいルールです


誰もこの二人の世界に介入する事などできないのです!


ヘタに割り込もうとすると、主人公でも『谷仮面』の最終戦闘みたくぶっ飛ばされます


ぶっ飛ばされないためにちゃんと空気は読みましょう。完璧に読めればエアマスターです


そして勝負の始まりを周囲に告げるのはゲバルさんのアッパー

オリバさんのアゴに綺麗に決まり、背後へとのけぞらせます!


しかし、それ程の威力の一撃を食らってもオリバさんは指を離しません
そして、バンダナに繋ぎとめられて背後へと吹っ飛べないオリバさんにさらにゲバルさんの一撃!


ゲバルさんの右ストレートがオリバさんの顔面に炸裂だ!!


問題は、この攻撃が最近の負けパターンだと言う事ですが


恋人のマリアさんもなんか観客と違って冷めた目をしてますし
これぐらいの攻撃ではオリバさんにダメージは与えられないと言う確信があるのでしょうか

まぁ、これが極端に効くようだったら、主人公の立場が完全に無くなりますし


先手を取ったように見えて、今度はゲバルさんが自由を奪われてるのかも知れません

でももし効かなかったところで、どこぞの主人公みたく一瞬で噛ませ犬のツラになるような事は無いでしょうしね


逆転に次ぐ逆転を繰り返すアンチェイン対決を拝ませてもらいましょう


ところで、どうでもいいですがこの二人が思いっきり引っ張りあって、
それでも破れないこのバンダナはどんな超素材でできあがってるんでしょうか?


なんせ忍者の持ち物ですからね。何か仕込んであると疑ってかかるのが常套です

もしかしたら、髪にワックスを塗っておいてオリバさんの握ってる方はヌルヌルしてる可能性があります


まぁ、超知力の持ち主のオリバさんですから、もしヌルヌルで手が滑ってハンカチから手を離してしまっても



「それまでだゲバル。バンダナが破れそうになっているのに何故手を離さなかった!
ここは、バンダナを案じて途中で手を離したこの私を本物のバンダナの持ち主とする!!」



と、見事な大岡裁きで解決してくれるかも知れません


或いは、手がすべる前に一瞬でバンダナを破ってしまうとか

そして今度は、代用にと自分のパンツを差し出す。これで完璧です(何がだ)


と言うか、バンダナよりは丈夫そうですよねオリバのパンツ

なんとなく、サイヤ人の戦闘服みたいに伸縮自在ってイメージや、

象が穿いても壊れないってイメージがあります


とにかくゲバルは忍者ですから、
ここは勝ちパターンに乗っているオリバさんですが、
どんな手段で逆転されてしまうか分かりません


もしかしたら、バキVS猪狩戦の時みたいにゲバルさんの用意したマリアさんの贋物が・・・・・・


・・・・・いや、アレの複製を造るのはムリか


あそこまでくると、特殊メイクよりもCGを使った方が手っ取り早いと思われます


むしろ、ツンデレ(?)のマリアさんが
オリバさんのピンチの時に声援をかけて復活させると言うパターンがありそうです


今後は、マリアさんがキーワードになる事はありそうですね


逆に、一番なさそうなのはバキ君がキーになる事でしょうか


主人公なのに。勇次郎が乱入するパターンの方がまだありそうです


試合の決着がどうなるのか。バキ君はどこに行ってしまうのか。来週の興味が尽きませんね