範馬刃牙
第35話『風』
今週は目次でも本編の煽りでも、
ゲバルさんの事を海の賊、海の賊と連呼しています
そろそろ大統領云々と言う設定を忘れそうな(板垣先生が)気がしますが、
まぁ、出番を忘れられてるよりはナンボかマシだったりするのでしょう
戦いのメイクアップをしてマウスと対峙するゲバルさん
恐ろしげな隈取に、マウス達も冷や汗をかいて威圧されています
まぁ、これがゲバルさんではなく
化粧をした梢江ちゃんの登場だったならば、
マウス達はそのまま同時に尿を漏らして卒倒していたかも知れませんが
予め尿を出しておかなければゲバルさんも危ういところでしょう
マイケルも、直視してたらボクサー生命の危機に陥っていたかもしれません
「見事だ・・・
見事なシナリオだ
ここまではな」
二人ほどビビり続けてますが、一人微妙に冷静な人がいます
正直、どれがどれか区別つかないし、
どうせもう出てこないんだから区別するのもめんどくさいですけど
一応、区別できる目印で服が濡れてるので、しばらくは尿と呼称します
「考えてもみろ
意表をついた登場ッ
風車のオモチャ 放尿ッ
風・・・・・・ッ 泥のメイクッ
この中に一つでも
実力と呼べるものがあるかッッ
全て演出にすぎないッッ」
なるほど、確かにそうです
この中に、ゲバルさんの実力と呼べるものは一つもありません
ハッタリだけで押し切ろうとしていると尿が考えるのは当然の事でしょう。で、つまり、
貴方的には下段蹴り食らいまくってピンピンしてるのも実力には含まれないんですか?
どうもマウス的にはタフネスなんて放尿と同レベルのようです
猪狩さんが聞いたら「貴様はプロレスラーを嘗めたッッッッ」と軍団引き連れて襲ってきそうな発言です
ボコボコにされて、電話ボックスに詰め込まれちゃわないように気をつけましょう
と言うか、一応力士を倒したり実際に強いところも見せてるんですから、
あまり過小評価し過ぎるのもどうかと思うんですが。そんなに自分達の陣形に自信があるのでしょうか?
それともなんですか。尿さん的には放尿はただの演出に過ぎないから、
むしろ実を出せと言いたいのでしょうか?
まぁ、ゲバルさんも小国の大統領と言う身分であらせられますし、
某浦安在住の国会議員並に凄まじいモノを出してくれそうですが
流石に板垣先生の絵柄で実を出してしまうと色々と危険です
ある意味、梢江ちゃんの泥の海以上に修正が必要なシロモノに仕上がります
〜と、こんなわけでゲバルさんの初めてのアリゾナ刑務所体験はクソミソな結果に終わったのでした〜
・・・さっ、あんまり小学生が喜びそうな感想書いてても仕方ないので次行きますか
尿が踏み台となりマウスを一人後ろの壁に飛ばします
壁が直角になっている部分を利用して壁に張り付くマウス
両手両足で頑張って突っ張って、落ちないように必死にも見えるんですけど
え? これは実力と呼べるものなの?
いや、確かにできる人とできない人がいる行動でしょうけど
多分、へばりつくだけなら寺門ジモンも「できる人」に分類されると思うんですが
しかし、尿はゲバルさんを追い詰め、したり顔で語ります
「教えとくが・・・
このフォーメーション
さっきのとは比較にならぬほど厄介なものだ
膀胱が空になった今・・・・・・・・・・・・この四面体をどう乗りきる?」
確かにまぁ、今までは三角形のフォーメーションだったのが、
立体になった事で死角も無くなったように見えますし、
上からいつ落ちてくるか分からない相手を気にするのはプレッシャーですから
強そうと言えば強そうではあるのですが、上にいる人が落ちる位置を間違ったら相当悲惨な事になると思います
うっかり、尿溜まりに突っ込んだりしちゃったら目も当てられません
きっと膀胱が空になってなかったら、
あたりに小便を撒いて落ちてこれないようにする技が使えたのでしょう
尿という弱点が無くなった今、このフォーメーションに死角なし!!
そんな絶体絶命の状況の中、
突然ゲバルさんは正面の二人に背を向けて、
壁にへばりついている相手を見上げ、一人で降りられるかどうかの心配を始めます
まぁ、これで降りられなかったらある意味伝説のフォーメーションになりますが、
ともかく今のゲバルさんはマヌケに背を向け上を見上げる極めて無防備な状態です
その隙を逃すまいと、二人がかりで後ろから襲い掛かろうとするマウス二人
・・・まぁ、このゲバルさんの相手の自由を奪う作戦はいいのですが、
こうまで露骨に誘われて突っ込んでいくマウス二人は夏の蛾か何かですか?
見るからにチートイツの捨て牌でスジ引っ掛けリーチをしてるような誘いっぷりだと思うんですけど
マウス達ももう少し頭を冷やして行動するべきです。尿でも頭から被ってみたらどうでしょうか?
そして当然の事ながら、突っ込んでいくマウスに叩き込まれるゲバルさんのカウンターアッパー
尿のついてない方のマウスは、縦に回転しながら上空に吹っ飛びます
この時、壁に張り付いてるマウスは、自分と同じ表情の男が顔中の穴から血を噴出しながら通り過ぎると言う
ホラーMなんかでありそうな風景を目撃しています
都市伝説だと、飛び降り自殺の人と目が合う感じでしょうか
ヘタをするとトラウマになりかねません。夜に一人でトイレに行けなくなるとか
そして尿を漏らしてまたその恐怖を思い出す。トラウマの永久機関が完成してしまいます
そして3ページもの滞空時間の後、
サーチライトに照らされながら落下するマウス
なんだか妙に幻想的な風景で、思わず王蟲にはね飛ばされる姫姉様を連想してしまいました
俺の「ナウシカ」での感動を返せ
結局ワンパンチで一人始末してしまったゲバルさん
口からなんか白い空気を吐き、なんだか厄い事になっています。今週のみどろさんみたいです
そんな厄いゲバルさんを見て、尿は思います
「(相手は―――人間ではない!
その思いが――――――
リーダー格唇の細胞を闘争らせた
他人と我の尿―――混ぜものをまきちらしながら)」
尿の正体は唇でした
唇が尿に濡れている――と表現すると、エロスなんだかシモネタなんだかよく分かりません
とにかく、お兄ちゃんに逃げられ、
壁に張り付いていた一人もズルズルと落下してしまいます
兄弟を犠牲にすると言うのは――実に理にかなっている作戦です(オイ)
妹や弟がいる人は、絶対一度は自分の悪戯の罪を年下に着せた事があるのではないでしょうか?
いや、あるはずだ!!
(「この女に石を投げられるのは罪を犯した事の無いものだけだ!」と叫んだキリストのように)
自分が怒られるぐらいなら妹や弟を生贄にして助かってやる!
それぐらいの愛情があっていいのよ・・・・・・兄貴なんて・・・・・・
絶対、昂昇も紅葉にオネショ布団を押し付けられた記憶があるはずです
ともかく、「多人数相手には個人では勝てない」と言う
一応リアルな現実を見せてくれようとしたマウスさん達
最後に、兄弟のリアルも見せてくれて退場しました
来週からは、ついにゲバルさんとバキ君の対立でしょうか?
オリバさんとの対立が始まってしまう前に何かしら仕掛けないと主人公の立場がありません
取り急ぎ、尿の量で対決してみると言うのはいかがでしょうか?
来週から、グラップラー尿が始まります(ヤメロ)