範馬刃牙
第33話「戦士」

今週は巻頭カラー
扉絵で登場の主人公もカラー絵での登場となっております


そして今週も出番はありません

「主人公の俺が白黒漫画なんかに出れるか」とか言う意思表示でしょうか


こう言う奴がMステをドタキャンして東京ドームをガラガラにするんですよ


煽りでは、「焦りはない――ただ近づくだけ。」とか書いてありますが


一体彼はどこへ近づいてると言うのでしょうか?

むしろ遠ざかってますよ。マイケルとの心の距離とか


なんとなく、レースゲームで負け続けてヤケになって逆送を始める子供を連想させます


それとも、あえて元海賊のゲバルとは違う航路でマイケル救出を目指すつもりでしょうか?

地球は丸いんだから、反対方向に進めばいつかマイケルにたどり着く計算なのかも知れません


地球の反対側にいる父親にわざわざリアルシャドーで殺気を届けたぐらいですし、

直球よりも回りくどい方が好みなのかも知れません。せっかくの出番まで遠回りするのはどうかと思いますが


こう言う奴がインドと間違えてアメリカ大陸にたどり着いたりするんですよ



まぁ、そんな最近散々有能ぶりをアピールして
結局要らない子に逆戻りしつつある一人上手な主人公は置いといて、マウスVSゲバルです



「三人揃うと化学反応が起きるという
一卵性の三つ子ならではのコンビネーション・・・
スゲェんだろうなきっと・・・・・・・・・」



確かに、三つ子のコンビネーションは素晴らしいですね
マイケルが相手である事を差し引いても、この三人で一人のような連携は見事です

少なくとも、兄一人妹二人のコンビネーションよりは万倍は凄いでしょう


つーかそんなコンビネーション、妹二人が兄の妹萌えの感情を破壊しつくすだけですよ

三人のうち二人が仲良くなるのは、残った一人を攻撃する時だけですよ(お前の家庭内の問題はどうでもいい)


ともかく、マイケルを助けに来たと言うよりは、
単に三人揃ったマウスをまとめて美味しく食っちまおうって感じのゲバルさん

壁を背にしたまま、月を見上げて言います



「・・・・・・・・・・・・
なつかしいな・・・・・・・・・・・・
海賊やってた少年の時分・・・
出航はいつもこんな夜だった
バカ明るい月夜・・・・・・・・・船出の刻・・・・・・」



ゲバルさんの情緒的なトークにより、
ついつい後ろを向いて月を見上げてしまうマウス達

流石は海賊大統領になる男。話術に関しても一流です


きっと、ゲバルさんも梅干の話をして相手にヨダレを垂らさせたりできるのでしょう



もしかしたら、アクションの『極道めし』みたいに、
オカズをかけて美味い飯の話対決とかしてたりして


そしてゲバルさんの話術に乗せられ、敵から芽をそらす三人

その瞬間、ゲバルさん闇夜にゲバルさんのスナップの音が響きます



「素人だな・・・
今 君らがお月見をしてる間に
確実に一人は俺に仕留められていた
連携こそが頼みである君らの一人が欠ける・・・・・・
戦力は10分の1だ
それじゃつまらんから仕留めずにおいた 気を付けたまえ」




余裕綽々といった様子でマウス達を圧倒するゲバルさん

確かに、一人を欠けさせたら楽に倒せますが、それじゃ面白くありませんからね


マイケルはその一人も欠けさせられず、かつ面白くもなくやられましたが


・・・まぁ、最近のマイケルはちょっと過去を改竄する癖がついてきたので、

後々この時の出来事を語る時に、

「一人ずつ倒したんじゃつまらないから全員一度に相手しようとしたんだ」


とかバキ君に語り出しそうです

そしたらバキ君も、



「俺も普通に助けに行ったんじゃつまらないから、
再起不能になったぐらいで助けようと思ったんだ」



とか答えてくれるでしょう。刑務所で更正するどころかどんどん駄目になっている感があります



まぁ、2000万駄目人間コンビは置いておくとして、
マウス達はマイケルを屠った例のフォーメーションでゲバルさんを囲みます
と言うより、あえてゲバルさんはマウス達のしたいようにさせている感があります



「ヘェ・・・よほど自信があるんだな
このフォーメーションになるや貌に余裕が漲っている」

「もう遅い・・・・・・・・・
我々にこの陣形を取らせた以上・・・・・・
もう君にチャンスはない」

「ヘェ そいつァ楽しみな―――」



三人が正三角形を描くように相手を囲み、
背後にいる一人が相手の気をそらせ、前面の一人が攻め込む

ワンパターンですが、マイケルですら防げなかった必殺のパターンです


そしてマウスの思い通りに背後からのスナップで振り向いてしまったゲバルさん

さぁ、ゲバルさんは前面のマウスが繰り出す攻撃にどう対処するのか!!?





答え:闘いの聖水を浴びせる



Oh! 尿!? 突然のゲバルさんの尿攻撃に、マウス達も騒然です

そしてゲバルさん、そのまま地面に弧を描くように尿を振りまいていきます

それも、わりと男前な表情で振り向いています



今にも「次はお前達がオレのケツにションベンしろ」
とか言い出しそうなぐらい男前な表情です


そして4ページに渡って尿を出し続けたゲバルさん

エロ漫画の放尿プレイでもここまではやらないと思いますが、


とにかく出しまくってスッキリし、マジギレするマウスを尻目にその場に寝転がってしまいます


描いた円の半径が短ければ、ヘタをすれば壮絶な自爆になりかねません

そういえば、今週はマイケルが一コマも出てきてませんが、ある意味これは幸せなのかも知れません


だって、ヘタすれば倒れてるマイケルにも尿がかかるぐらいの撒き散らしぶりですし



それとも、「闘いの聖水をよけることは許されない」理論で、
紙面には出てないけど、とりあえず尿はかかっていたりするんでしょうか


それだと、バキ君なら喜ぶかも知れませんが、マイケルはそのまま自殺を選びかねません


しかし、さっきから尿だ尿だと連呼してますが、
ほんと尿がよく飛び散る漫画ですねぇこれは


まぁ、小学生は大喜びしそうなので、小学生対策はバッチリっぽいです


問題は、チャンピオンを読んでる小学生がいるかって話ですが


想像するだけで無理があります、チャンピオンを読む小学生


ジョセフ・ジョースターが女装したような不自然さを感じます

ラフィンのように実年齢20歳とか言われないと納得できませんよ!(しろよ。一応少年誌なんだから)



とにかく、そうして寝転がったゲバルさん
困惑しているマウスに向かって言い放ちます



「いいのかな・・・
二人はキレイなままなのに・・・
一人は汚物にまみれている
かけがえのない三人の関係を引き裂く悪魔ッッ
そんな男が目の前にダウンしている
思い知らせてやれッッ」



これはゲバルさん、マウスを挑発して攻めづらい体勢に無理に責めさせるつもりでしょうか


自分が不利なように見せて、実は相手の自由を奪っている

またゲバルさん一流のクレバーな戦闘が展開されそうな予感です


と、言うワケで今回はゲバルさんがとことんマウスを圧倒しました
単に一人ずつ倒しても面白くないので、チームプレイを破壊する作戦でしょうか


そりゃ男兄弟なら、一人が汚物まみれなら、取るべき行動は一つです

虎眼流が道場破りに容赦しないように、男兄弟はエンガチョには容赦しません


もしかしたら、彼は明日からあだ名が「尿」に変えられるかも知れません



しかし、恐るべきは口(マウス)に尿を浴びせるゲバルさんの戦略です

これで相手がジョルノだったら、歯をクラゲに変えて吸い取らせるところですが

いきなり尿を浴びせられるとはとても思わなかったであろうマウス達にそんな用意はありません

これが超知力のオリバだったら、老人用紙おむつぐらい用意していたかも知れませんが


ある意味正統派なコンビネーションに、奇策をぶつける事で混乱させるつもりなのでしょう

所詮は数の有利で相手を倒してきたマウス。このような事態には対応しきれない可能性があります


大胆さと緻密さを併せ持つ、ゲバルさんならではの作戦と言えるでしょうか


流石は衛星カメラで監視されてようが構わずポロッと出してしまう男

作戦に関して一切の躊躇がありません。むしろ、見せる事で悦んでた可能性すらあります


衛星で見られている中、口(マウス)に嬉々として尿を浴びせる・・・


ある意味、バキ君のライバルとしてふさわしい姿です



最初はゲバルさんの登場に面食らいましたが、
このままゲバルさんの強さや思想を開示する展開も、面白そうですね

えぇ、まさかここでモデルであるチェ・ゲバラとゲバルさんの接点がまた一つ明らかになるとは



いや、私もね、前々からおかしいと思ってたんですよ

ゲバラがモデルなのに、なんでゲバルさんにはフィデル・カストロのような存在がいないのかと


でも、今週の展開でそれも納得できました

あぁ、板垣先生はフィデル・カストロを直接出すわけではなく、










口(マウス)に尿を浴びせると言う





スカトロ・プレイで表現していたのだなと



マウスに尿が浴びせられ、さらなる化学反応がスパークです


スカトロと手を組んだゲバルさんはまさに無敵
少年誌で4ページの連続放尿は小学生も大喜びの革命的行為です


果たしてバキ君はこの革命児相手にどう挑むのか!!?


来週以降もますます楽しみですね

私も、ゲリラに命を狙われなければ続きを楽しめそうです