範馬刃牙
第311話「親父の味」

リアルシャドーに始まってリアルシャドーに終わる!!




むしろリアルシャドーに振り回された感のある連載ですが、はたしてどう着地するのでしょうか


ともかく親父が息子に味噌汁を作って決着、という




これが美味しんぼだったら納得できる結末なんですが、


ともかくまぁ、勇次郎がエア味噌汁を作りました



「(見物人はハッキリと見た
掌の上で切れ目を入れられる豆腐を
まな板の上で刻まれるネギを
巨凶範馬勇次郎会心の作
豆腐のお味噌汁を)」
 



これがインターネットごしにも伝わっているかどうかはともかく、

観客にもこのエア味噌汁が見えているようです


と言うかいきなり目の前で味噌汁作るパントマイムされたら観客ドン引きですよね

テレビの向こうではオバマ大統領もよく分からないままシャドーオートミールとか作ってるかもしれません


と言うか、これの何が感想を書くの大変かって、


作中にもツッコミ役が不在なとこですよね


観客達が何も言わずにエア料理を見守ってるもんだから、

感想書いてる方が何から何までツッコまなくちゃいけないから手が足りません


作中のボケ力が高すぎてツッコミが届かないのです

と言うかむしろ編集が板垣先生にツッコミいれて欲しいんですが

なんかあらぬ方向に勢いがつきっぱなしで話が進みます



ところで、ツッコミ役不在と言えば解説役も不在なんですが

たとえば、この回の冒頭でパントマイムの説明をしていましたが、

こういうのをモノローグでやるぐらいなら作中の登場人物に解説させればいいんですよ



本部さんとか本部さんとか本部さんとか



ツッコミつつ解説できる人がいないからこのボケっぱなし空間に歯止めがきかないんですよ!

ここで本部さんがいれば、勇次郎のみそ汁作りを見て「あのダシの取り方はまさか・・・!?」とか、

「あの豆腐を使うのかァ〜〜!」とか、エア味噌汁についての説明を細かくいれてくれたはずです


まぁ、それはそれでますます収拾のつかない展開になる気がしますが


ともかく、勇次郎が味噌汁を作るとバキ君がゆっくりと蘇生します

美味いスープはその香りに誘われて坊主が堀を飛び越えてくると言いますが、

死に体だったバキ君が復活するとは大したエア味噌汁ですね

つくづくこれが料理マンガだったら立派な展開なんですが



「前代未聞・・・・・・空前絶後のエア夜食!!!」



エアちゃぶ台が出現し、親子が差し向かいになって座る!

なんと、親子喧嘩決着まで後2回というところでエア夜食が開催されました


私も自分で何言ってるかよく分からなくなってきました



ちゃぶ台もエア、夜食もエア、味噌汁もエア、なんでもかんでもエアエアエア!

もうエアがゲシュタルト崩壊しそうですがとにかくエア! あれもこれもエアエアエアエアエアエア









エア!!(推奨BGM)



「もう、ゴールし(更新サボっ)てもいいよね?」

「あかん、大吉! ゴールし(更新サボっ)たらアカン!!」
 



私、頑張ったから……もういいよね……休んでも……いいよね……?

(他人がこういうパロディ書いてたら、私ならそいつを殺しに行きます



あまりにも衝撃の展開でちょっと現実逃避してしまいましたが、とにかくエア夜食です




「(こんなものしかねェ・・・)」

「(充分すぎるほどです ”お父さん”)」

「(よしやがれバカ ”親父”でいい)」
 



ついに会話までエアになりました


まぁ、親子だけに目と目で通じあってんでしょうが、ここにきての親子団欒

ますますジャック兄さんが哀れな事になってますが、衆人環視の中親子の食事が始まりました


そう言えばこの親子喧嘩もそもそも食事中に始まったものでしたが、

食事→闘争→食事と言うのもある意味板垣漫画っぽい展開と言えますね

納得できるかどうかはまぁ二の次として



で、まぁこのまま淡々とコマとページを消費して箸の持ち方が違うだのみそ汁がしょっぱいだの、

なんか微妙にギスギスしてる親子の食事が開始されます


と言うかまぁ、男の料理なんてのは味付け濃いものですよ

むしろ味噌汁をすすって、その塩気と風味でご飯食べるぐらいでちょうどいいんですよ


こういう奴が将来結婚した時



こんな発言するようになるんですよ



むしろチャンピオン漫画だけに、こういう息子には

マジックマッシュルームスープでも飲ませればよかったんですよ

(もう最終回だってのに主人公に暴言吐いてばかりの感想)


まぁ、最近の読者は鉄鍋のジャンとか覚えてないんだろうなぁ、とか

オヤマ菊の介だのエイケンだのを経て、今の一番人気がイカ娘なんだから落ち着いたもんだよなとか


バキの20数年間を思い出すとともにチャンピオンの迷走も色々思い出すのですが、

それはともかくバキ君が味噌汁の文句をつけ、親父も飲んでみろよと言ったところで勇次郎が言います



「くだらん 真似事はしょせん真似事”水”ほどの味もない」 



いまさらそんな正論言ってどうすんですかオトン



ここでそんな身も蓋もない事言ったら、前回の担当編集の叫びはどうするんですか

きっとこのエア味噌汁は担当の涙の味がするんじゃないかと思います


でまぁ、このパントマイムにどう蹴りをつけるのかと思っていると、



なんとバキ君がちゃぶ台をひっくり返しました。そして


「ああ〜〜ッッ」
 



エア味噌汁を台無しにされて勇次郎が悲鳴をあげたところで、次回最終回です








え〜、私ふと思ったんですが

なんだかんだでこの漫画も最終回なわけですよ

20年以上続いた連載ですし、読者のみなさんも言いたい事があると思います


その思いのたけを、最終回だけ吐きだしてみるというのはいかがでしょう?


すなわち、『範馬刃牙完結企画・みんなでバキ感想を書いてみよう』というやつです



まぁ、企画ったってそんな大した事じゃありませんよ

読者のみなさんにはサイトを持ってる人も持ってない人もいらっしゃるでしょうが、

とりあえず一言なり長文なり、バキの最終回を読んで思った事・書いた事をメールすればいいんですよ






とらさんとこに



そうすると、とらさんがそう言う感想をまとめて、

ついでになんか気のきいた一言を添えて、それでバキの最終回を華々しく飾れると思うんですよ!!


ちなみにまぁ、やったらやったで最終回について怨嗟の声であふれかえると思うんで、

そんな地獄の釜みたいなのは見たくないから私は関わりになりたくないんですけど


そう言うわけで、最後の最後までうちのサイトの感想は人に迷惑をかけて自分は笑いを取ろう、をコンセプトに


粛々と読者の皆様に要らん事を触れまわりながら続けていこうと思います


(人として最低)


そう言えば、この前とらさんにメール出したけどまだお返事こないんだよな

いつになったらお返事くるんだろうなぁ・・・(お叱りのメールならそのうちくるかもしれない)