範馬刃牙
第286話「勇一郎」
第287話「戦艦内」
勇次郎パパ、勇一郎の幽霊が現れる!
そして徳川のじっちゃんは勇一郎の武勇伝について語ります。
正直、知りたいのはこの幽霊なにって事なんですが
徳川のじっちゃんは入り込んでしまう習性があるので、構わず話を進めます
「ア・・・・・・米国に勝った・・・?
あ・・・あの・・・仰ってることが・・・・チョット・・・」
「範馬勇一郎 勇次郎の実父じゃ」
「・・・・・・・いたんですか・・・・・」
まぁ、母親が処女懐胎したと言われてもなんか納得しますが、そりゃ普通に考えればいます
というか、この口ぶりだと総理には幽霊が見えていないとも取れるんですが、
グラップラー的に感受性の低い人には見えない存在だったりするんでしょうか?
でも、見えてないとしたら、いきなり徳川のじっちゃんが
「範馬勇一郎はアメリカに勝ったんじゃ!」と言いだしたことに見事に対応しています
案外、空気は読めそうな人ですね。世論は読まずに増税しようとしていそうですが
ともかく、ここから怒涛のみっちゃんの一人語りタイムです
正直、台詞打ち出すのが凄く面倒臭いです。年寄りの話は長いって本当ですね
「太平洋戦争沖縄戦・・・・・
1945年4月1日 米軍による沖縄上陸開始から
9月7日 嘉手納での降伏文書の調印まで
この地獄のおよそ半年間を沖縄戦と呼ぶが
事実はそうではない
あの調印9月7日以後も継続いていたのじゃ
沖縄本島北東約12キロメートルに位置する
周囲1キロメートルにも満たない
地図にも載らないようなちっぽけな孤島で
そんな小さな空間に 述べにして
実に1000トンを超える弾薬を使用している」
「球場ていどの島に1000トン・・・・・・
そんな重爆撃を日本軍に」
「帝国陸軍にではない
地元民にでもない
範馬勇一郎ただ一人に対してじゃ
海上からの艦砲射撃 上空からの空爆
島の形状が変わるほどの攻撃を加え 上陸・・・・・・
隊員に与えられた任務は遺体の確認のみ
ピクニック気分も束の間
そこに立っていたのは 遺体として運ぶハズだった日本人」
とりあえず、アメリカが無人島に酷い事をしたという話から、ようやく主役の勇一郎の登場です
普通に考えればオーバーキルな爆撃なんですが、
ただのメクラ打ちなので地面に深く潜るとかで対処したのでしょう
まぁ、ここは「1000トンの爆撃に耐えるのスゲー」とだけ思っておきましょう
むしろ凄いのはその肩幅の広さと、そこから生まれるパワーのエピソードです
「その右手には不自然に首を折り曲げられた
最後尾の隊員がブラ下げられていたという
カービンが振り向くより速く
味方の肉弾を叩きつけられたという
その”投げ”の威力は凄まじく
一投げで最低3人以上は死傷したという」
一投げで3人を殺す、脅威の投げ!
技で投げるのではなく、圧倒的なパワーで純粋に放り投げる勇一郎スタイル
通常、投げは相手の姿勢を崩して自身も体をずらすので、多人数戦ではあまり使えません
しかし、勇一郎は圧倒的な腕力からノーモーションの投げを放ちます
ただ殴るよりも多数の敵を倒すための、これが勇一郎流の対多人数戦闘なんでしょうか
なんか色々生物として間違ってる気もしますが、とにかくパワフルです
相撲取りは小指を引っかけただけで相手を投げられると言いますが、
勇一郎も同じように、身体のどこかを引っかけられたら即座にぶん投げられてしまうのでしょう
打撃の勇次郎と即投げの勇一郎、この二人の対決も見てみたいですが、
その前に勇一郎VSアメリカ軍の顛末です
とりあえず文字の羅列に疲れたのでダイジェストで感想進めますと、
作戦の指揮を執るジェームズ少将はモンキー一匹倒せない状態に大激怒
「こうなったら核を落とすのよ!」と、美味しんぼの作者が聞いたら鼻から究極のメニューを噴き出すような発言をします
そう言えば、ボッシュ大統領もゲバルさんの島を空爆すればいいとか言ってましたし、
ある意味非常にアメリカ軍らしい物量作戦ですが、流石にマッカーサーがそれを止めます
まぁ、ここら辺はある意味板垣先生の良心ですよね
範馬刃牙一族は「核ミサイルでも倒せない」ってのがウリですけど、ここで
勇一郎は二次大戦中に広島から長崎に移動してた
とか言い出したら、流石に編集も「それだけは勘弁して下さい」と瀬戸発バリの土下座を決めてるところです
まぁ、流石に放射能を浴びたら範馬細胞でも太刀打ちできないでしょうから、ここらが落とし所でしょう
下手すると範馬細胞に放射能がくわわってゴジラみたいなのが出来上がる可能性もありましたが
とにかくここで勇一郎は受けから攻めに転じます
「衝撃音を耳にした隊員達が眼にしたものは
甲板に深々と突き刺さったジェームズ少将の亡骸だったという」
お子様ランチの旗みたいなことになったジェームズ少将
とりあえずここら辺、犬神家以外にツッコミ用が無いのが悔しいところです
ほら、うちの感想ってなんかよく変態感想とか言われますし、
お客さんもそう言うすっ飛んだギャグを期待してると思うんですよね
そろそろ私もうんこうんこしっこちんこと叫びたいんですが、
徳川のじっちゃんがあんまり淡々と語るもんでツッコミの余地がありません
「なくて良かった」という意見もあるでしょうが、それだと私が感想書く意味もないので悩ましいところです
「不幸中の幸いだったのは
この出来事をたった一人だけ目撃していた隊員がいたということじゃ
甲板でくつろいでいたところ 凄まじい衝撃に襲われたという
振り返った隊員は ハッキリと目撃したという
今まさに悠々と立ち去ろうとする
凶悪極まる「ONI」の姿を・・・ッ」
勇一郎の背中には、やはり鬼の貌があった!!
ところで、こっちはオーガではなく「ONI」って和風な感じになってますけど、
そもそもどうやら範馬一族はエジプトから来てるらしいんで、日本の鬼とはあんまり関係無いんじゃないでしょうか
とにかく「恐ろしいもの」が背中に浮かび上がってるからコードネームで呼ばれる感じで
だから、バキ君にもいっそONIとかオーガみたいな背中の怖いものの顔の異名をつけたらどうでしょうか
とりあえず、怖そうな感じで。コードネーム『KOZUE』とか
バキ君の背中の鬼がちょっと怖いほど女っぽくなれば完成ですね(してどうする)
で、ここから「立ち去ったとか先週書いたけど、実は立ち去ってなかったのよ」から始まる287話の感想があるんですが
正直、ここで皆さんが気にする事は『ドレス』ただ一つであるだろうし、あと
ぶっちゃけリアルタイムでそろそろ出社時刻が近付いているので、
ちょっと巻きで感想を書いていきます
勇一郎は悠々と集まった船員たちの前に姿を現し、
そしてその場にいた全員を恐怖によって追い散らし、戦艦を乗っ取ったそうです
このエピソードこそ、まさに勇一郎が「アメリカに勝った証」なのでしょう
まだ戦艦に勝っただけですが、同じことを繰り返せば最高司令官すら暗殺し、指令室を占拠できそうですから
ところで、ちょっと思ったのですが
勇一郎は戦艦を乗っ取りアメリカに勝って、
勇次郎はベトナム戦争で色々やってアメリカに勝って、
バキ君がやったのは、大統領の誘拐
なんか凄い勢いでみみっちいというか小物感が増したんですが、
そこはまぁ、バキ君だから仕方ないという事で落としておきましょう(酷い)
とにかくまぁ、戦艦を乗っ取った勇一郎
彼はそこで、ある不思議な技を使ったらしいのです
当時の犠牲者は、その技についてこう語りました
「俺たちはその技術を こう呼んだものさ
”ドレス”とッ」
勇一郎の使う特殊技、ドレスとはなんなのか?
それを知らしめる前に、幽霊はその場から消えてしまいます
「消えやがった
懐かしい面を見て 思い出しちまった
親父の得意技術だ」
そして次週、勇次郎が『ドレス』を使う!
バキ君がピンチに陥って! なんか幽霊が出て!
バキに意味深な事を言って! 覚醒イベントっぽく思わせて!
新しい必殺技を使おうとしているのは勇次郎
美味しいとこ持っていきすぎですお父さん
ちょっとバキ君の勝てるビジョンがますます見えなくなったんですが
まぁ、それは板垣先生も「どうしよう・・・」とか考えてそうなので置いておきます
とりあえず今回のキモは、この勇次郎が使おうとしている『ドレス』とはなんなのか、です
ドレスとは、すぐに思いつくのはバオー来訪者身にまとう豪奢な衣です
とすると、この技術はバンプアップ等で広い肩幅がさらに広くなる技術なんでしょうか?
攻撃手段ではなく、その前段階でのパワーアップ技
それによる威嚇だけで相手を圧倒してしまうのが、ドレスなのではないか・・・
とか、まっとうに考えてもエジプトの壁画みたいにスルーされそうなので、
予想をしても仕方なさそうなんでもういっそボンテージドレスでも着ればいいよ(投げるな)
でも、ドレス云々で相手が逃げ出す技とか言われると、勇一郎がドレス着るよりも
梢江ちゃんがドレス着て現れる方が怖そうですよね
つまり梢江ちゃんがドレスを着れば、アメリカにも勝てるのか!!?(なんでよ)