範馬刃牙
第284話「父、そして・・・」
第285話「息子、父、そして・・・」
次回のタイトルは「息子、父、祖父、そして・・・」だったりして
もしくは息子、父、そして鬼嫁
範馬お婆ちゃんは、息子が勇次郎だった事から出家しちゃうメンタルですから
梢江ちゃんが嫁になると知ったら入滅しかねませんね
ともかくそんなハイパー一族のルーツらしきものがエジプトにあります
ちなみにまぁ、ここ最近の話の流れ的にこれは範馬一族の祖先っぽいですね
>>壁画は勇次郎本人説
さすがですねェ大吉さん
いろいろなバキ感想呼んでますがこんな狂った珍説を提唱したのは大吉さんだけです
これは今年のバキ感想も楽しめそうですね
いいんですよ。まともで当たる仮設立ててついでに毎週更新するのはとらさんがやってくれてますから
私の方はこんな珍説吐いたり「イカ娘の沖漬けとか作ったらどうなるんだろ・・・醤油だと可哀想だから、精液漬けあたりで」
とか、そんな空想科学を妄想しておくのがいいんです(基本的にエロい事ばっかり考えてる)
「解剖学的見地からも実に正確だ
腕・・・・・・肩・・・・・・腰から脚
なのに・・・何故 背中だけが悪魔の貌に・・・・・・」
個人的には、この壁画のある意味一番見るべき点は、
引きしまったシンメトリーの尻だと思うんですが、
教授達は背中悪魔に興味津津です
さらに、隣に武器に囲まれているいい尻の壁画を見つけます
そして教授は、これだけの兵器を向けられる悪魔の戦力を誉め称えます
いや、武器を向けられてるのも凄いんですけどね
一部の武器の先端が尻を指し示してるのも興味深いと思うんですよ
なんか明らかに尻に近い武器だけ出っ張ってるんですけど
じっくり見てたらまるで武器が集中線のようにも見えてきたんですが、
集中線の中心にはどう考えても背中ではなく尻があるんですよね
妙に尻をアピールしているこの壁画の正体が気になるところですが、
多分、とらさんとか他の感想書きの人は壁画とか人類史とか
そういう観点から難しい考察を書いているのだと思うと、
三十路近くにもなって「尻だ! 尻だ!」とはしゃいでいる自分の姿に泣けてきますね
ともかくエジプトの話はひとまず置いておいて、成人式パンチを食らったバキ君
後ろのワゴン車ごと吹っ飛ばされる勢いで殴られ続け、その命運はまさに風前のともしび
果たしてバキ君は目覚める事ができるのか? それともこのまま果ててしまうのか!!?
そんな脅威の暴力にさらされる少年を案じて叫ぶ人がいます
「御老公ッッ 死んでしまいます」
「誰・・・・・・? オマエ カンザキは?」
「イヤ・・・ちょっと交替を・・・・・・」
ギャグにしてどうする
ちょっと板垣先生!? いや、別に小ネタ挟むなとは言いませんが、
今はバキ君が生きるの死ぬのって緊迫したシーンなんですけど!!?
多分、この時点で読者のほとんどの意識が首相交代に持ってかれたと思うんですが
一気に読者の興味を持ってかれたバキ君は、この逆境にどう立ち向かうのか!?
『チョロ・・・』
首相交代のインパクトを、尿で呼び戻そうとしてました
尿を漏らしてしまうほどのショックとかそういう演出的効果はともかく、
尿は確かに首相交代のショックから呼び戻されるインパクトがありますね
野田首相も、いっそ国会で尿を出してみたら支持率が回復するんじゃないでしょうか?
涙を流して感動する演技はもう古いんだと。これからは尿を流して感情を表現する時代だと
まぁ、問題はここ最近の首相の言動見てると、言葉吐くより小便垂れ流した方が有意義なんじゃないかと思えてくる事で
ちょっと政治を風刺しつつ、バキ君の危機的状況を描写します
「(人間を標的に打撃を撃ち込み―――
大型ワゴン車もろともクラッシュさせる破壊力
刃牙は今更ながら気付かされていた
そう・・・・・・俺が今闘っているのは
国家も畏怖れる超暴力
俺の全てを出し切ったって・・・
勝てるわけはない)」
勇次郎の一撃を受け、全てを出し切ったって勝てるわけが無いと、心折れるバキ君
小便や脳内麻薬を出しまくって出た結論に、果たして逆転はあるのか!!?
いや、まだだ。バキ君はまだ全てを出したわけではありません
まだ、大便だって出せるはずだ!!
梢江ちゃんの協力があれば精液だってドバドバ出せる。まだ、バキ君は終わっちゃいない!
と言うか、遺伝子を目覚めさせるとかそういう攻撃を受けて、
主人公が心折れるだけで終わったら勇次郎も超絶ガッカリすると思うので
「お父さんを喜ばせなさい」とか「パパの言うことを聞きなさい」とかを走馬灯のように思いだしたのなら、
ここでもうひと踏ん張りするのが主人公魂ってものでしょう
どうでもいいですけど、パパの言う事を聞きなさいって、
絶対、枕詞に「痛くされたくなかったら」ってつく同人誌が出ますよね(五月蠅い)
あと、ポニテロリはいいよね(犯罪者の目つき)
話が少しそれましたが、バキ君のメンタルに大ダメージとなった一撃
284話の最後で諦めかけたバキ君の前に、何かがゆらりと現れましたが、
当のバキ君はなんか「甲子園に出れただけで十分だよね」な笑顔になってました
立ち上がる気力もなく、ただ誇らしげに父を見て微笑むだけになっています
「続けるか」
「ホント・・・・・・誇らしいほど強い父親・・・・・・
続けるのか 手放すのか 通じないことは百も承知
でもさ・・・・・・・
直接それを親父の口から聞かれると・・・さすがに・・・・・・」
なんか、坂崎のおっちゃんに「家から出てけ」って言われたカイジみたいに言い訳を始めるバキ君
しかし、その場にいる強者達の耳には届いていません。皆、一様に一点を見つめています
別に「ペラペラしゃべれるじゃん。余裕あるじゃんお前」と思って聞き流しているわけではありません
なんとバキ君の背後に、肩幅の広い幽霊が出現!
「迷ったか 範馬勇一郎ッッッ」
どうやら謎の幽霊の正体はバキ君のおじいちゃんのようです
あ、違いますね。幽霊じゃありませんね。そんな、オカルト漫画じゃあるまいし
幽霊なんてものがポンポン出てくるわけがありませんね
え? じゃあこれはなんだって? 決まってるじゃないですか
リアルシャドーですよ
とりあえずリアルシャドーって言っておけば、なんとかなるんですよ!(大槻教授みたいな顔で)
いやね、ここで「バキ君の身体に刻まれた範馬一族の遺伝子が勇一郎の記憶を再現し・・・」とか、
なんかそれっぽい事を考察してもいいんですけど、
多分、この幽霊に関しては特に説明も無く消えると思うので
無理にツッコむ事は無いと言うか・・・こういうの、「なんでウルトラマンは巨大化できるの?」的なもんだと思うので・・・
ともかくまぁ、勇一郎ゴーストがでてきて場は騒然とします
ピクル君は幽霊見たの初めてなのか、初めて文明に触れた時よりビックリしてます
ちなみにバキ君がこの幽霊を見た感想は
「か・・・・・肩幅広・・・ッッ」
ツッコむところは本当にそこですか?
お前はエジプト壁画の感想で尻だ尻だ言い続ける感想書きか!!?
ある意味、こういうリアクションも天然入ってると言っていいのでしょうか?
ともあれ、果たしてこのゴーストはなんのために現れたのか?
「フフ・・・・・・変わらん
我が子相手に・・・手こずる我が子・・・
刃牙ちゃんや・・・・・・勝てるぜ お前・・・・・・」
あぁ、よくわからんけどとにかくこいつもジジバカなんだな
息子や孫に甘いのはもう、範馬の系譜みたいなものなんでしょうか
とにかく、この人はどうやらバキ君を励ますために出てきた様子
そしてこの人を見た徳川のじっちゃん、感動に震えるようにして言います
「野多よ・・・見えたか」
「・・・・・・?はい!? あの・・・何が・・・」
「勇次郎の以前に 米国に勝った男じゃ・・・・・・・・・ッッ」
どうやら、勇一郎おじいちゃんも個人で相当の武力をもっていたようです
次週からは、お爺ちゃんがアメリカに勝った過去エピソードに入るのでしょうか?
この親子喧嘩が今年中に終わる気がしなくなったのですが、
まぁバキ君がボコボコにされっぱなしの話よりは興味のあるエピソードです
なんというか男塾っぽいと言うかいっそ帝都物語っぽいと言うか
そんな逸話が飛び出しそうな展開になってまいりましたね
そのうち「範馬の刻」とかってスピンアウト連載も始まりそうですが、
今回のポイントは、勇一郎の外見がそれ程年をとっていない事です
つまり、本人の言動からお爺ちゃんも勇次郎に負けて死んだ可能性が出てきます
バキ君と勇次郎との戦いに、自分が負けた最初で最後の戦いを思い出したのでしょうか?
もしかしたら、息子相手に負けて世代交代するのが範馬一族の血脈なのかもしれません
そして、もしかしたら勇一郎の口から勇次郎の兄についての存在も語られるかもしれません
チャック・範馬とかそんな感じの
親子喧嘩に絡まず存在が消えたお兄さんとか
代々、範馬の一族には別に鬼の貌が出る事もなく噛ませ犬として消えて行く影の長男の存在があった・・・
(ジャック兄さんの不遇っぷりをできる限り壮大に表現してみようと頑張ってみた)
とりあえず、次回の感想は「勇一郎の過去回想とかだったら、
その回想が終わってからひとまとめに書こうかな?」とかちょっと思ってるんですが、
単行本一冊分ぐらい回想が続いたらどうしようとかちょっと怖がってます