範馬刃牙
第279話「父の上」
第280話「虎王返し」
第281話「闘いの聖水」
バキ君が餓狼伝から技パクって勇次郎に虎王を極めました
流石に別漫画の大技ともなれば勇次郎にもダメージは与えられるようですね
次はいっそ、旬ですし積尸気冥界波でもパクってみたらどうでしょうか?
でも、うっかり車田版の方のカニ座からパクっちゃうと途端に噛ませになってしまうから要注意です
ともかく勇次郎相手にサブミッションを極めているバキ君
観客のオリバさんも独歩も、この快挙を様々な思いをもって見ています
そしてその快挙を達成したバキ君のリアクションは!!?
「何をしてくるかと思えば
いかにもキサマらしい小細工よ
親父ィ・・・・・・そんな台詞も この体勢からは言いにくいよな
フザケンナよ親父ィッッ このまま終わる気じゃねェだろなッッッ
認めねェぞそんなこたァッッ 逆転してみろッッッ
それが範馬勇次郎ってもんだろがァッッ」
なんだかんだでパパ大好きなバキ君
自分が優勢だと見るや、全力でパパに激励にきます
母の仇であり、息子として格闘家として男として世界一尊敬する相手であり、
その他様々な複雑な思いが、「自分相手に遅れをとる勇次郎」を認めさせたくなかったのでしょう
本人には見えないのに顔真似までして、全力でパパに頑張ってと訴えています
下手をすれば、虎王で取った腕に頬ずりをしてるんじゃないかってぐらいのパパ大好きっぷりです
ちなみに私は今日、父親に晩飯のローストビーフをパクられまして
半年ぐらいは根に持ってやろうと思ってるんですが
きっとバキ君なら最終的には自分からローストビーフを差し出しちゃうんでしょうね
ちなみにこのネタは別にボケようと思ってネタにしてるわけじゃなくて、
絶対に最低半年まではこの怨みを忘れないための戒めとして書いているんで
このネタで読者がクスリとも笑わなくても、
私がこれで半年後まで根に持てればそれでいいんです
一番恐れるのは、この怒りがやがて風化してしまわないかという事だ・・・
(クラピカに謝れ)
ともかくバキ君のパパ大好きだから頑張ってコールが終わり、
観客も事情がよく分からないなりに「オオ〜・・・」って感心してくれてます
きっと観客もこれで「あ、こいつ重度のファザコンだ」って認識したんでしょう
ちなみにピクルはあくびをしてますが、多分これ言葉が分からないから飽きたんですね
そして勇次郎の強さを知る独歩は、
「頑張って逆転してよパパ!」コールを聞いて危惧します
「(バキよ・・・・・・
図に乗っちゃイケねェ・・・
パパはそう弱かねェぞ)」
バキ君は必死になってますが、勇次郎にとってこれは危機でもなんでもない
それを示すように、勇次郎は突然、空いている方の手の指でOKの合図をします
これは一体どういうつもりなんでしょうか?
「逆転してみろ」に対する「分かった」の合図なのでしょうか?
それとも、「この先は有料」と言う意味のポーズなのでしょうか?
まぁ、多分この辺は板垣先生もきっとノリで書いてるので多分答えはありません
担当もアオリ文で「これって、まさか・・・・・・ッッ!!?」とか書いてますけど、
おそらくこれも適当に書いてます
多分、打ち合わせでも担当編集さんは
「はい、勇次郎が指でOKサインを作って引きですね。では次の合併号の3倍祭りの締め切りですが・・・」
って感じでさらっと流してるんじゃないでしょうか
そう考えると、担当さんは板垣先生の言う事をさらっと流すから、
前回の休載もうっかり聞き流しちゃったんじゃないかと思うんですが
そこのところどうなんでしょうね?(推理せんでもいいところを強引に考察しようとする感想サイト管理人)
まぁ、あんまり休載はなんでだ休載はなんでだと蒸し返し続けると、
今度は私が読者に半年更新が無かったのはなんでだって聞かれてしまうので
人が休みたくなるのに理由はないって事でそっとしておきましょう
いいじゃん、半年更新無かった分、クリスマスイブに徹夜して感想書いてるんだから
(部屋の暖房も切っているため、とてもとても寒い状況で感想書いてます)
そして本編の続きでは、指でOKサインを作った勇次郎
おもむろに右手を持ち上げます
これ、肩甲骨とかどうなってるんでしょうか?
ちなみに不思議に思って、勇次郎と同じポーズしようとしたら、
肩が外れそうになったんですが
危うく、クリスマスイブの深夜に「漫画の真似したら肩外しました」って理由で救急車呼ぶところでした
「(完全に極まったこの体勢から
その右手で何が出来るというんだ!!?)」
そして完全に傍観者のノリで勇次郎の行動を見守るバキ君
極めたらそのまま頑張って折ってしまえばいいと思うんですが、
そこはまぁ、勇次郎の腕が企画外だったりバキ君がパパ大好き過ぎてうっかりしてたりするんでしょう
そして次の瞬間! なんと、勇次郎が右手を地面に振り下ろす!!
「埋まってんじゃんッッ」
「腕ぇッッ」
「アスファルトに埋まってんじゃんッッ」
「粘土じゃないんだから・・・・・・」
なんと勇次郎、不自然な体勢から腕力だけで右腕をアスファルトに埋めてしまいました
そしてそのまま右腕を振り抜き、なんと地面を貫通させてバキ君にパンチしました
ちなみに、「左腕が伸びた状態で右腕で頭の上を殴る」ってのが、
これまた肩の骨どうなってんのか分かんなかったのでもう一度試してみたんですが
思いっきりやってみたら自分の左頬殴るわまた肩が外れそうになるわで散々でした
とりあえず、腕の伸びとか柔軟さに関しては疑問に思わず「勇次郎だから」で済ませた方が身のためのようです
「(ゼリーや寒天の上で闘ったなら―――
寝技は寝技にならねェ・・・・・・)」
寒天の上で戦うとか、それはそれで美少女同士なら見てみたいなと思いましたが、
ともかく超・勇次郎らしい寝技攻略法を見せてくれました
と言うか、こういう読者が思わずはしゃぐような「凄い」力技を出すのが勇次郎の魅力ですよね
読者を惹きつける魅力という面で、圧倒的に主人公を上回ってるのが問題です
バキ君、いきなりリアルシャドーとかして読者がドン引きする方だもんな・・・
そんな魅力満載な行動をした勇次郎にバキ君はどう対抗するのか!!?
「親父ゴメン・・・
いかにも・・・・・・
いかにも俺らしい・・・・・・小細工だった・・・
でもさ・・・・・・この勝負・・・・・・
ションベンちびったって勝ちたいんだ」
そして本当に漏らすバキ君
いや・・・確かに「何がなんでも勝ちたい!」ってのは伝わって、
私なんかはバキ君らしくいい覚悟を感じる事ができたんですが……
やっぱりこれ、どちらかと言えば読者はドン引きする方のリアクションだよなぁ・・・
ションベンだけにリアクション・・・いや、なんでもないです
(大吉ルームの気温が氷点下に突入)
そして、バキ君が尿漏れしてる頃、3倍祭りの巻頭を務めた花山さん
柴千春と一緒に酒を飲みながら会話しています
お祭り好きそうな柴さんちの千春さんは、
範馬親子の喧嘩に興味津津で、ウズウズしている様子です
ただ、花山さんといる手前、「見に行きたい!」とミーハーに言える状態でもなさそうで
それとなくアピールするんですが、花山さんのコメントは冷淡です
「見てぇのか・・・他人さまン家の親子喧嘩が」
「いえ・・・み・・・・・・見たいです!!」
「俺も・・・・・」
コントみたいな事してますねこの人達
と言うか花山さんはわりと幼少の頃からの因縁なんだから
素直に見に行ってバキ君の事応援してあげればいいのに
そして観客が新しく二人増えそうなところで、我らがバキ君
「(どうだい みんな・・・
俺の親父 スゲェだろ
俺が・・・・・・範馬刃牙が
ションベンもらすほど強ええんだ)」
小便を漏らしながら父親を誇るバキ君
漏らすほど勝ちたくて、それでも誇らずにはいられない
色々と複雑すぎてそろそろ分裂症を疑うレベルになってきたんですが、
そんなバキ君を見て観客は
「うわァ・・・・・」
「失禁してら・・・」
「きったね・・・・・」
と、わりとドン引きの様子
おやおや、この観客達はちょっと訓練が足りませんね
タイトルにもあるように、バキ君が漏らしてるのは闘いの聖水です
これが地下闘技場の観客達だったら、
「浴びてェ!!」と、センチュリースープを目の前にしたトリコとマッチのように突っ込んでくるでしょうに
むしろ徳川のじっちゃんなら、この闘いの聖水を味わって、
「むぅ、まったりとしてコクがある……バキめ、ベストコンディションじゃな」
ぐらいテイスティングしてくれるでしょうに。まったく、物の価値の分からない観客達です
グラップラーファンだったら、この聖水は言わば
イカ娘の聖水と同じぐらいの価値があるはずなんですよ!!
まさに同じ重さの黄金と同じ価値のあるレベルの黄金水です
まぁ、あんまり尿尿言ってると、
「性の6時間」を尿の話で過ごしそうなので
私の精神衛生のために尿の話はこれで打ち止めにします
と言うか、このままだと「バキの6時間」になりそうなので撒いて感想を進めます
泣こうが漏らそうが、それでも勝利を目指すと宣言して蹴りを放つバキ君
ここで尿を振りまいて目潰しまで狙えばパーフェクトだったんでしょうが、
ただのキックでは勇次郎にかする事もできず、簡単にかわされていきます
そして、渾身の銅回し回転蹴りを放ちますが、これを勇次郎は同じく銅回しでカウンター
オールドのバキファンなら誰しもがハッとする、幼年編と同じやりとりです
しかし、5年前よりも遥かに速くなってるというこの蹴りを、今度は無傷で受けるバキ君
お互いに成長、特にバキ君が進化している事を示す、ニヤリとするやりとりです
そしてここで、独歩ちゃんによる後日談モノローグが入ります
「まっ 俺もあれだ・・・一人息子を持つ父親の身だ・・・・・
オーガのあの姿を見たときには ピンときた・・・・・・
ある種・・・・・・神懸りっていうのかな・・・・・・
息子刃牙も 気付いたハズさ・・・・・・
嗚呼・・・・・・成人式が開始まるんだ・・・・・・と」
10年以上前に高校生だったバキ君の成人式が、今始まる!!
とりあえず成人式だそうです
つまり、勇次郎もようやくバキ君を一人前の大人の男として認めるって事でしょうか
それは息子大好きのパパが、子離れをする時が来るって事なのか!!?
でも、なんかこの「成人式」って、リアルタイムで成人式が終わっても続きそうですよね
下手したら、今の学生が成人するまで続くかもしれません
とにかく、来年も色々感想には困らなそうな展開ですね
今年最後のバキライフで、イブの深夜2時過ぎまで感想書いてる事になるとは、
自分が成人式を迎えた時は欠片も思ってませんでしたが