範馬刃牙 
第244話「来訪」
 



バキ君が渋川さんに親離れしなさいと言われました


まぁ、この子はなんだかんだ言ってパパ大好きですからね

ちょっとぐらい離れた方がちょうどいい距離感をとれるかもしれません


それに梢江ちゃんとはSEXして以来一気に疎遠になりましたしね


それぐらいの距離感を保って欲しいものです

SEXしたらポイされた梢江ちゃんはもっと怒っていいと思いますが


ともかく、パパから離れろやと言われたバキ君と渋川先生の話の続きです



「かつて範馬勇次郎は
腕に覚えのある者すべての標的でした
それがいつの日からか・・・・・・誰も名乗りをあげなくなった
なぜだと思うね刃牙さん」
 



そう言えば、昔はよく勇次郎は戦いを挑まれてましたよね

独歩ちゃんもあの頃は勇次郎にリベンジを誓ってギラギラしていました

最近は仲良く飲み友達になったみたいですが


渋川先生も、昔は勇次郎を狙ってた節があります

じゃあ、なんで最近は勇次郎に挑む格闘家がいないのか

渋川先生はバキ君に尋ねます



「強くなりすぎた
あれじゃアンタ 目標にすらなり得ん
勇次郎から逃げる もはや恥ではない
兵器から身をかわす それが恥ではないように」
 


バキ君の回答を待たずして……いや、実際は4コマぐらい待ってたんですが

バキ君が会話しようとしないので一人で会話をすすめる渋川先生

相変わらずこの子には目上への礼儀ってもんが感じられません

親子喧嘩のきっかけとして、勇次郎がバキ君に礼儀を教えようとするってのもありでしょうか?


ともかく、勇次郎は強くなりすぎたのでもう挑む人もいないようです

そもそも、最近は勇次郎も道場破りみたいな真似をしなくなりましたよね

昔はよく町のボクシングジムにふらりと現れて中にいる人をボコりまくってたのに


まぁ、紙面に描かれないだけでまだやってるのかもしれませんが、

ザコをいくら喰っても満たされないぐらいに勇次郎が強くなっちゃったんでしょうか


勇次郎も、どこかで自分に見合う相手に餓えているのかもしれません


ところで、兵器から身をかわすのが恥ではないとか言ってるけど、

グラップラーの皆さんは近代兵器ぐらいなら平気で立ち向かいそうですよね


烈先生なんか、近代兵器が強いとか言われたら

「中国拳法の方が強い!」ってマジギレしながら返しそうです



「お逃げなさい 堂々と
そいれを嘲笑う者などどこにもおりません」
 



勇次郎は強過ぎるんで、YOUもう逃げちゃいなYO!

完全護身体質である渋川先生らしいご意見です


まぁ、あんまり堂々と逃げられてもこっちが反応に困るんですけどね



柳とシコルから梢江ちゃんを抱いて逃げた衝撃はまだ忘れてませんし


またアレを見せられたら笑うどころかチャンピオンを縦に引き裂いてしまいそうです


そして、渋川先生の進言にバキ君は答えます



「やっぱりそう・・・・・・
渋川さん あなたもやはり誤解してる
勝ち目がないから避けろという武的発想
果たし合いじゃない 決闘じゃない
ましてや腕比べ 試合なんかではあり得ない
父と子 それ以上でも以下でもない
勝てそうだからヤルものではない
敗けそうだから止すものでもない
一生ないかも知れない
明日にでも起こるかもしれない
否―――そもそも予定するものですらない」
 



バキ君曰く、勇次郎との戦いは、戦いというものではないと

あくまで父と子がぶつかり合う結果発生するものだという事です


まぁ、言ってる事は分からないでもないんですが



一生無かったらこの漫画どうすんだよ



と言うか、親子喧嘩は散々お前さんがやるやる言いだしてる事なんだよ


なんかもう、「明日、親父の事ぶっとばしてやんよ!」と言いながら

父親の前では小さくなっている駄目息子みたいなイメージが出てきました


地上最強の生物相手に「ただの親子喧嘩さ」と言ってるのはカッコいいんですが、

「父親を止める」とか言っといて、負けても良しとか言ってるのはどうなんでしょうか



「刃牙さん わたしなりわたしの誤解
よォ〜〜〜く理解しました」
 


ともかく、バキ君の言葉に自分の過ちを認める渋川先生

バキ君にもちょっと見てめて貰いたい部分がありそうな気もしますが、

バキ君は渋川先生に自分なりの見解を残して道場を後にします


結局、世間話しにきただけなんでしょうかこの子


彼女とデートもせずに、知り合いのところをブラブラしている毎日

もし梢江ちゃんとバキ君が結婚したら、彼女は相当苦労しそうですね

旦那と舅がベタベタして自分の入る隙も無さそうですし



「渋川さん 俺思うんだけど
親子喧嘩って権利じゃないかって」
 


そして繁華街を歩いて帰るバキ君

途中、パンチングマシーンをやっている不良達にぶつかります

そして、そのまま渋川さんへの言葉がモノローグとしてかぶせられます



「ねェ渋川さん
権利なんだよこれは
この世に存在する全ての息子は―――
父親と対立する権利を持つんだ
そして 父親は――それを受ける義務がある
当然のこと―――受けなければならないッッ
あの人の場合・・・・・・そういう心配はないんだけどね
それが父と子 あるべき姿じゃないかって・・・・・・」
 



じゃあ申し込みなさいよ


自分のは権利で相手のは義務とか言い出してるってだけ受け取ると、

なんだか人として最低の事言ってるような気もしますね(黙れ)


でもまぁ、息子が父親と対立する権利を持つってのは至言ですよね

先に生まれた者だからこそ、後から来る者に越えられねばならない責務がある


私も、これには深く共感しましたよ







最近、父親が新宿二丁目に通ってるって聞いた時は、

対立せずに逃げる権利もあるんじゃないかと思いましたが
 



私もかつてハードゲイハードゲイと自サイトで言われてきましたが、

私に比べたら父親は夜の範馬勇次郎だったわけですよ


誰ですかそこで、「いっそ父親にパンツレスリングを挑めよ」とか

「大吉が攻めなら父親はウケる義務がある」とか要らん事を想ってる人は!!


ちなみにこういうのは私にとっては笑い話の範疇なんですが、

たまにこういう話すると真剣に私に同情して下さる方がいらっしゃるので、


ジョークは相手を選んでしないと駄目だなぁとしみじみ思います

(それ以前に、家族を笑い物にしてウケをとろうとするスタイルを治せ)


ちなみに、バキ君は不良にぶうかってあんまり詫びた様子もないのでぶん殴られてました

ぶん殴られてもむしろ不良の方が手を傷めてたようですが、

いっそバキ君も『どげせん』みたいに炎の土下座をすれば良かったのに


そして、パンチングマシーンに興味をもったのか、マシーンに素早くパンチを繰り出すバキ君

その余りの速さに、パンチングマシーンは根元からもげてしまいました


……バキ君はそのまま立ち去りましたが、これ、誰が弁償するんでしょうか?

他人に迷惑かけながら生きてるところばかり、どんどん父親に似てきますねこの子


そしてバキハウスで料理をするバキ君

そこへ向かう勇次郎の姿がはっきりと描かれます



「(予感・・・・・・・というより 確信
今宵―――親父と水いらず!!!)」
 



水いらずなのはいいですから、



たまにはジャック兄さんもいれてあげて下さい


ジャック兄さん、ひょっとしてこの家に入った事すらないんじゃないかなぁ・・・(遠い目)