範馬刃牙
第24話『掟』

今週は巻頭カラーは『涅槃姫みどろ』
二本立ての一本目をオールカラーでやっておりました

うんうん、やっぱり巻頭カラーってのは雑誌の顔ですからね
いつものようにとりあえず被害者が惨殺されて終わるような話は載せられないんですよ


そう思いつつ、さっさとグラビアページを飛ばします
まぁ、これもこれで青少年に夢を見せる雑誌の顔なのですが

私は二次元のヒロインに萌え萌えするために雑誌を読んでるのであって、


こんな三次元のグラビアなんて『ゾクセイ』以下です


さらにページをめくると、カラー扉絵で範馬刃牙が始まります
ああ、やっぱりバキ君はチャンピオンの顔だからね。躍動感溢れる筋肉が素敵だね

そう思いながらさて本編はどうなっているのだろうとページをめくると、



パンツ一丁の主人公が老人に太いパンを頬張らされていました



・・・いや、流石ベテランの画風だけあって食事描写は上手いのですが、


同時にこんなに食欲が失せる食事シーンも少ないだろうなぁ、と



しかも全身汗だらけでとてもフェティッシュな姿です。なんの嫌がらせでしょうか


私は普段から、良い汗を描けるエロ漫画は良いエロ漫画だと思ってるのですが、
この状態のバキ君を見た後だと、しばらくぶっかけフィニッシュが見られそうにありません



まぁ、これが老人なだけマシだと思いましょう

もしこの格好でバキ君に食事をさせているのが梢江ちゃんだったとしたら



10人中8人が『ミザリー』を連想します



ちなみに、二人はマナマナを連想します


そしてパンとカップスープのみの食事を取らせてもらうバキ君
なんのためにわざわざナイフやフォークがついてるのかよく分かりません


普通、こう言う凶器になりそうなものはあまり囚人に渡さないようにするもんじゃないんでしょうか

それとも、カチボノさん(仮称)を容赦なく撃ち殺した看守達の事ですから、
わざと道具を与えて反乱させ、撃ち殺して楽しもうと言うつもりでしょうか。2のやり方をパクってそうです


ともかく妙な姿勢で指錠をかけられているバキ君に老人が話しかけます



「入所初日からエラいめに遭っとるな」


どちらかと言うとエロいめって感じですが

しかしバキ君は、特に現在の境遇に対して特に言う事は無いようです

まぁ、梢江ちゃんとのSEX体験を経て変態プレイには耐性ができているのでしょう



「あの男・・・・・・・・・」

「ミスター2・・・・・・・・・」

「何者なんスか・・・」

「大統領さ」




突如として明かされる2の意外な正体

私はてっきり、「ああ、刑務所内での大統領lって意味かな?」とか思ったのですが、違いました


でもまぁ、バキ世界では今までにも様々な超人・達人・変人が出てきましたからね

確かに凄い事ですが、まぁ2の正体が大統領だからってそうそう驚いてはいられませんよ




「―――――と言っても誰も知らぬ国
かつては南米の一離島にすぎなかった
人口2万人にも満たぬ小さな小さな国
本名ジュン・ゲバル 日系3世21歳―――」






えぇ!!? 年下だったのこの人!!?


なんたる事。私なんて未練がましく

「どうも、大吉マスター21歳と20ヶ月です」と、三十路近くの女性みたいな挨拶してると言うのに


大統領云々ってとこよりもこっちの方がよっぽどビックリです。21歳のヒゲじゃないよアレは



「もともと盗みはやる恐喝はやるの
手のつけられん不良じゃった」

「よくあるハナシだ」



自分から聞こうとしたくせに、2の過去をよくあるハナシで一蹴しようとするバキ君


きっと心の中では「俺なんて猿と戦ったりヤクザと戦ったりしてたよ。もっと悪かったよ」と、

飲み屋のサラリーマンみたいなしょっぱい自慢をしているのでしょう


しかし、2はバキが考えているようなヌルい不良ではありませんでした



「ゲバルのやっていた不良とは―――路上ではない
海・・・・・・・・・はやいハナシが海賊じゃな」



俺は海賊大統領になる男だ!!?(なんだそれは)



流石にこの過去にはバキ君もビックリ

小さなゲバル少年は、船で客船の進路を妨害し停止させ、
ロープを使用し一気に侵入、一気に制圧する海賊行為の常習者だったようです


まぁ、それも驚いたのですがこの時のゲバル少年の顔



だからこれ『少年』のツラじゃねぇよ


「世紀末リーダーたけし」じゃないんだから

まだ花山さんの方が年相応に見えるのは、やっぱりこのヒゲのせいでしょうか?


そしてさらに明かされる衝撃の事実!



「ここでハナシが終わるなら
稀代の不良少年ゲバル君でカタがつくのだが
17歳―――ゲバルに転機が訪れた」




えぇ!!? さっきの顔も17歳以前!!?


不老不死の呪いでもかかってんでしょうかゲバル君
島の独立を目指したとか言われても、顔のインパクトで霞んでしまいます
幼少期に祖父から武術の英才教育を受けていた時はまだ少年顔だったのに・・・


英才教育の最中に何があったのか非常に気になるところです


と言うか、この話してる老人も妙に話しに詳しくて正体が気になりますね
ひょっとして、実はゲバルさんの祖父だったとか言うオチでもつくんでしょうか?


まぁ、それはともかく島の独立を目指したゲバルさん
何か必勝の信念に裏打ちされたプロジェクトを思いつかれたとかで、
手下に武器の使用を禁止して、自分が受けた英才教育を伝授したとの事です



「ゲバルの訓練は熾烈を極めた
対 徒手――― 対 武器―――
対 銃器――― 対 爆薬―――
多数の犠牲者が続出するも
自ら離脱を申し出る者は皆無だったという
それほどゲバルの作戦は必勝を実感できるものだったからだ
メンバー全員の身体に疵痕が増えなくなった頃―――
武器持たぬゲバル軍団が完成」



なんか、えらく武装した相手を想定した訓練ですね
徒手はともかく、対爆薬を想定した訓練なんて陸奥でも中々しなさそうです


やっぱり、独立のために軍隊相手を想定してるんでしょうか?
そのための武器禁止と言うのにも、色々と深い考えが張り巡らされていそうです

単純に考えれば、素手の能力を強化する事でゲリラ戦に備えるとか、
または武器を使用しない事で世論を味方につけようとか、そんな効果が考えられます


まぁ、そんな真面目な考察をするのはとらさんに任せておくとして


とりあえず私がゲバルやその軍団の顔を見てて思ったのは、



やっぱりこの英才教育を受けると老けるのかなぁと言う事です


独立を扇動したゲバルさんの言葉は、
若すぎるゆえに人々から半信半疑の眼差しを向けられたそうですが、

ぶっちゃけ、20ぐらいサバ読んで年齢詐称すればみんなあっさり信じたと思います


少なくとも、どこぞの声優が永遠の17歳とか言ってるよりかはよっぽど信じます



「しかし この行動を誰よりも嫌ったのは――――――
誰あろうG・ボッシュその人」




ジョージ・ボッシュ大統領再登場!!

多分、これが今週一番の意外な出来事だと思います


クリントン大統領どころか天内ですら再登場できないと言うのに


と言うか、これはゲバラさんの過去話ですから、
少なくとも彼が17歳から21歳の間の話って事ですよね?

で、現在が21歳。そしてこの前の最大トーナメントでは、まだクリントン大統領が在任中


・・・・・・まぁ、多分これも触れちゃいけない大国の暗部でしょうから、CIAに消される前にスルーします



「なァ・・・なんとかならんのかねあの島
独立の声が上がってるそうじゃないか」



どこか他人事のような口調で言うボッシュ大統領

とても一国の最高責任者の発言とは思えない緩んだ態度です


と言うか、ボッシュさんがこんな事言ってる時に、多分世界中で



「なんとかならんのかねあの大統領」とか言われてそうです


ともかく、大統領がそんな呑気な対策を立てている時に、事件が起こったと言うところで次週に引き


たまに勇次郎が国に喧嘩を売ったりしますが、
どうやらゲバルさんはリアルに国に喧嘩を売ろうとしているようですね

権力と暴力の力比べは、たまにバキでも扱われるテーマですが、
それをわりとリアルにやろうとするのは珍しいケースかも知れません

ボッシュとゲバルの戦いの行方がどうなるのか、非常に楽しみですね



バキ君とオリバさんの戦いの行方が分かるには、あと一年ぐらいかかりそうですが