範馬刃牙
第23話『2』
今週は扉絵の煽りで、
『危機を知るのは己の感覚のみ!
獄中戦争(プリズン・ウォー)、刃牙は生き抜けるのか!!』
と書いてありました。この時、文字の一部がカブっていたため、
プリズン・ウォーがプリズン・フォーにに見えました
あぁ、そう言われると黒い服を着てる勇次郎が、HGのように・・・(見えたら病気です)
戯言はともかく、今週は先週から引き続き女っ気0の獄中編です
まぁ、梢江ちゃんならこっそりコマの隅っこに出てきても違和感無いと思いますが
前回、髪の毛で三半規管をズタズタにされてぶっ倒れたカチボノさん(仮名)
読者にとっては完全な予定調和ですが、本人にとってはこの敗北は納得がいってないご様子
「(相撲で・・・・・・ッッ
(技・・・・・・・・・・・・)(どんな・・・??)張り手・・・
(耳の中に何かが入って・・・・・・・・・??)相撲で俺が負けた・・・・・・!!?
認めるかよッッ)」
「耳の中に何か入れられた」と、答えには近づきかかりましたが、
そんな事よりも本人は相撲で負けたと言う事の方が重かったご様子
すっかり2のペテンの術中にハマってしまっているようで正常な思考ができていません
まぁ、元々正常な思考ができるようなタイプではなさそうでしたが
ともかく、最後のあがきとばかりに2に襲い掛かろうと勢いよく立ち上がるカチボノ
しかし、傷つけられた三半規管では二足歩行のバランスを保つ事ができず、顔面から倒れこんでしまいます
そして決着はついていると言わんばかりに無言で立ち去る2
この時、看守の一人の胸ポケットを漁ってタバコを掠めてから立ち去ります
この時、看守が微妙に緊張していたので、
なんか2が看守にセクハラをしているように見えました
もしかしたら胸ポケットを探るついでに乳首をイジっていったのかもしれません(黙れ)
なんか、ここから設定を膨らませると、
2は看守から無視されているという状況をいい事に、
好みの看守を相手に透明人間プレイをやってそうに思えますね(思うな)
2の透明セクハラに必死に耐える看守萌え(脳が病んでる)
そして一人残されるカチボノさん
多分今までに感じた事も無いであろう耳の痛みに顔をしかめていると、
突然後頭部に硬くて黒いモノ銃口を押し付けられます!
「HEY こんな所でたった1人 なにをしている」
「え・・・・・・」
いきなり白々しい高圧的な態度に出られ、
信じられないと言った様子で看守を見るカチボノさん
強い者には弱く、弱い者には強い。ある意味正しい看守の姿です
「見えるよな
あの看板・・・・・・・・・」
カチボノさんの視線の先には、『NO WARNING(警告ナシ)』と書かれた看板が
そう、ここでは規律違反者を射殺するのに警告なんていらないのです!
どこの対バイオロン法だって話ですが
板垣先生、「アメリカの刑務所だから多分こうだろ」って思い込みで描いてたりしません?
「本来なら警告なしで即発砲だが
新入りのオマエには大目に見て―――――一言声をかけた」
そんなジョジョに出てきたギャングみたいな台詞と共に射殺されるカチボノさん
そう言えば、この漫画で「射殺」って死に方は今までに無い新しい死に方のような気がしますね
これにより、刑務所内のルールの恐ろしさが強調され、
そのルールを超越して己の掟を通せる2の強権がさらに強調されました
虎は死して皮を残し、人は死して名を残す。そしてカチボノさんは、死して濃い設定を残します
カチボノさん この男の見せたもの・・・・
それは 噛ませ犬をやる者にとっての光の道だ(そうか?)
と言うか2、ひょっとしてこの後処理を見越してここに場所を移したんですかね?
そう考えると、前回からの許可がおりただのヤジ馬だの言ってましたが、
それも2の計略で、看守達の建前としては「一人で勝手に食堂を抜け出したカチボノを追ってきた」
と言う事なのかも知れません。利用できるものは徹底的に利用するのが2の流儀なのでしょうか
そのうち、バキ君相手にも鉄砲玉としてアイアン・マイケルが飛んでくるかも知れません
そして他の囚人達が列を作って食器を片しているところに戻ってくる2
すると、さっそく規律を守らずにうろついているバキ君が目の前に立ちはだかります
「オ〜〜〜〜〜〜〜ミスターバキ
マズい飯だったろう」
にこやかにバキ君に問いかける2
確かに、烈先生の手料理に慣れたバキ君には、
この刑務所の料理はお口には合わないかも知れませんが、
まぁ梢江ちゃんですら飽きるまで食らったのですから好き嫌いは無いでしょう
と言うか2、不味い飯とか言ってますが、あんた自分だけオムレツ食べてたやん
「聞いたよ
てっきり実力ナンバー2だからミスター2だと思ってたらそうじゃねェ」
飯が不味い事に対しては無言の肯定でしょうか?
ともかく、出番が無かった間に爺さんから聞いたと思われる情報を口にするバキ君
すると、2は爽やかな笑顔を浮かべながら自ら自分の名を解説します
バキに長々と独白させて出番を増やさせないようにしてるのでしょうか。どうやら、戦いはすでに始まっているようです
「その通り・・・2とは二代目
”繋ぎ止められぬ男”・・・・・・・・・・・・の二代目」
なんと、2とはナンバー2ではなくミスターアンチェインの二代目と言う事でした
これは意外でしたね。てっきりみんなから二番君と呼ばれてイジメられてると思ってたのに、
実際にイジメられてたのは、勝手に無かった事にされそうになってる初代のオリバさんだったとは
きっと、オリバさんの机は気がつくと花が飾られてたりしてるのでしょう
「初代がまだいるぜ」
「ミスターオリバの時代は終わりを告げた
皆もそれを望んでる
彼のあのバカげた生活振り―――――
実のところ誰も認めちゃいない
武力だけで己だけの主張を通し続けている
オリバもボッシュもしょせんはアメリカ人てところか・・・・・・・・・」
そりゃまぁ、刑務所の皆さんにしてみれば、
大半がオリバさんにしょっぴいてこられた身でありますし、
それでオリバさんがそこの頂点としてふんぞり返って王様暮らししてれば面白くないでしょう
刑務所の塀に壁画描かせられたり無駄にこき使われてますし、
食生活に関しても飯が不味いのは多分、オリバに食費を吸われてるからです
多分、オリバが怪我をして大量のステーキを注文した時は、
他の囚人のご飯はいきなり肉なしポークビーンズにされたりするんでしょう
そりゃオリバさんを憎んでも憎み足りないってものでしょう
でも、2はそんな時でも普通にオムライスとか食べてそうですけど
とにかく、オリバさんにひたすら搾取されまくってるアリゾナ刑務所の皆さん
これで喜んでられるようなら、M奴隷か某地上の楽園の国民になる事をお勧めします
ともかく、2の主張としてはオリバさんがワガママ放題過ぎるので、
自分はみんなから無視される程度の自由で我慢してやるから認めろやって事でしょうか
そんな2に、バキ君が一言、余計な事核心をついた言葉をかけます
「アンタは違うのかい」
・・・まぁ、やってる事は両者もあまり変わりませんしね
迷惑度合いで言えばそりゃオリバさんに及ぶべくも無いですが、
一人で好きなもん食って好きな時にうろついて好きな時に話しかけて話しかけられた相手が迷惑して
それを認めさせている背景に武力があるんですから、
オリバさんがやっている事と、傍目に違いは無いように見えて当然です
だってねぇ! よく考えてくださいよ!!
もし2に武力が無くて一連の行動が許されていたとしたら、
カチボノさんは射殺されてないんですよ!!
力なき正義は無力なりとはよく言ったものです(正義か?)
それとも、2的には「僕のは武力じゃないもん。慕われてるからだもん」とでも言うつもりでしょうか
まぁ、オリバと違ってなんか色々と細かく裏工作してそうなタイプではありますが
アリゾナ所長の弱みを握ってたり、
囚人達の細かい弱みを一つ一つ握って言う事を聞けなくさせてるのでしょうか?(どこの狐者異だ)
でもまぁ、看守達もこき使われないとはいえ、
基本的にノータッチで接しているのに向こうからやたらとタッチされたり
殴られたマイケルはもちろん、それなりに2も刑務所の皆さんから恨まれてそうなんですが
もしオリバVS2やってどっちかが負けたら、
負けた方は報復行動の猛威にさらされたりしませんか?
「喋りすぎるなァ君は」
図星つかれてムカついたのか、人殺しの目になる2
その言葉と同時に、私語禁止と叫びながら警棒で殴りかかる看守
しかし、ここでただ殴られるだけならアイアン・マイケルと代わりありません
主人公であるバキ君は、「マイケルとは違うのだよマイケルとは!」と言わんばかりに
看守から警棒を奪うと、2がスプーンでやってみせたのと同じようにグニャグニャに曲げてしまいます
やたらと2を挑発する行動と言うか食って掛かるバキ君ですが、
もしかしたらマイケルが2にイジメられてるのを見て腹でも立てたんでしょうか?
最近妙なツンデレモードになってる天道総司君みたいに、
「マイケルをイジメていいのは俺だけだ!」と2をイジメる気でいるのかも知れません
しかしまぁ、新参のバキ君がそんな真似をすれば、
基本的に弱い者に強い看守の皆さんが許すはずがありません
「DON’T MOVE!!」
一応、食堂では警告をしてくれるエリアのためか、
拳銃を向けて取り囲むだけで許してくれる看守の皆さん
あぁ、カチボノさんも2の申し出を無視してここで戦えば命は助かったのに・・・
まぁ、バキ君なら四人に銃を向けられたぐらいなら、
梢江ちゃんとSEXするよりも容易く包囲を脱出できるでしょうが、
今回は妙に素直に看守の言う事を聞き入れ、抵抗せずに捕まってしまいます
一体、何が目的だったのでしょうか?
そして独房へ入れられるバキ君
この厳しいアリゾナ刑務所ですから、懲罰房での扱いも推して知るべしです
独房でのバキ君の姿は・・・・・・
左手を上から、右手を下から回して
ヨガのようなポーズで親指に手錠をかけられ、
そして何故かパンツ一丁に剥かれて放置されています
どう見ても何かのプレイです。本当にありがとうございました
こ、この状況がバキ君の目的だったのか!!?(違う)
ついでですから看守の皆さん、
独房の中に大量の蚊を放ち、バキ君の全身にアルコールを吹き付けてあげて下さい
そうすれば、もっと喜ぶはずです(喜ばせてどうするよ)
そしてバキ君が独房生活をエンジョイしていると、
食事の時間になり「飯だッッ」という叫びと共に扉が開きます
そして、飯を運んできたのは何故か同室の爺さん
ほんと、やたらと出張ってきますねこの爺さん
煽り文ではなんか『独房の掟を知る長老』とか言われてますが、
いつの間にそんな大層なもんになってたんでしょうかこの爺さんは
ともかく、来週はこの爺さんの口から2の秘密が明かされるようです
2にはまだ秘密があるのでしょうか。2が二代目の2だって事でも充分意外で驚いたんですけど
アレは男塾でJが「我が名はJ! キングバトラーJr!!」って言い出したぐらい意外でしたからね
まぁ、男塾の場合はなんの伏線もなくやって以降も登場しない一発ネタ設定なんで意外で当然なのですが
とりあえず、来週明かされる秘密と言うのが気になりますね
これで「実は2とは二番目でも二代目と言う意味でも無い。
二匹目の巨大カマキリと言う意味だったんじゃ!!」
とかだったら、警告ナシで秋田書店に銃持って特攻するのですが