範馬刃牙 
第219話「ちゃぶ台返し」
 



〜前回のあらすじ〜







                                            _ □□    _      ___、、、
                                          //_   [][]//   ,,-―''':::::::::::::::ヽヾヽ':::::/、   このコーヒーを
                                        //  \\  //  /::::::::::::::::::::::::::::::i l | l i:::::::ミ   淹れたのは誰だぁ!!
                                         ̄      ̄   ̄/ /:::::::::,,,-‐,/i/`''' ̄ ̄ ̄ `i::;|  
                                        ―`―--^--、__   /:::::::::=ソ   / ヽ、 /   ,,|/   
                                        /f ),fヽ,-、     ノ  | 三 i <ニ`-, ノ /、-ニニ' 」')         
                                          i'/ /^~i f-iノ   |三 彡 t ̄ 。` ソ ハ_゙'、 ̄。,フ | )        
                                        ,,,     l'ノ j    ノ::i⌒ヽ;;|   ̄ ̄ / _ヽ、 ̄  ゙i )
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わりと理不尽な理由で勇次郎がキレようとしています

「コーヒーが不味かったから」息子を撲殺しようとする

名探偵コナンでも見かけないような凄い動機ですね


しかし、このままでは第一次コーヒー戦争が始まってしまいます

かつて大航海時代では国をあげて胡椒やコーヒーを奪い合いましたが、

まさかこのまま国家級戦力の持ち主同士がコーヒーが不味いせいで激突するのか!!?



「この俺に不味いコーヒーを
飲ませるとはどういうことだ!!?」

「(きた・・・ッッ いきなり・・・ッッ
とってつけたような 些細なキッカケッッ)」
 



まぁ、実際とってつけてるんですけど


しかし理不尽とはいえ、これは勇次郎が売った喧嘩!

果たしてバキ君はこれをどう受けるのか!!?



「お父さんごめんなさい」 



――それは、見る者の心を打つ見事な土下座だったという――



勇次郎も思わず怒りを鎮めてしまう綺麗な土下座です

ここまで土下座姿が似合うチャンピオン主人公はそうはいません

できれば、このまま土下座させて頭を踏みつけてやりたい!!(私怨)


「わざわざお父さんが訪ねてくれたのに・・・・・・
不覚にも不味いコーヒーを淹れてしまいました
これからは気をつけます どうかご容赦ください」
 



接客業でも、ここまでされたら許さざるを得ないへりくだりっぷりです

バキ君は、モンスタークレイマー相手のリアルシャドーもかかしてないんでしょうか?


もしかしたら、勇次郎のなだめ方として、

この土下座をストライダムさんから習っていたのかもしれません


きっとストライダムも、勇次郎に不味い食事をさせてしまったら、

その場で土下座するぐらいは日常的にやってるんだろうな……(悲し過ぎるだろ)



「・・・・・・って親父ィ・・・
ダメだよウソは・・・
たとえ小さく些細でも・・・・・・
ホンモノのトラブルじゃなくちゃ」
 


一転、急に上から目線になって指摘するバキ君

なんか、バキ君にも拘りがあるようで、トラブルはホンモノじゃないといけないようです


意外と細かいところを気にする人ですね。つまりあれですか、バキ君的には、


乳首が出なければホンモノのTOLOVEるじゃないとでも言うつもりでしょうか?


小さく些細でも、乳首を描かなくちゃいけないんだ!!(黙れ)



「たった二口で飲み終えてる・・・
美味かったんだよ このコーヒーは」
 



相変わらず、口では勝ってますねバキ君

思わず勇次郎も偽りの怒りを収めてしまう程の鮮やかな指摘です

もしかしたら、嘘喰いの夜行さん並にコーヒーに自信持ってただけかもしれませんが、


とにかくホンモノの家庭内トラブルを要求するバキ君

私が父親だったら、息子がこんな偉そうにグダグダ言い出したら、

思わず一発頭をはたいてしまいそうですが、勇次郎は理解し難そうに心中を吐露します



「好むか好まざるか・・・・・・
家庭の和み さしたる興味もなく――
理解でもできぬ それだけのことだ」
 



勇次郎にとって、親子の情だの団欒だのは、

上等なコーヒーに蜂蜜をぶちまけるが如き蛮行なのでしょう

それはそれで意外と美味しいかもしれませんが、勇次郎には分からない世界です


まぁ、勇次郎自体は傍から見ると結構親バカで和んでるイメージもありますが



「親父・・・・・
コーヒー淹れてよ・・・
ねェ・・・・・・いいじゃんたまに・・・
飲みたいな・・・・・親父のコーヒー」
 



飲み込んで……僕のエクスカリバー……



いや、なんとなく(何がなんとなくだ)

微妙にエロスを感じる言い方でコーヒーをねだるバキ君


なんかどうしても勇次郎と家族団欒がしたいようです

そこまで拘るなら、ジャック兄さんも混ぜてやればいいのにと思うんですが、


どうもバキ君は親子の感情と言うものに一家言があるようです

きっと、「父親たるものちゃぶ台を返すべき」とか

「父親たるもの息子の情事を覗きに来るべき」とか、

そう言った細かい拘りも持っているんでしょう


そして、バキ君の要望に勇次郎の返答は……



「範馬勇次郎のコーヒー・・・飲めるぞ」 


ついに、淹れちゃうのか!!?


そしてTシャツみたいに、「勇次郎のコーヒー」とか売りだすのか!!?

多分、私なら発売されたら買う。買ってオフ会に持ち込んで、みんなで二口で飲む


しかし勇次郎は意地の悪そうな笑みを浮かべ、ちゃぶ台をつまんで持ち上げます



「飲む方法が一つだけある
それは――淹れさせる」
 



両手でつまむと、ちゃぶ台を引き裂いた!!

返さないけど、返すよりも凄い技です。と言うか、なんで破くの?


それ破いちゃうと、あんたの息子は床に皿置いて食事する事になるのですよ?



「嫌がる範馬勇次郎の――首根っこひっつかまえ
無理矢理淹れさせる 拒否するなら
ひっぱたき――張り倒し――服従するまで――
ブン殴り続け――淹れさせる
嫌も応もない 生木を裂くが如く無理矢理だ
そうすりゃ刃牙よ・・・飯だって炊かせられる」
 



つまり、勇次郎は強気受け希望と


公式カップリングは、バキ×勇次郎って事でしょうか

無理矢理いれさせるって言い方がなんかエロスですよね


……うん、この感想、後で読み返すと絶対に死にたくなるね



「(4つに引き裂かれたちゃぶ台と――父の言葉
反芻しながら思った
なんだ・・・・・いいんだそれで・・・・・・)」
 



こっちもこっちで、なんか納得しちゃいました


バキ君はそれでいいんでしょうか。無理矢理ボコって淹れさせるって、


どう考えてもホンモノじゃない気がするんですけど



トラブルはホンモノじゃないと駄目だけど、

団欒は『喧嘩商売』の佐川(兄)みたいなやり方でOKみたいです


と言うか、コーヒー淹れさせるたびに殴り合いする親子って、それはそれで嫌な気がします