範馬刃牙
第21話『自由の種類』
今週は、チャンピオンを買うのに若干手間取ってしまいました
と言うのもですね、私は棚に並んでる雑誌の中からチャンピオンを探してたんですが、
何故かマガジンやサンデーの隣に80年代のジャンプが置いてあったため、
チャンピオンの発見が遅れたのですよあっはっは
・・・えぇ、隅っこの方にダイモンズの絵が載ってなかったら見過ごしてたかもしれませんね
まぁ、期せずして板垣先生は森川先生の代わりに
車田正美の御大と勝負する事になったので頑張ってファイトして欲しいものです
とりあえず、カラーの時点ではハーデス様に惨敗してますよバキ君(酷い言い草)
板垣先生! ここで扉絵にドーンと勇次郎出さなくてどうするんですか!
星矢がチャンピオンにやってくるってのに、こんなヘタレ服役囚出してどうするんですか!!
いきなり扉絵でバキ君に出てこられても、保釈されたホリエモンぐらいツラ見たくないんですよ!!!
あ、でも最近のバキ君はいい感じにヘタレてて、
梢江ちゃんやカマキリ相手に調子こいてる頃の100倍は好感度高くて良いのですヨー
とりあえず、板垣先生には、宮田君との試合は流れたけど、
代わりにジミー・シスファーが来たと思ってファイトに取り組んで欲しいものです
まったく、このジミーときたらすぐに神の一撃出しますからね!
神の一撃(車田見開き)を!!
・・・張り合おうとして、またドリアンを敗北させたりはしないでいいんですからね板垣先生?
勇次郎パパの演説ならもう一度ぐらいならオーケーかもしれませんが
とりあえず、現段階では板垣先生がホームなわけで、
今週やってた星矢の解説ページで海皇ポセイドン編とか言われても、
星矢を知らない少年読者は、星矢達がトーナメントでもやったのかと思ってくれるでしょう
大体合ってますけど
え〜と、このまま続けてると
バキの感想なんだか星矢の感想なんだか分からなくなるので、
とっとと今週の感想に入ります。結論から言うと、主人公は今週ほとんど出番ありません
その影の薄い主人公がもそもそ飯を食っています
食事の時間は至福の瞬間とか煽りで書かれてますが、ちっとも幸せそうじゃありません
死んだ魚のような目と言うか、ムリヤリ食わされてるイスラム教徒みたいな目つきで豚肉食ってます
そんなバキ君の隣に、ルームメイトのお爺ちゃんがやってきます
「サムよワルいんだが・・・
席を譲ってもらえんかな」
「フフ・・・ジイさんの頼みとあっちゃあな・・・」
「アンタのことは覚えておくよ」
なんか小粋な会話してます爺さんとサム
マイケルなど、一言喋っただけでボコボコにされたと言うのに
食事時間は看守の目もゆるいのでしょうか
それとも、この爺さんも刑務所内でのランクは高いのでしょうか?
サムの態度からすると、なんかタダの囚人とはちょっと違うような臭いがします
そしてバキ君の隣に座った爺さんはバキ君に話しかけます
なお、バキ君は最近人恋しくなったのか、なんか爺さんを気にかけてる様子です
「2の方を見な
2の向かいに座る男 挑む気だ」
爺さんの振りに、「デカいッスね」と平凡なコメントを返すバキ君
単純にデカさで言えば、同室の巨人さんの方がデカかったと思いますが、
まぁ、いわゆるヤラレ役に適したデカさと言うやつです
「君の国の国技大相撲出身だ
総合格闘技に転向しわずか数試合で王座に上りつめている
そのバカ力を路上で発揮しちまった 罪状は傷害致死
日本でもアメリカでも喧嘩は負け無し
もっとも刑務所にいる連中はたいていそうだがね」
爺さんに略歴を紹介される挑戦者
・・・なんて言うか、ほんと噛ませ犬のテンプレートみたいな設定ですね
駄目な霧雨先生みたいな元力士
大人しくハッタリきかせてる丹波君でも相手にしてりゃいいのに、
なんか霧雨先生っぽく自由を求めようとして2に公開処刑されようとしているようです
・・・まぁ、流石に同情するので、縁起のいい名前でもつけてあげましょう
そうですねー、「メキシコに吹く熱風!」と言う意味のサンタナというのはどうだ?
とりあえずアメリカ人っぽい表情してて大相撲出身で総合格闘技の元王者と言うことなので、
カチボノと言うのはどうでしょう?
うわぁい、とっても縁起いい名前だね☆
ちなみに↑の文章の右端についてる「☆」は、死兆星をあらわしています
「ミスター2 そう呼ばれてるんだって?」
食事中の2に因縁をつけ始めるカチボノさん
しかし、2は反応しません。イジメられ過ぎて、反応が鈍くなっているのでしょうか(違う)
「アンタが2と呼ばれるなら
とりあえず俺は1stとでも名乗るか」
2からの反応が無いので一人で喋り続けるカチボノ
・・・と言うかこの人、オリバさんの存在を知らないのですか?
凄い勢いで噛ませ臭を出しているカチボノさん
夏場はとてもキツそうな臭いです。多分、バキ君の好きな臭いです
そして食事を続けようとしますが、スプーンが使いづらいらしく、肉を上手く食べられません
するとカチボノさん、なんとそのパワーに任せてスプーンを裂き、先割れスプーンにしてしまいました!
おおっ、これは凄いパワーですね
ところで、これは先も割れましたけど、
取っ手部分近くまで裂けたのでもうスプーンとしては使えなさそうです
これ、絶対こっちの方が使いづらいですよね?
カチボノさん、力はあるけどちょっとオツムは弱いようです
つくづく噛ませ犬としての要素が詰め込まれていますね
これでムエタイ使いのロシア人だったら、ある意味でパーフェクト超人です
ともかく、そんなカチボノさんのパフォーマンスも、
囚人達には花山組でする力自慢ぐらい退屈な見世物のようで、まるで無反応です
「周囲の反応は冷たいッスね」
「ナニがおきてるかをみんな知ってるからね」
若者敬語で老人と話をするバキ君
あっ、ちなみにこれが今週最後の主人公の台詞です
すると2、にこやかな笑顔でスプーンを持つと、
それをすばやく振ってクネクネとスプーンが曲がったように見せます
目の錯覚を利用した、万人に種が割れてるような手品で茶化され、キレ気味になるカチボノさん
しかし、次の瞬間、スプーンを持つ手が一際激しく動くと、
カチボノの目の前には本当にクネクネとひん曲がってしまったスプーンが
2の実力にかかっては、手品師が本当の魔法使いになってしまうようです
そしてパフォーマンスで負けたカチボノさん、今度はいきなり机をひっくり返します
それを避けようともせず、ポークビーンズを全身に被ってしまいドロドロになる2
平然と表情を変えませんが、慣れてるんですかね?
よく考えれば、ドロドロになるのはいじめられっ子の日常みたいなもんですし、
そう思って見ればなるほど、この格好の方が似合ってるような気もします(せんわ)
2はそのまま静かに座り続け、
拳銃を向けて怒鳴りつける看守を手で制します
「手品じゃなく・・・
力で乗り切るしかねェなミスター2」
見てる方が悲しくなるような虚勢を張るカチボノさん
そろそろ周りの冷ややかな反応にも気づいてもらいたいところですが、
ここまでマヌケな行動の連続だと、2の迫力に押されて虚勢を張っているだけのような気もします
「俺を倒し―――
そして何を手に入れる」
「不自由な内での――――――
せめてもの自由・・・・・・・・・・・・・・・」
つまりは、
「とりあえず自分も刑務所の中でワガママしたいからお前倒すぜー」
って事でしょうか?
体は大きく、器は小さく。どこまでも噛ませ街道まっしぐらです
と言うか、オリバさんや2の場合、
どこでも自由に振舞える連中がとりあえず刑務所にいるだけで、
ワガママを貫ける意志と強さが無い時点でもう色んな意味でカチボノさんは負けています
「ここに居る者にとって 唯一の楽しみである食事
君はそれを奪った 重罪だ」
そして銃を向けている看守から素早く拳銃を奪う2
「君から自由を奪う」
そう言って2はカチボノに拳銃を渡そうとします
銃を取られた看守は慌てますが、別の老看守に止められます
この看守は新米で2の怖さを知らないのでしょうか?
まぁ、オリバの怖さは新米でもすぐに教えられそうですが。本人直々に
「見るに忍びない・・・」
主人公の影がどんどん薄くなっていく中、
要所要所で目立つ爺さん。ほんと、何者なんでしょうかこの爺さん
そして、そんな見るに忍びないカチボノさん、拳銃を渡されようとして曰く、
「フン・・・考えたな
拳銃持たせりゃ負けても言い訳ができる」
いっそもう殺してやれ
なんでしょうかこのなんかかんちGUYは
ここまで噛ませ犬どころか負け犬街道一直線だと、いっそ清清しくさえあります
さて、当の2ですが、そんなカチボノさんが
グダグダと無駄口を叩いている間に装填作業を終えると、
アドバイスと共に拳銃を渡し、自分の眉間に突きつけさせ発砲を促します
カチボノさん、すっかり2に呑まれちゃったらしく言われるままです
そして、若干テンパったまま心の中で虚勢を張ります
「てめェ・・・
(俺が撃てねェとでも)」
そしてカチボノさんが引き金を引こうとしたその瞬間!!
「カワイそうになァ・・・・・・・・・」
カチボノさんのカワイそうなタマちゃんがお亡くなりになられました
1ページ全体を覆う稲妻のようなショックで金的のダメージを表現
車田先生だったら、ここは見開きで表現するところでしょうか?(しねぇよ)
板垣漫画世界である意味ネタキャラへの最大の礼儀、金的によって葬られるカチボノさん
「引き金を引く以外何一つ自由がない
2の思うツボじゃ・・・・・・」
どうやら2はカチボノさんみたく力80知力20のキャラではなく、
知力体力ともに超一流の、ペテン師タイプの戦士のようです。言うなれば、
最凶死刑囚の成功例でしょうか
ちなみに失敗例になると、シコルスキーになっちゃいますので要注意です
巧みに相手を誘導し、自分に有利な場を作って戦う戦士。なんかゲリラっぽくていいですね
まぁ、こう言う書き方をすると微妙にガイアと被る気もしないでもないですが、気にせずいきましょう(しろよ)
そしてカチボノさんの男としての自由を奪った2、さらにカチボノを見下して言います
「死ぬにはいい日だ」
確かにカチボノさんは男として死んだ日ですね
言い換えれば、カチボノ子さんが生まれた日でもありますが
つーかバキ君、助かりましたね
あそこで看守が止めなければ、バキ君もバキ子になっていた可能性もあります
文字通りタマァ拾いましたねバキ君
危うく新連載早々タイトルが変わっちゃうところでしたよ
カチボノ子さんと二人で、二人はバキキュアになるところでしたよ
この日生まれた怪物は二人 いや三・・・
(ツインテールになって登場するアイアン・マイケル子)
とりあえず、今週はカチボノさんが散々噛まされ、2の強さが際立ちました
正直、今んところバキ君の勝ち目が一切見えないんですが、これからどうなるんでしょうね?
とりあえず、カチボノさんはこの後、
1st発言がバレてオリバさんにボコボコにされるんでしょうけど
きっと、気絶した時に渡りかける川の向こうでサムワンが手を振ってます